8 / 19
神様、多すぎない?
しおりを挟む朝起きて教会を楽しみに起きるとお父様は居なかった。なぜ!
「あぁ、おはようございます。旦那様は昼から帰ってこられるらしいですよ。どうしても午前は行かなくてはならないみたいですよ。」
たまたま通りかかったメイドの一人が教えてくれた。
そらそうか。突然教会へ行きたいと言ってもお父様にも仕事があるもんね。
私は朝食を食べた後、読書をして午前を過ごした。昼食を食べ終えるとお父様が帰ってきた。
「おかえりなさい、お父様。と.....」
何故か後ろに見覚えのある人が二人いた。
「な、なぜ陛下と王妃様が....」
「すまない。昼で帰る理由を話したらついてくると言って仕方なかったのだ。」
「仕方なかったとはなんだ。
ルーナ、久しぶりだな。最近は全然来てくれないではないか。」
「わたくしもいつか娘になる姪を見に来るのはふしぎなことではないと思うのよ。」
王様はともかく王妃様がとんでもないことを言い出した。
「義母上、ルーは王家へは行かないと....」
そうだよ。私は断ったはず。....だよね?
「あら?そうだったかしら?
でもアスは何にも言ってこないわよ?」
「伝わってないのですか.....」
「そうね。でも来てしまったし行きましょう。」
帰ってはくれないらしい....
「お父様、行きましょう。」
「そうだな。」
「「「「「ちょっと待ったー!!!」」」」」
「「「「!!!!」」」」
「私達も行きますよ!」
「えっ....」
「「僕達のお姫様のことなら逃せないしね」」
「暇でよかったよ」
「姉様に何かあったらいけないと思うので僕も行きますよ!」
「子供たちが行くなら私も行くわー」
(えー。めんどくさ!)
ラル兄様とガル兄様、リーゼ姉様、リードも来るらしい。しかもサフィーお母様まで。
うるさいからもう行きたい....
「お父様、もうそろそろ行きましょう。」
「あ、あぁ...そうだな。」
馬車に乗ってやっと教会に出発できた...
(長かった。というか、なんで教会に馬車三つで行かいと行けないんだろ...)
───三十分後───
「つきました」
教会についた。が、なんで神官長達が並んでるんだろう。スゴく申し訳ない。
「よくいらしてくださいました。国王陛下ならびに王妃様。ローゼ公爵家の皆さま。
本日はローゼ公爵家のご息女、ルーナ様のお祈りとステータスチェックと伺っております。ではルーナ様はこちらで陛下たちはあちらにいらしてくださいました。」
案内されるまま教会の中へ入っていった。
「では祈りはこちらでお願いします。」
「ありがとうございます。」
(私を使わした神達よその姿を見せてください。)
そう目をつぶって願った途端何かに包まれているような感覚になつた。
(何だか暖かい.....神様の力かな)
暖かさに気をとられていたら何か聞こえてきた。
『目を開けて。大丈夫だから。』
言われた通りに目を開けるとそこは白い世界だった。
上を見ると白くどこまでも続いていそうな空に、地面から今居る場所を囲むように丸い細かな細工のしてある柱がそびえ立っている。地面は細工のしてある石が綺麗に並んでいる。そして前を見ると......
『はぁ~い♪
ルーちゃんいらっしゃーい。』
七人の人?が並んでいた。
「えっと....神様、達?」
『そうよ~。
来てくれてありがとね~。』
────────────────────────
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
美醜逆転世界でお姫様は超絶美形な従者に目を付ける
朝比奈
恋愛
ある世界に『ティーラン』と言う、まだ、歴史の浅い小さな王国がありました。『ティーラン王国』には、王子様とお姫様がいました。
お姫様の名前はアリス・ラメ・ティーラン
絶世の美女を母に持つ、母親にの美しいお姫様でした。彼女は小国の姫でありながら多くの国の王子様や貴族様から求婚を受けていました。けれども、彼女は20歳になった今、婚約者もいない。浮いた話一つ無い、お姫様でした。
「ねぇ、ルイ。 私と駆け落ちしましょう?」
「えっ!? ええぇぇえええ!!!」
この話はそんなお姫様と従者である─ ルイ・ブリースの恋のお話。
魔性の悪役令嬢らしいですが、男性が苦手なのでご期待にそえません!
蒼乃ロゼ
恋愛
「リュミネーヴァ様は、いろんな殿方とご経験のある、魔性の女でいらっしゃいますから!」
「「……は?」」
どうやら原作では魔性の女だったらしい、リュミネーヴァ。
しかし彼女の中身は、前世でストーカーに命を絶たれ、乙女ゲーム『光が世界を満たすまで』通称ヒカミタの世界に転生してきた人物。
前世での最期の記憶から、男性が苦手。
初めは男性を目にするだけでも体が震えるありさま。
リュミネーヴァが具体的にどんな悪行をするのか分からず、ただ自分として、在るがままを生きてきた。
当然、物語が原作どおりにいくはずもなく。
おまけに実は、本編前にあたる時期からフラグを折っていて……?
攻略キャラを全力回避していたら、魔性違いで謎のキャラから溺愛モードが始まるお話。
ファンタジー要素も多めです。
※なろう様にも掲載中
※短編【転生先は『乙女ゲーでしょ』~】の元ネタです。どちらを先に読んでもお話は分かりますので、ご安心ください。
盲目のラスボス令嬢に転生しましたが幼馴染のヤンデレに溺愛されてるので幸せです
斎藤樹
恋愛
事故で盲目となってしまったローナだったが、その時の衝撃によって自分の前世を思い出した。
思い出してみてわかったのは、自分が転生してしまったここが乙女ゲームの世界だということ。
さらに転生した人物は、"ラスボス令嬢"と呼ばれた性悪な登場人物、ローナ・リーヴェ。
彼女に待ち受けるのは、嫉妬に狂った末に起こる"断罪劇"。
そんなの絶対に嫌!
というかそもそも私は、ローナが性悪になる原因の王太子との婚約破棄なんかどうだっていい!
私が好きなのは、幼馴染の彼なのだから。
ということで、どうやら既にローナの事を悪く思ってない幼馴染と甘酸っぱい青春を始めようと思ったのだけどーー
あ、あれ?なんでまだ王子様との婚約が破棄されてないの?
ゲームじゃ兄との関係って最悪じゃなかったっけ?
この年下男子が出てくるのだいぶ先じゃなかった?
なんかやけにこの人、私に構ってくるような……というか。
なんか……幼馴染、ヤンデる…………?
「カクヨム」様にて同名義で投稿しております。
ヒロインを虐めなくても死亡エンドしかない悪役令嬢に転生してしまった!
青星 みづ
恋愛
【第Ⅰ章完結】『イケメン達と乙女ゲームの様な甘くてせつない恋模様を描く。少しシリアスな悪役令嬢の物語』
なんで今、前世を思い出したかな?!ルクレツィアは顔を真っ青に染めた。目の前には前世の押しである超絶イケメンのクレイが憎悪の表情でこちらを睨んでいた。
それもそのはず、ルクレツィアは固い扇子を振りかざして目の前のクレイの頬を引っぱたこうとしていたのだから。でもそれはクレイの手によって阻まれていた。
そしてその瞬間に前世を思い出した。
この世界は前世で遊んでいた乙女ゲームの世界であり、自分が悪役令嬢だという事を。
や、やばい……。
何故なら既にゲームは開始されている。
そのゲームでは悪役令嬢である私はどのルートでも必ず死を迎えてしまう末路だった!
しかもそれはヒロインを虐めても虐めなくても全く関係ない死に方だし!
どうしよう、どうしよう……。
どうやったら生き延びる事ができる?!
何とか生き延びる為に頑張ります!
気づいたら異世界で、第二の人生始まりそうです
おいも
恋愛
私、橋本凛花は、昼は大学生。夜はキャバ嬢をし、母親の借金の返済をすべく、仕事一筋、恋愛もしないで、一生懸命働いていた。
帰り道、事故に遭い、目を覚ますと、まるで中世の屋敷のような場所にいて、漫画で見たような異世界へと飛ばされてしまったようだ。
加えて、突然現れた見知らぬイケメンは私の父親だという。
父親はある有名な公爵貴族であり、私はずっと前にいなくなった娘に瓜二つのようで、人違いだと言っても全く信じてもらえない、、、!
そこからは、なんだかんだ丸め込まれ公爵令嬢リリーとして過ごすこととなった。
不思議なことに、私は10歳の時に一度行方不明になったことがあり、加えて、公爵令嬢であったリリーも10歳の誕生日を迎えた朝、屋敷から忽然といなくなったという。
しかも異世界に来てから、度々何かの記憶が頭の中に流れる。それは、まるでリリーの記憶のようで、私とリリーにはどのようなの関係があるのか。
そして、信じられないことに父によると私には婚約者がいるそうで、大混乱。仕事として男性と喋ることはあっても、恋愛をしたことのない私に突然婚約者だなんて絶対無理!
でも、父は婚約者に合わせる気がなく、理由も、「あいつはリリーに会ったら絶対に暴走する。危険だから絶対に会わせない。」と言っていて、意味はわからないが、会わないならそれはそれでラッキー!
しかも、この世界は一妻多夫制であり、リリーはその容貌から多くの人に求婚されていたそう!というか、一妻多夫なんて、前の世界でも聞いたことないですが?!
そこから多くのハプニングに巻き込まれ、その都度魅力的なイケメン達に出会い、この世界で第二の人生を送ることとなる。
私の第二の人生、どうなるの????
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
★恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
連載希望のコメントをいただきましたので、
連載に向け準備中です。
*他サイトでも公開中
日間総合ランキング2位に入りました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる