34 / 187
1章 異世界に召喚されました
34話 お風呂
しおりを挟む
「ネコ。この広い お部屋 なぁに?」
だいたい部屋の説明を終え、お風呂場に来た所でリリが興味深そうに浴槽を覗き込みながら聞く。
そういえば、コロネの家って身体が魔方陣の上に乗れば勝手に綺麗にしてくれる魔道具があるだけでお風呂はなかったしね。
リリちゃんはお風呂初体験なんだろう。
「ああ、お風呂だよ」
「お風呂?」
リリが日本風のヒノキ風呂を不思議そうに眺めながら言う。
「ああ、ここ凹んでるだろ?
ここにお湯をいれてそこに入るんだ」
「お水あび?」
「そうそう、そんなような感じかな。
そうだ、リリ一緒に入ってみるか?」
私がそう言うとリリが嬉しそうにパぁぁぁぁと目を輝かせ
「ネコと一緒! お水浴びする!」
と、嬉しそうに私に抱きつくリリちゃん。
いや、マジ天使、などと頭を撫で撫でしてやり――私はそこでハタっと気づく。
そう、この世界、ゲームと同じでトイレは必要ないし、身体を洗うのもコロネが作成した魔道具ですぐきれいになってしまったため必要なかった。
つまるところ、裸になる必要がまったくなかったのである。
でもゲームでは風呂にはいろうとすれば勝手にタオル巻いてくれるけど、リアルだからそうもいかなくね!?
そうだよ、トイレも風呂も必要なかったから忘れてたけど!!
いーやーーー男キャラで幼女と風呂とか犯罪じゃないか!?
ああああ、私なんで男キャラにしたし!?
素直に女キャラでやっときゃよかったぁぁぁぁ!!!
「どうかなさいましたか?」
私が悶絶していると不思議におもったのかコロネが聞いてくる。
「や、リリと風呂に入るとしてもよく考えたら風呂入るにしても自分男キャラなんだけど!?」
私が慌てて言えば
「……?
魂と別の性別だと水に浸かれないなどの制約でもあるのですか?」
と、意味不明な疑問をぶつけてくる。
ちょ、なんでそういう発想なのかな!?
「じゃーなーくてー
裸にならないとだろうっ!!」
「はい?それが何か問題でも?」
うおーこいつ鈍い!!別の事ならキレッキレッのくせに!
女の子がモロアピールしてくるのに気づかない鈍感系主人公か何かかお前は!!
「逆に聞くが、コロネは女の身体になったとして裸になれるのか!?」
問われ、一瞬考えるポーズをとったあと、耳たぶまで赤くして
「そ、そうですね。すみません。失念しておりました。
しかし、嫌でもなってしまったからには慣れる必要もあるかと」
わかってる。頭でわかっていても嫌なものは嫌なんだから仕方ない。
つい、ぶすっとした顔になってしまう。
「困りましたね。
いくら身体が男性とはいえ、魂が女性の猫様の着替えを私が手伝うわけにもいきませんし。
メイド達に頼みましょうか?」
「それも嫌だ」
私は即答する。だって女の人に男の身体見られるのも恥ずかしいじゃん。
「そうですね……では、猫様は性別転換の腕輪は持っていらっしゃらないのですか?
以前お借りした攻略本にのっていましたが」
コロネの言葉に私は立ち上がった。
そうだ!それがあった!
半日だけ、性別を男女逆転できるネタアイテム!!
毎年エイプリールフールになると貰える、イベント配布アイテムだ。
使うことなんてなかったからすっかり忘れてた!
「ある!それだ!流石コロネ!」
私は早速アイテムボックスから性別転換の腕輪をとりだすのだった。
△▲△
「おーネコ 魂と同じ感じになった」
女の姿の私を見て、リリがぽつりと感想を漏らす。
ふふふ、まぁ元々男キャラのキャラメイクが自分をスキャンしたあと、男女逆転させて美形化しただけだしね。
まぁ現実より大分美形化されてはいると思うけど、感じは似てるだろう。
「ふふふ。やっぱり女の姿の方がいいね。お風呂に入れるって素晴らしい!」
「お風呂 入っていい?」
リリが湯船を覗きながら聞いてくる。
「その前に身体あらわないとダメだよ。
リリ、ボディソープとか使ったことある?」
「ない!」
何故か元気いっぱい、嬉しそうに手を上げて答える。
うん、素直でよろしい。
「じゃあ、私が洗ってあげるから。そこに座って」
「はぁい」
リリを座らせると、スポンジにボディソープを泡立たせ、リリを洗ってあげる。
「ネコー なんだかくすぐったい」
「我慢我慢。次は髪の毛洗うから目つぶっててね」
ごしごしと髪の毛を洗ってあげるとリリが「うううう」と意味不明な悲鳴をあげる。
「うーまだ?髪の毛濡れる やだー」
と、駄々っ子な事をいう。
「すぐ終わるから」
そう言って頭からシャワーをかけると、両手で顔を抑えて顔が濡れるのを必死に防ぐ。
なんだか仕草が可愛らしい。
「はい。出来上がり」
シャンプーを髪から落とし、私が言うと、リリはぎゅっと目をつぶったまま
「顔濡れてるーいやだー拭いてー」
と、目をつぶったままアワアワしていた。
私がタオルで髪の毛と顔をワシワシと拭いてあげると、リリはがぷはぁっと息をして
「お風呂楽しくない」
と、涙目でつぶやいた。どうやらはじめてのシャンプーは少々きつかったようだ。
顔を濡らす練習からしたほうがよかったのだろうか?
子供の相手をしたことがないので、今ひとつ勝手がわからない。
いきなりシャンプーはハードルが高すぎたかなとちょっと反省する。
「ごめんごめん。もう終わりだから。
私も身体洗ったら湯船にはいるから、リリ先に入ってる?」
リリはブルブルと頭をふって、私の横にちょこんと座る。
おぅ、リリちゃんのファーストお風呂失敗してしまったかもしれない。
お風呂嫌いになちゃったかなー。せっかく女になれたのに一緒に入れないとかちょっと寂しい。
などと、考えながら身体を洗っている間、リリはボディソープを嬉しそうに泡立てて遊んでいた。
私がシャンプーを終えるころにはすっかり、泡でつくったうさぎなどの泡アートがそこらじゅうにできあがっていた。
「いっぱい作ったねリリ。上手上手」
と、私が褒めると
えへへーと頬を赤らめ
「お風呂楽しい」
と、にっこり微笑んだ。
……うん。子供って切り替えがはやいのかもしれない。
だいたい部屋の説明を終え、お風呂場に来た所でリリが興味深そうに浴槽を覗き込みながら聞く。
そういえば、コロネの家って身体が魔方陣の上に乗れば勝手に綺麗にしてくれる魔道具があるだけでお風呂はなかったしね。
リリちゃんはお風呂初体験なんだろう。
「ああ、お風呂だよ」
「お風呂?」
リリが日本風のヒノキ風呂を不思議そうに眺めながら言う。
「ああ、ここ凹んでるだろ?
ここにお湯をいれてそこに入るんだ」
「お水あび?」
「そうそう、そんなような感じかな。
そうだ、リリ一緒に入ってみるか?」
私がそう言うとリリが嬉しそうにパぁぁぁぁと目を輝かせ
「ネコと一緒! お水浴びする!」
と、嬉しそうに私に抱きつくリリちゃん。
いや、マジ天使、などと頭を撫で撫でしてやり――私はそこでハタっと気づく。
そう、この世界、ゲームと同じでトイレは必要ないし、身体を洗うのもコロネが作成した魔道具ですぐきれいになってしまったため必要なかった。
つまるところ、裸になる必要がまったくなかったのである。
でもゲームでは風呂にはいろうとすれば勝手にタオル巻いてくれるけど、リアルだからそうもいかなくね!?
そうだよ、トイレも風呂も必要なかったから忘れてたけど!!
いーやーーー男キャラで幼女と風呂とか犯罪じゃないか!?
ああああ、私なんで男キャラにしたし!?
素直に女キャラでやっときゃよかったぁぁぁぁ!!!
「どうかなさいましたか?」
私が悶絶していると不思議におもったのかコロネが聞いてくる。
「や、リリと風呂に入るとしてもよく考えたら風呂入るにしても自分男キャラなんだけど!?」
私が慌てて言えば
「……?
魂と別の性別だと水に浸かれないなどの制約でもあるのですか?」
と、意味不明な疑問をぶつけてくる。
ちょ、なんでそういう発想なのかな!?
「じゃーなーくてー
裸にならないとだろうっ!!」
「はい?それが何か問題でも?」
うおーこいつ鈍い!!別の事ならキレッキレッのくせに!
女の子がモロアピールしてくるのに気づかない鈍感系主人公か何かかお前は!!
「逆に聞くが、コロネは女の身体になったとして裸になれるのか!?」
問われ、一瞬考えるポーズをとったあと、耳たぶまで赤くして
「そ、そうですね。すみません。失念しておりました。
しかし、嫌でもなってしまったからには慣れる必要もあるかと」
わかってる。頭でわかっていても嫌なものは嫌なんだから仕方ない。
つい、ぶすっとした顔になってしまう。
「困りましたね。
いくら身体が男性とはいえ、魂が女性の猫様の着替えを私が手伝うわけにもいきませんし。
メイド達に頼みましょうか?」
「それも嫌だ」
私は即答する。だって女の人に男の身体見られるのも恥ずかしいじゃん。
「そうですね……では、猫様は性別転換の腕輪は持っていらっしゃらないのですか?
以前お借りした攻略本にのっていましたが」
コロネの言葉に私は立ち上がった。
そうだ!それがあった!
半日だけ、性別を男女逆転できるネタアイテム!!
毎年エイプリールフールになると貰える、イベント配布アイテムだ。
使うことなんてなかったからすっかり忘れてた!
「ある!それだ!流石コロネ!」
私は早速アイテムボックスから性別転換の腕輪をとりだすのだった。
△▲△
「おーネコ 魂と同じ感じになった」
女の姿の私を見て、リリがぽつりと感想を漏らす。
ふふふ、まぁ元々男キャラのキャラメイクが自分をスキャンしたあと、男女逆転させて美形化しただけだしね。
まぁ現実より大分美形化されてはいると思うけど、感じは似てるだろう。
「ふふふ。やっぱり女の姿の方がいいね。お風呂に入れるって素晴らしい!」
「お風呂 入っていい?」
リリが湯船を覗きながら聞いてくる。
「その前に身体あらわないとダメだよ。
リリ、ボディソープとか使ったことある?」
「ない!」
何故か元気いっぱい、嬉しそうに手を上げて答える。
うん、素直でよろしい。
「じゃあ、私が洗ってあげるから。そこに座って」
「はぁい」
リリを座らせると、スポンジにボディソープを泡立たせ、リリを洗ってあげる。
「ネコー なんだかくすぐったい」
「我慢我慢。次は髪の毛洗うから目つぶっててね」
ごしごしと髪の毛を洗ってあげるとリリが「うううう」と意味不明な悲鳴をあげる。
「うーまだ?髪の毛濡れる やだー」
と、駄々っ子な事をいう。
「すぐ終わるから」
そう言って頭からシャワーをかけると、両手で顔を抑えて顔が濡れるのを必死に防ぐ。
なんだか仕草が可愛らしい。
「はい。出来上がり」
シャンプーを髪から落とし、私が言うと、リリはぎゅっと目をつぶったまま
「顔濡れてるーいやだー拭いてー」
と、目をつぶったままアワアワしていた。
私がタオルで髪の毛と顔をワシワシと拭いてあげると、リリはがぷはぁっと息をして
「お風呂楽しくない」
と、涙目でつぶやいた。どうやらはじめてのシャンプーは少々きつかったようだ。
顔を濡らす練習からしたほうがよかったのだろうか?
子供の相手をしたことがないので、今ひとつ勝手がわからない。
いきなりシャンプーはハードルが高すぎたかなとちょっと反省する。
「ごめんごめん。もう終わりだから。
私も身体洗ったら湯船にはいるから、リリ先に入ってる?」
リリはブルブルと頭をふって、私の横にちょこんと座る。
おぅ、リリちゃんのファーストお風呂失敗してしまったかもしれない。
お風呂嫌いになちゃったかなー。せっかく女になれたのに一緒に入れないとかちょっと寂しい。
などと、考えながら身体を洗っている間、リリはボディソープを嬉しそうに泡立てて遊んでいた。
私がシャンプーを終えるころにはすっかり、泡でつくったうさぎなどの泡アートがそこらじゅうにできあがっていた。
「いっぱい作ったねリリ。上手上手」
と、私が褒めると
えへへーと頬を赤らめ
「お風呂楽しい」
と、にっこり微笑んだ。
……うん。子供って切り替えがはやいのかもしれない。
0
お気に入りに追加
687
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
最難関ダンジョンで裏切られ切り捨てられたが、スキル【神眼】によってすべてを視ることが出来るようになった冒険者はざまぁする
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
【第15回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞作】
僕のスキル【神眼】は隠しアイテムや隠し通路、隠しトラップを見破る力がある。
そんな元奴隷の僕をレオナルドたちは冒険者仲間に迎え入れてくれた。
でもダンジョン内でピンチになった時、彼らは僕を追放した。
死に追いやられた僕は世界樹の精に出会い、【神眼】のスキルを極限まで高めてもらう。
そして三年の修行を経て、僕は世界最強へと至るのだった。
《異世界ニート》はニセ王子でしかも世界最強ってどういうことですか!?
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
秋月勇気は毎日筋トレしかやることのないダメニート。そんなある日風呂に入っていたら突然異世界に召喚されてしまった。そこで勇気を待っていたのは国王と女宮廷魔術師。二人が言うにはこの国の家出していなくなってしまったバカ王子とうり二つの顔をしているという理由だけで勇気をその国の王子になりすませようということだった。
【完結】スライム5兆匹と戦う男
毛虫グレート
ファンタジー
スライムくらいしか狩れない雑魚魔法使いレンジはまたパーティを追放された! もう28歳だよ。二十歳そこそこの連中に老害扱いされはじめてんのに、一向にレベルも上がらない。彼女もいない。なにやってんの。それでいいの人生? 田舎町で鬱々とした日々を送るそんなレンジの前に、ある日女性ばかりの騎士団が現れた。依頼はなんとスライムを倒すこと。
おいおい。俺を誰だと思ってんだ。お嬢ちゃんたち。これでも『雷を呼ぶ者』と呼ばれた偉大な魔法使い、オートーの孫なんだぜ俺は! スライムなんていくらでも倒してやるYO! 20匹でも30匹でも持って来やがれ! あと、結婚してください。お願いします。
............ある日突然、スライム5兆匹と戦うことになってしまった男の、絶望と灼熱の日々が今はじまる!!
※表紙画像はイラスト自動作成のhttps://www.midjourney.com/ にてAIが描いてくれました。
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる