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自慰
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あの無愛想魔王に男優が憑依すると随分お喋りになるんだな。
しかも、言葉全てがやらしい言葉で認めたくはなかったが興奮している。
上下に擦って、とろとろと亀頭が濡れて指に絡みつく。
脳内の男優は、下半身に顔を埋めて舐めていた。
昨日、魔王にも同じ事をされてキュンと腹の奥が疼いた。
もっと気持ちいい事を教えられた、俺を暴かれて無理矢理イかされて我慢出来なくなった。
擦っていた手を離して、奥に指が触れると歓迎するように吸い付いた。
熱い……今は魔王の変な精液成分を感じていないのに、こんなところ弄ったら男としてどうなのか。
でも、散々いじめられたそこは柔らかくなっていて指くらいだとすぐに受け入れてしまうだろう。
爪まで入れると、もう止まらなくなって指の根元まで二本押し込んでいた。
『聞こえるだろ?このやらしい音、そんなにいいのか?はしたない声が出てるぞ』
「あっ、あぅっ、はぁ、んっ、あぁっ」
溶けてしまいそうなほど熱い中を擦って、前も弄るとすぐに絶頂を迎えた。
まさか、尻の奥を擦って興奮するなんて…しかもアイツにイかされたみたいで嫌だ。
はぁはぁ、と息を整えながら…指を引き抜いた。
自分の中を知らなかったが、確かにこれは入れたら気持ちいいんだろうなと思った。
童貞の俺には味わった事がない感覚で、指だけで何となく想像出来た。
濡れた布で体を拭い、乱れた服を直して、毛布を頭から被った。
すっきりしたら、ぐっすり眠れるからやったんだ。
なのに、全く眠気が来なくて…天井を見上げた。
「……全然眠れない」
抜いたのに、まだ下半身が疼いている……指では届かない奥がキュンキュン求めている。
これはかなりヤバい状態かもしれない、エロゲー主人公の俺が男を求めてるとか…
もう絶対に後ろなんて弄らないぞ、と固く誓い…賢者タイムに入った。
お気に入りの大人のDVD妄想が使えなくなった、これからどうしよう…と悩みながら…
※裏の話
レインを窓からこっそり覗いていた影があった。
行為に夢中になっていたレインは気付かず、その人物は肩を震わせてしゃがんでいた。
「れ、レインが気になって来てみたら、あ…あんな声で女の子みたいに弄って」
ドキドキと顔を赤くさせながらカウはさっきの光景が頭から離れなかった。
ただ村一番の賞金首ハンターに弟子入りすれば自分も強くなって女の子にモテると思ったから付きまとっていた。
しかし、自分が帰った後にあんな事をして頬を赤らめて目元を潤ませていた。
まるで、指が入っている場所にもっと別のものを入れてほしいと目で訴えていた。
『カウ…』と自分の名前を切なげに呼ぶ幻聴まで聞こえてくる。
下を見ると、自分の下半身も膨らんでいて苦しげだ。
いつもはかっこよくて強いのに、色気を感じさせるその姿はどの女よりも興奮した。
前をくつろげて、自分のを取り出しながらチラッと見ると寝ているレインの姿があった。
行為に夢中で気付かなかっただけだが、カウは別の事を考えていた。
自分に行為を見せつけて誘っていたんだと酷い勘違いをしていた。
カウは童貞で、かなり拗らせた妄想癖があった。
レインは自分が好きだが素直になれず、あんなに一番弟子を拒絶したんだと…
本当は好きで好きでたまらない、という幻聴まで聞こえるほど救いがない頭をしていた。
今すぐ行って愛を確かめたかったが、レインの姿を目に焼き付けたくてジッと見ていた。
村に帰って来た時、なんかレインの雰囲気が変わったような気はしていた。
気だるげな色気、あの時は逃げたカウに対して怒ってるだけかと思ったが…もし一人になったレインがカウがいない事で存在の大きさに気付いたのなら…
カウが置いていったのを都合よく忘れて、無我夢中で自慰をしていた。
壁の向こう側にレインがいると思うだけでイった。
はぁはぁ、と息を整えながらレインを眺めていた。
皆が知らないレインを見れて満足して、帰っていった。
その日のレインは上手く説明出来ないほどの気持ち悪い視線を感じてうなされていた。
しかも、言葉全てがやらしい言葉で認めたくはなかったが興奮している。
上下に擦って、とろとろと亀頭が濡れて指に絡みつく。
脳内の男優は、下半身に顔を埋めて舐めていた。
昨日、魔王にも同じ事をされてキュンと腹の奥が疼いた。
もっと気持ちいい事を教えられた、俺を暴かれて無理矢理イかされて我慢出来なくなった。
擦っていた手を離して、奥に指が触れると歓迎するように吸い付いた。
熱い……今は魔王の変な精液成分を感じていないのに、こんなところ弄ったら男としてどうなのか。
でも、散々いじめられたそこは柔らかくなっていて指くらいだとすぐに受け入れてしまうだろう。
爪まで入れると、もう止まらなくなって指の根元まで二本押し込んでいた。
『聞こえるだろ?このやらしい音、そんなにいいのか?はしたない声が出てるぞ』
「あっ、あぅっ、はぁ、んっ、あぁっ」
溶けてしまいそうなほど熱い中を擦って、前も弄るとすぐに絶頂を迎えた。
まさか、尻の奥を擦って興奮するなんて…しかもアイツにイかされたみたいで嫌だ。
はぁはぁ、と息を整えながら…指を引き抜いた。
自分の中を知らなかったが、確かにこれは入れたら気持ちいいんだろうなと思った。
童貞の俺には味わった事がない感覚で、指だけで何となく想像出来た。
濡れた布で体を拭い、乱れた服を直して、毛布を頭から被った。
すっきりしたら、ぐっすり眠れるからやったんだ。
なのに、全く眠気が来なくて…天井を見上げた。
「……全然眠れない」
抜いたのに、まだ下半身が疼いている……指では届かない奥がキュンキュン求めている。
これはかなりヤバい状態かもしれない、エロゲー主人公の俺が男を求めてるとか…
もう絶対に後ろなんて弄らないぞ、と固く誓い…賢者タイムに入った。
お気に入りの大人のDVD妄想が使えなくなった、これからどうしよう…と悩みながら…
※裏の話
レインを窓からこっそり覗いていた影があった。
行為に夢中になっていたレインは気付かず、その人物は肩を震わせてしゃがんでいた。
「れ、レインが気になって来てみたら、あ…あんな声で女の子みたいに弄って」
ドキドキと顔を赤くさせながらカウはさっきの光景が頭から離れなかった。
ただ村一番の賞金首ハンターに弟子入りすれば自分も強くなって女の子にモテると思ったから付きまとっていた。
しかし、自分が帰った後にあんな事をして頬を赤らめて目元を潤ませていた。
まるで、指が入っている場所にもっと別のものを入れてほしいと目で訴えていた。
『カウ…』と自分の名前を切なげに呼ぶ幻聴まで聞こえてくる。
下を見ると、自分の下半身も膨らんでいて苦しげだ。
いつもはかっこよくて強いのに、色気を感じさせるその姿はどの女よりも興奮した。
前をくつろげて、自分のを取り出しながらチラッと見ると寝ているレインの姿があった。
行為に夢中で気付かなかっただけだが、カウは別の事を考えていた。
自分に行為を見せつけて誘っていたんだと酷い勘違いをしていた。
カウは童貞で、かなり拗らせた妄想癖があった。
レインは自分が好きだが素直になれず、あんなに一番弟子を拒絶したんだと…
本当は好きで好きでたまらない、という幻聴まで聞こえるほど救いがない頭をしていた。
今すぐ行って愛を確かめたかったが、レインの姿を目に焼き付けたくてジッと見ていた。
村に帰って来た時、なんかレインの雰囲気が変わったような気はしていた。
気だるげな色気、あの時は逃げたカウに対して怒ってるだけかと思ったが…もし一人になったレインがカウがいない事で存在の大きさに気付いたのなら…
カウが置いていったのを都合よく忘れて、無我夢中で自慰をしていた。
壁の向こう側にレインがいると思うだけでイった。
はぁはぁ、と息を整えながらレインを眺めていた。
皆が知らないレインを見れて満足して、帰っていった。
その日のレインは上手く説明出来ないほどの気持ち悪い視線を感じてうなされていた。
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