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第58話
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あっという間に玄関ホールは人で埋め尽くされ階段にも押し寄せた。グレネードの男は包丁を持った中年女性に脅され、人々にのしかかられて武器を取り上げられる。
この小さな街にこんなに人が住んでいたのかと霧島と京哉が驚いたほどの、何百という人々が濁流の如く流れてゆく中、三人は孤島の如く立ち尽くしていた。街人たちは廊下に沿って並ぶドアを開けては複数で勢い飛び込んでゆく。二階への階段も遡る濁流だ。
彼らを呆然として眺める三人にマイルズが頭を掻いてみせる。
「もっと早く来たかったんだが呼び掛けたら皆、次々と集まっちまって」
「この街の人間もやるときゃやるんだ、よそ者のあんたら任せにゃしねぇよ」
ネッドが鼻の下を擦りながら言った。僅かに目を泳がせ語尾を震わせた二人も本当は怖いのかも知れない。だがそれを上回る気概がこの街の人々にもあったのだ。
相当嬉しかったのだろう。かつてイーグル・アイと呼ばれた男、シェリフ・パイク=ノーマンはくるりと後ろを向いて赤くなった目を隠してしまった。
「あとはこの街の問題か。ついでに特別任務まで完遂してしまったな。ふあーあ」
車寄せから表に出た霧島は春の空気をいっぱいに吸い込んで伸びをした。途端に全身の痛みが復活して珍しく表情を歪ませる。見上げた京哉が柳眉をひそめた。
「大丈夫ですか? あっ、忍さん、脚と腕に怪我してますっ!」
「お前こそ腕とこめかみ、血が出ているぞ」
「うわあ、スーツやっちゃいましたよ」
「服なんかどうでもいい、美人の顔に傷痕なんか残すな」
「貴方こそ、その綺麗な躰に傷痕を増やさないで下さい」
それでも互いに掠り傷で済んだのは奇跡に近かった。最後に街人が来なければグレネードの擲弾で引き裂かれ、敵と一緒に転がっていたかも知れない。そもそも戦力差から言って無謀なカチコミだったのだ。
あれだけチンピラがいたのだから組織として上手く仕切れる者が敵側にいたら、三人共に簡単に捻り潰されていただろう。
だがその可能性も認識しながら二人は出てきたのだ。互いにバディを心強く信頼するが故に恐怖心もなく、俯かず堂々と歩いたお蔭でシェリフという援軍も得られた。
日差しの中で屋敷内の喧騒を感じつつ、二人はソフトキスを交わして笑い合う。
茶畑から下ってくる午後の風は涼しく、優しい。
その風と、まだ解けきっていなかった緊張感が二人を救った。二人は振り向きざまに銃を抜き撃つ。三発のハンドガンの発射音が交差する。
屋外発射特有の乾いた短音は物足りないくらいだったが、勝負は一瞬で決まった。
屋敷の茶畑側、二人から僅か十五メートルほど離れた所に男が一人、驚愕の表情を浮かべて立っていた。胸に空いた穴から噴き出す血を見下ろして銃を取り落とし、頽れる。歩み寄った二人に斃れた殺し屋は割れた声で訊いた。
「何故……あの距離で、分かった? 気配は……消して、いた、筈だ」
「あんた、風上にいたのは拙かったな。バニラの香りがしたんだ」
「ふ……そう、か――」
オットー=ベインは見開いた目から光を失くす。左胸に二発食らい殆ど即死だ。
「おやおや、ペイン・レス=オットー氏がご臨終ですか。これはこれは」
右肩に顎を載せて喋られ、霧島は飛び上がった。
「ベルジュラック、あんたも気配を殺すな! って、ゲホゲホ、ゴホッ!」
胸に鋭い痛みが走り、咳き込んだ霧島は身を折る。京哉が慌てて取り縋った。
「忍さん……忍さんっ!」
「麗しい殺し屋の旦那様は大丈夫ですか? 医者ですか? それとも坊主ですか?」
「まだ私は死んでいない!」
「って、ベルジュラック。先日はお世話になりました。でも、何で坊主?」
「わたし、資格を取ったんですよ。これからはこの国でも牧師より僧侶の時代、独立宗教法人は非常に美味しいと気が付きまして。税制優遇、坊主丸儲け。フヒヒヒ」
「気味が悪いだけじゃなくて結構がめついんですね。忍さん、歩けますか?」
「ああ、何とかなりそうだ」
「でもバー・バッカスまでは一時間ですよ?」
それでも歩いて戻ろうとした二人を葬儀屋が呼び止める。
「お待ち下さい。こんなにご遺体を製造して頂いたので、お礼に車を出しましょう」
「ぼやぼやしていると大事なご遺体が腐るんじゃないのか?」
「きっとこれから暫くはこの街も平和でしょう。ここのご遺体はゆっくり愉しむつもりですので腐ろうが芽が出ようが、逃げ出さなければ一向に構いません。フヒヒヒ」
気味は悪かったが二人はせっかくの申し出に乗ることにした。
ピカピカに磨かれた黒塗りステーションワゴンの運転席に葬儀屋、後席に二人が乗り込むと早速出発する。坂道を下り街に入ると葬儀屋が提案した。
「バー・バッカス経由で病院に行く前に、もうひとつお礼と言ってはなんですが、うちの店でお茶でもいかがでしょうか。いい茶葉が入りましたので」
もうここまでこれば気味が悪いついでである。何処までも見てやろう、毒を食らわば皿までだという気がして霧島と京哉は頷いた。
黒塗りは路地を曲がり、アパートが建ち並ぶエリアを抜け、茶畑の裾野へと向かった。十分ほどで着いた店の周囲はぐるりと淋しい空き地で、ミニマムな陸の孤島状態だった。
誰も近寄らないらしい店は意外に大きな三階建てで結構モダンな造りである。それだけではなく屋上には何と小型ヘリまで駐機されていた。
「すごーい、がめついだけありますよね」
「それこそご遺体が腐らないうちに運んで欲しがるご遺族もいますから。フヒヒヒ」
看板には英語で『葬式はベルジュラックで美しく』と書いてあり、更にリアルな筆致で棺桶と羽ばたくコウモリの絵が描かれている。まるきりお化け屋敷のノリだ。そんな店内に二人は恐る恐る足を踏み入れる。
中は大小の棺桶だらけだった。フタされた中身がいないことを祈りつつ二人は促されて店の隅の椅子に腰掛ける。テーブルは棺桶を三つ重ねたもので代用されていた。
「うーん、想像を裏切らないなあ」
「本当に茶は大丈夫なんだろうな?」
落ち着かずそわそわと待っていると、葬儀屋がトレイに茶器を載せて運んでくる。ちゃんとポットにはティーコゼーまで被せてあった。職業柄か、結構マメだ。
ソーサー付きでカップが配られた。ボーンチャイナらしいシンプルだが上品かつ高価そうなティーセットだった。きつね色のマフィンのプレートも棺桶テーブルに載せられる。目の前で葬儀屋がポットから赤い液体を注ぎ分けた。二人は遠慮なくカップを持ち上げる。
「わあ、香りがいいかも」
「意外にまともだな。おっ、この紅茶もなかなか旨いぞ」
「あのケネスが淹れてくれたのと同じ味がしますよ」
「お褒め頂いて恐悦至極に存じます。さあさあ、このマフィンも食べて下さい。うちのオーブンは美しい遺骨を残せる特注品ですからね~。フヒヒヒ」
この小さな街にこんなに人が住んでいたのかと霧島と京哉が驚いたほどの、何百という人々が濁流の如く流れてゆく中、三人は孤島の如く立ち尽くしていた。街人たちは廊下に沿って並ぶドアを開けては複数で勢い飛び込んでゆく。二階への階段も遡る濁流だ。
彼らを呆然として眺める三人にマイルズが頭を掻いてみせる。
「もっと早く来たかったんだが呼び掛けたら皆、次々と集まっちまって」
「この街の人間もやるときゃやるんだ、よそ者のあんたら任せにゃしねぇよ」
ネッドが鼻の下を擦りながら言った。僅かに目を泳がせ語尾を震わせた二人も本当は怖いのかも知れない。だがそれを上回る気概がこの街の人々にもあったのだ。
相当嬉しかったのだろう。かつてイーグル・アイと呼ばれた男、シェリフ・パイク=ノーマンはくるりと後ろを向いて赤くなった目を隠してしまった。
「あとはこの街の問題か。ついでに特別任務まで完遂してしまったな。ふあーあ」
車寄せから表に出た霧島は春の空気をいっぱいに吸い込んで伸びをした。途端に全身の痛みが復活して珍しく表情を歪ませる。見上げた京哉が柳眉をひそめた。
「大丈夫ですか? あっ、忍さん、脚と腕に怪我してますっ!」
「お前こそ腕とこめかみ、血が出ているぞ」
「うわあ、スーツやっちゃいましたよ」
「服なんかどうでもいい、美人の顔に傷痕なんか残すな」
「貴方こそ、その綺麗な躰に傷痕を増やさないで下さい」
それでも互いに掠り傷で済んだのは奇跡に近かった。最後に街人が来なければグレネードの擲弾で引き裂かれ、敵と一緒に転がっていたかも知れない。そもそも戦力差から言って無謀なカチコミだったのだ。
あれだけチンピラがいたのだから組織として上手く仕切れる者が敵側にいたら、三人共に簡単に捻り潰されていただろう。
だがその可能性も認識しながら二人は出てきたのだ。互いにバディを心強く信頼するが故に恐怖心もなく、俯かず堂々と歩いたお蔭でシェリフという援軍も得られた。
日差しの中で屋敷内の喧騒を感じつつ、二人はソフトキスを交わして笑い合う。
茶畑から下ってくる午後の風は涼しく、優しい。
その風と、まだ解けきっていなかった緊張感が二人を救った。二人は振り向きざまに銃を抜き撃つ。三発のハンドガンの発射音が交差する。
屋外発射特有の乾いた短音は物足りないくらいだったが、勝負は一瞬で決まった。
屋敷の茶畑側、二人から僅か十五メートルほど離れた所に男が一人、驚愕の表情を浮かべて立っていた。胸に空いた穴から噴き出す血を見下ろして銃を取り落とし、頽れる。歩み寄った二人に斃れた殺し屋は割れた声で訊いた。
「何故……あの距離で、分かった? 気配は……消して、いた、筈だ」
「あんた、風上にいたのは拙かったな。バニラの香りがしたんだ」
「ふ……そう、か――」
オットー=ベインは見開いた目から光を失くす。左胸に二発食らい殆ど即死だ。
「おやおや、ペイン・レス=オットー氏がご臨終ですか。これはこれは」
右肩に顎を載せて喋られ、霧島は飛び上がった。
「ベルジュラック、あんたも気配を殺すな! って、ゲホゲホ、ゴホッ!」
胸に鋭い痛みが走り、咳き込んだ霧島は身を折る。京哉が慌てて取り縋った。
「忍さん……忍さんっ!」
「麗しい殺し屋の旦那様は大丈夫ですか? 医者ですか? それとも坊主ですか?」
「まだ私は死んでいない!」
「って、ベルジュラック。先日はお世話になりました。でも、何で坊主?」
「わたし、資格を取ったんですよ。これからはこの国でも牧師より僧侶の時代、独立宗教法人は非常に美味しいと気が付きまして。税制優遇、坊主丸儲け。フヒヒヒ」
「気味が悪いだけじゃなくて結構がめついんですね。忍さん、歩けますか?」
「ああ、何とかなりそうだ」
「でもバー・バッカスまでは一時間ですよ?」
それでも歩いて戻ろうとした二人を葬儀屋が呼び止める。
「お待ち下さい。こんなにご遺体を製造して頂いたので、お礼に車を出しましょう」
「ぼやぼやしていると大事なご遺体が腐るんじゃないのか?」
「きっとこれから暫くはこの街も平和でしょう。ここのご遺体はゆっくり愉しむつもりですので腐ろうが芽が出ようが、逃げ出さなければ一向に構いません。フヒヒヒ」
気味は悪かったが二人はせっかくの申し出に乗ることにした。
ピカピカに磨かれた黒塗りステーションワゴンの運転席に葬儀屋、後席に二人が乗り込むと早速出発する。坂道を下り街に入ると葬儀屋が提案した。
「バー・バッカス経由で病院に行く前に、もうひとつお礼と言ってはなんですが、うちの店でお茶でもいかがでしょうか。いい茶葉が入りましたので」
もうここまでこれば気味が悪いついでである。何処までも見てやろう、毒を食らわば皿までだという気がして霧島と京哉は頷いた。
黒塗りは路地を曲がり、アパートが建ち並ぶエリアを抜け、茶畑の裾野へと向かった。十分ほどで着いた店の周囲はぐるりと淋しい空き地で、ミニマムな陸の孤島状態だった。
誰も近寄らないらしい店は意外に大きな三階建てで結構モダンな造りである。それだけではなく屋上には何と小型ヘリまで駐機されていた。
「すごーい、がめついだけありますよね」
「それこそご遺体が腐らないうちに運んで欲しがるご遺族もいますから。フヒヒヒ」
看板には英語で『葬式はベルジュラックで美しく』と書いてあり、更にリアルな筆致で棺桶と羽ばたくコウモリの絵が描かれている。まるきりお化け屋敷のノリだ。そんな店内に二人は恐る恐る足を踏み入れる。
中は大小の棺桶だらけだった。フタされた中身がいないことを祈りつつ二人は促されて店の隅の椅子に腰掛ける。テーブルは棺桶を三つ重ねたもので代用されていた。
「うーん、想像を裏切らないなあ」
「本当に茶は大丈夫なんだろうな?」
落ち着かずそわそわと待っていると、葬儀屋がトレイに茶器を載せて運んでくる。ちゃんとポットにはティーコゼーまで被せてあった。職業柄か、結構マメだ。
ソーサー付きでカップが配られた。ボーンチャイナらしいシンプルだが上品かつ高価そうなティーセットだった。きつね色のマフィンのプレートも棺桶テーブルに載せられる。目の前で葬儀屋がポットから赤い液体を注ぎ分けた。二人は遠慮なくカップを持ち上げる。
「わあ、香りがいいかも」
「意外にまともだな。おっ、この紅茶もなかなか旨いぞ」
「あのケネスが淹れてくれたのと同じ味がしますよ」
「お褒め頂いて恐悦至極に存じます。さあさあ、このマフィンも食べて下さい。うちのオーブンは美しい遺骨を残せる特注品ですからね~。フヒヒヒ」
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