7 / 91
鰥寡孤独の始まり
06. 一世一代の大勝負
しおりを挟む
セイファー歴 755年 6月14日
セルジュが汗水垂らして畑を開墾している頃、ビビダデはコンコール村のある屋敷の応接間に通されていた。
その応接間は質素な造りで飾り気は皆無ではあったが、手入れは行き届いており埃の一つも発見することが出来ない程であった。
「お待たせして申し訳ない」
奥から出てきたのはビビダデのお目当ての人物であるキャスパー=コンコールだ。キャスパーはファート配下の人物でコンコール村の領主を務めている。立場的にはセルジュと同じ二つ名だ。
「いえ、こちらも着いたばかりですから」
「それで、本日はどのような商品を持ってきてくれたのかね?」
キャスパーは着座するなり商談に移った。しかし、今のビビダデにはそれが有り難かった。今の彼には雑談に興ずる余裕などない。
ビビダデはキャスパーに商品目録を渡す。セルジュは荷馬車の前で実物を手にして商談を行っていたが、室内で目録を眺めながら商談をする方が主流であった。
「ほう、塩が安いな」
「アインノット子爵領にあります岩塩が豊富に採掘できたとのことで、それを安く譲って貰った次第でして、はい」
「アインノット子爵産の岩塩は質が良いと聞く。三樽貰おうか」
こうして商談をつつがなく終わらせ、ビビダデは今日に限っては本題と言っても過言ではない雑談と言う名の情報交換を始めることにした。
「何か入り用な品物はありますでしょうか、はい」
「そうだな。戦の影響でムグィクが少し不作になりそうでな。少し用意しておいてもらえると助かる」
「承知いたしました。しかし……戦ですか。当分は続くのでしょうか」
「そうだな。もしかするとあるかもしれん。我が主も何か思うところがあるようだ」
おそらくアシュティア領のことだとビビダデは考えた。背中を冷たい一筋の汗が流れる。その汗を顔に出さないところはさすが商人と言ったところだろう。高鳴る心臓を抑えて平静を装いながらビビダデは大勝負に出た。
「そういえば、面白い話を聞いたんですがね」
「ほう? 聞こうか」
キャスパーが興味を示したところでビビダデは右手の親指と人差し指で丸を作った。つまるところ、情報にお金を出せと暗に伝えているのである。タダで、しかも広めて欲しいと頼まれた情報をお金で売るビビダデは商人の鑑である。
「お主は根っからの商人よな」
「自分でも天職だと思っております」
キャスパーから投げ渡された銀貨一枚を手が震えていることをバレないよう素早く受け取ってポケットにしまう。それから声が裏返らないよう慎重に話し始めた。
「ここへ来る途中にアシュティア領を通ってきたんですよ」
「アシュティアにか」
驚きの余り、キャスパーはイスを倒しながら起立した。キャスパーがここまで驚いた理由はビビダデにはわからなかったが、平静を装いながら少し息を吐いてから言葉を続けた。
「と言っても通過しただけにございます。知り合いが北の方に居りましてね、そこを訪ねた帰りです、はい」
「そうか……。あそこも領主を失って大変だろうな」
事情を聞いたキャスパーは居ずまいを正した。ビビダデは流石は商人と言ったように、説明にあらゆる肉付けを行ってキャスパーを納得させていた。
「ええ。残されたのは五歳の嫡男だけでした。その嫡男が傭兵を雇ったらしいのですよ」
「傭兵を」
キャスパーは傭兵と言う言葉に過敏に反応し、そうかと小さく呟いてからそのまま考え込んでしまった。と言っても考え込んだ時間は一分にも満たないだろう。
「他にも情報はあるか?」
「そのアシュティア領ですが、屈強な男が出入りしていました」
「件の傭兵だろう」
「いえ、あの人物はスポジーニ東辺境伯のところで見かけた記憶があります」
この点、ビビダデは嘘を吐いていない。実際に東辺境伯配下のダドリックが出入りしていたので誤解で済ませることも可能だろう。
「もしかすると、こちらへの逆侵攻を考えているのやも……」
「そうか。貴重な情報を感謝する」
「いえいえ。キャスパーさまのお力になれたことを嬉しく思います。では、次の商談がございますので私はこれで。今後ともよしなに」
ビビダデは悟られない範囲で出来る限りの速度を持ってコンコール村を後にした。そしてビビダデは二度と危険な橋を渡るような真似はしないと心に固く誓ったのであった。
セイファー歴 755年 6月21日
ゲルブム=ティ=トレイユ=ファートは悩んでいた。その悩みとはもちろんアシュティア領を攻めるべきかどうか、である。白髪が混じりはじめた髭を撫でながら家臣たちの意見に耳を傾けていた。
「攻めるべきだ! 今を逃すとこんなチャンス二度と訪れねぇぜ!」
論調激しく主戦論を唱えるのはゲルブム配下の中でも一番の猛将であるゲティスである。年は三十を超えたばかりの脂の乗った良い時期を迎えていた。
「いや、今ではない。こちらも前の戦で被害が出ておるのだぞ? まずは領内の体制を整えてからだ。そもそもアシュティア領を攻める口実がない」
そのゲディスと真っ向からぶつかっているのがバーグ=モルツであった。バーグは青白い顔をしておりお世辞にも健康そうには見えない。彼は前回の戦争で掛かった費用とこれからの戦争に掛かる費用を事前に算出してゲルブムに提出した。
「ふむ。先の戦での食料や装備の費用および亡くなった領民への見舞金が金貨百五十六枚か。それでこれからの戦にかかる費用は……七十二枚、と」
合計で金貨が二百二十八枚なくなる計算になる。ゲルブムがいかに千人を超える領民を抱えていようと短期間でこれだけの額を捻出することは容易なことではない。
「そうだ、それにアシュティア領は傭兵を雇ったと聞く。今すぐ攻めるのは得策ではない」
バーグの意見に同調したのはキャスパーであった。ビビダデから仕入れた情報を即座に我が物顔で振りかざしていた。
「その情報は確かなものか。意図的に流しているという可能性は無いか?」
キャスパーの意見に異を唱えたのはファート領にあるサーヤラ村の領主を務めているラドリクであった。ラドリクは背筋を伸ばして姿勢の良い姿から真面目な人物だと外見から伝わってくる。
「それはないだろう。相手は五歳、頼れるものと言えば学のない領民だけだ。そんな知恵は出てこないでしょう」
キャスパーの意見を補完したのはバーグだ。どうやらこの二人は心の底から今は戦うべきではないと考えているのだろう。戦ばかりの領主は民衆の反感を買いやすいということをよくわかっていたのだ。
「いや、スポジーニ東辺境伯配下の者が出入りしていると聞く。そやつらの差し金かもしれん」
「しかし、傭兵を雇う金がどこから……そうか。自分の父の見舞金からか。だとしてもそう長くは雇えまい。急がなくても他領に取られる場所ではないのだ。戦は来年に持ち越すぞ」
ゲルブムは途中まで話してから思い当たったように気がついた。アシュティア領と接しているベルドレッド派閥は自分達だけである。他に取られる心配はない。
また、ゲルブムも十五歳になる息子をはじめ子どもを三人持つ親の身。その情が働いてしまったのかは分からないが安全策をとってしまったのである。
こうしてセルジュは人生を五歳という短い時間で終わるという最悪を回避することが出来たのであった。
セルジュが汗水垂らして畑を開墾している頃、ビビダデはコンコール村のある屋敷の応接間に通されていた。
その応接間は質素な造りで飾り気は皆無ではあったが、手入れは行き届いており埃の一つも発見することが出来ない程であった。
「お待たせして申し訳ない」
奥から出てきたのはビビダデのお目当ての人物であるキャスパー=コンコールだ。キャスパーはファート配下の人物でコンコール村の領主を務めている。立場的にはセルジュと同じ二つ名だ。
「いえ、こちらも着いたばかりですから」
「それで、本日はどのような商品を持ってきてくれたのかね?」
キャスパーは着座するなり商談に移った。しかし、今のビビダデにはそれが有り難かった。今の彼には雑談に興ずる余裕などない。
ビビダデはキャスパーに商品目録を渡す。セルジュは荷馬車の前で実物を手にして商談を行っていたが、室内で目録を眺めながら商談をする方が主流であった。
「ほう、塩が安いな」
「アインノット子爵領にあります岩塩が豊富に採掘できたとのことで、それを安く譲って貰った次第でして、はい」
「アインノット子爵産の岩塩は質が良いと聞く。三樽貰おうか」
こうして商談をつつがなく終わらせ、ビビダデは今日に限っては本題と言っても過言ではない雑談と言う名の情報交換を始めることにした。
「何か入り用な品物はありますでしょうか、はい」
「そうだな。戦の影響でムグィクが少し不作になりそうでな。少し用意しておいてもらえると助かる」
「承知いたしました。しかし……戦ですか。当分は続くのでしょうか」
「そうだな。もしかするとあるかもしれん。我が主も何か思うところがあるようだ」
おそらくアシュティア領のことだとビビダデは考えた。背中を冷たい一筋の汗が流れる。その汗を顔に出さないところはさすが商人と言ったところだろう。高鳴る心臓を抑えて平静を装いながらビビダデは大勝負に出た。
「そういえば、面白い話を聞いたんですがね」
「ほう? 聞こうか」
キャスパーが興味を示したところでビビダデは右手の親指と人差し指で丸を作った。つまるところ、情報にお金を出せと暗に伝えているのである。タダで、しかも広めて欲しいと頼まれた情報をお金で売るビビダデは商人の鑑である。
「お主は根っからの商人よな」
「自分でも天職だと思っております」
キャスパーから投げ渡された銀貨一枚を手が震えていることをバレないよう素早く受け取ってポケットにしまう。それから声が裏返らないよう慎重に話し始めた。
「ここへ来る途中にアシュティア領を通ってきたんですよ」
「アシュティアにか」
驚きの余り、キャスパーはイスを倒しながら起立した。キャスパーがここまで驚いた理由はビビダデにはわからなかったが、平静を装いながら少し息を吐いてから言葉を続けた。
「と言っても通過しただけにございます。知り合いが北の方に居りましてね、そこを訪ねた帰りです、はい」
「そうか……。あそこも領主を失って大変だろうな」
事情を聞いたキャスパーは居ずまいを正した。ビビダデは流石は商人と言ったように、説明にあらゆる肉付けを行ってキャスパーを納得させていた。
「ええ。残されたのは五歳の嫡男だけでした。その嫡男が傭兵を雇ったらしいのですよ」
「傭兵を」
キャスパーは傭兵と言う言葉に過敏に反応し、そうかと小さく呟いてからそのまま考え込んでしまった。と言っても考え込んだ時間は一分にも満たないだろう。
「他にも情報はあるか?」
「そのアシュティア領ですが、屈強な男が出入りしていました」
「件の傭兵だろう」
「いえ、あの人物はスポジーニ東辺境伯のところで見かけた記憶があります」
この点、ビビダデは嘘を吐いていない。実際に東辺境伯配下のダドリックが出入りしていたので誤解で済ませることも可能だろう。
「もしかすると、こちらへの逆侵攻を考えているのやも……」
「そうか。貴重な情報を感謝する」
「いえいえ。キャスパーさまのお力になれたことを嬉しく思います。では、次の商談がございますので私はこれで。今後ともよしなに」
ビビダデは悟られない範囲で出来る限りの速度を持ってコンコール村を後にした。そしてビビダデは二度と危険な橋を渡るような真似はしないと心に固く誓ったのであった。
セイファー歴 755年 6月21日
ゲルブム=ティ=トレイユ=ファートは悩んでいた。その悩みとはもちろんアシュティア領を攻めるべきかどうか、である。白髪が混じりはじめた髭を撫でながら家臣たちの意見に耳を傾けていた。
「攻めるべきだ! 今を逃すとこんなチャンス二度と訪れねぇぜ!」
論調激しく主戦論を唱えるのはゲルブム配下の中でも一番の猛将であるゲティスである。年は三十を超えたばかりの脂の乗った良い時期を迎えていた。
「いや、今ではない。こちらも前の戦で被害が出ておるのだぞ? まずは領内の体制を整えてからだ。そもそもアシュティア領を攻める口実がない」
そのゲディスと真っ向からぶつかっているのがバーグ=モルツであった。バーグは青白い顔をしておりお世辞にも健康そうには見えない。彼は前回の戦争で掛かった費用とこれからの戦争に掛かる費用を事前に算出してゲルブムに提出した。
「ふむ。先の戦での食料や装備の費用および亡くなった領民への見舞金が金貨百五十六枚か。それでこれからの戦にかかる費用は……七十二枚、と」
合計で金貨が二百二十八枚なくなる計算になる。ゲルブムがいかに千人を超える領民を抱えていようと短期間でこれだけの額を捻出することは容易なことではない。
「そうだ、それにアシュティア領は傭兵を雇ったと聞く。今すぐ攻めるのは得策ではない」
バーグの意見に同調したのはキャスパーであった。ビビダデから仕入れた情報を即座に我が物顔で振りかざしていた。
「その情報は確かなものか。意図的に流しているという可能性は無いか?」
キャスパーの意見に異を唱えたのはファート領にあるサーヤラ村の領主を務めているラドリクであった。ラドリクは背筋を伸ばして姿勢の良い姿から真面目な人物だと外見から伝わってくる。
「それはないだろう。相手は五歳、頼れるものと言えば学のない領民だけだ。そんな知恵は出てこないでしょう」
キャスパーの意見を補完したのはバーグだ。どうやらこの二人は心の底から今は戦うべきではないと考えているのだろう。戦ばかりの領主は民衆の反感を買いやすいということをよくわかっていたのだ。
「いや、スポジーニ東辺境伯配下の者が出入りしていると聞く。そやつらの差し金かもしれん」
「しかし、傭兵を雇う金がどこから……そうか。自分の父の見舞金からか。だとしてもそう長くは雇えまい。急がなくても他領に取られる場所ではないのだ。戦は来年に持ち越すぞ」
ゲルブムは途中まで話してから思い当たったように気がついた。アシュティア領と接しているベルドレッド派閥は自分達だけである。他に取られる心配はない。
また、ゲルブムも十五歳になる息子をはじめ子どもを三人持つ親の身。その情が働いてしまったのかは分からないが安全策をとってしまったのである。
こうしてセルジュは人生を五歳という短い時間で終わるという最悪を回避することが出来たのであった。
0
お気に入りに追加
457
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
札束艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
生まれついての勝負師。
あるいは、根っからのギャンブラー。
札田場敏太(さつたば・びんた)はそんな自身の本能に引きずられるようにして魑魅魍魎が跋扈する、世界のマーケットにその身を投じる。
時は流れ、世界はその混沌の度を増していく。
そのような中、敏太は将来の日米関係に危惧を抱くようになる。
亡国を回避すべく、彼は金の力で帝国海軍の強化に乗り出す。
戦艦の高速化、ついでに出来の悪い四姉妹は四一センチ砲搭載戦艦に改装。
マル三計画で「翔鶴」型空母三番艦それに四番艦の追加建造。
マル四計画では戦時急造型空母を三隻新造。
高オクタン価ガソリン製造プラントもまるごと買い取り。
科学技術の低さもそれに工業力の貧弱さも、金さえあればどうにか出来る!
異世界日本軍と手を組んでアメリカ相手に奇跡の勝利❕
naosi
歴史・時代
大日本帝国海軍のほぼすべての戦力を出撃させ、挑んだレイテ沖海戦、それは日本最後の空母機動部隊を囮にアメリカ軍の輸送部隊を攻撃するというものだった。この海戦で主力艦艇のほぼすべてを失った。これにより、日本軍首脳部は本土決戦へと移っていく。日本艦隊を敗北させたアメリカ軍は本土攻撃の中継地点の為に硫黄島を攻略を開始した。しかし、アメリカ海兵隊が上陸を始めた時、支援と輸送船を護衛していたアメリカ第五艦隊が攻撃を受けった。それをしたのは、アメリカ軍が沈めたはずの艦艇ばかりの日本の連合艦隊だった。
この作品は個人的に日本がアメリカ軍に負けなかったらどうなっていたか、はたまた、別の世界から来た日本が敗北寸前の日本を救うと言う架空の戦記です。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
無職ニートの俺は気が付くと聯合艦隊司令長官になっていた
中七七三
ファンタジー
■■アルファポリス 第1回歴史・時代小説大賞 読者賞受賞■■
無職ニートで軍ヲタの俺が太平洋戦争時の聯合艦隊司令長官となっていた。
これは、別次元から来た女神のせいだった。
その次元では日本が勝利していたのだった。
女神は、神国日本が負けた歴史の世界が許せない。
なぜか、俺を真珠湾攻撃直前の時代に転移させ、聯合艦隊司令長官にした。
軍ヲタ知識で、歴史をどーにかできるのか?
日本勝たせるなんて、無理ゲーじゃねと思いつつ、このままでは自分が死ぬ。
ブーゲンビルで機上戦死か、戦争終わって、戦犯で死刑だ。
この運命を回避するため、必死の戦いが始まった。
参考文献は、各話の最後に掲載しています。完結後に纏めようかと思います。
使用している地図・画像は自作か、ライセンスで再利用可のものを検索し使用しています。
表紙イラストは、ヤングマガジンで賞をとった方が画いたものです。
旧陸軍の天才?に転生したので大東亜戦争に勝ちます
竹本田重朗
ファンタジー
転生石原閣下による大東亜戦争必勝論
東亜連邦を志した同志達よ、ごきげんようである。どうやら、私は旧陸軍の石原莞爾に転生してしまったらしい。これは神の思し召しなのかもしれない。どうであれ、現代日本のような没落を回避するために粉骨砕身で働こうじゃないか。東亜の同志と手を取り合って真なる独立を掴み取るまで…
※超注意書き※
1.政治的な主張をする目的は一切ありません
2.そのため政治的な要素は「濁す」又は「省略」することがあります
3.あくまでもフィクションのファンタジーの非現実です
4.そこら中に無茶苦茶が含まれています
5.現実的に存在する如何なる国家や地域、団体、人物と関係ありません
6.カクヨムとマルチ投稿
以上をご理解の上でお読みください
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
♡してLv.Up【MR無責任種付おじさん】の加護を授かった僕は実家を追放されて無双する!戻ってこいと言われてももう遅い!
黒須
ファンタジー
これは真面目な物語です。
この世界の人間は十二歳になると誰もが天より加護を授かる。加護には様々なクラスやレアリティがあり、どの加護が発現するかは〈加護の儀〉という儀式を受けてみなければわからない。
リンダナ侯爵家嫡男の主人公も十二歳になり〈加護の儀〉を受ける。
そこで授かったのは【MR無責任種付おじさん】という加護だった。
加護のせいで実家を追放された主人公は、デーモンの加護を持つ少女と二人で冒険者になり、金を貯めて風俗店に通う日々をおくる。
そんなある日、勇者が魔王討伐に失敗する。
追い込まれた魔王は全世界に向けて最悪の大呪魔法(だいじゅまほう)ED(イーディー)を放った。
そして人類は子孫を残せなくなる。
あの男以外は!
これは【MR無責任種付おじさん】という加護を授かった男が世界を救う物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる