半隠居爺の猛毒覚え書き～マヌケなカモネギがSNSで嘘吐き罪人に仕立て上げられたが、とっとと忘れるためトラウマ治療に奮戦している～

1.ジジイの朝は早い。狭心症発作で5時起き（怒）

　飛び起きてニトロを入れた。山ほど薬を飲んでいるので副作用に『抗コリン作用』なるモノもある。このお蔭で口の中が渇く渇く。それ故にニトロの錠剤が溶けず、最近スプレー剤に変えて貰った。救急搬送された病院でもスプレー剤の予備を貰えたので暫くは安心……してられるか！？　たびたび賽の河原が射程距離に入るんだぞ？

　ジジイ、ジジイとは申告しちゃいるが、小説垢では最年長組だろうと思える程度で、既に出版の夢は睡眠時に視る夢でしかなくなったくらいの歳である。一度きりの人生、もうちょっと謳歌したいじゃないですか。

　元々、子供の頃から身体は弱かった。小学校入学時には3歳児相当の体重しかなく、校医に「今どき珍しい栄養失調児だ」と評された。

　実の両親ともに身長が低く、まんま受け継いでいるのでスーツを新調する際には、切り落としたスラックスの裾の分だけカネ返せと言いたくなるが我慢している。

　体格も悪ければ様々な身体的病気のみならず、精神疾患まで抱えた欲張りさんだ。
　ここで列挙するより宣伝しておこう。

【タイムマシンが欲しいんだ】https://www.alphapolis.co.jp/novel/595162683/28676939

　これの2ページ目に（2ページしかないが）人間これでも生きていられるんだ的に紹介していますので、お時間が許せばどうぞ。

　うん、話を戻そう。

　今、一番困っているのはﾀﾋに直結する狭心症発作だ。俺の場合はストレス物質が心臓の冠動脈に流れ込んで起こる。のちに書こうと思うが、そんな自分を意識しつつ売られた喧嘩を買わずにいられない性格で、現在もネットトラブルを抱えている。もう放り出したい、頭をも抱える案件だ。

　そして二番目に困っているのが解離性同一性障害である。シンプルに云えば多重人格。自分で意識しない間に、自分の精神の中で枝分かれし生まれた他人格が「こんにちは♪」する。

　現段階で相方が確認しているのは、まず『穏やかで生真面目かつ理知的な（たぶん）男性』。これは俺のPNそのままにシガマサキと名乗ったらしいので通称『シガ先生』。

　次に他人格というには頼りないが、音に対して敏感な俺が離人症を起こした際に出るキングペンギン。いや、オカシクねぇんだって！　担当医曰く「植物も空気もいます」って世界だから！　でも『枝分かれ人格は本人を護ろうとして生まれた』説が有力なのに、キンペンの野郎は真っ先に池に飛び込んで消えやがる。

　そして幼児還りかチューリップ組の過去の俺。

　最後のが大問題で相方までをも憎み、敵と見做しているらしい人格。
　これは何をするか……ってか、俺の知らん間に憎い相手認定した他人様を害しても変じゃないのだ。『24人のビリー・ミリガン』を地でゆく可能性がある。

　元から虐待PTSDと双極性障害で自傷癖があり、本気で自殺に6回チャレンジした俺だが、先日はこの人格に知らないうちに切られ、まだ4針分の糸が入っている状態。自分の自傷癖では有り得ない程の大出血で参った。

　こんなのを放置は拙いだろ……とは思っても、俺自身は聞かされるだけで覚えがないため、まるで『相方の知り合い』感覚である。けれど、これに憎ませたままは危なすぎだ。気付くとノーパソ画面は路線案内で財布の中身を確認していたりするのだから。

　俺を虐待していた義母が昼寝中、刺身包丁で危うく刺す寸前までいった時の感覚が蘇った。

　これはダメだろう……。

　仕方なく俺は抱えたネットトラブルに終止符を打つべく動くしかなかったのである。心身ヨレヨレなだけでなく、誰よりも超絶面倒臭がりなのに。