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約束の時間
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今日の夜、約束した桜の木で逢える。
緊張しながら向かった。
私が行くと彼はもう来ていた。
「久しぶり!覚えててくれたんだね!」
「うん、覚えてるよ。よく遊んでたもんね。」
しばらく昔の話を懐かしんでいた。
彼はこう言った。
「もし良かったら。また会おう!」
嬉しかった。
素直に嬉しくて、子供の頃に戻ったような時間だった。
また会う約束した。
手紙も送り合うことに。
楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
私が車椅子になってしまった事に、彼は一言も触れなかった。
ありがとう。私はこんなに楽しい時間が過ごせた事が嬉しかった。
ーー
部屋に戻り、すぐにメールをした。
『今日は来てくれてありがとう。楽しかったです。』
『今度、なつみが言ってたアロマオイルちょうだいね!』
人は人との繋がりを求めてるのかな。
連絡も会うこともできなかった私達。
それでもまた会う事ができた。
安西さんには何も伝えてないけど、罪悪感は全くなかった。
今度、安西さんに会ったら、伝えようと思っていた。
緊張しながら向かった。
私が行くと彼はもう来ていた。
「久しぶり!覚えててくれたんだね!」
「うん、覚えてるよ。よく遊んでたもんね。」
しばらく昔の話を懐かしんでいた。
彼はこう言った。
「もし良かったら。また会おう!」
嬉しかった。
素直に嬉しくて、子供の頃に戻ったような時間だった。
また会う約束した。
手紙も送り合うことに。
楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
私が車椅子になってしまった事に、彼は一言も触れなかった。
ありがとう。私はこんなに楽しい時間が過ごせた事が嬉しかった。
ーー
部屋に戻り、すぐにメールをした。
『今日は来てくれてありがとう。楽しかったです。』
『今度、なつみが言ってたアロマオイルちょうだいね!』
人は人との繋がりを求めてるのかな。
連絡も会うこともできなかった私達。
それでもまた会う事ができた。
安西さんには何も伝えてないけど、罪悪感は全くなかった。
今度、安西さんに会ったら、伝えようと思っていた。
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