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第51話
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昨夜も霧島は遅かった。けれど今日は自分の方が遅くなりそうだと京哉は覚悟を決めてスツールに腰を据え直し、カウンターに置かれた灰皿に煙草の灰を落とした。
真王組本家に入って三日目の晩、花梨が足を踏み入れた白藤市内のバーである。門限は午前二時などという、あってなきが如しの状態だから厄介だ。
厄介といえば未成年の保護者という立場にありながら、飲酒を止められない状況自体が厄介で、だが花梨に大人びたふりをさせているのも京哉自身なのである。
女性がだめな霧島と違って、京哉は霧島以外の男性がだめだった。だから女性遍歴なるものも一応あるが、他人に誇れるほどでなく平均的だと京哉は思う。付き合った人数はともかく他人に執着せず醒めたたちだったので殆ど長続きしなかったのだ。
しかしそんな京哉にだって誰に言われずとも、自分が花梨のオモチャかアクセサリーだという自覚くらいあった。そのオモチャかアクセサリーに花梨が夢中なのも。
あからさまな態度に気付かない方がおかしい。他のガードも苦笑いだ。
何処に行くにも傍から離さず、機会があるたびに触れたがる。外ではジャケットの袖か裾を掴んで歩き、周囲から視線を浴びると京哉にさかんに話し掛けるのだ。
同行者としてアピールし満足するのはまだしも、京哉とすれ違った際に触れた相手が女性だと、花梨は悋気さえ目に浮かべている。本音を言えば京哉はかなり引いていた。
だがそれもこの自分を気に入ったからこその行動である。京哉だって霧島を想えば身に覚えのある感情で理解はできた。その辺はあまり深く考えず全ては任務と割り切る方がいい。そう心の何処かで警戒音が鳴っている。
ともあれ京哉がそれなりの行動を取っている間は、まず花梨に飽きられることはないだろう。
登校拒否し友人もなく家は筋者だらけでは、歳が割と近く話しやすい相手もいなかったのだろうし、そこに我が儘を何でも聞く従者が現れただけでも嬉しいだろうに、それが見せびらかせる程度なら余計にのぼせ上っても仕方ない。
そのくらいに京哉は捉えて押したり引いたりの駆け引きを上手くコントロールし、主導権を握っていた。周囲は『お気に入りは大変だな』という視線を向けてくる。
花梨の行動と云えば先日と同じく今日も夕方から呆れるくらい衣服や化粧品を購入し、車に運ぶのはガードが総出、今着ているワンピースも三種類の色違いを試着した挙げ句に京哉が決めさせられたものだった。メイクも対面販売の美容部員にして貰って、少々過剰なほどである。
お蔭で一見して未成年か否か判別しづらくなったのは有難い。
だからといってこのバーに入店して以降、立て続けにマルガリータだのホワイトレディだのというアルコール度数の高いショートグラス・カクテルばかりに挑戦しているのはいい加減に浮かれすぎだと思う。
だが未成年を監督する立場にありながら誰も止められるものがいないのは、やはり厄介だ。
花梨を横目に京哉の思考の八割方は当然ながら霧島の心配である。誰かを買収するでもなく自ら盗聴器を仕掛けるなど危険極まりない。殆ど捨て身の選択としか思えなかった。
ただ盗聴器などという単語を口にしたということは、盗聴するべき対象を既に射程に収めたということでもある。
やはり組長に直接張り付いているのと、保険にすらならないかも知れないカードのお守りをしているのとでは得られる情報は段違いと認めざるを得なかった。
だが喩え盗聴器を仕掛けてもすぐには必要な情報を盗れなかった場合、粘るか盗聴がバレて離脱するかのどちらかの選択を迫られる。
霧島のことだ、自分にしか仕掛けられない巧妙な場所に仕掛けるであろうことが予測でき、つまりバレたら犯人は霧島だと即バレするだろう。仕掛けるだけ仕掛けて離脱し外部からの盗聴が理想的だ。
しかし現在の互いの立場を考慮したら仕掛けてすぐに離脱する訳にいかない。盗聴器だって有益な情報を得られるまで無事とは限らず、タダのゴミになるかも知れないのだ。潜入に成功した自分たちは任務を完遂するまで留まるのが原則である。
そもそも霧島が一足飛びに盗聴まで言い出したのは理由があるのだろうか。何か気に掛かっていて離脱を考えざるを得ない状況に追い込まれているのか、それとも本当に有益な情報が得られそうで盗聴とまで考えたのか。
その程度の相談どころかコミュニケーションすらまともに取れない今は何も分からず、心配で心臓が握り潰されそうだった。あれでこの自分並みに頑固な上、天より高いプライドである。霧島から折れてくることはまずないだろう。
背を護るバディもいないのに霧島の過去に対する京哉の下らない嫉妬から発生した状況は単独の霧島にとってタイトロープの如く不安定で危険すぎた。
できるなら花梨のガードを外して貰い、今からでも組長のガードに就いて霧島を監視したいくらいである。向こうが喋らず頼らず勝手にするなら、こちらも勝手に組長と直談判したって文句はない筈だ。
だが……対・霧島戦術を練ってどうするんだろう?
しかし今更花梨を放り出すのも拙い気がした。何も情が湧いたのではなく、ここで組長の娘の機嫌を損ねて二人まとめてお払い箱になると困るからだ。せっかく潜入に成功したのだから、やはりこのまま京哉は花梨のオモチャを続行するしかない。
霧島の努力を水の泡にするかも知れない行動は取れなかった。
けれど花梨というカードが果たして切るべき時に切って有効な手札なのか、ここにきて京哉は迷い始めていた。花梨と立川拓真の接触自体が極端に少ないのだ。
だがもし霧島が拙い動きをした時のために、僅かでも可能性があるなら花梨は温存すべきだろう。最悪、離脱時に花梨を質に取ってでも。
霧島忍という男は、ときに人間離れした能力を発揮する男だ。作戦立案し、それに伴う途轍もなく膨大な計算を処理し、必ず成功してみせる。ただ一連の流れの中に自己犠牲を含んでしまうことがあるのが事実で、京哉はそれが怖いのだ。
何もこの任務に霧島が命をなげうってまで挑むとは思わないが、シャブの新流通ルートと秤にかけ、ある程度までの損害なら被ったとしてもルートさえ壊滅できたら勝ちだと冷静に計算しそうで怖い。実際に今までも懲戒処分を食らっただけでなく何度も大怪我をしている。
もし本当に霧島が動いたら。
背を護るバディも不在で、偶然にでもバレたら周囲の全てが敵に回る。そうなったら無傷ではいられまい。悪条件が重なったら傷どころか命も危うい筈である。何故こんな所に自分はいるのか。どうしてあの背中を護っていないのか。
今だって、もしかして。考えると恐怖が胸を圧して自然と呼吸が速くなる。いてもたってもいられない焦りを花梨の前で隠すのに苦労した。
それに花梨はともかく何よりもつらいのが、朝晩顔を合わせても変えようとしない霧島の態度である。話し掛けて返事があればマシ、殆ど無視され空気以下の扱いだった。
その神経戦に京哉は消耗し、既に疲れ切ってしまっていた。何をしにきたのか分からない。
「――ねえ、聞いてるの、京哉さん?」
「えっ、何ですか?」
「貴方はお説教しないのねって言ったのよ」
「僕の仕事はお説教じゃなくて貴女のガード、身を守ることですから。今は規定外労働で急性アルコール中毒の危険からも護るべきなのかも知れませんけれどね」
「ふうん。嫌味は言うんだ?」
「酔っ払うまで飲むのはエレガントじゃありませんよ。海外では公衆酩酊罪って、外で酔っ払ってると警察に捕まる法律が制定されている国だってあるんですから」
それこそ説教するつもりはなく軽く言う。花梨はルージュを塗った唇を尖らせた。
「わたし、まだ酔っ払ってないわ」
「酔っ払いは大概そう言うらしいですよ。でもまあ、お酒には強いようですけど」
「京哉さんも、もっと飲んで平気よ。ガードは他にもいるもの」
「僕はこのミモザで結構です」
シャンパンのオレンジジュース割りのグラスを京哉は揺らして見せる。本当に強くないのと、もし急遽連絡でもあったらと思うと悠長に飲んでいる気になれなかった。そんな京哉の前で花梨はハンドバッグから煙草のパッケージを出し、これ見よがしにカウンターに置く。
「って、花梨、煙草なんか――」
さすがにたしなめようとしたが、匂いに気付いて京哉は口を閉じた。カウンターに置かれた煙草のパッケージにはムエットなる香りを試すための栞のような紙が挟まれている。
その煙草を一本咥えて華奢なガスライターで火を点けた花梨は、軽く吹かしているだけのようで、むせたりはしない。
だが初めて吸った訳でないのは仕草を見れば分かった。
真王組本家に入って三日目の晩、花梨が足を踏み入れた白藤市内のバーである。門限は午前二時などという、あってなきが如しの状態だから厄介だ。
厄介といえば未成年の保護者という立場にありながら、飲酒を止められない状況自体が厄介で、だが花梨に大人びたふりをさせているのも京哉自身なのである。
女性がだめな霧島と違って、京哉は霧島以外の男性がだめだった。だから女性遍歴なるものも一応あるが、他人に誇れるほどでなく平均的だと京哉は思う。付き合った人数はともかく他人に執着せず醒めたたちだったので殆ど長続きしなかったのだ。
しかしそんな京哉にだって誰に言われずとも、自分が花梨のオモチャかアクセサリーだという自覚くらいあった。そのオモチャかアクセサリーに花梨が夢中なのも。
あからさまな態度に気付かない方がおかしい。他のガードも苦笑いだ。
何処に行くにも傍から離さず、機会があるたびに触れたがる。外ではジャケットの袖か裾を掴んで歩き、周囲から視線を浴びると京哉にさかんに話し掛けるのだ。
同行者としてアピールし満足するのはまだしも、京哉とすれ違った際に触れた相手が女性だと、花梨は悋気さえ目に浮かべている。本音を言えば京哉はかなり引いていた。
だがそれもこの自分を気に入ったからこその行動である。京哉だって霧島を想えば身に覚えのある感情で理解はできた。その辺はあまり深く考えず全ては任務と割り切る方がいい。そう心の何処かで警戒音が鳴っている。
ともあれ京哉がそれなりの行動を取っている間は、まず花梨に飽きられることはないだろう。
登校拒否し友人もなく家は筋者だらけでは、歳が割と近く話しやすい相手もいなかったのだろうし、そこに我が儘を何でも聞く従者が現れただけでも嬉しいだろうに、それが見せびらかせる程度なら余計にのぼせ上っても仕方ない。
そのくらいに京哉は捉えて押したり引いたりの駆け引きを上手くコントロールし、主導権を握っていた。周囲は『お気に入りは大変だな』という視線を向けてくる。
花梨の行動と云えば先日と同じく今日も夕方から呆れるくらい衣服や化粧品を購入し、車に運ぶのはガードが総出、今着ているワンピースも三種類の色違いを試着した挙げ句に京哉が決めさせられたものだった。メイクも対面販売の美容部員にして貰って、少々過剰なほどである。
お蔭で一見して未成年か否か判別しづらくなったのは有難い。
だからといってこのバーに入店して以降、立て続けにマルガリータだのホワイトレディだのというアルコール度数の高いショートグラス・カクテルばかりに挑戦しているのはいい加減に浮かれすぎだと思う。
だが未成年を監督する立場にありながら誰も止められるものがいないのは、やはり厄介だ。
花梨を横目に京哉の思考の八割方は当然ながら霧島の心配である。誰かを買収するでもなく自ら盗聴器を仕掛けるなど危険極まりない。殆ど捨て身の選択としか思えなかった。
ただ盗聴器などという単語を口にしたということは、盗聴するべき対象を既に射程に収めたということでもある。
やはり組長に直接張り付いているのと、保険にすらならないかも知れないカードのお守りをしているのとでは得られる情報は段違いと認めざるを得なかった。
だが喩え盗聴器を仕掛けてもすぐには必要な情報を盗れなかった場合、粘るか盗聴がバレて離脱するかのどちらかの選択を迫られる。
霧島のことだ、自分にしか仕掛けられない巧妙な場所に仕掛けるであろうことが予測でき、つまりバレたら犯人は霧島だと即バレするだろう。仕掛けるだけ仕掛けて離脱し外部からの盗聴が理想的だ。
しかし現在の互いの立場を考慮したら仕掛けてすぐに離脱する訳にいかない。盗聴器だって有益な情報を得られるまで無事とは限らず、タダのゴミになるかも知れないのだ。潜入に成功した自分たちは任務を完遂するまで留まるのが原則である。
そもそも霧島が一足飛びに盗聴まで言い出したのは理由があるのだろうか。何か気に掛かっていて離脱を考えざるを得ない状況に追い込まれているのか、それとも本当に有益な情報が得られそうで盗聴とまで考えたのか。
その程度の相談どころかコミュニケーションすらまともに取れない今は何も分からず、心配で心臓が握り潰されそうだった。あれでこの自分並みに頑固な上、天より高いプライドである。霧島から折れてくることはまずないだろう。
背を護るバディもいないのに霧島の過去に対する京哉の下らない嫉妬から発生した状況は単独の霧島にとってタイトロープの如く不安定で危険すぎた。
できるなら花梨のガードを外して貰い、今からでも組長のガードに就いて霧島を監視したいくらいである。向こうが喋らず頼らず勝手にするなら、こちらも勝手に組長と直談判したって文句はない筈だ。
だが……対・霧島戦術を練ってどうするんだろう?
しかし今更花梨を放り出すのも拙い気がした。何も情が湧いたのではなく、ここで組長の娘の機嫌を損ねて二人まとめてお払い箱になると困るからだ。せっかく潜入に成功したのだから、やはりこのまま京哉は花梨のオモチャを続行するしかない。
霧島の努力を水の泡にするかも知れない行動は取れなかった。
けれど花梨というカードが果たして切るべき時に切って有効な手札なのか、ここにきて京哉は迷い始めていた。花梨と立川拓真の接触自体が極端に少ないのだ。
だがもし霧島が拙い動きをした時のために、僅かでも可能性があるなら花梨は温存すべきだろう。最悪、離脱時に花梨を質に取ってでも。
霧島忍という男は、ときに人間離れした能力を発揮する男だ。作戦立案し、それに伴う途轍もなく膨大な計算を処理し、必ず成功してみせる。ただ一連の流れの中に自己犠牲を含んでしまうことがあるのが事実で、京哉はそれが怖いのだ。
何もこの任務に霧島が命をなげうってまで挑むとは思わないが、シャブの新流通ルートと秤にかけ、ある程度までの損害なら被ったとしてもルートさえ壊滅できたら勝ちだと冷静に計算しそうで怖い。実際に今までも懲戒処分を食らっただけでなく何度も大怪我をしている。
もし本当に霧島が動いたら。
背を護るバディも不在で、偶然にでもバレたら周囲の全てが敵に回る。そうなったら無傷ではいられまい。悪条件が重なったら傷どころか命も危うい筈である。何故こんな所に自分はいるのか。どうしてあの背中を護っていないのか。
今だって、もしかして。考えると恐怖が胸を圧して自然と呼吸が速くなる。いてもたってもいられない焦りを花梨の前で隠すのに苦労した。
それに花梨はともかく何よりもつらいのが、朝晩顔を合わせても変えようとしない霧島の態度である。話し掛けて返事があればマシ、殆ど無視され空気以下の扱いだった。
その神経戦に京哉は消耗し、既に疲れ切ってしまっていた。何をしにきたのか分からない。
「――ねえ、聞いてるの、京哉さん?」
「えっ、何ですか?」
「貴方はお説教しないのねって言ったのよ」
「僕の仕事はお説教じゃなくて貴女のガード、身を守ることですから。今は規定外労働で急性アルコール中毒の危険からも護るべきなのかも知れませんけれどね」
「ふうん。嫌味は言うんだ?」
「酔っ払うまで飲むのはエレガントじゃありませんよ。海外では公衆酩酊罪って、外で酔っ払ってると警察に捕まる法律が制定されている国だってあるんですから」
それこそ説教するつもりはなく軽く言う。花梨はルージュを塗った唇を尖らせた。
「わたし、まだ酔っ払ってないわ」
「酔っ払いは大概そう言うらしいですよ。でもまあ、お酒には強いようですけど」
「京哉さんも、もっと飲んで平気よ。ガードは他にもいるもの」
「僕はこのミモザで結構です」
シャンパンのオレンジジュース割りのグラスを京哉は揺らして見せる。本当に強くないのと、もし急遽連絡でもあったらと思うと悠長に飲んでいる気になれなかった。そんな京哉の前で花梨はハンドバッグから煙草のパッケージを出し、これ見よがしにカウンターに置く。
「って、花梨、煙草なんか――」
さすがにたしなめようとしたが、匂いに気付いて京哉は口を閉じた。カウンターに置かれた煙草のパッケージにはムエットなる香りを試すための栞のような紙が挟まれている。
その煙草を一本咥えて華奢なガスライターで火を点けた花梨は、軽く吹かしているだけのようで、むせたりはしない。
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