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第39話
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門扉は初めから無かったかの如く影も形もない。セダンは炎と黒煙の間に車のシャシーらしき骨組みが時折見えるだけだ。
じつを言えば恭介だって九九式破甲爆雷の威力など知らず、『戦車に穴を開けるモノ』と聞いていてもピンとこなかったのだ。
使えると分かって安堵が半分、終わってみたら死体の数が合わなくなるんじゃという思いが半分だ。だがそんな表情は見せず無表情で再度、アクセルを踏み込み正門から堂々と樫原組幹部マンションの敷地内に侵入したのだった。
マンション内の主に裏口らしき方からチンピラたちがワサワサと出てきては、まずマイバッハに仰け反り、次には自分たちの足でもあるセダンが爆発・炎上・シャシーまで溶けかけなのに気付いて呆然とする。あまり自由になる車も与えられていないようだ。今里の野郎らしいシブさである。
チンピラどもが度肝を抜かれている間に、今度は第二関門のマンションそのものの入り口に恭介は、安全ピンを抜き雷管を殴りつけた亀の子を、観音開きの一枚板のドアに張り付いていたデコラティヴな装飾に三個並べてペタリとくっつけた。
そうして再び車で可能な限りバックする。三個がほぼ同時に爆発。ライトは健在なので煙さえ風で流れてしまえば様子は丸見えだ。マンション入り口は観音開きのドアがあった幅より大きく開いて、いや、くりぬかれていた。
「車幅を計ったような壊れ方だよね」
もう薫は『今里の命を狙うカチコミ』ではなく『樫原組との戦争』に来てしまったことに気付き、頭のネジが二、三本ほど最初の爆破と共に飛んで行ったような気分だった。
一方で恭介も『ついでに始末しよう』と思った得物の威力に内心では引いていた。影響半径内に人間がいたら鑑識が掻き集めるのに嫌な顔をしそうである。
そこで薫が叫びつつ、素早く自分の得物であるレミントンをガチャガチャと抜き出し、律義にもサイドウィンドウを下げてから一射発砲。さすがに爆音で目が覚めたらしい中堅幹部風の連中がハンドガン片手に出てきていたのだ。
けれど薫は撃ちたくて堪らなかったショットガンに込められた00B一発に入っていた九個のシェルを全て外す。天井に向けて撃ったのだ。アタマのネジが飛んでも、まだ良心が残っている証左であった。
一瞬だけ恭介は薫に目を走らせ、
「もう一射だ!」
叫び反射的に撃たせておいて自分は後部から九九式軽機関銃を引きずり出す。スリングで左肩から斜め掛けし、上部から差し込む方式のスペアマガジンをインレットに突っ込んだ。予備弾倉は全て二個を互い違いにテープでまとめたジャングルスタイルだ。
右側のチャージングハンドルを引いて薬室にロードすると、いきなりセレクタをフルオートにして薙ぐ。毎分800発というとんでもない速さであっという間に三十発を使い切り、マガジンを引っ繰り返してリロード、またも三十発をフルで撃ち切った。
その頃には呻き声の合唱が充満していたが、誰も直接被弾した奴はいない。出来の悪い置き物の『女神像』の石膏塊や、天井から下がっていた趣味の悪い割に細工の細かいシャンデリアから降り注いできたガラス片を浴びて、這いつくばっているだけである。
暫し恭介と薫は頑丈だが半分以上をマンションに突っ込んで少々傷が入ったマイバッハから降りず、積極的に出てくる奴らの戦闘意欲を削ぐことに終始した。
いかにも危なそうな音を聴いても出てこないのは『自分を大物と思っている奴』だけである。薫の件を全て知り実行に加わった奴。それに警官殺しと重傷の罪を着せるチンピラの選定も、当時は武闘派で鳴らしていた五色会とはいえ若頭補佐のひとことで決められはしない。故に五色会から若頭補佐だった今里と共に樫原組に移籍した子飼いである奴らは、全員が警官殺しの秘密を共有しているとみていい。
ならばそいつらは皆それなりの待遇に与っている筈だった。
つまりこれだけの音を聞きながらも上階から出てこないのは、カチ込まれる身に覚えがあるだけでなく、事情も心得ている奴が殆どだと思われる。
「ねえ、いつまで小物の相手してる気なのさ?」
「ここで敵の戦力を削いでおくのは重要だぞ」
話しながらも恭介と薫は結局のところ、一匹見かけたら百匹はいるといわれるアレみたいに湧いて出てくるヤクザどもを片端から掃射し、叩き伏せていた。ただ鑑識を困らせるような真似は避けて、それぞれグロック17とベレッタ92Fでの対応である。お蔭で残弾は非常に心許ない。
おまけに車に乗ったままなので敵は車に撃ち込んできて、フロントガラスは既に割れ落ち、何の具合か作動した邪魔なエアバッグを撃ち潰しての弾丸の応酬だった。つまりこちら側の防御としては単純に頭を下げるしかなく、この状況に薫は飽きかけているのだ。
本格的に飽きられて一抜けされる前に恭介は思考を巡らせる。そうしている間に寄ってきた敵は殆どが半殺し、いや、三分の一殺しくらいの大人しさになった。
「わあ、やったじゃん。これで今里の居る四階までレッツゴー!」
「馬鹿か、お前は。挟撃されるのは趣味じゃない」
「キョーゲキ? すんごい化粧して踊るヤツ?」
「本当に薫、お前は可哀想な奴だったんだな。挟撃、挟み撃ちだ。どの部屋に敵が潜んでいるか分からんだろう? こういう場合は下の階の部屋から全て見回り敵を排除してから上階へと上がっていくのがセオリーだ」
「げっ、全部の部屋なんて……マジで?」
「そうだ。これをルームクリアリングという」
「そんな蘊蓄聞きたかった訳じゃないんだけど。大体、そんなことしてたら夜が明けちゃうよ?」
確かにそうかも知れないが、挟まれて穴だらけになるのは気が進まない恭介だ。そこで薫が何やら思いついたらしく、縄のれんを作った以降は自分から触りたがらなかった破甲爆雷を一個取り出した。そうして警戒しつつ車から降りる。
合わせて恭介も降りると九九式軽機関銃やスペアマガジンの袋に亀の子縄のれんのフル装備で周囲警戒だ。
何を始めるのかと薫を注視しつつ警戒していた恭介は、薫が唐突に出した大声で眉間にシワを寄せる。大声と同時に亀の子破甲爆雷の安全ピンを抜き雷管を壁に叩きつけたからだ。
「おーい、みんな~、危ないから離れろよな!」
叫んでおいて薫は破甲爆雷をマイバッハ越しにマンションの庭に投げた。投げたつもりだったのだが、一キロ半近い物体は慣れるか単純に力があるかしないと、そう簡単に遠くまで飛んでは行かない。
案の定、そいつはマイバッハの屋根を掠めてリアガラスと車体を滑り、車のすぐ後部の地面にゴトリと落ちた。
焦ったのは音と長身とで事態を把握した恭介だった。フル装備のままマイバッハの上に跳躍し、飛び降りて炸裂寸前の破甲爆雷を、より遠くに投擲すると逆順で戻って薫を自分の陰に入れる。
同時に爆音がした。10秒より速かった。おそらく7秒くらいのいい加減さで……などと恭介が考えていると、ヒューンと風切り音と共に何かが飛んできた。振り仰ぎ吸血鬼の夜目で確認する間もなく、そいつはマイバッハの後部トランクに「ドン!」と突き刺さった。
それは爆雷にぶった切られた庭木だった。綺麗に形を整えられた針葉樹だ。
「防弾じゃなかったんだね」
「フロントガラスだって割れただろうが」
「そういやそうだった」
「で、俺の車を季節外れのクリスマス仕様にしてくれたことに意味はあるのか?」
「あ、それだ! おーい、みんなーっ、もう樫原組は終わりだぞ~っ!」
ここでやっと恭介も薫の意図を汲むことができた。脅しておいて下っ端のチンピラを味方に付けようという作戦だ。だからといって何故に自分が命を張らされたのかは謎としか言いようがないが、ともかく薫はまだ叫んでいる。
「今からこのマンションは、この爆弾で木っ端ミジンコにしまーす! もう帰るトコないよー。だからみんなのことは、この梅谷組の石動薫が面倒見ますよ~っ! 貧乏所帯の貧乏と、潤ってる組で札束見せつけられる貧乏と、どっちがいい~っ!?」
どうせ美味しいことをぶら下げ馬ニンジンで勧誘するなら、そこまで本音を晒さずとも良いのではと恭介は思ったが、チンピラ同士の本音で語るのもまたヨシなのかと黙っていた。
すると夜目にも白くライトで輝くような「白旗」のつもりらしいシャツか何かを、折れた青銅の棒の先に括りつけた男を先頭に、十五、六名もの集団がサブマシンガンを頭上に掲げてやってきた。
じつを言えば恭介だって九九式破甲爆雷の威力など知らず、『戦車に穴を開けるモノ』と聞いていてもピンとこなかったのだ。
使えると分かって安堵が半分、終わってみたら死体の数が合わなくなるんじゃという思いが半分だ。だがそんな表情は見せず無表情で再度、アクセルを踏み込み正門から堂々と樫原組幹部マンションの敷地内に侵入したのだった。
マンション内の主に裏口らしき方からチンピラたちがワサワサと出てきては、まずマイバッハに仰け反り、次には自分たちの足でもあるセダンが爆発・炎上・シャシーまで溶けかけなのに気付いて呆然とする。あまり自由になる車も与えられていないようだ。今里の野郎らしいシブさである。
チンピラどもが度肝を抜かれている間に、今度は第二関門のマンションそのものの入り口に恭介は、安全ピンを抜き雷管を殴りつけた亀の子を、観音開きの一枚板のドアに張り付いていたデコラティヴな装飾に三個並べてペタリとくっつけた。
そうして再び車で可能な限りバックする。三個がほぼ同時に爆発。ライトは健在なので煙さえ風で流れてしまえば様子は丸見えだ。マンション入り口は観音開きのドアがあった幅より大きく開いて、いや、くりぬかれていた。
「車幅を計ったような壊れ方だよね」
もう薫は『今里の命を狙うカチコミ』ではなく『樫原組との戦争』に来てしまったことに気付き、頭のネジが二、三本ほど最初の爆破と共に飛んで行ったような気分だった。
一方で恭介も『ついでに始末しよう』と思った得物の威力に内心では引いていた。影響半径内に人間がいたら鑑識が掻き集めるのに嫌な顔をしそうである。
そこで薫が叫びつつ、素早く自分の得物であるレミントンをガチャガチャと抜き出し、律義にもサイドウィンドウを下げてから一射発砲。さすがに爆音で目が覚めたらしい中堅幹部風の連中がハンドガン片手に出てきていたのだ。
けれど薫は撃ちたくて堪らなかったショットガンに込められた00B一発に入っていた九個のシェルを全て外す。天井に向けて撃ったのだ。アタマのネジが飛んでも、まだ良心が残っている証左であった。
一瞬だけ恭介は薫に目を走らせ、
「もう一射だ!」
叫び反射的に撃たせておいて自分は後部から九九式軽機関銃を引きずり出す。スリングで左肩から斜め掛けし、上部から差し込む方式のスペアマガジンをインレットに突っ込んだ。予備弾倉は全て二個を互い違いにテープでまとめたジャングルスタイルだ。
右側のチャージングハンドルを引いて薬室にロードすると、いきなりセレクタをフルオートにして薙ぐ。毎分800発というとんでもない速さであっという間に三十発を使い切り、マガジンを引っ繰り返してリロード、またも三十発をフルで撃ち切った。
その頃には呻き声の合唱が充満していたが、誰も直接被弾した奴はいない。出来の悪い置き物の『女神像』の石膏塊や、天井から下がっていた趣味の悪い割に細工の細かいシャンデリアから降り注いできたガラス片を浴びて、這いつくばっているだけである。
暫し恭介と薫は頑丈だが半分以上をマンションに突っ込んで少々傷が入ったマイバッハから降りず、積極的に出てくる奴らの戦闘意欲を削ぐことに終始した。
いかにも危なそうな音を聴いても出てこないのは『自分を大物と思っている奴』だけである。薫の件を全て知り実行に加わった奴。それに警官殺しと重傷の罪を着せるチンピラの選定も、当時は武闘派で鳴らしていた五色会とはいえ若頭補佐のひとことで決められはしない。故に五色会から若頭補佐だった今里と共に樫原組に移籍した子飼いである奴らは、全員が警官殺しの秘密を共有しているとみていい。
ならばそいつらは皆それなりの待遇に与っている筈だった。
つまりこれだけの音を聞きながらも上階から出てこないのは、カチ込まれる身に覚えがあるだけでなく、事情も心得ている奴が殆どだと思われる。
「ねえ、いつまで小物の相手してる気なのさ?」
「ここで敵の戦力を削いでおくのは重要だぞ」
話しながらも恭介と薫は結局のところ、一匹見かけたら百匹はいるといわれるアレみたいに湧いて出てくるヤクザどもを片端から掃射し、叩き伏せていた。ただ鑑識を困らせるような真似は避けて、それぞれグロック17とベレッタ92Fでの対応である。お蔭で残弾は非常に心許ない。
おまけに車に乗ったままなので敵は車に撃ち込んできて、フロントガラスは既に割れ落ち、何の具合か作動した邪魔なエアバッグを撃ち潰しての弾丸の応酬だった。つまりこちら側の防御としては単純に頭を下げるしかなく、この状況に薫は飽きかけているのだ。
本格的に飽きられて一抜けされる前に恭介は思考を巡らせる。そうしている間に寄ってきた敵は殆どが半殺し、いや、三分の一殺しくらいの大人しさになった。
「わあ、やったじゃん。これで今里の居る四階までレッツゴー!」
「馬鹿か、お前は。挟撃されるのは趣味じゃない」
「キョーゲキ? すんごい化粧して踊るヤツ?」
「本当に薫、お前は可哀想な奴だったんだな。挟撃、挟み撃ちだ。どの部屋に敵が潜んでいるか分からんだろう? こういう場合は下の階の部屋から全て見回り敵を排除してから上階へと上がっていくのがセオリーだ」
「げっ、全部の部屋なんて……マジで?」
「そうだ。これをルームクリアリングという」
「そんな蘊蓄聞きたかった訳じゃないんだけど。大体、そんなことしてたら夜が明けちゃうよ?」
確かにそうかも知れないが、挟まれて穴だらけになるのは気が進まない恭介だ。そこで薫が何やら思いついたらしく、縄のれんを作った以降は自分から触りたがらなかった破甲爆雷を一個取り出した。そうして警戒しつつ車から降りる。
合わせて恭介も降りると九九式軽機関銃やスペアマガジンの袋に亀の子縄のれんのフル装備で周囲警戒だ。
何を始めるのかと薫を注視しつつ警戒していた恭介は、薫が唐突に出した大声で眉間にシワを寄せる。大声と同時に亀の子破甲爆雷の安全ピンを抜き雷管を壁に叩きつけたからだ。
「おーい、みんな~、危ないから離れろよな!」
叫んでおいて薫は破甲爆雷をマイバッハ越しにマンションの庭に投げた。投げたつもりだったのだが、一キロ半近い物体は慣れるか単純に力があるかしないと、そう簡単に遠くまで飛んでは行かない。
案の定、そいつはマイバッハの屋根を掠めてリアガラスと車体を滑り、車のすぐ後部の地面にゴトリと落ちた。
焦ったのは音と長身とで事態を把握した恭介だった。フル装備のままマイバッハの上に跳躍し、飛び降りて炸裂寸前の破甲爆雷を、より遠くに投擲すると逆順で戻って薫を自分の陰に入れる。
同時に爆音がした。10秒より速かった。おそらく7秒くらいのいい加減さで……などと恭介が考えていると、ヒューンと風切り音と共に何かが飛んできた。振り仰ぎ吸血鬼の夜目で確認する間もなく、そいつはマイバッハの後部トランクに「ドン!」と突き刺さった。
それは爆雷にぶった切られた庭木だった。綺麗に形を整えられた針葉樹だ。
「防弾じゃなかったんだね」
「フロントガラスだって割れただろうが」
「そういやそうだった」
「で、俺の車を季節外れのクリスマス仕様にしてくれたことに意味はあるのか?」
「あ、それだ! おーい、みんなーっ、もう樫原組は終わりだぞ~っ!」
ここでやっと恭介も薫の意図を汲むことができた。脅しておいて下っ端のチンピラを味方に付けようという作戦だ。だからといって何故に自分が命を張らされたのかは謎としか言いようがないが、ともかく薫はまだ叫んでいる。
「今からこのマンションは、この爆弾で木っ端ミジンコにしまーす! もう帰るトコないよー。だからみんなのことは、この梅谷組の石動薫が面倒見ますよ~っ! 貧乏所帯の貧乏と、潤ってる組で札束見せつけられる貧乏と、どっちがいい~っ!?」
どうせ美味しいことをぶら下げ馬ニンジンで勧誘するなら、そこまで本音を晒さずとも良いのではと恭介は思ったが、チンピラ同士の本音で語るのもまたヨシなのかと黙っていた。
すると夜目にも白くライトで輝くような「白旗」のつもりらしいシャツか何かを、折れた青銅の棒の先に括りつけた男を先頭に、十五、六名もの集団がサブマシンガンを頭上に掲げてやってきた。
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