36 / 38
第36話
しおりを挟む
今朝から何度目かの同じ愚痴を京哉は垂れた。
「何でたかが十日くらいの入院もしていられないんですか、貴方は」
「飛行機に乗る許可まで出たんだぞ、構わんだろう?」
「誰も総行程四十時間だとは思わなかっただけでしょう」
「いい加減にこの酸っぱくて痛い雨から逃れたいだろうが」
「ベッドで寝てれば雨は降ってきませんよ」
タクシーの中、実質九日の入院で強引に退院した霧島を京哉は睨む。だが霧島は相変わらず何処吹く風の涼しい顔だ。もう左手も手を繋げるほどに回復している。
「晴れた青空を早く見たいと思わんのか?」
「思いますよ。思いますけど……」
「それにレイフの隠れ家にいつまでも荷物を置いておくと始末されてしまうからな」
「荷物くらい僕一人でも取りに行けるのに」
別に荷物など放っておいてもいいのだ。大したものは入っていない。だが京哉は一度くらい隠れ家に行きたかったし、霧島は京哉を独りで行かせたくはなかった。互いに分かっているので、これについては京哉も強くは言わない。
霧島も意識がない間の事の顛末は京哉から聞いていた。それ故、今朝一番で退院するなり京哉に、レイフの隠れ家と墓参りへ行くと宣言したのだ。
もう周囲警戒する必要もないので、タクシーをゲームセンターの真ん前に乗りつけた。そぼ降る雨になるべく濡れたくない。
タクシーを降りるとゲームセンターの脇のドアを開けて二人は階段を下った。隠れ家のドアはロックされていなかった。地元警察が捜査に入ってそのままなのかも知れないが、開けたらレイフがグロックを手に座っていそうだと霧島は思った。
勿論、誰も迎えることはなく無人の部屋に足を踏み入れ、明かりを灯す。
ベッドの下に置いてあったショルダーバッグと二人分のコートを京哉は確保した。バッグの中を確認すると一度は押収されたらしく、中身は明らかにかき回されていたが、ものは全て揃っていた。九ミリパラ一発として無くなってはいない。
一方の霧島はデスクの上のフォトスタンドを眺めたのち、酒瓶を手にして振った。
「供えたくてもウィスキーは空か」
「あ、僕とレイフで飲んじゃいました」
「私があの医者のオモチャになってる間に、他の男と酒盛りとは大したバディだな」
「そのお蔭でレイフがあの手を思いついたんですから、文句は言わないで下さい」
「分かった分かった、そう睨むな」
軽く流しながらもどんなに壮絶な戦いをして自分を助けにきたのか、クリーニングされて清潔ではあるが、あちこち破れた上に部分的に血の染みが取れなかったらしい京哉のスーツを見て分かっている。おまけに最初は一緒に入院していたという。
そうでなくてもレイフは京哉の目前で命を落とした。
冷蔵庫を開けた霧島はウォッカの瓶を出した。フォトスタンドの前に置きっ放しのカットグラスに少量注ぎ瓶を元に戻す。二人は暫し湿気った空気を吸ったのち、踵を返した。
階段を上ってドアを開けると、先程のタクシーがそのまま駐まっていたので再び乗り込む。次の目的はレイフの墓参だ。京哉が六分署を訪れて場所は訊いてあった。かなり遠いので航空機での移動だ。まずはイズン空港に向かう。
四十分ほどでイズン空港に着くと国内便のチケットカウンターでチケットを購入した。だがチェックインを済ませて小型機に向かうマイクロバスに乗り込む寸前に霧島が訊く。
「どのくらい掛かるんだ?」
「一時間弱だと思います。もしかしなくても具合悪そうですね」
見透かされて霧島は怯んだが誤魔化せる圏外だった。
「無理しないで下さい、この隣に空港ホテルもありますから。チケットは払い戻しが利くし、誰も何も損しませんよ。無茶して損するのは忍さんだけですからね」
「悪いな、少々甘く見ていたようだ」
「二、三人は殺せた量の薬物ですよ? 助かったのは奇跡的だってお医者さんも言ってたし、ずっと寝ててまだ本調子じゃないのは当然だし。ゆっくり行きましょう」
「ああ、すまんな」
「そう謝らないで下さい、貴方が悪いんじゃないんですから」
V‐501の投与直後に比べれば可愛いものだったが、霧島は眩暈に続いて始まった頭痛と耳鳴りに涼しい表情を僅かに崩す。顔色も悪いのか、さりげなく京哉が右腕を取って支えてくれた。小柄な京哉に重みを掛けるでもないが伝わる温かさが霧島の気力を支える。
「隣のビルにはこのターミナルビルの七階から渡れるみたいですよ」
エレベーターに乗ると京哉が七階のボタンを押した。停止して自動ドアが開くと、他の客を先に行かせて二人はあくまでゆっくり歩く。
肋骨の二、三本にヒビが入っていても澄ました顔をしている霧島が不調を訴えることは滅多にない。それだけに京哉は心配で堪らずたびたびバディの顔を窺った。
エレベーターを出て広い通路を暫し歩き、隣のビルに移るとそこはもうホテルのロビーで、向かいのカウンターでは何人もいるフロントマンたちが客を捌いている。
京哉がフロントマンの一人に片言英語で声を掛けた。
「ダブル一室、喫煙でお願いします」
「承知しました。十六階、一六〇五号室になります」
カードキィを京哉が受け取りまたエレベーターで上がる。廊下を歩き辿り着いた一六〇五号室を開けた。するとそこはサックスブルーの壁紙にパイン材を模した調度の爽やかな雰囲気の部屋だった。ソファセットにベッド、奥がバスルームとトイレに洗面所である。
後遺症に耐える霧島はさっさとソファに腰を下ろした。
「レキシントンホテルと似た雰囲気だな」
「いつも外が暗いここで、青空に対する郷愁でもあるのかも」
「ああ、なるほどな」
早々に病人を寝かしつけようと京哉は思っていたが、腰掛けたまま霧島は京哉に煙草を一本要求する。パッケージごと渡して咥えた一本にオイルライターで火を点けてやった。酷い顔色に滅入った表情。気を紛らわせたいのだろう。
元々大学時代までは霧島も吸っていたと聞いていた。吸い始めが十五歳からというのは激しく間違っている気がするが。
「あとで僕、買い物に行ってきますから」
「ん、ああ、服か?」
「ええ。僕と貴方の服も。両方見事に風穴が開いちゃってますからね」
「何処まで行くんだ?」
「確かこのビルの下の方にショッピングモールもあった筈ですから」
「そうか、私も行こう」
「だめです。服くらい僕でも買って来られるし、貴方は寝ていないと治りませんよ」
「だが言葉も通じん場所でお前独りとは……」
レイフの言葉ではないが余程京哉を単独にしたくないのか、霧島は食い下がったが京哉は首を縦に振らなかった。結局は霧島も躰がついてこられず、ジャケットを脱いでショルダーホルスタごと銃をベッドのヘッドボードの棚に置くと横になる。
ベッドのふちに腰掛けた京哉はずっと霧島を見つめている。病院での入院中もそうだった。霧島が眠りに就くまで傍にいて、起きると必ずまた傍に座っているのだ。
「そんなに見張っていなくてもいいぞ。買い物に行ってこい」
「ううん、貴方が眠ったら行ってきますから」
毛布から出した霧島の左手を京哉はそっと握った。やがて霧島が規則正しい寝息を立てだすと京哉は立ち上がる。音を立てないよう足音まで忍ばせて部屋を出るとロックした。
ショッピングモールの中でも高級らしい紳士服店に入ると、グレードの高い店を選んだ甲斐があって店員の一人が日本語を理解し得る人物だった。
そこで霧島にはチャコールグレイのスーツを、自分にはブラウン系のスーツを購入し、オーダーメイドを着慣れた霧島のスーツは裾上げ以外にも細かな手直しを頼む。
そうして一旦店を出た。日本産の輸入煙草を探し歩いて手に入れ、紳士服店に戻るとドレスシャツやタイまで追加購入し、その場で着替えて元の服は廃棄した。
霧島のスーツの手直しが終わるとドレスシャツも少々手を入れて貰い、預かってきたクレジットカードで支払いを済ませた。これくらいは文句も言われまい。
用件が終わると急いで部屋に戻る。霧島はシャワーを浴びたのか、備え付けのガウンを着て眠っていた。血流が良くなると後遺症の頭痛もマシになると入院中に聞いていたのでこれは相当気分が悪かったのかと京哉は推察する。そして、さてどうしようかと考えた。
ルームサーヴィスを取って食事するのも霧島が起きてからだ。どうせ日本に帰ればジェットラグ、時差ぼけである。ここ暫くの睡眠不足でベッドが気持ちよさそうに見えた。
そこで自分もシャワーを浴びる。髪もドライヤーで綺麗に乾かすと、ガウンを着て霧島の隣に潜り込んだ。そっと霧島の左腕を抱く。すると灰色の目が見開かれた。
「すみません、起こしちゃいましたね。具合はどうですか?」
「いや、お前が帰った時から起きていた。かなりいい」
寝返りを打った霧島は細い躰を抱き締める。右手の指でさらりとした京哉の髪を梳いてくれて、何となく京哉はレイフを思い出した。
霧島だけに許すことだからと思いレイフには触れさせなかった髪。
「何でたかが十日くらいの入院もしていられないんですか、貴方は」
「飛行機に乗る許可まで出たんだぞ、構わんだろう?」
「誰も総行程四十時間だとは思わなかっただけでしょう」
「いい加減にこの酸っぱくて痛い雨から逃れたいだろうが」
「ベッドで寝てれば雨は降ってきませんよ」
タクシーの中、実質九日の入院で強引に退院した霧島を京哉は睨む。だが霧島は相変わらず何処吹く風の涼しい顔だ。もう左手も手を繋げるほどに回復している。
「晴れた青空を早く見たいと思わんのか?」
「思いますよ。思いますけど……」
「それにレイフの隠れ家にいつまでも荷物を置いておくと始末されてしまうからな」
「荷物くらい僕一人でも取りに行けるのに」
別に荷物など放っておいてもいいのだ。大したものは入っていない。だが京哉は一度くらい隠れ家に行きたかったし、霧島は京哉を独りで行かせたくはなかった。互いに分かっているので、これについては京哉も強くは言わない。
霧島も意識がない間の事の顛末は京哉から聞いていた。それ故、今朝一番で退院するなり京哉に、レイフの隠れ家と墓参りへ行くと宣言したのだ。
もう周囲警戒する必要もないので、タクシーをゲームセンターの真ん前に乗りつけた。そぼ降る雨になるべく濡れたくない。
タクシーを降りるとゲームセンターの脇のドアを開けて二人は階段を下った。隠れ家のドアはロックされていなかった。地元警察が捜査に入ってそのままなのかも知れないが、開けたらレイフがグロックを手に座っていそうだと霧島は思った。
勿論、誰も迎えることはなく無人の部屋に足を踏み入れ、明かりを灯す。
ベッドの下に置いてあったショルダーバッグと二人分のコートを京哉は確保した。バッグの中を確認すると一度は押収されたらしく、中身は明らかにかき回されていたが、ものは全て揃っていた。九ミリパラ一発として無くなってはいない。
一方の霧島はデスクの上のフォトスタンドを眺めたのち、酒瓶を手にして振った。
「供えたくてもウィスキーは空か」
「あ、僕とレイフで飲んじゃいました」
「私があの医者のオモチャになってる間に、他の男と酒盛りとは大したバディだな」
「そのお蔭でレイフがあの手を思いついたんですから、文句は言わないで下さい」
「分かった分かった、そう睨むな」
軽く流しながらもどんなに壮絶な戦いをして自分を助けにきたのか、クリーニングされて清潔ではあるが、あちこち破れた上に部分的に血の染みが取れなかったらしい京哉のスーツを見て分かっている。おまけに最初は一緒に入院していたという。
そうでなくてもレイフは京哉の目前で命を落とした。
冷蔵庫を開けた霧島はウォッカの瓶を出した。フォトスタンドの前に置きっ放しのカットグラスに少量注ぎ瓶を元に戻す。二人は暫し湿気った空気を吸ったのち、踵を返した。
階段を上ってドアを開けると、先程のタクシーがそのまま駐まっていたので再び乗り込む。次の目的はレイフの墓参だ。京哉が六分署を訪れて場所は訊いてあった。かなり遠いので航空機での移動だ。まずはイズン空港に向かう。
四十分ほどでイズン空港に着くと国内便のチケットカウンターでチケットを購入した。だがチェックインを済ませて小型機に向かうマイクロバスに乗り込む寸前に霧島が訊く。
「どのくらい掛かるんだ?」
「一時間弱だと思います。もしかしなくても具合悪そうですね」
見透かされて霧島は怯んだが誤魔化せる圏外だった。
「無理しないで下さい、この隣に空港ホテルもありますから。チケットは払い戻しが利くし、誰も何も損しませんよ。無茶して損するのは忍さんだけですからね」
「悪いな、少々甘く見ていたようだ」
「二、三人は殺せた量の薬物ですよ? 助かったのは奇跡的だってお医者さんも言ってたし、ずっと寝ててまだ本調子じゃないのは当然だし。ゆっくり行きましょう」
「ああ、すまんな」
「そう謝らないで下さい、貴方が悪いんじゃないんですから」
V‐501の投与直後に比べれば可愛いものだったが、霧島は眩暈に続いて始まった頭痛と耳鳴りに涼しい表情を僅かに崩す。顔色も悪いのか、さりげなく京哉が右腕を取って支えてくれた。小柄な京哉に重みを掛けるでもないが伝わる温かさが霧島の気力を支える。
「隣のビルにはこのターミナルビルの七階から渡れるみたいですよ」
エレベーターに乗ると京哉が七階のボタンを押した。停止して自動ドアが開くと、他の客を先に行かせて二人はあくまでゆっくり歩く。
肋骨の二、三本にヒビが入っていても澄ました顔をしている霧島が不調を訴えることは滅多にない。それだけに京哉は心配で堪らずたびたびバディの顔を窺った。
エレベーターを出て広い通路を暫し歩き、隣のビルに移るとそこはもうホテルのロビーで、向かいのカウンターでは何人もいるフロントマンたちが客を捌いている。
京哉がフロントマンの一人に片言英語で声を掛けた。
「ダブル一室、喫煙でお願いします」
「承知しました。十六階、一六〇五号室になります」
カードキィを京哉が受け取りまたエレベーターで上がる。廊下を歩き辿り着いた一六〇五号室を開けた。するとそこはサックスブルーの壁紙にパイン材を模した調度の爽やかな雰囲気の部屋だった。ソファセットにベッド、奥がバスルームとトイレに洗面所である。
後遺症に耐える霧島はさっさとソファに腰を下ろした。
「レキシントンホテルと似た雰囲気だな」
「いつも外が暗いここで、青空に対する郷愁でもあるのかも」
「ああ、なるほどな」
早々に病人を寝かしつけようと京哉は思っていたが、腰掛けたまま霧島は京哉に煙草を一本要求する。パッケージごと渡して咥えた一本にオイルライターで火を点けてやった。酷い顔色に滅入った表情。気を紛らわせたいのだろう。
元々大学時代までは霧島も吸っていたと聞いていた。吸い始めが十五歳からというのは激しく間違っている気がするが。
「あとで僕、買い物に行ってきますから」
「ん、ああ、服か?」
「ええ。僕と貴方の服も。両方見事に風穴が開いちゃってますからね」
「何処まで行くんだ?」
「確かこのビルの下の方にショッピングモールもあった筈ですから」
「そうか、私も行こう」
「だめです。服くらい僕でも買って来られるし、貴方は寝ていないと治りませんよ」
「だが言葉も通じん場所でお前独りとは……」
レイフの言葉ではないが余程京哉を単独にしたくないのか、霧島は食い下がったが京哉は首を縦に振らなかった。結局は霧島も躰がついてこられず、ジャケットを脱いでショルダーホルスタごと銃をベッドのヘッドボードの棚に置くと横になる。
ベッドのふちに腰掛けた京哉はずっと霧島を見つめている。病院での入院中もそうだった。霧島が眠りに就くまで傍にいて、起きると必ずまた傍に座っているのだ。
「そんなに見張っていなくてもいいぞ。買い物に行ってこい」
「ううん、貴方が眠ったら行ってきますから」
毛布から出した霧島の左手を京哉はそっと握った。やがて霧島が規則正しい寝息を立てだすと京哉は立ち上がる。音を立てないよう足音まで忍ばせて部屋を出るとロックした。
ショッピングモールの中でも高級らしい紳士服店に入ると、グレードの高い店を選んだ甲斐があって店員の一人が日本語を理解し得る人物だった。
そこで霧島にはチャコールグレイのスーツを、自分にはブラウン系のスーツを購入し、オーダーメイドを着慣れた霧島のスーツは裾上げ以外にも細かな手直しを頼む。
そうして一旦店を出た。日本産の輸入煙草を探し歩いて手に入れ、紳士服店に戻るとドレスシャツやタイまで追加購入し、その場で着替えて元の服は廃棄した。
霧島のスーツの手直しが終わるとドレスシャツも少々手を入れて貰い、預かってきたクレジットカードで支払いを済ませた。これくらいは文句も言われまい。
用件が終わると急いで部屋に戻る。霧島はシャワーを浴びたのか、備え付けのガウンを着て眠っていた。血流が良くなると後遺症の頭痛もマシになると入院中に聞いていたのでこれは相当気分が悪かったのかと京哉は推察する。そして、さてどうしようかと考えた。
ルームサーヴィスを取って食事するのも霧島が起きてからだ。どうせ日本に帰ればジェットラグ、時差ぼけである。ここ暫くの睡眠不足でベッドが気持ちよさそうに見えた。
そこで自分もシャワーを浴びる。髪もドライヤーで綺麗に乾かすと、ガウンを着て霧島の隣に潜り込んだ。そっと霧島の左腕を抱く。すると灰色の目が見開かれた。
「すみません、起こしちゃいましたね。具合はどうですか?」
「いや、お前が帰った時から起きていた。かなりいい」
寝返りを打った霧島は細い躰を抱き締める。右手の指でさらりとした京哉の髪を梳いてくれて、何となく京哉はレイフを思い出した。
霧島だけに許すことだからと思いレイフには触れさせなかった髪。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
アムネジアの刻印~Barter.14~
志賀雅基
キャラ文芸
◆共に堕ちるな僕は咎人//私は私の道を往く/欠けても照らす月のお前と◆
キャリア機捜隊長×年下刑事バディシリーズPart14[全41話]
連続強盗殺人事件が発生。一家全員子供まで殺害する残虐な犯行と、意外なまでに大きな被害額で捜査は迷走。一方で市内の名門大学にテロリストが偽名で留学し資金獲得活動をしているとの情報が入った。動向を探る特別任務が機捜隊長・霧島とバディの京哉に下るが、潜入中に霧島が単独となった際に銃撃戦となり4階から転落して……。
▼▼▼
【シリーズ中、何処からでもどうぞ】
【BL特有シーンはストーリーに支障なく回避可能です】
【Nolaノベル・小説家になろう・ノベルアップ+・ステキブンゲイにR無指定版/エブリスタにR15版を掲載】
ハバナイスデイズ~きっと完璧には勝てない~
415
ファンタジー
「ゆりかごから墓場まで。この世にあるものなんでもござれの『岩戸屋』店主、平坂ナギヨシです。冷やかしですか?それとも……ご依頼でしょうか?」
普遍と異変が交差する混沌都市『露希』 。
何でも屋『岩戸屋』を構える三十路の男、平坂ナギヨシは、武市ケンスケ、ニィナと今日も奔走する。
死にたがりの男が織り成すドタバタバトルコメディ。素敵な日々が今始まる……かもしれない。
King of Bookmaker[博打王]~楽園30~
志賀雅基
キャラ文芸
◆――Alea jacta est!――◆
惑星警察刑事×テラ連邦軍別室員シリーズPart30[全47話]
刑事のシドとハイファはクスリの売人をネオニューヨークに護送する。だが売人に情報を洩らされたくない他星のマフィアの襲撃を受け、逃げ込んだ地下で敵は殲滅するが隠し部屋と箱を発見。お宝かと思いきや出てきたのは三千年前に冷凍睡眠に入った巨大保険シンジケートの創設者だった。そして持ち上がった星系レヴェルの詐欺事件を何故かその創設者も一緒に追う、スラップスティックSF。
▼▼▼
【シリーズ中、何処からでもどうぞ】
【BL特有シーンはストーリーに支障なく回避可能な仕様です】
【Nolaノベル・小説家になろう・ノベルアップ+にR無指定版/エブリスタにR15版を掲載】
エイリアンコップ~楽園14~
志賀雅基
SF
◆……ナメクジの犯人(ホシ)はナメクジなんだろうなあ。◆
惑星警察刑事×テラ連邦軍別室員シリーズPart14[全51話]
七分署機捜課にあらゆる意味で驚異の新人がきて教育係に任命されたシドは四苦八苦。一方バディのハイファは涼しい他人顔。プライヴェートでは飼い猫タマが散歩中に出くわした半死体から出てきたネバネバ生物を食べてしまう。そして翌朝、人語を喋り始めた。タマに憑依した巨大ナメクジは自分を異星の刑事と主張、ホシを追って来たので捕縛に手を貸せと言う。
▼▼▼
【シリーズ中、何処からでもどうぞ】
【全性別対応/BL特有シーンはストーリーに支障なく回避可能です】
【Nolaノベル・小説家になろう・ノベルアップ+にR無指定版/エブリスタにR15版を掲載】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる