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第13話
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馴染まない匂いと共に声が降ってきて恭介は叩き起こされた。
「恭介、起きて! ご飯だよ!」
リビングに侵入して来るなり薫はカーテンを開け始め、ソファに横になった恭介は白い外光に目を直撃されて眉間にシワを寄せる。左腕を持ち上げて腕時計を見ると八時半過ぎだった。
「ほらほら、さっさと起きて。ご飯が冷めちゃうよ」
確かに『勝手にやれ』とは言ったが、自分までそれに準じなければならないとは想定外で、だがもう寝かせて貰えそうにないのを悟り、恭介は溜息をつき身を起こす。
取り敢えず頭のロクロを回すのにロウテーブルに投げ出してあった煙草を咥えて火を点ける。二本吸って脳ミソを固め、洗面所に立って顔を洗うと何とか人間らしい気分になった。
リビングに戻る途中のキッチンで呼び止められる。
「はい、座って。もう食べられるからね」
「俺は朝メシを食う習慣なんか、ないんだがな」
「それ、良くないよ。頭も働かないし太りやすくなるし」
椅子まで引かれて仕方なく着席した。テーブルにはオムレツに魚の照り焼き、ハム野菜サラダが既に並べられている。湯気の立つご飯茶碗と味噌汁の椀まで手渡され、向かいに腰掛けた薫に目で促されて、しぶしぶ手を合わせ箸を取った。
夜明けまで飲んでいて食欲などなかったが食べ始めるとこれが意外に旨い。元刑事の早食いをここでも発揮してあっという間に茶碗を空にする。すかさず薫がおかわりを盛りつけた。
「今日は月曜、沢山食べて探偵業にいそしみましょう」
「本当に手伝う気か?」
「うん。予定は何? また電気屋さん?」
「いや、確か張り込みだ。だが高城市内の繁華街だぞ」
梅谷組のシマがあるだけでなく、僅かながら樫原組も仕切っている場所と聞いて引き下がるかと思ったが、薫は意に介した風でもなく頷いて恭介の味噌汁のおかわりに応じる。意に介すどころか興味津々といった目で訊いてきた。
「張り込みなんて刑事みたいだね。で、何を見張るのさ?」
「ホテルに出入りする人間。浮気の証拠画像を撮る」
「それってラブホ? えげつないなあ」
顔をしかめながら薫は箸で魚の切り身を引き裂いた。味噌汁を啜りつつ恭介は鼻を鳴らす。
「ふん、暴力団員にえげつないと言われる筋合いはない。嫌ならついてくるな。それとも予定変更して行方不明者の確認に行くか? 人間、三日も海に浸かると――」
「――わあ、食べてるときにやめて! ラブホでいいです!」
さっさと食し終えた恭介は手を合わせるとリップサーヴィスでなく言った。
「旨かった、ごちそうさん。ヤクザが何処で料理を覚えたんだ?」
「だって晩ご飯以外は組でも当番制だもん」
「なるほど。それと張り込みは午後だ。ゆっくりしてろ」
言い置いて恭介は自分の食器を洗浄機に入れ寝室に向かう。寝室のベッドには洗濯を終えた衣服が綺麗に畳まれ置かれていた。有難いような気分が半分、くすぐったいような居心地の悪さが半分。着替えを出すとバスルームでシャワーを浴びる。綺麗にヒゲも剃った。
風呂から出るとまたダークなドレスシャツとスラックスを身に着け、リビングに戻ってソファで煙草を咥えTVを点ける。ニュースでは銃撃戦の続報をやっていた。
「お前が脅されている理由は不明だが樫原組の活動が活発化しているのは、近く組長の今里が上部組織である滝本組の執行本部長に取り立てられる予定だからだ」
背後で薫がニュースに見入っているのを承知して続ける。
「分かっているとは思うが、それ故に手下にチャカを持たせ、シノギもままならない昨今で意気軒昂なのをアピールしている。だが俺が刑事を辞めた三年前には樫原組を飛び越して当時の梅谷組組長を執行部に引き上げるという噂も滝本組にはあった」
「えっ、先代を滝本組幹部に?」
「ああ。その噂がいつ立ち消えになったのかは知らん。梅谷の先代は二年前に死んだしな。しかし樫原組の今里が目下の梅谷組を警戒するのも頷けるということだ」
「もしかして、それで無理な額まで上納金をアップしてきたのかな?」
「おそらくな。内部抗争に持ち込まず、梅谷を潰す上手いやり方だ。もし梅谷組が耳を揃えて上納金を収めても懐が温まる。だがそうそう梅谷が保つ筈がない」
憤った薫が身を震わせるのが分かった。食いついてくるかと思ったが何も言わずに踵を返してキッチンに消える。昼食の下ごしらえか包丁の音が響き出した。
そうしてゆるゆると時間を潰し、昼は早めに薫の作った辛めの旨いカレーを食してから事務所に降りる。パソコンでメールチェックし二件入っていた仕事の依頼と料金の見積もりに返事を送っておいて、十二時過ぎに事務所を出た。
外に出ると今日も梅雨空で小雨が街を鈍色に染めていた。
薫と二人、ビニール傘を差して雨の中に踏み出す。長時間の張り込みで雨に濡れていると余計に目立つからだ。カルミアの前を通り過ぎて五分ほど歩き停留所からバスに乗る。四つめの停留所で降りて駅から急行電車に乗り換えた。約二十分で高城市駅に辿り着く。
高城市駅の北口はビジネスホテルや大型ショッピングモールなどのビルが林立し、平日の今日も大した人出となっていた。一方で南口側はオフィスビルが見渡す限り埋めていて、中には市役所だの県警本部庁舎だのもあり綺麗に区画整理されている。
北口から出た恭介は薫を従えて人波に身を投じた。
しなやかな足取りで人々を縫い歩き、ショッピングモールの裏手に出て更に歩く。徐々に道幅は細くなり、ブティックやカットサロンなどの洒落た店から、パチンコ店やゲームセンターにバーやスナックといったものに変わってくる。そうしてピンク専門の映画館の角を曲がると、そこから先がホテル街だった。
「どのホテル?」
「とある会計事務所に勤める副所長は馴染みのクラブ・オパールのホステスと、あそこのホテル・ホワイトリリーで毎週月曜十五時に約束をしている。副所長はこれだ」
携帯に入れてあった画像を見せると薫はじっと見つめて感想を述べる。
「普通のサラリーマンなんだろうけど、エロ親父に見えるのは先入観なんだろうね」
「『入り』と『出』を画像に収める。だが薫、お前は気を付けろ。この辺りは梅谷と大御所の滝本のシマが入り組んでる。少し先には小さいが梅谷の出先事務所もあるからな」
「ん、分かった」
今は薫がグロックを腹に呑んでいた。梅谷ではチャカを持ち出されて騒動が持ち上がっているかも知れない。脅しの約束をすっぽかされた今里の樫原組だけでなく、梅谷組までもが薫の居場所を知りたがっていてもおかしくないのだ。
ホテルの出入り口を視野に収めながら恭介は訊く。
「だがお前、危ない橋を渡ってまで、何でついてきた?」
「仁義は通す、僕は任侠道を往く。仕事を手伝うって言ったじゃないか」
「それで組の者に見つかっても、俺は責任など取れんからな」
「協力者として一緒に逃げるくらいはしてもいいんじゃない?」
「ふん、本格的に今里からメールで脅されたか?」
ハッとしたように見上げてきた薫の表情が何もかもを物語っていて、あまりの素直さに溜息が出た。薫はポケットから携帯を出し操作して恭介に見せる。恭介は黙読して眉間にシワを寄せた。文面には、
【薫さん、自分の出演した映像を見たかい? 主演女優賞を授与したいくらいの出来映えだね。逃げても無駄だよ。きっと捜し出してあげるからね。では】
とあった。送られてきたのは今朝七時前である。これを見て薫は一人でいるのが心細くなったのだろう。お蔭で二人して雨の中の張り込みだ。
だからといって寄り掛かられても恭介にできることは限られている。ヤクザ相手に徒手空拳で戦う気も、今の生活を捨てて薫と逃避行する気もない。それでも薫の同行を許したのは何故なのかと云えば自問するまでもなかった。
笑顔が、その仕草が、時折思わず身を凍らせるほどあいつに似すぎているのだ。
そんなことを考えていると、三十分も経たないうちに飽きたのか薫が訊いてくる。
「左手、大丈夫?」
リハビリがてら何かを左手で弄ぶのがクセになっていて、今も使い捨てライターを手にしたまま、またも溜息をついてしまっていた。見上げる薫は本気の心配顔だ。
「完治した筈なんだが、少し神経をやられたみたいでな」
「吸血鬼さんでも治らないんだ……刑事の仕事で撃たれたんだよね?」
「ああ。三年と少し前、まだ寒い頃だった――」
刑事は普通二人一組のバディシステムで動くのが基本である。その夜も組対の刑事として相棒と盛り場で聞き込みに回っていた。仕事熱心なバディに付き合って盛り場に長居し、日付も変わって引き上げようとしたとき、乾いた銃声を聞いたのだった。
「恭介、起きて! ご飯だよ!」
リビングに侵入して来るなり薫はカーテンを開け始め、ソファに横になった恭介は白い外光に目を直撃されて眉間にシワを寄せる。左腕を持ち上げて腕時計を見ると八時半過ぎだった。
「ほらほら、さっさと起きて。ご飯が冷めちゃうよ」
確かに『勝手にやれ』とは言ったが、自分までそれに準じなければならないとは想定外で、だがもう寝かせて貰えそうにないのを悟り、恭介は溜息をつき身を起こす。
取り敢えず頭のロクロを回すのにロウテーブルに投げ出してあった煙草を咥えて火を点ける。二本吸って脳ミソを固め、洗面所に立って顔を洗うと何とか人間らしい気分になった。
リビングに戻る途中のキッチンで呼び止められる。
「はい、座って。もう食べられるからね」
「俺は朝メシを食う習慣なんか、ないんだがな」
「それ、良くないよ。頭も働かないし太りやすくなるし」
椅子まで引かれて仕方なく着席した。テーブルにはオムレツに魚の照り焼き、ハム野菜サラダが既に並べられている。湯気の立つご飯茶碗と味噌汁の椀まで手渡され、向かいに腰掛けた薫に目で促されて、しぶしぶ手を合わせ箸を取った。
夜明けまで飲んでいて食欲などなかったが食べ始めるとこれが意外に旨い。元刑事の早食いをここでも発揮してあっという間に茶碗を空にする。すかさず薫がおかわりを盛りつけた。
「今日は月曜、沢山食べて探偵業にいそしみましょう」
「本当に手伝う気か?」
「うん。予定は何? また電気屋さん?」
「いや、確か張り込みだ。だが高城市内の繁華街だぞ」
梅谷組のシマがあるだけでなく、僅かながら樫原組も仕切っている場所と聞いて引き下がるかと思ったが、薫は意に介した風でもなく頷いて恭介の味噌汁のおかわりに応じる。意に介すどころか興味津々といった目で訊いてきた。
「張り込みなんて刑事みたいだね。で、何を見張るのさ?」
「ホテルに出入りする人間。浮気の証拠画像を撮る」
「それってラブホ? えげつないなあ」
顔をしかめながら薫は箸で魚の切り身を引き裂いた。味噌汁を啜りつつ恭介は鼻を鳴らす。
「ふん、暴力団員にえげつないと言われる筋合いはない。嫌ならついてくるな。それとも予定変更して行方不明者の確認に行くか? 人間、三日も海に浸かると――」
「――わあ、食べてるときにやめて! ラブホでいいです!」
さっさと食し終えた恭介は手を合わせるとリップサーヴィスでなく言った。
「旨かった、ごちそうさん。ヤクザが何処で料理を覚えたんだ?」
「だって晩ご飯以外は組でも当番制だもん」
「なるほど。それと張り込みは午後だ。ゆっくりしてろ」
言い置いて恭介は自分の食器を洗浄機に入れ寝室に向かう。寝室のベッドには洗濯を終えた衣服が綺麗に畳まれ置かれていた。有難いような気分が半分、くすぐったいような居心地の悪さが半分。着替えを出すとバスルームでシャワーを浴びる。綺麗にヒゲも剃った。
風呂から出るとまたダークなドレスシャツとスラックスを身に着け、リビングに戻ってソファで煙草を咥えTVを点ける。ニュースでは銃撃戦の続報をやっていた。
「お前が脅されている理由は不明だが樫原組の活動が活発化しているのは、近く組長の今里が上部組織である滝本組の執行本部長に取り立てられる予定だからだ」
背後で薫がニュースに見入っているのを承知して続ける。
「分かっているとは思うが、それ故に手下にチャカを持たせ、シノギもままならない昨今で意気軒昂なのをアピールしている。だが俺が刑事を辞めた三年前には樫原組を飛び越して当時の梅谷組組長を執行部に引き上げるという噂も滝本組にはあった」
「えっ、先代を滝本組幹部に?」
「ああ。その噂がいつ立ち消えになったのかは知らん。梅谷の先代は二年前に死んだしな。しかし樫原組の今里が目下の梅谷組を警戒するのも頷けるということだ」
「もしかして、それで無理な額まで上納金をアップしてきたのかな?」
「おそらくな。内部抗争に持ち込まず、梅谷を潰す上手いやり方だ。もし梅谷組が耳を揃えて上納金を収めても懐が温まる。だがそうそう梅谷が保つ筈がない」
憤った薫が身を震わせるのが分かった。食いついてくるかと思ったが何も言わずに踵を返してキッチンに消える。昼食の下ごしらえか包丁の音が響き出した。
そうしてゆるゆると時間を潰し、昼は早めに薫の作った辛めの旨いカレーを食してから事務所に降りる。パソコンでメールチェックし二件入っていた仕事の依頼と料金の見積もりに返事を送っておいて、十二時過ぎに事務所を出た。
外に出ると今日も梅雨空で小雨が街を鈍色に染めていた。
薫と二人、ビニール傘を差して雨の中に踏み出す。長時間の張り込みで雨に濡れていると余計に目立つからだ。カルミアの前を通り過ぎて五分ほど歩き停留所からバスに乗る。四つめの停留所で降りて駅から急行電車に乗り換えた。約二十分で高城市駅に辿り着く。
高城市駅の北口はビジネスホテルや大型ショッピングモールなどのビルが林立し、平日の今日も大した人出となっていた。一方で南口側はオフィスビルが見渡す限り埋めていて、中には市役所だの県警本部庁舎だのもあり綺麗に区画整理されている。
北口から出た恭介は薫を従えて人波に身を投じた。
しなやかな足取りで人々を縫い歩き、ショッピングモールの裏手に出て更に歩く。徐々に道幅は細くなり、ブティックやカットサロンなどの洒落た店から、パチンコ店やゲームセンターにバーやスナックといったものに変わってくる。そうしてピンク専門の映画館の角を曲がると、そこから先がホテル街だった。
「どのホテル?」
「とある会計事務所に勤める副所長は馴染みのクラブ・オパールのホステスと、あそこのホテル・ホワイトリリーで毎週月曜十五時に約束をしている。副所長はこれだ」
携帯に入れてあった画像を見せると薫はじっと見つめて感想を述べる。
「普通のサラリーマンなんだろうけど、エロ親父に見えるのは先入観なんだろうね」
「『入り』と『出』を画像に収める。だが薫、お前は気を付けろ。この辺りは梅谷と大御所の滝本のシマが入り組んでる。少し先には小さいが梅谷の出先事務所もあるからな」
「ん、分かった」
今は薫がグロックを腹に呑んでいた。梅谷ではチャカを持ち出されて騒動が持ち上がっているかも知れない。脅しの約束をすっぽかされた今里の樫原組だけでなく、梅谷組までもが薫の居場所を知りたがっていてもおかしくないのだ。
ホテルの出入り口を視野に収めながら恭介は訊く。
「だがお前、危ない橋を渡ってまで、何でついてきた?」
「仁義は通す、僕は任侠道を往く。仕事を手伝うって言ったじゃないか」
「それで組の者に見つかっても、俺は責任など取れんからな」
「協力者として一緒に逃げるくらいはしてもいいんじゃない?」
「ふん、本格的に今里からメールで脅されたか?」
ハッとしたように見上げてきた薫の表情が何もかもを物語っていて、あまりの素直さに溜息が出た。薫はポケットから携帯を出し操作して恭介に見せる。恭介は黙読して眉間にシワを寄せた。文面には、
【薫さん、自分の出演した映像を見たかい? 主演女優賞を授与したいくらいの出来映えだね。逃げても無駄だよ。きっと捜し出してあげるからね。では】
とあった。送られてきたのは今朝七時前である。これを見て薫は一人でいるのが心細くなったのだろう。お蔭で二人して雨の中の張り込みだ。
だからといって寄り掛かられても恭介にできることは限られている。ヤクザ相手に徒手空拳で戦う気も、今の生活を捨てて薫と逃避行する気もない。それでも薫の同行を許したのは何故なのかと云えば自問するまでもなかった。
笑顔が、その仕草が、時折思わず身を凍らせるほどあいつに似すぎているのだ。
そんなことを考えていると、三十分も経たないうちに飽きたのか薫が訊いてくる。
「左手、大丈夫?」
リハビリがてら何かを左手で弄ぶのがクセになっていて、今も使い捨てライターを手にしたまま、またも溜息をついてしまっていた。見上げる薫は本気の心配顔だ。
「完治した筈なんだが、少し神経をやられたみたいでな」
「吸血鬼さんでも治らないんだ……刑事の仕事で撃たれたんだよね?」
「ああ。三年と少し前、まだ寒い頃だった――」
刑事は普通二人一組のバディシステムで動くのが基本である。その夜も組対の刑事として相棒と盛り場で聞き込みに回っていた。仕事熱心なバディに付き合って盛り場に長居し、日付も変わって引き上げようとしたとき、乾いた銃声を聞いたのだった。
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