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鍛冶武者修行に出ますが何か!(海竜街編)
第弐百弐拾四話 漂着したようですが何か!
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「た、大変! フォルテぇ~、ちょっと来てぇ~」
「どうかしたの~?」
「良いから早く来て~。大変なのよ~!」
「もぉ、ピアったら・・大変って一体何があるっていうのよぉ。」
海岸に幼馴染のピアと一緒にいつもの海藻獲りに来たのだけれど、岩の奥にある海藻を探しに行ったピアが声を上げた。
ピアは何かあると直ぐに『大変、大変!』と騒ぎ立てるから、岩の影から声を上げた時いつもの事だ、今日こそは騒ぎ立てる事について注意しよう。と、近づき彼女の居る岩陰を見るとそこには羅漢獣王国の人が着る様な服を身に纏った青黒い肌の人が倒れていて、その傍らで腰を抜かしたのかピアがガタガタと震えながら座り込んでいた。
私は慌てて彼女の元に駆け寄り、彼女を抱える様に立たせながら倒れている人から離して、
「ピア!大丈夫? 一体何があったの。」
と、声を掛けるとピアは目に涙を溜めて私に抱きついてきた。
「ふ、フォルテぇ~。」
「離れなさいピア! 何があったのか話して!!」
「フォルテぇ~、あたしが海藻を探して岩陰を覗いたら、この青い人が倒れてて・・・怖かったよぉ~」
「そうだったの・・・どこかの船がまた難破でもしたのかしら?最近は少なくなってきていたのに・・。仕方ないわね、引き上げて墓地に埋葬してあげましょう。」
私はそう言いながら抱き着くピアは引きはがし流れ着いた青い人へと足を向けるとピアが、
「?墓地に埋葬? その青い人まだ生きているみたいだよ。」
と、暢気にとんでもない事を口にした。
「なっ! この馬鹿ピア!! そうならそうと早く言いなさいよ、早く助けなきゃダメじゃないの!!!
貴女は村に知らせに走って。急いで!!」
私は慌ててピアに人を呼んでくるように村に走らせると、倒れている青い人の元に駆け寄り海から引き揚げた。直ぐに彼の状態を把握しようと先ず胸に耳を当てると、驚いた事に彼の心音は一定の拍を刻みながら力強い音を響かせていた。
その事に一先ず安堵し、改め『彼』の様子を確認した。
纏う服装は羅漢獣王国の者達が身に着けている様な物だったが、全身の肌の色はこれまで島に流れ着いたどの種族とも違う青黒い色をし、手には黒い杖を握りしめている。腰にも短刀のような物を差し、細身ながらも筋肉に覆われたその体からどこかの武人の様に見えた。しかし、私がもっとも気になったのは、頭に巻かれた布に隠れていた額から僅かに見えた目の様な物だった。
勿論、キュクロプス族の様な一つ目などではなく、私達と同じ様に眉間の両側には普通に目が二つありながら、額にまで瞳のような物があった。
その事に驚いていると、ピアの知らせに村の男衆が何人か走ってくるのに気づき安堵しながらも、私は何故か一番気になった額の目を、頭に巻かれた布で隠していた・・・。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「・・・ここは?・・・どこだ??」
温かい布団に包まれて目を覚ました俺は、布団の感触を楽しみながら今置かれている状況について思いを巡らせた。
俺は、紫慧達と共に武具の製作を依頼されたモーヴィの武威を確認するために海賊討伐に出かけた。先に海賊船を追っていた僚艦と共に海賊船と戦闘になったのだが、海賊船には魔術師が乗り込んいて俺達の乗る船を沈めようと火の魔法を放ってきた。
俺は身を護る為に八咫を使って火魔法を消滅させ、魔術師を無力化し後はモーヴィ達の戦いを眺めていた。
戦いはモーヴィ達レヴィアタン街鎮守船の勝利に終わり、僚艦と共に海賊船をレヴィアタン街の港へ曳航しようとした時。
突如海賊船の船腹から火が上がり俺達は海賊船から乗って来た船へ戻ろうとした際に、海賊船に接舷するためにファレナが打ち込んだ錨がそのまま海賊船の甲板に突き刺さっているのを見つけてしまった。
俺は錨を取り外そうとしていたが海賊船の沈没する速度が速く、錨を甲板から外す事は諦め、焔で錨の鎖を断ち切り船に飛び移ろうとした時、肩に矢を受けて海に落ちたまでは思い出せた。
その後は潮に流されどこかの島に流れ着きその島の住民に助けられたのだろう。でなければ、俺が目を覚まして真っ先に目にするモノは紫慧とアルディリアの顔だろう。あの二人が気を失った俺を一人にする筈がない。もっとも、その後には二人からこっ酷く小言を貰う事になっただろうが・・・。
さて、どうしたものか・・・と考え込んでいると、ヒタヒタと近づいてくる足音が聞こえてきた。俺はその足音の主を出迎えようと上半身を起こし、ジッと扉を見つめた。
扉は特にノックされる事も無く開けられ、扉を開けて入って来る『彼女』を見ている俺に気付かず、部屋の端に置かれた机の上に持ってきた俺の服(作務衣など)を置いて振り返り、俺と視線を合わせ・・・。
「キャ~~ぁ! だ、誰かぁ~~~!!」
大声を上げて飛び出して行ってしまい、そのまま放置された俺はどうしたら良いのか分からず途方にくれたが、机の上に置かれている服を見て自分が何も着ていない事に気が付き、これが原因かと慌てて机の上の服を着込んでいると、ガヤガヤと何人もの人が悲鳴を聞きつけてか、はたまた飛び出していった女性に呼ばれてなのか、近づいてくるのが分かった。
俺は急いで服を身に纏う。と、それと同時に扉が勢い良く開かれた。
現われたのは男女数人の集団で、女性は先ほど悲鳴を上げて部屋を飛び出していった女性と、年が同じ位のアルディリアに近いキリリとした表情の女性の二人。
男性は体格は様々だったが手には背の高さと同じくらいの長さの三つ又の所謂『トライデント』と呼ばれる手槍を持ち、その表情は緊張しているのか強張っていた。
「あ、あのぉ・・・」
入って来た男達の出で立ちと表情から何と言って挨拶をしたらいいのかと言い淀んでいると、その中の一人がトライデントを俺に向けて突き出しながらにじり寄り、
「き、貴様! ピアに何をしたぁ!!」
と怒ったような顔で怒鳴りつけて来た。いきなり穂先を向けられ、怒声を浴びせられて戸惑っていると、キリリとした表情の女性が穂先を向ける男性を制するようにトライデントの柄に手を掛けながら前に進み出て、先ほど持って来てくれた服を着た俺を見てから大きく溜息を吐くと、
「ピア! 貴女、彼が目を覚ましていたのを見て事情を説明せずに悲鳴を上げて飛び出して来たんでしょ。まったく・・・アッチェル、止めなさい。彼に害意は無いわ。ピアがいつもの如く勝手に暴走しただけよ。」
「酷いよ~フォルテ。勝手に暴走しただけなんて・・・」
「フォルテ! この男に害意が無いなんてなんで分かるんだよ!!」
悲鳴を上げた女性とトライデントを向ける男は、それぞれに不満を口にしたが、フォルテと呼ばれた女性は仁王立ちをするように腰に手を当てて、
「ピア。貴女、彼が床から起きているのを見て、驚いて悲鳴を上げただけなんでしょ。
アッチェル。彼にその気があったら今頃私達は床に打ち倒されているわ。貴方も村を守る『守手』になったんだから、相手の『気』で力量を推察する事くらいできる様になりなさい。
彼の気は守手長を軽く凌駕するわよ。そんな彼が穂先を向けられて静観してくれている事だけとっても彼に害意が無い事の良い証左になると思わない?」
フォルテの言葉にピアとアッチェルは顔を伏せ、集団の後方へと下がって行った。そんな二人を見届けたフォルテは、一度大きく深呼吸をして俺の方に向き直ると、
「ようこそ人魚族の島へ、私は貴方のお世話を担当している者で『フォルテ』と言います。貴方のお名前をお聞きしてもいいかしら♪」
と、歌うような声で微笑みながら尋ねられた。
「どうかしたの~?」
「良いから早く来て~。大変なのよ~!」
「もぉ、ピアったら・・大変って一体何があるっていうのよぉ。」
海岸に幼馴染のピアと一緒にいつもの海藻獲りに来たのだけれど、岩の奥にある海藻を探しに行ったピアが声を上げた。
ピアは何かあると直ぐに『大変、大変!』と騒ぎ立てるから、岩の影から声を上げた時いつもの事だ、今日こそは騒ぎ立てる事について注意しよう。と、近づき彼女の居る岩陰を見るとそこには羅漢獣王国の人が着る様な服を身に纏った青黒い肌の人が倒れていて、その傍らで腰を抜かしたのかピアがガタガタと震えながら座り込んでいた。
私は慌てて彼女の元に駆け寄り、彼女を抱える様に立たせながら倒れている人から離して、
「ピア!大丈夫? 一体何があったの。」
と、声を掛けるとピアは目に涙を溜めて私に抱きついてきた。
「ふ、フォルテぇ~。」
「離れなさいピア! 何があったのか話して!!」
「フォルテぇ~、あたしが海藻を探して岩陰を覗いたら、この青い人が倒れてて・・・怖かったよぉ~」
「そうだったの・・・どこかの船がまた難破でもしたのかしら?最近は少なくなってきていたのに・・。仕方ないわね、引き上げて墓地に埋葬してあげましょう。」
私はそう言いながら抱き着くピアは引きはがし流れ着いた青い人へと足を向けるとピアが、
「?墓地に埋葬? その青い人まだ生きているみたいだよ。」
と、暢気にとんでもない事を口にした。
「なっ! この馬鹿ピア!! そうならそうと早く言いなさいよ、早く助けなきゃダメじゃないの!!!
貴女は村に知らせに走って。急いで!!」
私は慌ててピアに人を呼んでくるように村に走らせると、倒れている青い人の元に駆け寄り海から引き揚げた。直ぐに彼の状態を把握しようと先ず胸に耳を当てると、驚いた事に彼の心音は一定の拍を刻みながら力強い音を響かせていた。
その事に一先ず安堵し、改め『彼』の様子を確認した。
纏う服装は羅漢獣王国の者達が身に着けている様な物だったが、全身の肌の色はこれまで島に流れ着いたどの種族とも違う青黒い色をし、手には黒い杖を握りしめている。腰にも短刀のような物を差し、細身ながらも筋肉に覆われたその体からどこかの武人の様に見えた。しかし、私がもっとも気になったのは、頭に巻かれた布に隠れていた額から僅かに見えた目の様な物だった。
勿論、キュクロプス族の様な一つ目などではなく、私達と同じ様に眉間の両側には普通に目が二つありながら、額にまで瞳のような物があった。
その事に驚いていると、ピアの知らせに村の男衆が何人か走ってくるのに気づき安堵しながらも、私は何故か一番気になった額の目を、頭に巻かれた布で隠していた・・・。
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「・・・ここは?・・・どこだ??」
温かい布団に包まれて目を覚ました俺は、布団の感触を楽しみながら今置かれている状況について思いを巡らせた。
俺は、紫慧達と共に武具の製作を依頼されたモーヴィの武威を確認するために海賊討伐に出かけた。先に海賊船を追っていた僚艦と共に海賊船と戦闘になったのだが、海賊船には魔術師が乗り込んいて俺達の乗る船を沈めようと火の魔法を放ってきた。
俺は身を護る為に八咫を使って火魔法を消滅させ、魔術師を無力化し後はモーヴィ達の戦いを眺めていた。
戦いはモーヴィ達レヴィアタン街鎮守船の勝利に終わり、僚艦と共に海賊船をレヴィアタン街の港へ曳航しようとした時。
突如海賊船の船腹から火が上がり俺達は海賊船から乗って来た船へ戻ろうとした際に、海賊船に接舷するためにファレナが打ち込んだ錨がそのまま海賊船の甲板に突き刺さっているのを見つけてしまった。
俺は錨を取り外そうとしていたが海賊船の沈没する速度が速く、錨を甲板から外す事は諦め、焔で錨の鎖を断ち切り船に飛び移ろうとした時、肩に矢を受けて海に落ちたまでは思い出せた。
その後は潮に流されどこかの島に流れ着きその島の住民に助けられたのだろう。でなければ、俺が目を覚まして真っ先に目にするモノは紫慧とアルディリアの顔だろう。あの二人が気を失った俺を一人にする筈がない。もっとも、その後には二人からこっ酷く小言を貰う事になっただろうが・・・。
さて、どうしたものか・・・と考え込んでいると、ヒタヒタと近づいてくる足音が聞こえてきた。俺はその足音の主を出迎えようと上半身を起こし、ジッと扉を見つめた。
扉は特にノックされる事も無く開けられ、扉を開けて入って来る『彼女』を見ている俺に気付かず、部屋の端に置かれた机の上に持ってきた俺の服(作務衣など)を置いて振り返り、俺と視線を合わせ・・・。
「キャ~~ぁ! だ、誰かぁ~~~!!」
大声を上げて飛び出して行ってしまい、そのまま放置された俺はどうしたら良いのか分からず途方にくれたが、机の上に置かれている服を見て自分が何も着ていない事に気が付き、これが原因かと慌てて机の上の服を着込んでいると、ガヤガヤと何人もの人が悲鳴を聞きつけてか、はたまた飛び出していった女性に呼ばれてなのか、近づいてくるのが分かった。
俺は急いで服を身に纏う。と、それと同時に扉が勢い良く開かれた。
現われたのは男女数人の集団で、女性は先ほど悲鳴を上げて部屋を飛び出していった女性と、年が同じ位のアルディリアに近いキリリとした表情の女性の二人。
男性は体格は様々だったが手には背の高さと同じくらいの長さの三つ又の所謂『トライデント』と呼ばれる手槍を持ち、その表情は緊張しているのか強張っていた。
「あ、あのぉ・・・」
入って来た男達の出で立ちと表情から何と言って挨拶をしたらいいのかと言い淀んでいると、その中の一人がトライデントを俺に向けて突き出しながらにじり寄り、
「き、貴様! ピアに何をしたぁ!!」
と怒ったような顔で怒鳴りつけて来た。いきなり穂先を向けられ、怒声を浴びせられて戸惑っていると、キリリとした表情の女性が穂先を向ける男性を制するようにトライデントの柄に手を掛けながら前に進み出て、先ほど持って来てくれた服を着た俺を見てから大きく溜息を吐くと、
「ピア! 貴女、彼が目を覚ましていたのを見て事情を説明せずに悲鳴を上げて飛び出して来たんでしょ。まったく・・・アッチェル、止めなさい。彼に害意は無いわ。ピアがいつもの如く勝手に暴走しただけよ。」
「酷いよ~フォルテ。勝手に暴走しただけなんて・・・」
「フォルテ! この男に害意が無いなんてなんで分かるんだよ!!」
悲鳴を上げた女性とトライデントを向ける男は、それぞれに不満を口にしたが、フォルテと呼ばれた女性は仁王立ちをするように腰に手を当てて、
「ピア。貴女、彼が床から起きているのを見て、驚いて悲鳴を上げただけなんでしょ。
アッチェル。彼にその気があったら今頃私達は床に打ち倒されているわ。貴方も村を守る『守手』になったんだから、相手の『気』で力量を推察する事くらいできる様になりなさい。
彼の気は守手長を軽く凌駕するわよ。そんな彼が穂先を向けられて静観してくれている事だけとっても彼に害意が無い事の良い証左になると思わない?」
フォルテの言葉にピアとアッチェルは顔を伏せ、集団の後方へと下がって行った。そんな二人を見届けたフォルテは、一度大きく深呼吸をして俺の方に向き直ると、
「ようこそ人魚族の島へ、私は貴方のお世話を担当している者で『フォルテ』と言います。貴方のお名前をお聞きしてもいいかしら♪」
と、歌うような声で微笑みながら尋ねられた。
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