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第13話
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「本当にワープしても大丈夫なの? 着いたら死体なんてヤだからね」
「大丈夫だって。ショートワープだって平気だったろ? 俺とマルチェロ先生を信じろって」
「先生は信じるよ。でも貴方の『大丈夫』には何度煮え湯を飲まされたことか!」
二人は徐々にヒートアップし、周囲の乗客が何事かと振り返る。
ここは既にタイタン第一宙港から第四宙港へと向かうBELの中だった。
すこぶる快調に目覚めた二人は朝食を摂って準備をし、マルチェロ医師にタマを預けたのちに単身者用官舎ビルの屋上停機場から定期BELに乗って宙港へ向かった。
宙港からは土星の衛星タイタンに向かうシャトル便に乗り、ショートワープを挟んだ四十分の航行で無事にタイタン第一宙港に辿り着いた。
タイタンには第一から第七までのハブ宙港があり、このどれかを通過しなければ太陽系の内外には出入りできないシステムとなっている。
テラ連邦議会のお膝元であるテラ本星の最後の砦という訳だ。故にタイタンには巨大テラ連邦軍基地があり、テラの護り女神であるタイタン第二艦隊が控えている。
シンノー星系便は第四宙港からしか出ないため、二人はそこに向かっているのだ。
言い募るハイファをよそにシドは窓外に目を向ける。
タイタンの自転周期は約十六日で土星の影に隠れることもあるので一概には云えないが、通常ならば昼が約八日、夜が約八日続く。今は昼のフェイズだが、太陽から遠いために窓外は夕闇といった暗さだった。
二十分ほどのフライトで定期BELは第四宙港の屋上にランディングする。
他の乗客らと共に降機した二人はエレベーターで宙港メインビルの二階ロビーフロアに降り立ち中空に浮かび流れるインフォメーションのホロティッカーを見上げた。
「出航便、シンノー星系第四惑星フギの高陽宙港行きは十一時ジャストだって」
「うわ、あと三十分かよ。チケット押さえようぜ」
「僕がやるから、貴方は一服してきて。一本だけだからね」
喫煙ルームにシドを追いやっておいて、ハイファは何台もあるチケットの自販機に並んだ。首尾よく並んだシートをリザーブし、命令書と共に振り込まれた先払い経費でクレジット清算を済ませる。
フロア隅の喫煙ルームに入るとショルダーバッグを担ぎ直しながら、哀れな依存症患者がどうやら二本目らしい煙草を吸い終えるのを待った。
バッグには二人分の簡単な着替えやシドの煙草の他、自分の九ミリパラとシドのフレシェット弾などが入っているので見た目よりも重い。
予備弾はバッグの中だけではなくベルトパウチを着けてスペアマガジンも二本持参していた。十七発フルロードを二本と銃本体とで五十二発という重装備だが、これで足りなければ両手を挙げた方が身のためだろう。
その他は二人とも普段の刑事ルックで、シドは綿のシャツにコットンパンツと対衝撃ジャケット、ハイファはタイを締めないドレスシャツにソフトスーツ姿である。
「ほら、もう行かなきゃだよ」
急き立てながらチケットの一枚をシドのリモータに流し込む。喫煙ルームを出て慌ただしく通関をクリアし、リムジンコイルの最終便に飛び乗ってシンノー星系行きの宙艦の前まで運ばれた。チェックパネルをクリアしてエアロックをくぐる。
指定のシート、シドはいつも通りに窓際の席に収まって、キャビンアテンダントが配るワープ宿酔止めの白い錠剤を嚥下した。
やがてアナウンスが入って、宙艦は反重力装置とG制御装置により、音も振動もなく出航する。シドはこれもいつも通りに窓外の景色に見入った。
目にも眩い宙港面のライトが遠ざかり、薄暗いタイタンの大気圏を宙艦はしずしずと上昇してゆく。そのうち暗さが黒に、黒がクリアな漆黒となって、それまで瞬いていた星々がシンチレーションなしの輝きを放ち出す。この瞬間がシドは好きで、いつも窓際に座るのだ。
上下のない宇宙空間を覗き込むのは、口を開けた奈落に果てしなく落ちてゆくのと同じで、ある種の高所恐怖症の者には恐怖らしいが、シドにとって瞬かぬ星は何処か郷愁を感じる光景なのだ。民間交易宙艦で六歳まで宇宙暮らしをしていたせいかも知れない。
ひとしきり眺めるとハイファの方を向く。
「ワープは何回だっけか?」
「四十分ごとに二回、二時間で第四惑星フギの高陽宙港だよ」
「コーヨウが星系首都だったよな?」
リモータ操作しハイファは別室から送られてきた資料フォルダを呼び出した。アプリの十四インチホロスクリーンを立ち上げ、基礎資料のファイルを開いて投影する。
「そうだね、行政府もコーヨウにあるよ。シンノー星系では殆どの人が第四惑星フギに住んでて、第三惑星ジョカが工業星になってる」
「薬屋のオヤジ情報では薬品製造で有名だって言ってたな」
「確かにシンノー星系の主産業は医薬品の製造・輸出になってるね」
資料によるとシンノー星系は三千年前のテラ人宇宙進出時代に発見され、第三・第四惑星がテラフォーミングされて入植開始したという星系だった。そのあと同時多発的に起こった第一次主権闘争で星系政府が主権を獲得し、今に至っているとある。
だが資料だけに頼らず一晩を情報収集に費やしたのだ。撃たれて手術した翌日のワープに懸念を抱いたハイファの必死の懇願を受け入れたフリをして、シドは馴染みの情報通である薬屋まで足を延ばし、それとなくネタを仕入れたのであった。
◇◇◇◇
「えーっ、その躰で『夜の散歩』に行くの?」
「いいじゃねぇか。無駄に一日潰すより建設的だろ?」
「建設的どころか違法建築で土台から崩れる方に一票」
「縁起でもねぇこと言うんじゃねぇよ。とにかく行くからな」
こうなると愛し人を翻意させるのは果てしない難行だと分かっているハイファは仕方なく出掛けるために着替え始めた。シドの着替えも甲斐甲斐しく手伝ってやる。
シドの『夜の散歩』とはタダの深夜徘徊とは違い、夜にしか活動しない者たちとコンタクトを取って情報を仕入れることだ。
このテラ本星セントラルエリアは楽園の方舟の如き平和で満たされているが、事実としてシドは犯罪に何度もストライクしている。そういった原因を探るためにも常にアンテナを立てておくのである。
一介の刑事にできることなどたかが知れているのは身に染みて解っているが、それでも歩くのを止めないシドは根っからの刑事だった。
官舎ビルから出て一歩ごとに発光するファイバの歩道を七分署方向へと歩き、署も通り過ぎて更に歩き続ける。ハイファはシドの怪我が心配で堪らないが、黒髪を揺らす横顔は痛みを感じさせない。
そうしてショッピング街でもアパレル関係の店舗ばかりが並ぶ辺りに差し掛かると左側、店舗の間の裂け目のような小径に入り込んだ。小径から出るともうそこは夜特有の遊びを満喫できる歓楽街である。
だからといってここは本星セントラル、違法な遊びが横行する訳ではないが、飛び出し誘うホロ看板などがそれなりの雰囲気を醸していた。
トリップスペースで合法ドラッグを提供する店にバーやスナック、ゲームセンターなど。表向きテラ連邦ではカジノは違法なのでここにはない。
「ねえ、いつもみたいにあちこち回る訳じゃないよね?」
「そんなに早く帰ってナニすんだ? って冗談だ。短縮コースだな」
そう言ってシドはぐいぐい歩いて盛り場から僅かに離れた場所にポツンと建つ薬屋の前で足を止める。ドラッグストアなどではなく、あくまでAD世紀の昔から建っているような、ただの薬局だ。
ただ、店の前には背の高い青銅のポストが立っていて、これは結構珍品である。今どき手紙を出す者はおらず新聞は毎時間配信される。リアル・ニューズペーパーもあるが、コストが掛かって高い。
ここにきてハイファは納得した。クスリのことは薬屋に訊けと言う訳だ。シドが三段しかない階段を上がり、すりガラスのドアを開ける。
「邪魔するぜ」
同時にドアの上部につけられたベルがチャリンと鳴った。
「大丈夫だって。ショートワープだって平気だったろ? 俺とマルチェロ先生を信じろって」
「先生は信じるよ。でも貴方の『大丈夫』には何度煮え湯を飲まされたことか!」
二人は徐々にヒートアップし、周囲の乗客が何事かと振り返る。
ここは既にタイタン第一宙港から第四宙港へと向かうBELの中だった。
すこぶる快調に目覚めた二人は朝食を摂って準備をし、マルチェロ医師にタマを預けたのちに単身者用官舎ビルの屋上停機場から定期BELに乗って宙港へ向かった。
宙港からは土星の衛星タイタンに向かうシャトル便に乗り、ショートワープを挟んだ四十分の航行で無事にタイタン第一宙港に辿り着いた。
タイタンには第一から第七までのハブ宙港があり、このどれかを通過しなければ太陽系の内外には出入りできないシステムとなっている。
テラ連邦議会のお膝元であるテラ本星の最後の砦という訳だ。故にタイタンには巨大テラ連邦軍基地があり、テラの護り女神であるタイタン第二艦隊が控えている。
シンノー星系便は第四宙港からしか出ないため、二人はそこに向かっているのだ。
言い募るハイファをよそにシドは窓外に目を向ける。
タイタンの自転周期は約十六日で土星の影に隠れることもあるので一概には云えないが、通常ならば昼が約八日、夜が約八日続く。今は昼のフェイズだが、太陽から遠いために窓外は夕闇といった暗さだった。
二十分ほどのフライトで定期BELは第四宙港の屋上にランディングする。
他の乗客らと共に降機した二人はエレベーターで宙港メインビルの二階ロビーフロアに降り立ち中空に浮かび流れるインフォメーションのホロティッカーを見上げた。
「出航便、シンノー星系第四惑星フギの高陽宙港行きは十一時ジャストだって」
「うわ、あと三十分かよ。チケット押さえようぜ」
「僕がやるから、貴方は一服してきて。一本だけだからね」
喫煙ルームにシドを追いやっておいて、ハイファは何台もあるチケットの自販機に並んだ。首尾よく並んだシートをリザーブし、命令書と共に振り込まれた先払い経費でクレジット清算を済ませる。
フロア隅の喫煙ルームに入るとショルダーバッグを担ぎ直しながら、哀れな依存症患者がどうやら二本目らしい煙草を吸い終えるのを待った。
バッグには二人分の簡単な着替えやシドの煙草の他、自分の九ミリパラとシドのフレシェット弾などが入っているので見た目よりも重い。
予備弾はバッグの中だけではなくベルトパウチを着けてスペアマガジンも二本持参していた。十七発フルロードを二本と銃本体とで五十二発という重装備だが、これで足りなければ両手を挙げた方が身のためだろう。
その他は二人とも普段の刑事ルックで、シドは綿のシャツにコットンパンツと対衝撃ジャケット、ハイファはタイを締めないドレスシャツにソフトスーツ姿である。
「ほら、もう行かなきゃだよ」
急き立てながらチケットの一枚をシドのリモータに流し込む。喫煙ルームを出て慌ただしく通関をクリアし、リムジンコイルの最終便に飛び乗ってシンノー星系行きの宙艦の前まで運ばれた。チェックパネルをクリアしてエアロックをくぐる。
指定のシート、シドはいつも通りに窓際の席に収まって、キャビンアテンダントが配るワープ宿酔止めの白い錠剤を嚥下した。
やがてアナウンスが入って、宙艦は反重力装置とG制御装置により、音も振動もなく出航する。シドはこれもいつも通りに窓外の景色に見入った。
目にも眩い宙港面のライトが遠ざかり、薄暗いタイタンの大気圏を宙艦はしずしずと上昇してゆく。そのうち暗さが黒に、黒がクリアな漆黒となって、それまで瞬いていた星々がシンチレーションなしの輝きを放ち出す。この瞬間がシドは好きで、いつも窓際に座るのだ。
上下のない宇宙空間を覗き込むのは、口を開けた奈落に果てしなく落ちてゆくのと同じで、ある種の高所恐怖症の者には恐怖らしいが、シドにとって瞬かぬ星は何処か郷愁を感じる光景なのだ。民間交易宙艦で六歳まで宇宙暮らしをしていたせいかも知れない。
ひとしきり眺めるとハイファの方を向く。
「ワープは何回だっけか?」
「四十分ごとに二回、二時間で第四惑星フギの高陽宙港だよ」
「コーヨウが星系首都だったよな?」
リモータ操作しハイファは別室から送られてきた資料フォルダを呼び出した。アプリの十四インチホロスクリーンを立ち上げ、基礎資料のファイルを開いて投影する。
「そうだね、行政府もコーヨウにあるよ。シンノー星系では殆どの人が第四惑星フギに住んでて、第三惑星ジョカが工業星になってる」
「薬屋のオヤジ情報では薬品製造で有名だって言ってたな」
「確かにシンノー星系の主産業は医薬品の製造・輸出になってるね」
資料によるとシンノー星系は三千年前のテラ人宇宙進出時代に発見され、第三・第四惑星がテラフォーミングされて入植開始したという星系だった。そのあと同時多発的に起こった第一次主権闘争で星系政府が主権を獲得し、今に至っているとある。
だが資料だけに頼らず一晩を情報収集に費やしたのだ。撃たれて手術した翌日のワープに懸念を抱いたハイファの必死の懇願を受け入れたフリをして、シドは馴染みの情報通である薬屋まで足を延ばし、それとなくネタを仕入れたのであった。
◇◇◇◇
「えーっ、その躰で『夜の散歩』に行くの?」
「いいじゃねぇか。無駄に一日潰すより建設的だろ?」
「建設的どころか違法建築で土台から崩れる方に一票」
「縁起でもねぇこと言うんじゃねぇよ。とにかく行くからな」
こうなると愛し人を翻意させるのは果てしない難行だと分かっているハイファは仕方なく出掛けるために着替え始めた。シドの着替えも甲斐甲斐しく手伝ってやる。
シドの『夜の散歩』とはタダの深夜徘徊とは違い、夜にしか活動しない者たちとコンタクトを取って情報を仕入れることだ。
このテラ本星セントラルエリアは楽園の方舟の如き平和で満たされているが、事実としてシドは犯罪に何度もストライクしている。そういった原因を探るためにも常にアンテナを立てておくのである。
一介の刑事にできることなどたかが知れているのは身に染みて解っているが、それでも歩くのを止めないシドは根っからの刑事だった。
官舎ビルから出て一歩ごとに発光するファイバの歩道を七分署方向へと歩き、署も通り過ぎて更に歩き続ける。ハイファはシドの怪我が心配で堪らないが、黒髪を揺らす横顔は痛みを感じさせない。
そうしてショッピング街でもアパレル関係の店舗ばかりが並ぶ辺りに差し掛かると左側、店舗の間の裂け目のような小径に入り込んだ。小径から出るともうそこは夜特有の遊びを満喫できる歓楽街である。
だからといってここは本星セントラル、違法な遊びが横行する訳ではないが、飛び出し誘うホロ看板などがそれなりの雰囲気を醸していた。
トリップスペースで合法ドラッグを提供する店にバーやスナック、ゲームセンターなど。表向きテラ連邦ではカジノは違法なのでここにはない。
「ねえ、いつもみたいにあちこち回る訳じゃないよね?」
「そんなに早く帰ってナニすんだ? って冗談だ。短縮コースだな」
そう言ってシドはぐいぐい歩いて盛り場から僅かに離れた場所にポツンと建つ薬屋の前で足を止める。ドラッグストアなどではなく、あくまでAD世紀の昔から建っているような、ただの薬局だ。
ただ、店の前には背の高い青銅のポストが立っていて、これは結構珍品である。今どき手紙を出す者はおらず新聞は毎時間配信される。リアル・ニューズペーパーもあるが、コストが掛かって高い。
ここにきてハイファは納得した。クスリのことは薬屋に訊けと言う訳だ。シドが三段しかない階段を上がり、すりガラスのドアを開ける。
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