21 / 50
第三章 白い悪魔と呼ばれる者達
第十六話
しおりを挟む
2
リヒトさんの邸宅に来てから早一ヶ月。
ここはウィルフリードさん達が住う邸宅と同じ位の広さと大きさを誇っていた。外観は比較的新しそうだったので「いつ建ったんですか?」と聞くと、リヒトさんは渋い顔をしながら「……六年前だ」と答えていた。
後からテオバルトさんがコソッとこの邸宅は奥様の希望に沿って建てたものだと教えてくれた。確かに内装や家具などが高級そうに見えたので、なんだかリヒトさんらしくないなぁ……とは思っていたけどそういう事情だったなんて。
あ、そうそう! 件の奥様は屋敷には居なかったの。どうしていないんだろうってたら、ここでずっと働いていた使用人達がリヒトさんの顔を見るなりシクシクと泣き初めたからびっくりしたわ。使用人達の意見をまとめた結果、奥様が「暫くこの屋敷には帰らないから♡」とある日いきなり宣言した後、大きな荷物を持って出て行ったらしいの。
それと同時に使用人達の給料が支払われていなかった事も判明したわ。それはリヒトさんが帳簿を確認してすぐに未払い分を支払いしてたけれど。その時のリヒトさんの顔は鬼のような形相をしてて、さすがの私も近寄らないでおこうって思ったくらい。
でも、諸悪の根源である奥様がいないお陰でリヒトさんはストレスを感じる事なく、自分の家に帰って来れてるみたい。目元の隈も無くなってきてるようだし、ぐっすり寝れるようにもなった––––そのはずなのに、今も私と一緒に寝てるの。
この前、リヒトさんに「別々の部屋で寝ないんですか?」って聞いたら「……まだ完治してないから」って言ってはぐらかされてしまったわ。なんだか大きな子供と一緒に寝てるみたいな心境ね。嫌じゃないから、今でもリヒトさんと一緒に寝てるんだけど、側から見たら変……かな?
あ! これは最近発見したんだけど、寝てる時のリヒトさんがすっごく可愛いの! いつもは顰めっ面なんだけど、寝てる時は童顔に変わるんだ~! これはリヒトさんに言ってないから、私だけの秘密なんだけどね!
––––と、ここまでが私の回想である。
今はリヒトさんに与えられた私の部屋でドロテーアにお茶会の作法を学んでいる最中だ。テーブルの上にはティーセットとケーキスタンドが置かれており、ケーキスタンドには下段にはキュウリのサンドウィッチ、中段にはスコーン、上段には小さくて可愛いケーキ達が乗せられている。
「落とさないように……落とさないように……」
私は真剣な表情でブツブツと呟きながらナイフとフォークを巧みに使い、サンドウィッチを取り皿に移す事に成功した。心の中でガッツポーズをした後、そのままナイフで一口サイズに切り分ける。だが、スライスしたキュウリ達が中からグチャリとはみ出してしまい、結局落胆する事となってしまった。
「うーん、難しいなぁ……」
「シャリファは上達するのが早いから大丈夫! 普通の人でも難しいから気長に練習しましょ!」
サンドウィッチの具材がはみ出ないように食べるのが一番綺麗な食べ方らしいが、私にはまだまだ難しい。私は唇をツンと尖らせて「リヒトさん、早く帰ってきて欲しいなぁ……」と呟く。
「シャリファったら、さっきからそればっかりね」
「うん……だって、リヒトさんの許可がないと外に出られないんだもん」
一口サイズに切ったサンドウィッチをフォークで刺して口に運んだ後、カトラリーを置いて私はティーカップに手を伸ばした。
この紅茶はリヒトさんがコーヒーが飲めない私の為にわざわざ茶葉を買ってきてくれたものだ。これにミルクとお砂糖を入れて飲むのが私の日課になっている。私はいつも通りミルクとお砂糖を入れ、ティースプーンでくるくるとかき混ぜながら憂鬱そうな顔でキャラメル色の紅茶を見つめた。
何故、私がここまで沈んだ気分になっているのかというと「外は物騒だから」という理由で一歩も外に出してくれないのである。なんと中庭でさえもだ。
窓から外を眺めても平和そうだし、リヒトさんは意外と過保護なのかな? と思ってきた所である。
「ドロテーア~、本当に外は物騒なの?」
「本当みたいよ? 最近、市街地の至るところで認可されていない武器が見つかってるらしいわ。だから、リヒト様も神経質になってるんでしょうね」
ドロテーアは難しそうな表情をしながらティーカップを持ち上げた。
ちなみに彼女が私に対して敬語を使わないのは、私から気軽に喋って欲しいとお願いしたからだ。最初は使用人と客人という立場だったので敬語で喋っていたものの、最近は慣れたのか二人きりの時は友達みたいに喋ってくれている。
今まで仕事中の姿しか見ていなかったが、プライベートの彼女はとてもお喋りで会話に飽きる事なく過ごせていた。
「うーん、そろそろベルタさんと会って喋りたいなぁ……」
「ベルタ様と? そういえば、二人はいつも何を喋っているの?」
「えっとね……」
私は口籠った。ふと、ベルタさんとの会話を思い返してみたのだが、リヒトさんの事ばかり喋っていた事に気が付いたのだ。
私からは今日は何をしたとか、昨日はこんな事があったとか近況を話したりするんだけど、ベルタさんは「キスはもうした?」とか「夜の生活で困った事があったらいつでも教えてあげる♡」とか言われたのを思い出したのである。
……夜の生活ってあれよね? ベルタさんとウィルフリードさんがしてた時みたいな感じの事をするの? でも、具体的にどんな事をしてるんだろう?
それが最近の悩みだった。夜の生活とは具体的に何をするのか? 私は全く検討がつかなかったのだ。
「……ねぇ、ドロテーア」
「うん、なぁに?」
「赤ちゃんってどう作るの?」
「ブフッ!」
ドロテーアが盛大に紅茶を吹き出した。どうやら紅茶の雫が気管に入ってしまったようで、口元を手で隠しながら咽せ返している。
「だ、大丈夫!? もしかして私、変な事聞いちゃった?」
「ゲホゲホッ! そ、そうね……もしかして、ベルタ様とはそういう話をしてるの?」
「うん。リヒトさんとキスはもうした? とか、夜の生活の事とか。でも、夜の生活って具体的に何をするんだろうって思って。リヒトさんとは一緒に寝てるだけだし……ドロテーアは夜の生活で何をどうするか知ってる?」
「んんぅ、それは……」
ドロテーアの頬が赤みを帯びていく。いつもハキハキと喋る彼女がこうもたじろぐとは。彼女の表情を察するにとても恥ずかしい内容らしい。
どうしよう。もっと踏み込んで聞いた方が良い? でも、困らせちゃってるっぽいしなぁ。でも、知っとかないとベルタさんとの話についていけなさそうだから……こうなったら聞いちゃえ!
私は意を決して「お願い、ドロテーア! 私に夜の生活を具体的に教えて欲しいの!」と頭を下げた。
「ぐ、具体的に?」
「そう! 具体的に!」
「そ、それは……その。えーっと、リヒト様に教えてって言えば教えてくれるんじゃないかな……アハ、アハハ……」
視線をあちこちに向けながら顔を真っ赤にさせて言うドロテーアを見て「リヒトさんに聞けば分かるの?」と首を傾げながら聞く。すると、彼女は「う、うん。あ! でも、私がそんな事を言ったとは恥ずかしいからリヒト様には言わないでね!」と念を押されたので、私は力強く頷き返した。
「じゃあ、一緒に食事を取る時に聞いてみる!」
「しょ!? しょ、食事の時はやめときなさい! 使用人達がいるもの! 二人きりの時に聞くのが一番だわ!」
ドロテーアが勢いよく立ち上がったせいで椅子がバターン! と後ろに倒れてしまった。
普段見られないドロテーアの反応に驚きつつ、私は「わ……分かった!」と返事をしたのだった。
リヒトさんの邸宅に来てから早一ヶ月。
ここはウィルフリードさん達が住う邸宅と同じ位の広さと大きさを誇っていた。外観は比較的新しそうだったので「いつ建ったんですか?」と聞くと、リヒトさんは渋い顔をしながら「……六年前だ」と答えていた。
後からテオバルトさんがコソッとこの邸宅は奥様の希望に沿って建てたものだと教えてくれた。確かに内装や家具などが高級そうに見えたので、なんだかリヒトさんらしくないなぁ……とは思っていたけどそういう事情だったなんて。
あ、そうそう! 件の奥様は屋敷には居なかったの。どうしていないんだろうってたら、ここでずっと働いていた使用人達がリヒトさんの顔を見るなりシクシクと泣き初めたからびっくりしたわ。使用人達の意見をまとめた結果、奥様が「暫くこの屋敷には帰らないから♡」とある日いきなり宣言した後、大きな荷物を持って出て行ったらしいの。
それと同時に使用人達の給料が支払われていなかった事も判明したわ。それはリヒトさんが帳簿を確認してすぐに未払い分を支払いしてたけれど。その時のリヒトさんの顔は鬼のような形相をしてて、さすがの私も近寄らないでおこうって思ったくらい。
でも、諸悪の根源である奥様がいないお陰でリヒトさんはストレスを感じる事なく、自分の家に帰って来れてるみたい。目元の隈も無くなってきてるようだし、ぐっすり寝れるようにもなった––––そのはずなのに、今も私と一緒に寝てるの。
この前、リヒトさんに「別々の部屋で寝ないんですか?」って聞いたら「……まだ完治してないから」って言ってはぐらかされてしまったわ。なんだか大きな子供と一緒に寝てるみたいな心境ね。嫌じゃないから、今でもリヒトさんと一緒に寝てるんだけど、側から見たら変……かな?
あ! これは最近発見したんだけど、寝てる時のリヒトさんがすっごく可愛いの! いつもは顰めっ面なんだけど、寝てる時は童顔に変わるんだ~! これはリヒトさんに言ってないから、私だけの秘密なんだけどね!
––––と、ここまでが私の回想である。
今はリヒトさんに与えられた私の部屋でドロテーアにお茶会の作法を学んでいる最中だ。テーブルの上にはティーセットとケーキスタンドが置かれており、ケーキスタンドには下段にはキュウリのサンドウィッチ、中段にはスコーン、上段には小さくて可愛いケーキ達が乗せられている。
「落とさないように……落とさないように……」
私は真剣な表情でブツブツと呟きながらナイフとフォークを巧みに使い、サンドウィッチを取り皿に移す事に成功した。心の中でガッツポーズをした後、そのままナイフで一口サイズに切り分ける。だが、スライスしたキュウリ達が中からグチャリとはみ出してしまい、結局落胆する事となってしまった。
「うーん、難しいなぁ……」
「シャリファは上達するのが早いから大丈夫! 普通の人でも難しいから気長に練習しましょ!」
サンドウィッチの具材がはみ出ないように食べるのが一番綺麗な食べ方らしいが、私にはまだまだ難しい。私は唇をツンと尖らせて「リヒトさん、早く帰ってきて欲しいなぁ……」と呟く。
「シャリファったら、さっきからそればっかりね」
「うん……だって、リヒトさんの許可がないと外に出られないんだもん」
一口サイズに切ったサンドウィッチをフォークで刺して口に運んだ後、カトラリーを置いて私はティーカップに手を伸ばした。
この紅茶はリヒトさんがコーヒーが飲めない私の為にわざわざ茶葉を買ってきてくれたものだ。これにミルクとお砂糖を入れて飲むのが私の日課になっている。私はいつも通りミルクとお砂糖を入れ、ティースプーンでくるくるとかき混ぜながら憂鬱そうな顔でキャラメル色の紅茶を見つめた。
何故、私がここまで沈んだ気分になっているのかというと「外は物騒だから」という理由で一歩も外に出してくれないのである。なんと中庭でさえもだ。
窓から外を眺めても平和そうだし、リヒトさんは意外と過保護なのかな? と思ってきた所である。
「ドロテーア~、本当に外は物騒なの?」
「本当みたいよ? 最近、市街地の至るところで認可されていない武器が見つかってるらしいわ。だから、リヒト様も神経質になってるんでしょうね」
ドロテーアは難しそうな表情をしながらティーカップを持ち上げた。
ちなみに彼女が私に対して敬語を使わないのは、私から気軽に喋って欲しいとお願いしたからだ。最初は使用人と客人という立場だったので敬語で喋っていたものの、最近は慣れたのか二人きりの時は友達みたいに喋ってくれている。
今まで仕事中の姿しか見ていなかったが、プライベートの彼女はとてもお喋りで会話に飽きる事なく過ごせていた。
「うーん、そろそろベルタさんと会って喋りたいなぁ……」
「ベルタ様と? そういえば、二人はいつも何を喋っているの?」
「えっとね……」
私は口籠った。ふと、ベルタさんとの会話を思い返してみたのだが、リヒトさんの事ばかり喋っていた事に気が付いたのだ。
私からは今日は何をしたとか、昨日はこんな事があったとか近況を話したりするんだけど、ベルタさんは「キスはもうした?」とか「夜の生活で困った事があったらいつでも教えてあげる♡」とか言われたのを思い出したのである。
……夜の生活ってあれよね? ベルタさんとウィルフリードさんがしてた時みたいな感じの事をするの? でも、具体的にどんな事をしてるんだろう?
それが最近の悩みだった。夜の生活とは具体的に何をするのか? 私は全く検討がつかなかったのだ。
「……ねぇ、ドロテーア」
「うん、なぁに?」
「赤ちゃんってどう作るの?」
「ブフッ!」
ドロテーアが盛大に紅茶を吹き出した。どうやら紅茶の雫が気管に入ってしまったようで、口元を手で隠しながら咽せ返している。
「だ、大丈夫!? もしかして私、変な事聞いちゃった?」
「ゲホゲホッ! そ、そうね……もしかして、ベルタ様とはそういう話をしてるの?」
「うん。リヒトさんとキスはもうした? とか、夜の生活の事とか。でも、夜の生活って具体的に何をするんだろうって思って。リヒトさんとは一緒に寝てるだけだし……ドロテーアは夜の生活で何をどうするか知ってる?」
「んんぅ、それは……」
ドロテーアの頬が赤みを帯びていく。いつもハキハキと喋る彼女がこうもたじろぐとは。彼女の表情を察するにとても恥ずかしい内容らしい。
どうしよう。もっと踏み込んで聞いた方が良い? でも、困らせちゃってるっぽいしなぁ。でも、知っとかないとベルタさんとの話についていけなさそうだから……こうなったら聞いちゃえ!
私は意を決して「お願い、ドロテーア! 私に夜の生活を具体的に教えて欲しいの!」と頭を下げた。
「ぐ、具体的に?」
「そう! 具体的に!」
「そ、それは……その。えーっと、リヒト様に教えてって言えば教えてくれるんじゃないかな……アハ、アハハ……」
視線をあちこちに向けながら顔を真っ赤にさせて言うドロテーアを見て「リヒトさんに聞けば分かるの?」と首を傾げながら聞く。すると、彼女は「う、うん。あ! でも、私がそんな事を言ったとは恥ずかしいからリヒト様には言わないでね!」と念を押されたので、私は力強く頷き返した。
「じゃあ、一緒に食事を取る時に聞いてみる!」
「しょ!? しょ、食事の時はやめときなさい! 使用人達がいるもの! 二人きりの時に聞くのが一番だわ!」
ドロテーアが勢いよく立ち上がったせいで椅子がバターン! と後ろに倒れてしまった。
普段見られないドロテーアの反応に驚きつつ、私は「わ……分かった!」と返事をしたのだった。
0
お気に入りに追加
70
あなたにおすすめの小説
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。
あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。
そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。
翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。
しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。
**********
●早瀬 果歩(はやせ かほ)
25歳、OL
元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。
●逢見 翔(おうみ しょう)
28歳、パイロット
世界を飛び回るエリートパイロット。
ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。
翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……?
●航(わたる)
1歳半
果歩と翔の息子。飛行機が好き。
※表記年齢は初登場です
**********
webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です!
完結しました!
溺愛ダーリンと逆シークレットベビー
葉月とに
恋愛
同棲している婚約者のモラハラに悩む優月は、ある日、通院している病院で大学時代の同級生の頼久と再会する。
立派な社会人となっていた彼に見惚れる優月だったが、彼は一児の父になっていた。しかも優月との子どもを一人で育てるシングルファザー。
優月はモラハラから抜け出すことができるのか、そして子どもっていったいどういうことなのか!?
【完結】お義父様と義弟の溺愛が凄すぎる件
百合蝶
恋愛
お母様の再婚でロバーニ・サクチュアリ伯爵の義娘になったアリサ(8歳)。
そこには2歳年下のアレク(6歳)がいた。
いつもツンツンしていて、愛想が悪いが(実話・・・アリサをーーー。)
それに引き替え、ロバーニ義父様はとても、いや異常にアリサに構いたがる!
いいんだけど触りすぎ。
お母様も呆れからの憎しみも・・・
溺愛義父様とツンツンアレクに愛されるアリサ。
デビュタントからアリサを気になる、アイザック殿下が現れーーーーー。
アリサはの気持ちは・・・。
性欲の強すぎるヤクザに捕まった話
古亜
恋愛
中堅企業の普通のOL、沢木梢(さわきこずえ)はある日突然現れたチンピラ3人に、兄貴と呼ばれる人物のもとへ拉致されてしまう。
どうやら商売女と間違えられたらしく、人違いだと主張するも、兄貴とか呼ばれた男は聞く耳を持たない。
「美味しいピザをすぐデリバリーできるのに、わざわざコンビニのピザ風の惣菜パンを食べる人います?」
「たまには惣菜パンも悪くねぇ」
……嘘でしょ。
2019/11/4 33話+2話で本編完結
2021/1/15 書籍出版されました
2021/1/22 続き頑張ります
半分くらいR18な話なので予告はしません。
強引な描写含むので苦手な方はブラウザバックしてください。だいたいタイトル通りな感じなので、少しでも思ってたのと違う、地雷と思ったら即回れ右でお願いします。
誤字脱字、文章わかりにくい等の指摘は有り難く受け取り修正しますが、思った通りじゃない生理的に無理といった内容については自衛に留め批判否定はご遠慮ください。泣きます。
当然の事ながら、この話はフィクションです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる