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・安藤杏華
放課後。今日はクラスの友人が部活のため、1人で帰宅中。1人で帰るのも好きだ。穏やかな空気が私を取り巻き、落ち着く。
気分を変えて別の車両に乗ろっかな。私はいつも4両目に乗っている。今日は1両目にしよう。
ホームに降りるとちょうど良いタイミングで電車が来ていた。1両目に乗る。するとそこには津田くんがいた。
何も反応しないのも変だと思い、私は「やあ」と手を挙げる。無視…。無視するって思ってたけど!やっぱりか。
はあ。
『仲良くない』って本人言ってたし、空気壊す発言しかしないし。少しでも仲良くしようなんて思った自分が悪い。
角の席に座って寝たふりをしていると、どすんと隣に誰かが座った。もうなんなんだ…
「ごめん、さっき気づかなかった。」
津田くんだった。わざわざ席を移動して私の隣に。
「びっくりしたー!」
座ってても、背高いな…って、なんで私の横に座っているの!?周りの人に変に勘違いされないかな。
ガタンと電車が揺れ、肩が触れ合う。顔が熱くなる。謝ろうとして彼を見るが彼は寝ていた。寝顔かわい…じゃなくて!
さっきの揺れのせいで彼は私にもたれかかって寝ていた。もう!何やって!彼の熱が伝わり、体中が燃えるように熱くなる。やめてくれー!電車が揺れ、彼はビクンと起きる。
「ご、ごめ…眠たくて。」
いつも無表情な顔が恥ずかしさで桃色に染まっている。その顔になぜか惹かれてしまった。
放課後。今日はクラスの友人が部活のため、1人で帰宅中。1人で帰るのも好きだ。穏やかな空気が私を取り巻き、落ち着く。
気分を変えて別の車両に乗ろっかな。私はいつも4両目に乗っている。今日は1両目にしよう。
ホームに降りるとちょうど良いタイミングで電車が来ていた。1両目に乗る。するとそこには津田くんがいた。
何も反応しないのも変だと思い、私は「やあ」と手を挙げる。無視…。無視するって思ってたけど!やっぱりか。
はあ。
『仲良くない』って本人言ってたし、空気壊す発言しかしないし。少しでも仲良くしようなんて思った自分が悪い。
角の席に座って寝たふりをしていると、どすんと隣に誰かが座った。もうなんなんだ…
「ごめん、さっき気づかなかった。」
津田くんだった。わざわざ席を移動して私の隣に。
「びっくりしたー!」
座ってても、背高いな…って、なんで私の横に座っているの!?周りの人に変に勘違いされないかな。
ガタンと電車が揺れ、肩が触れ合う。顔が熱くなる。謝ろうとして彼を見るが彼は寝ていた。寝顔かわい…じゃなくて!
さっきの揺れのせいで彼は私にもたれかかって寝ていた。もう!何やって!彼の熱が伝わり、体中が燃えるように熱くなる。やめてくれー!電車が揺れ、彼はビクンと起きる。
「ご、ごめ…眠たくて。」
いつも無表情な顔が恥ずかしさで桃色に染まっている。その顔になぜか惹かれてしまった。
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