69 / 70
69話 最終話(俺たちの戦いはこれからだ!)
しおりを挟む
こんにちは。エルフの大賢者と呼ばれているファンバード・ラッドウェルです。
セレス様のパリピになりたいと言う言葉をヒントに、私なりにパリピを調べ、今日という舞台のために慣れないパリピのための特訓と準備をしてきました。
それというのも闇の力を持つセレス様にお近づきになるためだったのですが……。
古代の文献を読み漁り、パリピを調べ上げ、間違いなくパーティーピープルを演出したつもりでした。
そして盛り上がる会場で、何とかパリピを演出できたと安心してセレス様の方を見てみれば……。
プルプルと震え若干青ざめながら泣きべそになっています。
……。
………。
……終わりました。
はい。どうやらしてはいけない失敗をしたようです。
生を受けて1200年。光神セシウス様に魔王討伐の使命を託され1000年。
これまで何度か魔王討伐のために勇者を選定し、魔王を倒してまいりました。
ですがその使命が全うするのはもう無理なようです。
よく人間の勇者様に、貴方は少しずれていると言われたことがありますが、今回その「ずれ」が最悪の形ででてしまったのでしょう。
セレス様の望むパリピを演出したつもりが、まったく反対の結果となってしまいました。
私はどうやらパリピの意味を勘違いしていたのかもしれません。
プルプルと震える少女を、聖王が保護してテレポートで消えたところで私は会場のみなの睡眠状態を解きます。これで会場の人達の記憶もあいまいになっているはずですが……。
いまのうち遺書を用意しておくべきかもしれません……。
私は一人会場でがくりとうなだれるのでした。
■□■
「なんだかあっという間だったね」
模擬戦が終わって数日、アリーシャと誰もいない教室で並んで手をつないで、教室を眺めています。
こんにちは。ホテルに戻るなりエルフの大賢者に「申し訳ございませんでした!」と、全力の土下座をされた、究極陰キャのセレスティア・ラル・シャンデール(10歳)です。
どうもいろいろ行き違いがあったらしく、私がマークの隠密だと思って、少しでも近づくと威圧を飛ばして追い払っていたのがエルフの大賢者だったらしいのです。
会ってすらもらえない → 手紙を書こうに魔族側か人間側かわからない → 木札にパリピになりたいって書いてあったか叶えたら会ってもらえるかも! → 模擬戦時実行
という事なのです。
願いをかなえてくれようとしたのはありがたいですが、迷惑な事この上ありません。
そうです、忘れてました。
このエルフの大賢者、普段は人間界から隔離されて魔王が復活するまではひたすら神の知識の館で本を読みふける生活を送っている、私以上のザ・ボッチです。ボッチ歴でいえば、私が下級ボッチならエルフの大賢者はキング・オブ・ボッチなのです。
ゲームでもなんでも知っている知識君としては活躍してましたが、一般会話にはあまり入ってこなかった気がします。
おしゃべりキャラに、「大賢者様はあまりしゃべらないな」と突っ込まれて、「人間の様子を観察しているだけで楽しいです」と笑顔で答えて若干引かれていたイベントがあった気がします。
今回のパリピ騒動も陰キャ特有の間違った方向での気遣いが一番最悪な形で出てしまったのでしょう。
私もよくある事なので怒る気にもなれず、こちらもマークの護衛と決めつけて追い払ってしまった事を詫びました。
結局エルフの賢者は父と話し合ったあと、とりあえず今は様子をみさせていただきますと去っていきました。
特に私に対して詮索はなかったのでよしとします。
会場の人たちも魅了状態だったらしく、私が勇者認定されたという記憶は消えているらしいので安心です。
アリーシャ達も魅了にかかっていたらしく記憶がありませんでした。
流石エルフの大賢者です。
ただ、エルフの大賢者の魅了がフレンドsにかかってしまったということは私の結界が不十分だったと認識もさせられましたが……。
エルフの大賢者に言わせると、魅了がなくても私を勇者だと思っているので、少しの誘導で魅了にかかってしまったのでしょうと言っていました。
悪意のない魅了は弾けないようなのであとで改良しておかねばなりません。
父を酸欠にしようとした魔族といい、こちらの予想を超えた事をしてくる事もあるので、結界だけに頼らず個人個人の能力を上げる必要があるでしょう。
決して私が馬鹿なのではなく、相手が上手なだけです。
そう!そうに違いありません!……たぶん。
いま学園は、理事長たちの不正を徹底調査するため臨時休校になっております。
理事長たちは学園をかなり私物化してたらしく厳しく罰せられると聞きました。
もちろん私に罪をきせようとしたマークもです。
学園は二ケ月ほど休校になり、教師陣などは一新することになっています。
私たちはというと……寂しいですが学園は辞めることになりました。
もともとクライム君とジャンは不正を暴くためにここにきたので、不正を暴いた時点で学園を去る予定でしたし、私もまだ四天王が二匹残っているため父や母たちが心配なので聖王国に帰りたいと思います。今回の父がピンチになったような失敗はもうおかしたくありません。
そのためみんな揃って仲良く聖王国の学園に移動することになりました。
もともとサラディウスがレベルの低く生まれた子達用の学園だとすれば、聖王国の学園は生まれつきレベルの高い子が行く学園です。
すでにレベルが200になっているリカルドもリーチェもお給料のいいところに就職したい!いい学校なら喜んでいく!とそちらに行くことを了承してくれました。
アリーシャも叔父さんと一緒に住めるので聖王国に来てくれます。
場所は移ってしまいますが、みんな一緒です。
「でも、これからも一緒」
私が微笑めばアリーシャも微笑んで「うんっ」と嬉しそうに笑ってくれました。
「あ、いたいたー!セレスちゃんにアリーシャ!!」
と、私とアリーシャが手をつないで教室を見ていたら、トコトコとリーチェが寄ってきました。
「リーチェ?」
「クライムとジャンが今日家に帰るらしいから、みんなで写真とっておこう!
クライムが写真とれる魔道具もってるんだって!」
「それは素晴らしい考えです!」
よくよく考えれば私はファミリーsとしか写真を撮ったことがない事に気づきます。
嬉恥ずかし始めてのフレンドsとの集合写真!
現像してもらったら額縁に飾って毎日拝みたいと思います。
ここはやはり、観賞用・持ち歩き用・自慢用・保存用・もっと保存用・限りなく保存用と最低でも6枚現像してもらう必要があるでしょう。
保存用には核爆発でも耐えられるほどの強固な保護魔法をかけておかないと。
三人で仲良く広場に行けば
「おーい!セレスはやく!」
「セレス様こちらです」
「お待ちしておりました」
と、待っていてくれた男子s。セディスや護衛s達もなにやら写真を撮る準備をしてくれています。
女子三人で仲良く手をつなぎながら私はその場に向かい私は思います。
多分私は普通ではなくて。
きっとこれからもみんなに迷惑をかけてしまう事があるかもしれません。
それでもここにいてくれるフレンドs達は--見捨てる事も、恐れる事もしないで一緒に歩んでくれる子たちだと思います。
皆それぞれ違いこそあれど、とてもいい子達です。
大事な家族も友達もいて、怒りながらも見守ってくれる人がいて――私は望んだすべてを今手に入れられています。
きっと私は世界で一番幸せです。
――どうか、君の未来に幸あらんことを――
どこからか聞きなれた声が聞こえた気がして私は振り返りました。
聞きなれている声なのにとてもとても懐かしく感じてしまう声。
「セレスちゃん?」
急に立ち止まってしまった私にアリーシャが不思議そうに声をかけてきます。
「いえ、何でもありません」
そういって、アリーシャの手をもう一度よく握り歩きだします。
何故ループしたのか。『私』は一体何なのか、それは今でもよくわかりません。
ですが、それが何だというのでしょう。
大事なのは今で、今ある事を全力で守っていければそれでいいではありませんか。
私は今とても幸せです。
だから心配しないでください。
私はもう二度と大事なものを失ったりしません。
私にはそれだけの力と――守ってくれ、支えてる人たちがいますから。
だから安心してくださいね。
この幸せを、皆を、大事な人々を守ってみせます。絶対に。
~終わり~
セレス様のパリピになりたいと言う言葉をヒントに、私なりにパリピを調べ、今日という舞台のために慣れないパリピのための特訓と準備をしてきました。
それというのも闇の力を持つセレス様にお近づきになるためだったのですが……。
古代の文献を読み漁り、パリピを調べ上げ、間違いなくパーティーピープルを演出したつもりでした。
そして盛り上がる会場で、何とかパリピを演出できたと安心してセレス様の方を見てみれば……。
プルプルと震え若干青ざめながら泣きべそになっています。
……。
………。
……終わりました。
はい。どうやらしてはいけない失敗をしたようです。
生を受けて1200年。光神セシウス様に魔王討伐の使命を託され1000年。
これまで何度か魔王討伐のために勇者を選定し、魔王を倒してまいりました。
ですがその使命が全うするのはもう無理なようです。
よく人間の勇者様に、貴方は少しずれていると言われたことがありますが、今回その「ずれ」が最悪の形ででてしまったのでしょう。
セレス様の望むパリピを演出したつもりが、まったく反対の結果となってしまいました。
私はどうやらパリピの意味を勘違いしていたのかもしれません。
プルプルと震える少女を、聖王が保護してテレポートで消えたところで私は会場のみなの睡眠状態を解きます。これで会場の人達の記憶もあいまいになっているはずですが……。
いまのうち遺書を用意しておくべきかもしれません……。
私は一人会場でがくりとうなだれるのでした。
■□■
「なんだかあっという間だったね」
模擬戦が終わって数日、アリーシャと誰もいない教室で並んで手をつないで、教室を眺めています。
こんにちは。ホテルに戻るなりエルフの大賢者に「申し訳ございませんでした!」と、全力の土下座をされた、究極陰キャのセレスティア・ラル・シャンデール(10歳)です。
どうもいろいろ行き違いがあったらしく、私がマークの隠密だと思って、少しでも近づくと威圧を飛ばして追い払っていたのがエルフの大賢者だったらしいのです。
会ってすらもらえない → 手紙を書こうに魔族側か人間側かわからない → 木札にパリピになりたいって書いてあったか叶えたら会ってもらえるかも! → 模擬戦時実行
という事なのです。
願いをかなえてくれようとしたのはありがたいですが、迷惑な事この上ありません。
そうです、忘れてました。
このエルフの大賢者、普段は人間界から隔離されて魔王が復活するまではひたすら神の知識の館で本を読みふける生活を送っている、私以上のザ・ボッチです。ボッチ歴でいえば、私が下級ボッチならエルフの大賢者はキング・オブ・ボッチなのです。
ゲームでもなんでも知っている知識君としては活躍してましたが、一般会話にはあまり入ってこなかった気がします。
おしゃべりキャラに、「大賢者様はあまりしゃべらないな」と突っ込まれて、「人間の様子を観察しているだけで楽しいです」と笑顔で答えて若干引かれていたイベントがあった気がします。
今回のパリピ騒動も陰キャ特有の間違った方向での気遣いが一番最悪な形で出てしまったのでしょう。
私もよくある事なので怒る気にもなれず、こちらもマークの護衛と決めつけて追い払ってしまった事を詫びました。
結局エルフの賢者は父と話し合ったあと、とりあえず今は様子をみさせていただきますと去っていきました。
特に私に対して詮索はなかったのでよしとします。
会場の人たちも魅了状態だったらしく、私が勇者認定されたという記憶は消えているらしいので安心です。
アリーシャ達も魅了にかかっていたらしく記憶がありませんでした。
流石エルフの大賢者です。
ただ、エルフの大賢者の魅了がフレンドsにかかってしまったということは私の結界が不十分だったと認識もさせられましたが……。
エルフの大賢者に言わせると、魅了がなくても私を勇者だと思っているので、少しの誘導で魅了にかかってしまったのでしょうと言っていました。
悪意のない魅了は弾けないようなのであとで改良しておかねばなりません。
父を酸欠にしようとした魔族といい、こちらの予想を超えた事をしてくる事もあるので、結界だけに頼らず個人個人の能力を上げる必要があるでしょう。
決して私が馬鹿なのではなく、相手が上手なだけです。
そう!そうに違いありません!……たぶん。
いま学園は、理事長たちの不正を徹底調査するため臨時休校になっております。
理事長たちは学園をかなり私物化してたらしく厳しく罰せられると聞きました。
もちろん私に罪をきせようとしたマークもです。
学園は二ケ月ほど休校になり、教師陣などは一新することになっています。
私たちはというと……寂しいですが学園は辞めることになりました。
もともとクライム君とジャンは不正を暴くためにここにきたので、不正を暴いた時点で学園を去る予定でしたし、私もまだ四天王が二匹残っているため父や母たちが心配なので聖王国に帰りたいと思います。今回の父がピンチになったような失敗はもうおかしたくありません。
そのためみんな揃って仲良く聖王国の学園に移動することになりました。
もともとサラディウスがレベルの低く生まれた子達用の学園だとすれば、聖王国の学園は生まれつきレベルの高い子が行く学園です。
すでにレベルが200になっているリカルドもリーチェもお給料のいいところに就職したい!いい学校なら喜んでいく!とそちらに行くことを了承してくれました。
アリーシャも叔父さんと一緒に住めるので聖王国に来てくれます。
場所は移ってしまいますが、みんな一緒です。
「でも、これからも一緒」
私が微笑めばアリーシャも微笑んで「うんっ」と嬉しそうに笑ってくれました。
「あ、いたいたー!セレスちゃんにアリーシャ!!」
と、私とアリーシャが手をつないで教室を見ていたら、トコトコとリーチェが寄ってきました。
「リーチェ?」
「クライムとジャンが今日家に帰るらしいから、みんなで写真とっておこう!
クライムが写真とれる魔道具もってるんだって!」
「それは素晴らしい考えです!」
よくよく考えれば私はファミリーsとしか写真を撮ったことがない事に気づきます。
嬉恥ずかし始めてのフレンドsとの集合写真!
現像してもらったら額縁に飾って毎日拝みたいと思います。
ここはやはり、観賞用・持ち歩き用・自慢用・保存用・もっと保存用・限りなく保存用と最低でも6枚現像してもらう必要があるでしょう。
保存用には核爆発でも耐えられるほどの強固な保護魔法をかけておかないと。
三人で仲良く広場に行けば
「おーい!セレスはやく!」
「セレス様こちらです」
「お待ちしておりました」
と、待っていてくれた男子s。セディスや護衛s達もなにやら写真を撮る準備をしてくれています。
女子三人で仲良く手をつなぎながら私はその場に向かい私は思います。
多分私は普通ではなくて。
きっとこれからもみんなに迷惑をかけてしまう事があるかもしれません。
それでもここにいてくれるフレンドs達は--見捨てる事も、恐れる事もしないで一緒に歩んでくれる子たちだと思います。
皆それぞれ違いこそあれど、とてもいい子達です。
大事な家族も友達もいて、怒りながらも見守ってくれる人がいて――私は望んだすべてを今手に入れられています。
きっと私は世界で一番幸せです。
――どうか、君の未来に幸あらんことを――
どこからか聞きなれた声が聞こえた気がして私は振り返りました。
聞きなれている声なのにとてもとても懐かしく感じてしまう声。
「セレスちゃん?」
急に立ち止まってしまった私にアリーシャが不思議そうに声をかけてきます。
「いえ、何でもありません」
そういって、アリーシャの手をもう一度よく握り歩きだします。
何故ループしたのか。『私』は一体何なのか、それは今でもよくわかりません。
ですが、それが何だというのでしょう。
大事なのは今で、今ある事を全力で守っていければそれでいいではありませんか。
私は今とても幸せです。
だから心配しないでください。
私はもう二度と大事なものを失ったりしません。
私にはそれだけの力と――守ってくれ、支えてる人たちがいますから。
だから安心してくださいね。
この幸せを、皆を、大事な人々を守ってみせます。絶対に。
~終わり~
10
お気に入りに追加
1,267
あなたにおすすめの小説
転生王女は異世界でも美味しい生活がしたい!~モブですがヒロインを排除します~
ちゃんこ
ファンタジー
乙女ゲームの世界に転生した⁉
攻略対象である3人の王子は私の兄さまたちだ。
私は……名前も出てこないモブ王女だけど、兄さまたちを誑かすヒロインが嫌いなので色々回避したいと思います。
美味しいものをモグモグしながら(重要)兄さまたちも、お国の平和も、きっちりお守り致します。守ってみせます、守りたい、守れたらいいな。え~と……ひとりじゃ何もできない! 助けてMyファミリー、私の知識を形にして~!
【1章】飯テロ/スイーツテロ・局地戦争・飢饉回避
【2章】王国発展・vs.ヒロイン
【予定】全面戦争回避、婚約破棄、陰謀?、養い子の子育て、恋愛、ざまぁ、などなど。
※〈私〉=〈わたし〉と読んで頂きたいと存じます。
※恋愛相手とはまだ出会っていません(年の差)
ブログ https://tenseioujo.blogspot.com/
Pinterest https://www.pinterest.jp/chankoroom/
※作中のイラストは画像生成AIで作成したものです。
外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~
海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。
地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。
俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。
だけど悔しくはない。
何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。
そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。
ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。
アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。
フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。
※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています
ユニークスキルの名前が禍々しいという理由で国外追放になった侯爵家の嫡男は世界を破壊して創り直します
かにくくり
ファンタジー
エバートン侯爵家の嫡男として生まれたルシフェルトは王国の守護神から【破壊の後の創造】という禍々しい名前のスキルを授かったという理由で王国から危険視され国外追放を言い渡されてしまう。
追放された先は王国と魔界との境にある魔獣の谷。
恐ろしい魔獣が闊歩するこの地に足を踏み入れて無事に帰った者はおらず、事実上の危険分子の排除であった。
それでもルシフェルトはスキル【破壊の後の創造】を駆使して生き延び、その過程で救った魔族の親子に誘われて小さな集落で暮らす事になる。
やがて彼の持つ力に気付いた魔王やエルフ、そして王国の思惑が複雑に絡み大戦乱へと発展していく。
鬱陶しいのでみんなぶっ壊して創り直してやります。
※小説家になろうにも投稿しています。
クラスで異世界召喚する前にスキルの検証に30年貰ってもいいですか?
ばふぉりん
ファンタジー
中学三年のある朝、突然教室が光だし、光が収まるとそこには女神様が!
「貴方達は異世界へと勇者召喚されましたが、そのままでは忍びないのでなんとか召喚に割り込みをかけあちらの世界にあった身体へ変換させると共にスキルを与えます。更に何か願いを叶えてあげましょう。これも召喚を止められなかった詫びとします」
「それでは女神様、どんなスキルかわからないまま行くのは不安なので検証期間を30年頂いてもよろしいですか?」
これはスキルを使いこなせないまま召喚された者と、使いこなし過ぎた者の異世界物語である。
<前作ラストで書いた(本当に描きたかったこと)をやってみようと思ったセルフスピンオフです!うまく行くかどうかはホント不安でしかありませんが、表現方法とか教えて頂けると幸いです>
注)本作品は横書きで書いており、顔文字も所々で顔を出してきますので、横読み?推奨です。
(読者様から縦書きだと顔文字が!という指摘を頂きましたので、注意書をと。ただ、表現たとして顔文字を出しているで、顔を出してた時には一通り読み終わった後で横書きで見て頂けると嬉しいです)
実家を追放された名家の三女は、薬師を目指します。~草を食べて生き残り、聖女になって実家を潰す~
juice
ファンタジー
過去に名家を誇った辺境貴族の生まれで貴族の三女として生まれたミラ。
しかし、才能に嫉妬した兄や姉に虐げられて、ついに家を追い出されてしまった。
彼女は森で草を食べて生き抜き、その時に食べた草がただの草ではなく、ポーションの原料だった。そうとは知らず高級な薬草を食べまくった結果、体にも異変が……。
知らないうちに高価な材料を集めていたことから、冒険者兼薬師見習いを始めるミラ。
新しい街で新しい生活を始めることになるのだが――。
新生活の中で、兄姉たちの嘘が次々と暴かれることに。
そして、聖女にまつわる、実家の兄姉が隠したとんでもない事実を知ることになる。
自分が作ったSSSランクパーティから追放されたおっさんは、自分の幸せを求めて彷徨い歩く。〜十数年酷使した体は最強になっていたようです〜
ねっとり
ファンタジー
世界一強いと言われているSSSランクの冒険者パーティ。
その一員であるケイド。
スーパーサブとしてずっと同行していたが、パーティメンバーからはただのパシリとして使われていた。
戦闘は役立たず。荷物持ちにしかならないお荷物だと。
それでも彼はこのパーティでやって来ていた。
彼がスカウトしたメンバーと一緒に冒険をしたかったからだ。
ある日仲間のミスをケイドのせいにされ、そのままパーティを追い出される。
途方にくれ、なんの目的も持たずにふらふらする日々。
だが、彼自身が気付いていない能力があった。
ずっと荷物持ちやパシリをして来たケイドは、筋力も敏捷も凄まじく成長していた。
その事実をとあるきっかけで知り、喜んだ。
自分は戦闘もできる。
もう荷物持ちだけではないのだと。
見捨てられたパーティがどうなろうと知ったこっちゃない。
むしろもう自分を卑下する必要もない。
我慢しなくていいのだ。
ケイドは自分の幸せを探すために旅へと出る。
※小説家になろう様でも連載中
外れスキル「トレース」が、修行をしたら壊れ性能になった~あれもこれもコピーで成り上がる~
うみ
ファンタジー
港で荷物の上げ下ろしをしてささやかに暮らしていたウィレムは、大商会のぼんくら息子に絡まれていた少女を救ったことで仕事を干され、街から出るしか道が無くなる。
魔の森で一人サバイバル生活をしながら、レベルとスキル熟練度を上げたウィレムだったが、外れスキル「トレース」がとんでもないスキルに変貌したのだった。
どんな動作でも記憶し、実行できるように進化したトレーススキルは、他のスキルの必殺技でさえ記憶し実行することができてしまうのだ。
三年の月日が経ち、修行を終えたウィレムのレベルは熟練冒険者を凌ぐほどになっていた。
街に戻り冒険者として名声を稼ぎながら、彼は仕事を首にされてから決意していたことを実行に移す。
それは、自分を追い出した奴らを見返し、街一番まで成り上がる――ということだった。
※なろうにも投稿してます。
※間違えた話を投稿してしまいました!
現在修正中です。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したけど何もしなかったらヒロインがイジメを自演し始めたのでお望み通りにしてあげました。魔法で(°∀°)
ラララキヲ
ファンタジー
乙女ゲームのラスボスになって死ぬ悪役令嬢に転生したけれど、中身が転生者な時点で既に乙女ゲームは破綻していると思うの。だからわたくしはわたくしのままに生きるわ。
……それなのにヒロインさんがイジメを自演し始めた。ゲームのストーリーを展開したいと言う事はヒロインさんはわたくしが死ぬ事をお望みね?なら、わたくしも戦いますわ。
でも、わたくしも暇じゃないので魔法でね。
ヒロイン「私はホラー映画の主人公か?!」
『見えない何か』に襲われるヒロインは────
※作中『イジメ』という表現が出てきますがこの作品はイジメを肯定するものではありません※
※作中、『イジメ』は、していません。生死をかけた戦いです※
◇テンプレ乙女ゲーム舞台転生。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げてます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる