7 / 52
第7話
しおりを挟む
貝崎市内から海沿いを南下し各港をチェックしてみたが収穫もなく、霧島と京哉は定時の十七時半前に県警本部の詰め所に戻った。
詰め所は増員された隊員たちが多く戻ってきていて賑やかだった。その誰もが霧島の注文した幕の内弁当を頬張っている。夜食も含めて一日四食・三百六十五日ずっと近所の仕出し屋の幕の内なのに、若い隊長は迷うことを知らないからと皆が諦め随分経っていた。
そんな皆に新入りで秘書の京哉は急いで茶を淹れ配給する。
霧島と自分の分も茶を淹れるとメールチェックする霧島に念を押した。
「隊長、報告書の督促メールがもう四件溜まっている筈です。早急に対処願います」
「ああ、善処する」
「善処じゃだめです。終わらせないと今夜は帰しませんから」
眉間にシワを寄せた霧島を見て隊員たちが飯粒を飛ばし笑い転げていた。
「『今夜は帰さないわよ、ダーリン』が出ましたっ!」
「今月に入って三回目だっけか?」
「一度は結局鳴海が代書したんだよな?」
「ダーリンと一緒に帰りたいばかりに嫁さんも必死だな」
完全に他人事の皆に笑われて恥ずかしくもあったが、秘書としては手綱を緩める訳にいかない。なるべくしかつめらしい表情を崩さずに、既に何度も行方不明になった報告書類のファイルを隊長のノートパソコンにメール添付して送りつける。霧島はそれらを受けてムッとしたまま文書ソフトに向かい始めた。
そこでふいに詰め所が静かになった。何事かと京哉が振り向くと詰め所の入り口に今朝下番して本日非番の筈の三班員・栗田巡査部長が女子高生と共に立っていた。女子高生と分かったのはセーラー服を着ていたからだ。
その制服が県内でも偏差値トップクラスと名高い私立篠坂高校のものだと京哉は見取る。
そしてその女子高生は左腕をアームホルダーで首から吊っていた。
「どうした、栗田巡査部長?」
「ええとですね、隊長。話せば長いことながら――」
「――短く話せ」
「はい。知人を見舞いに白藤大学付属病院へ行き、ついでにバイク強盗に頭をガツンとやられたマル害の様子を見に行ったところ、この西原沙織十七歳と出くわし、どうしても礼を言いたいと頼まれて連れてきたのであります」
「もうちょっと長くてもいい」
「えー、西原沙織さんは本日真城市内で発生したコンビニ立て籠もりのマル害です」
あと一声と言いたい気持ちを皆が抑えて推測する。
マル被に切られ白藤大学付属病院に送られた西原沙織は怪我の処置を受けたのち、この県警本部で事情聴取に臨んだ。
その捜査一課の誰が口を滑らせたかマル被を撃ったSAT狙撃班員が機捜の人間だと知った。更にTVで今朝方バイク屋の店主が殴られ重体と報道している。
そこで西原沙織は病院に戻って機捜の人間を捕まえるべく張り込みしていたのだ。
「なるほど。それで捕まったのが栗田巡査部長だったということか」
バイク屋の店主と直接面識があったのが初動捜査を担当する機動捜査隊であり、その後も接触する可能性が高いと考えただけでなく、マル被を撃って自分を助けた人物について警察関係者に訊いて回っても保秘の観点から絶対に答えが得られないと心得ている辺り、なかなかに知識があり知恵も回る女子高生だと京哉は思う。
だがここで『自分が撃ちました』と挙手するほど京哉はマヌケではない。今後もSAT狙撃班員として人を撃たねばならない以上、完全保秘は鉄則だ。
決して表舞台に立つ訳には……と考えた時には既にその場の全員が京哉に目を向けていた。
ここ暫くの忙しさで疲れの溜まった皆の視線を追って西原沙織が歩を進める。
「貴方、お名前は何とおっしゃるの?」
暗澹たる思いでお嬢言葉の問いに答えた。
「……鳴海京哉です」
「西原沙織です。沙織と呼んで下さるかしら。今日は命を助けて頂きました」
ゆっくりと頭を下げた沙織は京哉をじっと見返してにっこり笑う。健康的な肌の色に腰まで届く漆黒の長い髪。整った顔立ちは端的に言えば美人だが、そばかすが少し散っているのが愛嬌を醸している。不思議なほど女性率の低い機捜でコケティッシュな笑顔は異様に受けた。
皆が身を乗り出して「おおーっ!」と意味の分からない溜息を洩らす。
一方で京哉は霧島の視線を痛いくらいに感じながら、腕を切られて半日後に笑える女子高生の逞しさに驚いていた。それこそ目の前で人が撃たれたのも見た筈なのだ。
「失礼ですけど、こんなに小柄で綺麗な方が撃ったとは思ってもみませんでした」
「そうですか、これでも警察官ですから。もう日が暮れます。自宅にお帰り下さい」
「まあ、冷たいのね。そうでなければスナイパーなんてできないでしょうけれど」
「……っ!」
そのイントネーションに京哉は思わず息を呑み身動きを止めた。霧島以外の皆は単にSAT狙撃班のことだと勝手に解釈したようだが、京哉には分かる。沙織は京哉が暗殺スナイパーだった事実を知った上で乗り込んできたのだ。
冷ややかな言い種は挑戦的でもあった。
だが沙織の意図が分からない。困惑してチラリと霧島に視線を向けると霧島は心得たように頷いた。しかし霧島が口を開く前に沙織は先手を打つように言い放つ。
「鳴海さん。お礼もここでは何ですから、お夕食をご馳走させて頂けないかしら?」
「高校生に奢られる趣味はないんで遠慮します」
「そう冷たくなさらないで。これでもわたし、アガサ商事の前会長の孫ですのよ」
更に京哉の心拍数は跳ね上がった。アガサ商事の前会長は暗殺肯定派の指示により京哉が最後にスナイプを成功させた暗殺のターゲットだった。
けれどスキャンダラスな殺され方はイコール『恨みを買っていた』と触れ回るようなもので、心当たりもあったらしくイメージからの悪影響を恐れたアガサ商事が会社ぐるみで事件を隠蔽した筈だ。そういう種類の人間が京哉の手掛けた暗殺ターゲットには多かったために殺人自体が表面化しなかった。
故に立件に至るどころか警察も関知すらせず、射殺事件そのものが『なかった』のである。
お蔭で警察上層部も現職警察官が暗殺スナイパーをしていた事実を隠蔽するのにそれほど苦労しなくて済んだだろう。実際ここ数ヶ月間、鼻の利くメディアにも嗅ぎつけられていない。
それなのに何故ターゲットの孫である沙織が出てきたのか分からない。
何処から洩れた?
誰が洩らした?
大体、たまたま狙撃逮捕で助けた人間が京哉の秘密を知っていたなどという偶然はあり得ない。
この件は早急に処理しなければ自分に安穏と眠れる日は二度と来なくなる――。
詰め所は増員された隊員たちが多く戻ってきていて賑やかだった。その誰もが霧島の注文した幕の内弁当を頬張っている。夜食も含めて一日四食・三百六十五日ずっと近所の仕出し屋の幕の内なのに、若い隊長は迷うことを知らないからと皆が諦め随分経っていた。
そんな皆に新入りで秘書の京哉は急いで茶を淹れ配給する。
霧島と自分の分も茶を淹れるとメールチェックする霧島に念を押した。
「隊長、報告書の督促メールがもう四件溜まっている筈です。早急に対処願います」
「ああ、善処する」
「善処じゃだめです。終わらせないと今夜は帰しませんから」
眉間にシワを寄せた霧島を見て隊員たちが飯粒を飛ばし笑い転げていた。
「『今夜は帰さないわよ、ダーリン』が出ましたっ!」
「今月に入って三回目だっけか?」
「一度は結局鳴海が代書したんだよな?」
「ダーリンと一緒に帰りたいばかりに嫁さんも必死だな」
完全に他人事の皆に笑われて恥ずかしくもあったが、秘書としては手綱を緩める訳にいかない。なるべくしかつめらしい表情を崩さずに、既に何度も行方不明になった報告書類のファイルを隊長のノートパソコンにメール添付して送りつける。霧島はそれらを受けてムッとしたまま文書ソフトに向かい始めた。
そこでふいに詰め所が静かになった。何事かと京哉が振り向くと詰め所の入り口に今朝下番して本日非番の筈の三班員・栗田巡査部長が女子高生と共に立っていた。女子高生と分かったのはセーラー服を着ていたからだ。
その制服が県内でも偏差値トップクラスと名高い私立篠坂高校のものだと京哉は見取る。
そしてその女子高生は左腕をアームホルダーで首から吊っていた。
「どうした、栗田巡査部長?」
「ええとですね、隊長。話せば長いことながら――」
「――短く話せ」
「はい。知人を見舞いに白藤大学付属病院へ行き、ついでにバイク強盗に頭をガツンとやられたマル害の様子を見に行ったところ、この西原沙織十七歳と出くわし、どうしても礼を言いたいと頼まれて連れてきたのであります」
「もうちょっと長くてもいい」
「えー、西原沙織さんは本日真城市内で発生したコンビニ立て籠もりのマル害です」
あと一声と言いたい気持ちを皆が抑えて推測する。
マル被に切られ白藤大学付属病院に送られた西原沙織は怪我の処置を受けたのち、この県警本部で事情聴取に臨んだ。
その捜査一課の誰が口を滑らせたかマル被を撃ったSAT狙撃班員が機捜の人間だと知った。更にTVで今朝方バイク屋の店主が殴られ重体と報道している。
そこで西原沙織は病院に戻って機捜の人間を捕まえるべく張り込みしていたのだ。
「なるほど。それで捕まったのが栗田巡査部長だったということか」
バイク屋の店主と直接面識があったのが初動捜査を担当する機動捜査隊であり、その後も接触する可能性が高いと考えただけでなく、マル被を撃って自分を助けた人物について警察関係者に訊いて回っても保秘の観点から絶対に答えが得られないと心得ている辺り、なかなかに知識があり知恵も回る女子高生だと京哉は思う。
だがここで『自分が撃ちました』と挙手するほど京哉はマヌケではない。今後もSAT狙撃班員として人を撃たねばならない以上、完全保秘は鉄則だ。
決して表舞台に立つ訳には……と考えた時には既にその場の全員が京哉に目を向けていた。
ここ暫くの忙しさで疲れの溜まった皆の視線を追って西原沙織が歩を進める。
「貴方、お名前は何とおっしゃるの?」
暗澹たる思いでお嬢言葉の問いに答えた。
「……鳴海京哉です」
「西原沙織です。沙織と呼んで下さるかしら。今日は命を助けて頂きました」
ゆっくりと頭を下げた沙織は京哉をじっと見返してにっこり笑う。健康的な肌の色に腰まで届く漆黒の長い髪。整った顔立ちは端的に言えば美人だが、そばかすが少し散っているのが愛嬌を醸している。不思議なほど女性率の低い機捜でコケティッシュな笑顔は異様に受けた。
皆が身を乗り出して「おおーっ!」と意味の分からない溜息を洩らす。
一方で京哉は霧島の視線を痛いくらいに感じながら、腕を切られて半日後に笑える女子高生の逞しさに驚いていた。それこそ目の前で人が撃たれたのも見た筈なのだ。
「失礼ですけど、こんなに小柄で綺麗な方が撃ったとは思ってもみませんでした」
「そうですか、これでも警察官ですから。もう日が暮れます。自宅にお帰り下さい」
「まあ、冷たいのね。そうでなければスナイパーなんてできないでしょうけれど」
「……っ!」
そのイントネーションに京哉は思わず息を呑み身動きを止めた。霧島以外の皆は単にSAT狙撃班のことだと勝手に解釈したようだが、京哉には分かる。沙織は京哉が暗殺スナイパーだった事実を知った上で乗り込んできたのだ。
冷ややかな言い種は挑戦的でもあった。
だが沙織の意図が分からない。困惑してチラリと霧島に視線を向けると霧島は心得たように頷いた。しかし霧島が口を開く前に沙織は先手を打つように言い放つ。
「鳴海さん。お礼もここでは何ですから、お夕食をご馳走させて頂けないかしら?」
「高校生に奢られる趣味はないんで遠慮します」
「そう冷たくなさらないで。これでもわたし、アガサ商事の前会長の孫ですのよ」
更に京哉の心拍数は跳ね上がった。アガサ商事の前会長は暗殺肯定派の指示により京哉が最後にスナイプを成功させた暗殺のターゲットだった。
けれどスキャンダラスな殺され方はイコール『恨みを買っていた』と触れ回るようなもので、心当たりもあったらしくイメージからの悪影響を恐れたアガサ商事が会社ぐるみで事件を隠蔽した筈だ。そういう種類の人間が京哉の手掛けた暗殺ターゲットには多かったために殺人自体が表面化しなかった。
故に立件に至るどころか警察も関知すらせず、射殺事件そのものが『なかった』のである。
お蔭で警察上層部も現職警察官が暗殺スナイパーをしていた事実を隠蔽するのにそれほど苦労しなくて済んだだろう。実際ここ数ヶ月間、鼻の利くメディアにも嗅ぎつけられていない。
それなのに何故ターゲットの孫である沙織が出てきたのか分からない。
何処から洩れた?
誰が洩らした?
大体、たまたま狙撃逮捕で助けた人間が京哉の秘密を知っていたなどという偶然はあり得ない。
この件は早急に処理しなければ自分に安穏と眠れる日は二度と来なくなる――。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
織りなす楓の錦のままに
秋濃美月
キャラ文芸
※鳴田るなさんの”身分違いの二人企画”に参加しています。
期間中に連載終了させたいです。させます。
幕藩体制が倒れなかった異世界”豊葦原”の”灯京都”に住む女子高生福田萌子は
奴隷市場に、”女中”の奴隷を買いに行く。
だが、そこで脱走した外国人の男奴隷サラームの巻き起こしたトラブルに巻き込まれ
行きがかり上、彼を買ってしまう。
サラームは色々ワケアリのようで……?
懐妊を告げずに家を出ます。最愛のあなた、どうかお幸せに。
梅雨の人
恋愛
最愛の夫、ブラッド。
あなたと共に、人生が終わるその時まで互いに慈しみ、愛情に溢れる時を過ごしていけると信じていた。
その時までは。
どうか、幸せになってね。
愛しい人。
さようなら。
許し方を知らず~Barter.5~
志賀雅基
キャラ文芸
◆隠すな/忘れるな/Need to know/全て知りたいのは私の驕りか◆
キャリア機捜隊長×年下刑事のバディシリーズPart5[全47話]
一発必中のスナイパーによる連続射殺事件発生。高性能ライフルと残弾数、被害者の共通点も割れる。カウンタースナイプを要請されたSAT狙撃手は、普段は機動捜査隊に所属する刑事・京哉。バディのスポッタ(観測手)を務めるのはキャリア機捜隊長で京哉のパートナー・霧島。京哉は霧島に殺人をさせたくない思いで単独を条件に任務を受けるが……。
▼▼▼
【シリーズ中、何処からでもどうぞ】
【全性別対応/BL特有シーンはストーリーに支障なく回避可能です】
【Nolaノベル・小説家になろう・ノベルアップ+・ステキブンゲイにR無指定版/エブリスタにR15版を掲載】
アムネジアの刻印~Barter.14~
志賀雅基
キャラ文芸
◆共に堕ちるな僕は咎人//私は私の道を往く/欠けても照らす月のお前と◆
キャリア機捜隊長×年下刑事バディシリーズPart14[全41話]
連続強盗殺人事件が発生。一家全員子供まで殺害する残虐な犯行と、意外なまでに大きな被害額で捜査は迷走。一方で市内の名門大学にテロリストが偽名で留学し資金獲得活動をしているとの情報が入った。動向を探る特別任務が機捜隊長・霧島とバディの京哉に下るが、潜入中に霧島が単独となった際に銃撃戦となり4階から転落して……。
▼▼▼
【シリーズ中、何処からでもどうぞ】
【BL特有シーンはストーリーに支障なく回避可能です】
【Nolaノベル・小説家になろう・ノベルアップ+・ステキブンゲイにR無指定版/エブリスタにR15版を掲載】
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
夫の不貞現場を目撃してしまいました
秋月乃衣
恋愛
伯爵夫人ミレーユは、夫との間に子供が授からないまま、閨を共にしなくなって一年。
何故か夫から閨を拒否されてしまっているが、理由が分からない。
そんな時に夜会中の庭園で、夫と未亡人のマデリーンが、情事に耽っている場面を目撃してしまう。
なろう様でも掲載しております。
最優先事項~Barter.4~
志賀雅基
ミステリー
◆僕の神様は触れるし/温かくて血も流す/祈る僕は標/暁に灯るルシファー◆
キャリア機捜隊長×年下刑事Part4[全60話+SS]
撃っていない自分の銃で殺人を犯したとして逮捕された刑事・京哉。必ず迎えに行くと約束したバディでキャリアの機捜隊長・霧島は検察送致までの勾留期限48時間以内に証拠を手に入れ本ボシを捕らえようとする。だが銃撃戦で被弾し重傷を負いつつ指定暴力団本家に単身乗り込むも本ボシの組長は常識で計れぬ思考と嗜好の持ち主で……。
▼▼▼
【シリーズ中、何処からでもどうぞ】
【全性別対応/BL特有シーンはストーリーに支障なく回避可能です】
【Nolaノベル・小説家になろう・ノベルアップ+・ステキブンゲイにR無指定版/エブリスタにR15版を掲載】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる