22 / 84
約束の時間
しおりを挟む
今日の夜、約束した桜の木で逢える。
緊張しながら向かった。
私が行くと彼はもう来ていた。
「久しぶり!覚えててくれたんだね!」
「うん、覚えてるよ。よく遊んでたもんね。」
しばらく昔の話を懐かしんでいた。
彼はこう言った。
「もし良かったら。また会おう!」
嬉しかった。
素直に嬉しくて、子供の頃に戻ったような時間だった。
また会う約束した。
手紙も送り合うことに。
楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
私が車椅子になってしまった事に、彼は一言も触れなかった。
ありがとう。私はこんなに楽しい時間が過ごせた事が嬉しかった。
ーー
部屋に戻り、すぐにメールをした。
『今日は来てくれてありがとう。楽しかったです。』
『今度、なつみが言ってたアロマオイルちょうだいね!』
人は人との繋がりを求めてるのかな。
連絡も会うこともできなかった私達。
それでもまた会う事ができた。
安西さんには何も伝えてないけど、罪悪感は全くなかった。
今度、安西さんに会ったら、伝えようと思っていた。
緊張しながら向かった。
私が行くと彼はもう来ていた。
「久しぶり!覚えててくれたんだね!」
「うん、覚えてるよ。よく遊んでたもんね。」
しばらく昔の話を懐かしんでいた。
彼はこう言った。
「もし良かったら。また会おう!」
嬉しかった。
素直に嬉しくて、子供の頃に戻ったような時間だった。
また会う約束した。
手紙も送り合うことに。
楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
私が車椅子になってしまった事に、彼は一言も触れなかった。
ありがとう。私はこんなに楽しい時間が過ごせた事が嬉しかった。
ーー
部屋に戻り、すぐにメールをした。
『今日は来てくれてありがとう。楽しかったです。』
『今度、なつみが言ってたアロマオイルちょうだいね!』
人は人との繋がりを求めてるのかな。
連絡も会うこともできなかった私達。
それでもまた会う事ができた。
安西さんには何も伝えてないけど、罪悪感は全くなかった。
今度、安西さんに会ったら、伝えようと思っていた。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
本日、私の大好きな幼馴染が大切な姉と結婚式を挙げます
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
本日、私は大切な人達を2人同時に失います
<子供の頃から大好きだった幼馴染が恋する女性は私の5歳年上の姉でした。>
両親を亡くし、私を養ってくれた大切な姉に幸せになって貰いたい・・・そう願っていたのに姉は結婚を約束していた彼を事故で失ってしまった。悲しみに打ちひしがれる姉に寄り添う私の大好きな幼馴染。彼は決して私に振り向いてくれる事は無い。だから私は彼と姉が結ばれる事を願い、ついに2人は恋人同士になり、本日姉と幼馴染は結婚する。そしてそれは私が大切な2人を同時に失う日でもあった―。
※ 本編完結済。他視点での話、継続中。
※ 「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています
※ 河口直人偏から少し大人向けの内容になります
鬼上官と、深夜のオフィス
99
恋愛
「このままでは女としての潤いがないまま、生涯を終えてしまうのではないか。」
間もなく30歳となる私は、そんな焦燥感に駆られて婚活アプリを使ってデートの約束を取り付けた。
けれどある日の残業中、アプリを操作しているところを会社の同僚の「鬼上官」こと佐久間君に見られてしまい……?
「婚活アプリで相手を探すくらいだったら、俺を相手にすりゃいい話じゃないですか。」
鬼上官な同僚に翻弄される、深夜のオフィスでの出来事。
※性的な事柄をモチーフとしていますが
その描写は薄いです。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
【完結】ドアマットに気付かない系夫の謝罪は死んだ妻には届かない
堀 和三盆
恋愛
一年にわたる長期出張から戻ると、愛する妻のシェルタが帰らぬ人になっていた。流行病に罹ったらしく、感染を避けるためにと火葬をされて骨になった妻は墓の下。
信じられなかった。
母を責め使用人を責めて暴れ回って、僕は自らの身に降りかかった突然の不幸を嘆いた。まだ、結婚して3年もたっていないというのに……。
そんな中。僕は遺品の整理中に隠すようにして仕舞われていた妻の日記帳を見つけてしまう。愛する妻が最後に何を考えていたのかを知る手段になるかもしれない。そんな軽い気持ちで日記を開いて戦慄した。
日記には妻がこの家に嫁いでから病に倒れるまでの――母や使用人からの壮絶な嫌がらせの数々が綴られていたのだ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる