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第14話
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ホテル最上階のレストランで二人は食事を摂った。
食事中はなるべく仕事の話はしないというのが二人の暗黙のルール、不味い思いをすることなく堪能する。腹が立つと腹が減る体質のシドもやや苛立ちは収まった。
売店でテラ本星産の輸入煙草を買って部屋に戻る。
コーヒーを淹れシドが煙草を咥えたところで、ハイファがリモータアプリの十四インチホロスクリーンに別室から送られてきた資料ファイルを映し出した。
「こいつが私設秘書のロン=ベイカーか。って、何だこれ?」
「わあ、本当、どういうことなんだろうね?」
捜索対象者のポラを見て二人は唸る。そこに映し出されていたのは、テラ連邦議会議員のエーベルハルト=フォスその人だったからだ。
「ポラを間違ったんじゃねぇのか?」
「別室戦術コンがそんなミス、する訳ないよ」
「じゃあ双子ってか?」
「最近クローズアップされてるけど、そんな情報は聞いたことがないね」
「ドッペルゲンガーとかさ」
「ンな訳、ないでしょ」
「なら、影武者ってのはどうだ?」
「その方がしっくりくるけど、ならTVに映ってたのは本物と影武者の、どっち?」
「さあな。それこそ本人が昼間の内に六回ワープして来たのかも知れないぜ?」
「そんなバカな……」
「バカがここに二人いるんだがな」
言いつつ資料を読み進める。
エーベルハルト=フォス議員とそっくりの捜索対象者ロン=ベイカーには議員秘書として警備会社の手によりリモータにトレーサーシステムがつけられていたという。
その追尾システムを振り切られたのがパライバ星系第三惑星アジュルであり、アジュルの宙港からここビャクレイⅢ行きのチケットを買った痕跡があるとの情報が、一昨日になってもたらされたらしかった。
「惑星内ガードが、よくそこまでサーヴィスしたもんだな」
「雇い主はテラ連邦議会議員だから払いも良かったんじゃない? でも、ここまで読むとテラ標準歴五年前から務めてる私設秘書ロン=ベイカーは、やっぱりエーベルハルト議員の影武者っぽいね」
「議員の影武者ともなると秘密も相応に抱えてるだろうしな。誘拐されたか自発的出奔だかはともかく早々に居場所を突き止めねぇと、議員の立場も危ういってか」
ハイファが頷くのを見なくてもシドにだって分かる。
特に今は公営カジノ、つまりエーベルハルト法の認可法案提出を控えているのでスキャンダルは御法度だ。私設秘書ロン=ベイカーの存在自体が爆弾だろう。
「誘拐だと思うか?」
「何で? 自分でチケット買ってるよ?」
「傍で脅せばチケットくらい買わせるのは簡単だぜ?」
「うーん、公営カジノ法が通ったら困る人たちがいるもんねえ」
「カジノをやってる他星のマフィアか――」
テラ連邦では本来カジノは違法、だが事実としてそれは存在する。そしてそれを仕切っているのは殆どの場合マフィアだ。
違法なそれらには平和に倦み飽きた人々が群がっているのが現状、そこにテラ連邦が認可する公営カジノが堂々とできた暁には、大きな資金源を奪われマフィアが困るという訳だ。
そのマフィアらがエーベルハルト法の認可法案提出を阻むため、議員の秘密を抱えた秘書を拉致し、議員を脅す材料にするという筋書きは大いに有り得た。
「チクショウ、結局マフィアに関わるしかねぇのかよ」
「何だか貴方、予言者じみてきちゃったよね」
「ふん。そいつはともかくここにもカジノは多いのか?」
「かなりね。カジノはお貴族サマたちの娯楽、ある種の社交場だから。他には汎銀河条約機構の交戦規定違反モノの銃を撃たせたり、マッサージとかいう体のいい売春宿があったりもしてるよ。お陰でマフィアもシノギに困ってない」
カネがあろうがなかろうが、何処にでもマフィアは蔓延っているが、ここではダブついているのだ。市民もマフィアの提供する娯楽がなければ余暇の過ごし方に困るほどだろう。
「しかしロン=ベイカーとやらの痕跡をどう辿るかだな」
「自発的に来たにしろ拉致られたにしろ、エーベルハルト議員と同じ顔だもん。相当目立つよね」
「なら、潜ってる可能性が高いんじゃねぇか」
「ここらで潜れる所っていえば――」
「――ビャクレイⅣ、Ⅴ、あとはやっぱり歓楽街だな」
「自発的な場合、一番避けるべきマフィアがうろつく歓楽街に潜ると思う?」
「可能性を言ったまでだ。この辺りのホテルの宿泊者ID、ハックできねぇか?」
「あ、その手があったっけ。端末に繋げばここ何日かの入出星者も探れるよ」
部屋にはデスク端末が備え付けてあった。ハイファが端末を立ち上げ、リモータからリードを引き出して繋ぐ。
ここが本星ならば別室戦術コンにアクセスして一発なのだが、ここまでテラ本星と離れていては支援は望めない。
だがハッキングはハイファの得意技、腕の見せ所だ。
「まずは通常手段でマップを手に入れて、と」
ホロディスプレイのデフォルトはこのホテルのインフォメーションだった。ホロキィボードを超速で叩いてマップを呼び出し、別室資料のものと重ね合わせてより詳しくした。次にマップ内の星系政府施設に座標を合わせてホームページを表示する。
ここからが人には言えない非合法手段、観光案内ページからコンテンツの管理権限者のふりをして上階層に移動してゆく。
幾段階かのプロテクトを別室カスタムメイドリモータで易々と破り、ときにハイファは幾度かコマンドを打ち込んではパスワードを解読して、目的である星系政府管掌の宙港管理メインコンピュータに辿り着いた。
「ええと、ここ三日の入出星者IDの中にロン=ベイカーのIDは……ヒットした! 一昨日夜に入星。出星はまだだけど星系内移動までは関知せず。ずっと下って……ホテルを取った形跡はなし。シドの言う通り歓楽街で未登録の宿でも取ったのかな?」
「どうだかな。それと――」
テラ標準歴で六歳までを民間交易艦ですごし、その後の事故で家族全員を失って、太陽系政府にID編入されたシドが目を付けた。
「――そのロン=ベイカーのID、変わったナンバだな」
「頭にZがついてる。少なくともテラ本星で生まれ育った人のIDじゃないね」
「議員秘書としては五年前から務めてるんだっけな。影武者にするくらいだ、他星から拾ってきたのかも知れねぇな」
「でもこの星系政府中枢コンのIDリスト見て。全員アルファベットがついてるよ」
「どれ……本当だな。同じくZ付きもぽつぽつと……やっぱりロン=ベイカーはこの百令星系出身かも知れねぇぞ。けどアルファベットは何の意味があるんだろうな?」
「さあね。そこらで地元民に訊いてみたらいいんじゃない?」
「なるほど。ならロン=ベイカーはタダの里帰りじゃねぇのか?」
それだけ言うとシドは興味を失くしたようにハイファの着いたデスクから離れる。ソファに腰を下ろしコーヒーと煙草を味わう体勢に入った。
「これだけの資料で人捜しってのが、そもそもの間違いだろ」
「あんまりストライクに期待しすぎだよね」
「俺を棒に当たる犬扱いするのもいい加減にして欲しいぜ」
別室員はバディの不機嫌に気付かぬふりでホロディスプレイに向かいホロキィボードを叩き続ける。暫し黙って煙草とコーヒーを消費したシドは立ち上がり宣言した。
「ってことで、俺はリフレッシャ浴びてくる」
「どうぞ。僕は先に使ったから……ん、んんぅ……はあっ!」
バスルームへの行きがけにドレスシャツの胸元を掴まれ、いきなりキスを仕掛けられたハイファは息を上がらせて、斜め下からシドの顔を見つめる。
「付き合えよ」
「僕はもう使ったって――」
「嫌なのか?」
「嫌……じゃない」
立ち上がり俯いてソフトスーツのジャケットを脱ぐハイファのうなじで縛ったしっぽの革紐をシドはそっと解いた。いつもながらクセもついていない、さらさらの明るい金髪がドレスシャツの背に掛かる。
それを暫し嬲ったのちバスルームの前に移動した。
ついばむようなキスを何度も交わしながら、二人は互いの衣服を脱がせ合う。
食事中はなるべく仕事の話はしないというのが二人の暗黙のルール、不味い思いをすることなく堪能する。腹が立つと腹が減る体質のシドもやや苛立ちは収まった。
売店でテラ本星産の輸入煙草を買って部屋に戻る。
コーヒーを淹れシドが煙草を咥えたところで、ハイファがリモータアプリの十四インチホロスクリーンに別室から送られてきた資料ファイルを映し出した。
「こいつが私設秘書のロン=ベイカーか。って、何だこれ?」
「わあ、本当、どういうことなんだろうね?」
捜索対象者のポラを見て二人は唸る。そこに映し出されていたのは、テラ連邦議会議員のエーベルハルト=フォスその人だったからだ。
「ポラを間違ったんじゃねぇのか?」
「別室戦術コンがそんなミス、する訳ないよ」
「じゃあ双子ってか?」
「最近クローズアップされてるけど、そんな情報は聞いたことがないね」
「ドッペルゲンガーとかさ」
「ンな訳、ないでしょ」
「なら、影武者ってのはどうだ?」
「その方がしっくりくるけど、ならTVに映ってたのは本物と影武者の、どっち?」
「さあな。それこそ本人が昼間の内に六回ワープして来たのかも知れないぜ?」
「そんなバカな……」
「バカがここに二人いるんだがな」
言いつつ資料を読み進める。
エーベルハルト=フォス議員とそっくりの捜索対象者ロン=ベイカーには議員秘書として警備会社の手によりリモータにトレーサーシステムがつけられていたという。
その追尾システムを振り切られたのがパライバ星系第三惑星アジュルであり、アジュルの宙港からここビャクレイⅢ行きのチケットを買った痕跡があるとの情報が、一昨日になってもたらされたらしかった。
「惑星内ガードが、よくそこまでサーヴィスしたもんだな」
「雇い主はテラ連邦議会議員だから払いも良かったんじゃない? でも、ここまで読むとテラ標準歴五年前から務めてる私設秘書ロン=ベイカーは、やっぱりエーベルハルト議員の影武者っぽいね」
「議員の影武者ともなると秘密も相応に抱えてるだろうしな。誘拐されたか自発的出奔だかはともかく早々に居場所を突き止めねぇと、議員の立場も危ういってか」
ハイファが頷くのを見なくてもシドにだって分かる。
特に今は公営カジノ、つまりエーベルハルト法の認可法案提出を控えているのでスキャンダルは御法度だ。私設秘書ロン=ベイカーの存在自体が爆弾だろう。
「誘拐だと思うか?」
「何で? 自分でチケット買ってるよ?」
「傍で脅せばチケットくらい買わせるのは簡単だぜ?」
「うーん、公営カジノ法が通ったら困る人たちがいるもんねえ」
「カジノをやってる他星のマフィアか――」
テラ連邦では本来カジノは違法、だが事実としてそれは存在する。そしてそれを仕切っているのは殆どの場合マフィアだ。
違法なそれらには平和に倦み飽きた人々が群がっているのが現状、そこにテラ連邦が認可する公営カジノが堂々とできた暁には、大きな資金源を奪われマフィアが困るという訳だ。
そのマフィアらがエーベルハルト法の認可法案提出を阻むため、議員の秘密を抱えた秘書を拉致し、議員を脅す材料にするという筋書きは大いに有り得た。
「チクショウ、結局マフィアに関わるしかねぇのかよ」
「何だか貴方、予言者じみてきちゃったよね」
「ふん。そいつはともかくここにもカジノは多いのか?」
「かなりね。カジノはお貴族サマたちの娯楽、ある種の社交場だから。他には汎銀河条約機構の交戦規定違反モノの銃を撃たせたり、マッサージとかいう体のいい売春宿があったりもしてるよ。お陰でマフィアもシノギに困ってない」
カネがあろうがなかろうが、何処にでもマフィアは蔓延っているが、ここではダブついているのだ。市民もマフィアの提供する娯楽がなければ余暇の過ごし方に困るほどだろう。
「しかしロン=ベイカーとやらの痕跡をどう辿るかだな」
「自発的に来たにしろ拉致られたにしろ、エーベルハルト議員と同じ顔だもん。相当目立つよね」
「なら、潜ってる可能性が高いんじゃねぇか」
「ここらで潜れる所っていえば――」
「――ビャクレイⅣ、Ⅴ、あとはやっぱり歓楽街だな」
「自発的な場合、一番避けるべきマフィアがうろつく歓楽街に潜ると思う?」
「可能性を言ったまでだ。この辺りのホテルの宿泊者ID、ハックできねぇか?」
「あ、その手があったっけ。端末に繋げばここ何日かの入出星者も探れるよ」
部屋にはデスク端末が備え付けてあった。ハイファが端末を立ち上げ、リモータからリードを引き出して繋ぐ。
ここが本星ならば別室戦術コンにアクセスして一発なのだが、ここまでテラ本星と離れていては支援は望めない。
だがハッキングはハイファの得意技、腕の見せ所だ。
「まずは通常手段でマップを手に入れて、と」
ホロディスプレイのデフォルトはこのホテルのインフォメーションだった。ホロキィボードを超速で叩いてマップを呼び出し、別室資料のものと重ね合わせてより詳しくした。次にマップ内の星系政府施設に座標を合わせてホームページを表示する。
ここからが人には言えない非合法手段、観光案内ページからコンテンツの管理権限者のふりをして上階層に移動してゆく。
幾段階かのプロテクトを別室カスタムメイドリモータで易々と破り、ときにハイファは幾度かコマンドを打ち込んではパスワードを解読して、目的である星系政府管掌の宙港管理メインコンピュータに辿り着いた。
「ええと、ここ三日の入出星者IDの中にロン=ベイカーのIDは……ヒットした! 一昨日夜に入星。出星はまだだけど星系内移動までは関知せず。ずっと下って……ホテルを取った形跡はなし。シドの言う通り歓楽街で未登録の宿でも取ったのかな?」
「どうだかな。それと――」
テラ標準歴で六歳までを民間交易艦ですごし、その後の事故で家族全員を失って、太陽系政府にID編入されたシドが目を付けた。
「――そのロン=ベイカーのID、変わったナンバだな」
「頭にZがついてる。少なくともテラ本星で生まれ育った人のIDじゃないね」
「議員秘書としては五年前から務めてるんだっけな。影武者にするくらいだ、他星から拾ってきたのかも知れねぇな」
「でもこの星系政府中枢コンのIDリスト見て。全員アルファベットがついてるよ」
「どれ……本当だな。同じくZ付きもぽつぽつと……やっぱりロン=ベイカーはこの百令星系出身かも知れねぇぞ。けどアルファベットは何の意味があるんだろうな?」
「さあね。そこらで地元民に訊いてみたらいいんじゃない?」
「なるほど。ならロン=ベイカーはタダの里帰りじゃねぇのか?」
それだけ言うとシドは興味を失くしたようにハイファの着いたデスクから離れる。ソファに腰を下ろしコーヒーと煙草を味わう体勢に入った。
「これだけの資料で人捜しってのが、そもそもの間違いだろ」
「あんまりストライクに期待しすぎだよね」
「俺を棒に当たる犬扱いするのもいい加減にして欲しいぜ」
別室員はバディの不機嫌に気付かぬふりでホロディスプレイに向かいホロキィボードを叩き続ける。暫し黙って煙草とコーヒーを消費したシドは立ち上がり宣言した。
「ってことで、俺はリフレッシャ浴びてくる」
「どうぞ。僕は先に使ったから……ん、んんぅ……はあっ!」
バスルームへの行きがけにドレスシャツの胸元を掴まれ、いきなりキスを仕掛けられたハイファは息を上がらせて、斜め下からシドの顔を見つめる。
「付き合えよ」
「僕はもう使ったって――」
「嫌なのか?」
「嫌……じゃない」
立ち上がり俯いてソフトスーツのジャケットを脱ぐハイファのうなじで縛ったしっぽの革紐をシドはそっと解いた。いつもながらクセもついていない、さらさらの明るい金髪がドレスシャツの背に掛かる。
それを暫し嬲ったのちバスルームの前に移動した。
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