16 / 93
16 理想の朝、美食を追求する
しおりを挟むピチャピチャと少量の水が弾けるような音を耳が拾う。
真っ暗な視界の中、重い瞼を開ていくと徐々に無感覚だった体は、覚醒をはじめるのを感じた。
右肩をベッドに埋め、横向きな視界に映り込んだのは乱れたシーツと誰もいない空間。
寝ぼけた頭でぼーっと見つめる今も、ピチャピチャとした弾ける音と何かを我慢するような、微かに漏れ出てしまっている誰かの息遣い音が聞こえてくる。
鼻腔をくすぐる甘い香りは、爽やかでいて甘く上品な香り。
「んっ、……ふぅ」
「貴方、前と反応変わってるわよ?」
抑えた声量で知ってる声音の会話。
一人は黙り込んでしまったが、もう一人は追求をやめるつもりはないようだった。
「あら、無視するなんて良い度胸。 眷族の癖に生意気だわ」
追求する声の正体、上位吸血鬼であるアイリスは見下すような言葉を口にするものの、その声音はタダいじけて拗ねてるだけの少女そのものに聞こえる。
追求される者、彼女の眷族であるレーテも、主のそんな態度に何を思ったのか少しの間口を閉じてはいたが、一度微かに聞こえる声量でため息を吐くと。
「わからないのです。 ……私も初めてのこと故。 ただ、今日のは何処かが違う。 その……もしかしたら、少し敏感になってるようなのです」
最初は淡々と、やがて徐々に消え入るようにか細い声で話すレーテ。
どうやら二人は私より早く起きて朝食にしていたみたいだ。
起こさない様に配慮してくれるのはこの上なく嬉しいけど、どうせなら混ぜて欲しいというのが本音のところ。
この体になって最初の起床だけど、どうやら生まれながらの体質は変わらないみたい。
ものすっごく……眠い。 ――でも
「貴方がそんなんだと私まで恥かしくなるんですの! 全く……それじゃあ、もう少しだけいただく――」
「はやいわね、二人とも。 おはよう」
説教?になってるのかは疑問だけど、アイリスが問い詰めながらも再度吸血しようとしてるのを見て我慢ができなかった。
未だ僅かに眠気と気だるさを感じなくはないけど、そんなことよりも優先すべきことが私にはある!
加わりたい一心で朝――夜だけど吸血鬼的には朝――の挨拶を口にすると、朝食の手を止め、衰えることのない瑞々しさを備えた可愛いと綺麗が振り返る。
「おはようございます、リア様」
「まぁ! おはようございますですわ、お姉さま!」
眠気を払う意味でも、気だるげな体を引きずるように二人の元へ這いずらせる。
私だって欲しいのだ。 それに二人の温もりが全然足りない!
「二人だけずるいわ。 私にも頂戴」
そうして1日の最初の夕食を済ませ、眠気も気だるさも微塵も感じなくなった状態で改めて、今後のことで重要なことなので急遽話の時間を設けることにするリア。
ある意味、私やレーテにとっての死活問題でもある為、無意識に顔が強張っていたのかもしれない。
アイリスとレーテの表情には僅かに緊張が走り、躊躇いがちにまずはアイリスが口を開いた。
「お姉様、お話とはなんでしょう?」
ベッドの上でお互いの顔が見えるよう必然的にトライアングル状で座ることになり、吸血後というのもあって二人ともそれなりに乱れた格好をしていた為、リアの視線が自然と向かいそうになる。
リアは少しの間だけ我慢しようと心を叱咤し、無理やりに頭を左右に振るうと本題に入ることにする。
本題というのは今後の二人の、いや主にレーテに対する吸血量に関しての心配のようなものだった。
今まではアイリスだけのものだったが、今後は私もいただくことになる。
もちろん、レーテだけじゃなくアイリスのもいただくが、やはり二人から頻繁に吸血をされると顔所の体が心配なってくる。
それなら吸血をやめればいいんじゃないか?と誰かに言われた気がするが、それはありえない。
私だって彼女を味わいたい。
吸血をやめることはできない、でもレーテの体が心配、頻度を減らす事も難しい……。
「私とアイリス、どちらからも、となると貴方が持たない可能性もあるんじゃない?」
「ご心配していただき感謝いたします。ですが、私に支障はありません。 お二人の血肉になれるのであれば幾らでもこの身を捧げます」
心配だということを伝えると、レーテはさも当然といった顔で表情を変えずに淡々と返してくる。
アイリスは特に気にした様子もなく黙って話を聞いていた。
以前の私であればもう少し別の想いが浮かんできたのかもしれない、しかし彼女が差し出すというのであれば喜んでいただく事にしよう。
何かが変わってしまったような、もしくは杞憂でなにも変わってないのかもしれない。
これは、吸血鬼間、主従間では当たり前のこと。
上位の者が下位の者をどうしようとそれは上のものの自由。
そして下の者はそれを当たり前に受け入れるものであり、何か違和感を感じるのは、もしかしたら前世(ゲーム)だった時の名残なのかもしれない。
それに彼女も吸血鬼だ。
「そう、貴方がそういうなら」
血を満たす為人間を食する、いくらでもあるのだから大丈夫――
「あっ」
――じゃない!!!
「お姉さま? どうされましたか?」
不自然な言葉の切り方に加え突然固まってしまった私に、アイリスが心配した様子で覗き込んでくる。
レーテが人間を食すということは、どこのだれかもわからない馬の骨、ましてや男の血がレーテに入るということ。
つまり! レーテの豊潤でさっぱりとした舌辺の甘い血に下賤なものが入ってしまい、折角の味が損なわれてしまうということに他ならないのではないだろうか?
どうすれば……、と思い悩んでいると咄嗟の閃きが脳裏に過ぎった。
リアはインベントリを開いて、これまで得てきた数々の膨大な素材を漁り始める。
膨大といっても大半が倉庫に預けてしまっているが、ある種のアイテムだけはかなりの数を持っているのだ。
「レーテ、これらから好きなものを選びなさい」
取り出したものは3つの試験管のような容器、その全てに赤い液体が入っている。
レーテはリアの手元に視線を向け、「これは・・・・」と呟いた。
「お姉さま、それは?」
「これは『ロイヤルフェアリーの血漿』、それでこっちは『光翼竜の血』、最後に『吸血皇女の血液』よ。 レーテ、今後貴方は私から貰った血だけを飲みなさい」
「「…………は?」」
理解ができないといった様子で固まるアイリスとレーテ。
思わずといった様子で無意識に漏れ出た言葉は、今にも空気に溶けてなくなってしまう程の気の抜けたもの。
それは今の彼女達の心情をこれ以上にない程に物語っていた。
唖然としていた二人、しかし当事者ということもありレーテは咄嗟に意義を申し立てはじめる。
「いえ! そうではなくっ、何故私のようなものにこれ程のものを? そ、それに……吸血皇女の血液とは、つまり……リア様の――」
「ああ、それ私のじゃないわ。 なんだったかしら……上位だったか真祖だったかの文字通り皇女から取った血よ」
リアとしても詳しい相手の詳細までは覚えていない。
というのもIDの周回をクラメンとしてたら勝手に溜まっていたものだからだ。
吸血鬼のパッシブとして素材に『血』という文字が書かれたものは例外なく使用することが可能であり、使用物によって特定のバフが得られるというがあった。
その為、血という素材はなるべくインベントリに蓄えるようにしていたのだが、恐らくバフ効果がリアにとって無価値だった為忘れていたのだろう。
しかし、リアの回答はレーテの、いや彼女たちのお気に召すものではどうやらなかったみたいだ。
「だ、だとしてもです。 私のようなものが上位、あるいは真祖の方々の血を飲むなど……」
「そうですわお姉様。 そんな貴重なものをこの子に与えるなど、考え直してくださいまし!」
吸血に関する話にあまり関心のなさそうだったアイリスが慌てた様子で止めに入り、行為中以外では冷静なレーテがここまで動揺を表にだすとは。
素材に関してはなんの血が好みなのかわからなかった為、全く違う種族のものでピックアップしてみたが、どうやら吸血鬼の階級社会は私が思ってる以上のものなのかもしれない。
「わ、わかったわ。 じゃあコレ以外として、妖精とドラゴンどっちの血にする? 試飲してみてもいいわよ」
「いっいえ、ですから私などがそのような希少な物をいただくわけには――」
「大丈夫よ。 これらなら4桁はいかないくらいの個数持ってるから」
個数の心配をしてるなら無用な心配だ。
彼女からすれば『希少な物』4桁にならないくらい持っているというのだから、レーテが絶句するのも無理はないのかもしれない。
「そ・れ・にっ」と強調して、レーテの瞳をまっすぐに見つめながら言葉を続ける。
「貴方の美味しい血が損なわれない為にも必要なことなのよ。 貴方は上質な血を飲み、貴方の中で生まれた最上な血を私達が飲む。 貴方のためでもなくはないけど全部私のため、だから気にしないで。 ね?」
貴方の為じゃなくて私の為。
こういえばこれ以上反対されることもないと思い話したが、事実として全部私のためなのだから気にしないで欲しい、というか私のためにもお願いだから飲んで欲しい。
レーテは納得してないというより、遠慮が勝っている困惑したものが表情に滲みでていたが、必死の説得のおかげかこれ以上反対の言葉はでてこなかった。
結局、レーテは『ロイヤルフェアリーの血漿』を恐る恐るといった感じで受け取り、しばらく試験管を見つめていたレーテに早速飲んでみるように勧めてみた。
躊躇いがちではありながら試験管の栓を抜くとたちまち周囲に血の匂いが漂い、香りを嗅いだレーテの動きに躊躇いが消えた。
最初に一口、続いて二口、三口と止まらなくなりあっという間に試験管の中身が空になる。
「な、なんですか、これ……。 あぁ……口にした途端、解けてなくなってしまうほどまろやかな舌触り。 臭みが全くなく、一飲みするごとに強い甘みと刺激が同時に駆け巡る。 病みつきになりそうな……それに、気のせいでなければ魔力もどこか調子が良いような」
「ふふ、気に入ったみたいね。 魔力に関しては血の効果よ。 数時間、貴方の魔力に強化効果が付与されるの」
頬を染め恍惚とした表情で目を見開くと、レーテは己の両手を見つめだし、思い出したように頭を深く下げ始めた。
「感謝いたします、始祖様。 これ程のもの……私には勿体ない限りではありますが、私の血肉、心はアイリス様のものですので、それ以外の全てを貴方様に」
(いやいや、こちらこそありがとう。 私の平穏はいま、守られたわ)
「これぐらいお安い御用よ。 そう思うなら最上の血を創りなさい。 いい? 常にケアは怠らないで」
顔を上げたレーテは心得た様子で何度も頷いてくれたので気を付けてくれるだろう。
今後が楽しみだ。
そういって吸血問題も解決したように思えたが、隣に座るアイリスが不満全開といった様子で睨むようにレーテを見ていた為、試飲として同じものを与えることにした。
その後の反応はレーテと同じようなもので、主従似たもの同士でちょっと笑えてしまったのは秘密だ。
そうして0時を過ぎた辺りで宿をでた私達は、いま闇ギルドへと足を運んでいた。
入口の酒場のようなスペースでは前日より人数が増えているようにも思えたが、絡んでくることはなく、皆視線や気配を殺し窺ってくるのみにとどまっていた。
恐らくグレイと名乗ったあの眼鏡の男が注意喚起でもしてくれたのだろう。
私達が酒場に着いたと同時に一人の男が退出していったのが見えた。
眼鏡の男を呼びにいってくれたのだろう。
そうして数分、視線が鬱陶しくはあるが酒場の空いたスペースで待っていると、扉が開きグレイが微かに息を荒げて姿を見せる。
隣のアイリスから「人間如きが……始祖であられるリア様を待たせるなんて」と小さな声で不満をぶちまけるのが聞こえてくるが、私を想っての言葉だったので遂ニマニマしてしまう口が止めれなかった。
グレイは乱れた身だしなみを整えてから声を掛けてくると、私達はすぐに先日の部屋へと案内されることになる。
部屋へ入り、グレイが奥のソファへと腰をかけ私も手前のに座るとアイリスとレーテは先日と同様に私の後ろへと立ち並んでいた。
(おかしい、昨日と今日で距離が縮まったと思ったんだけど……)
寧ろ扱われ方が先日より僅かに……いや、ないない。 ――ないよね?
通路で必要以上に周囲に殺気を撒き散らしたり、酒場では男共から私の姿が目に入らないよう立ち位置を調整、通路での移動では距離が近かったのに部屋に入ると途端に距離が開け一緒に座ってくれない。
(敬意というか敬いレベルが数段上昇してるのは気のせいかしら。 もっとイチャイチャしたいのに)
そんなことを考えていると話の準備は整ったと捉えたのか、グレイが仰々しい態度で両手を広げ口を開く。
「アルカード、わざわざ足を運んでくださりありがとうございます。 そしてようこそ、闇ギルドアビスゲートへ。 お三方のお力、これから頼りにさせていただきます。 まずはこれを」
そう言い放つとテーブルの上にいくつもの物を置きだす。
黒いオカリナのような物と、灰色の正方形に折りたたまれ重ねられた少し汚い布のようなもの。
それらに目を向けていると、グレイが取り出した物の説明を始めだしたのだった。
0
お気に入りに追加
421
あなたにおすすめの小説
看守におもらし調教されるあたし…漏らしてイク女になりたくないっ!
歌留多レイラ
大衆娯楽
尿瓶におしっこするはずが、盛大にぶち撒けてしまい…。
治安の悪化から民間刑務所が設立された本国。
主人公の甘楽沙羅(かんら さら)は暴力事件がきっかけで逮捕され、刑務所で更生プログラムを受けることになる。
陰湿な看守による調教。
囚人同士の騙し合い。
なぜか優しくしてくる看守のトップ。
沙羅は閉ざされた民間刑務所から出られるのか?
この物語はフィクションです。
R18要素を含みます。
王国には亜人差別が蔓延していますが、希少魔法で立ち向かおうと思う。~辺境育ちの愚民が成り上がりで世界を変える⁉~
たま「ねぎ
ファンタジー
主人公:セシル・ハルガダナは、北の辺境地から南東の町に向かっていた。
道に迷っていた彼を助けたのは、”ロロカ・ミヤダイ”という少女である。
”ナナセ・クミシマ”、”ハヤト・キリヤ”、”マモル・シバウラ”・・・のちに勇者と呼ばれる彼女らは、こうして彼と出会った。
しかしそれは、大きく険しい物語の始まりでもあった。
異世界人と世間知らずは、のちに王国軍へ合流するが、そこで驚愕の事実を知る。
王国軍は亜人を人間と認めず、彼らの虐殺を進めていたのである。
初めて目の前で、"人"が"人"を、殺した。
驚いている暇はなかった。王国軍は、彼らにも協力するように要請する。
ーーー良心に従い、亜人を助けるのか。
皮肉なことに、彼らにはその力があるのだ。
彼らはそれぞれ、悩み、決断する。
悲願のラストピースを位置付けられた勇者、希少魔法という能力を持つセシルの選択は果たしてーーーー。
【R18】泊まった温泉旅館はエッチなハプニングが起きる素敵なところでした
桜 ちひろ
恋愛
性欲オバケ主人公「ハル」
性欲以外は普通のOLだが、それのせいで結婚について悩むアラサーだ。
お酒を飲んだ勢いで同期の茜に勧められたある温泉旅館へ行くことにした。そこは紹介された人のみ訪れることのできる特別な温泉旅館だった。
ハルのある行動から旅館の秘密を知り、素敵な時間を過ごすことになる。
ほぼセックスしかしていません。
男性とのプレイがメインですが、レズプレイもあるので苦手な方はご遠慮ください。
絶倫、巨根、連続絶頂、潮吹き、複数プレイ、アナル、性感マッサージ、覗き、露出あり。
私たちは、女同士でエッチする
ハイパーキャノン
ファンタジー
女性同士のセックスだけを描きます。
主な内容と致しましては貝合わせメインの汗だくおねロリエッチモノです。
予定しているシチュエーションは以下の通りです。
色白女子幼稚園児&肌色女子小学生
色白女子小学生&黒ギャル女子高生
空手女子中学生&褐色アメリカン筋肉美女
退魔士幼女&異世界魔法少女
退魔士女子中学生&赤肌筋肉格闘美女
スポーツ女子高生&体育会系オフィスレディ
執筆内容により一部、順番が前後する場合が御座います。
若干の魔法要素、又は異世界要素を含みます(また疑似ふたなり化、有機双頭ディルドでのレズエッチも存在しております)。
汗塗れ汁塗れでグチョグチョになりながらもお互いを求めて貪り合う女の子同士の貝合わせレズエッチを御堪能下さいませ。
ちなみに読者の皆様方、御存知でしたか?
実は女性器って殆どの人が産まれてから暫くの間(幼女期~少女期)は“超前付き”なんだとか。
それが身体が成長して行くに従って臀部(要するにお尻)の筋肉や骨格が発達するのに合わせて徐々に後ろへと引っ張られて行き、最終的によく知られている位置、状態に落ち着くのだそうです。
その設定を取り入れてみました、なのでこの物語に出て来るヒロインとパートナーは全員が“前付き”か“超前付き”です(これらは勿論、彼女達の身体的特徴でもありますが、それに加えて皆、幼い頃から何某かの運動をしていた為に各関節が柔らかくなり、それと同時に腹部や腰部に鼠径部、そして太股等の足周りの筋肉や骨格が臀部のそれらに負けない位に発達して女性器の後退が起こらなかった、と言う訳です)。
そしてその結果として多少、無理な体勢も難なく取る事が出来る上に、キツく抱き締め合っての密着貝合わせレズセックスも可能と言う状況になっているのです、どうぞ悪しからず御了承下さいませ。
勇者パーティから追放された私ですが何故か肉食系聖女が私を狙ってついてくる!?
卯ノ花
ファンタジー
私、エレイルは異世界に転生した女子校生だ。そしてなんやかんやあって町で有名になってしまい、そこに通りがかった勇者パーティにスカウトされる。
勇者合わせて4人のパーティーで、ハーレム状態の所に入るのはなんともバツが悪いと思って断ろうとすると
「私もあなたか入ってくれると嬉しいです。」
そういったのはこのパーティーで人機は目立つ存在の聖女、オリビエという少女、その可愛さに根負けして入ることになる。
でもその勇者が、クズすぎて私は半年経つ頃には、無能を演じながら、皆と離れるように画作して、ようやく抜け出す事が出来た。
「お前のような、女を入れてしまったことを今では後悔しているよ、だからもうこのパーティから出ていってくれ。」
「はい、分かりました。」
そうして私は酒場をでて行き自由をかみ締めながらつぶやく
「ふぅ〜無能のフリも疲れた〜」
「そうなのですね、私としては行幸です♡」
そう言って周りに誰も居なかったと思ったら何故か後ろには、私を誘った聖女がいて、その彼女な私の体を舐め回す様に、色っぽい眼差しで見つめてくる。
私はこの半年で、大体の事は把握出来ていたそれは、この聖女は・・・ガチ百合で隙あれば私の体に触る肉食系ガチレズの百合っ子聖女だったのだ。
そして私はそんな聖女に・・・
【R18】女性向けレズマッサージを呼んでみた
桜 ちひろ
恋愛
真面目で普通の会社員「春花」
ただ唯一、普通でないことがある。それは性欲だ。
恋愛対象は男性だが、セックスは男女問わず。
強すぎる性欲と好奇心の赴くまま自由に楽しむ女性の物語
仕事終わり、自分へのご褒美にマッサージを選んだ週末
気になっていたレズマッサージからレズプレイをやって、やってヤリまくる!
ガールズラブ レズ マッサージ 潮吹き 連続絶頂 オモチャ
騎士学生と教官の百合物語
コマドリ
ファンタジー
王国全土を守護する騎士を養成する、フィリア騎士学園に学生として入団した少女、コトリ。そこで彼女は1人の教官と出逢う。それは、世界の物語の始まりでもあった。
作者 コマドリと作者 エリアが一緒に紡ぐ
アイリスとコトリたちの物語&私たちの物語
不定期更新
注意:なろうで先に掲載させていただいています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる