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文香END『悪を超えた邪悪』

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俺は走った。
無知乃に縁繋ぎの願いを叶えてもらう為に好きな人へと駆けていく。
その人は……もう決まっている。
村地文香だ。

以前から家族として関係がありよく知っている女性である文香とならこれからも上手く付き合っていけるだろう。
それに俺が初めて薬を使い童貞を捨てる対象にした相手でもある。
相手が俺をどう思っているかは分からないが叔父の代わりに責任を取って恋人として付き合いたい。

……しかしさっきから頭痛が酷い。
叔父の墓参りを考えた時からずっとだ。
もしかしたら叔母に手を出した俺に呪いをかけているのかもしれない。
きちんと謝罪するから許してくれ……。

叔母達が集まっている席に辿り着くと杏奈の面倒を見ていた文香の手を握る。
いきなり手を掴まれたからか文香は不思議そうな顔で見つめ返してきた。

「文香叔母さん、一緒に行きたい場所があるんだ。ちょっとついて来てくれないかな」

「私と?でももうすぐ花火打ちあがっちゃうのよ~?祭りの後じゃ駄目かしら~?」

「……大丈夫だよ。近場だし危ない場所じゃないから。花火の前には帰ってこれるよ」

「本当?……何だか大事な話なのね?分かったわ~凛那、悪いんだけどちょっと杏奈見ててくれるかしら~?」

「ああ、別に構わねえよ。サクッと行ってきな。……しかし文香はモテモテだねえ。こんな子供にまで誘われるとは」

「ママは美人だから皆から好かれてるの。でもパパ一筋なんだよねー」

「そ、そんなんじゃないわよ~もう~」

凛那達には適当に誤魔化し俺は文香と一緒に神社に駆け出した。
辺りの騒がしい声や音が消えて虫達の鳴き声と真っ暗な景色だけの世界を走る。
まるで世界に2人だけになった気分だ。
文香は豊満な胸を揺らしながら不思議そうな顔でついて来る。
その光景を俺は何処かで見た記憶が……いや、気のせいか。

畦道を歩き終え神社に辿り着く。
境内は今まで以上に静まり返り厳かな雰囲気を醸し出していた。
近づくと静かに扉が開き無知乃が現れる。
見た目は変わらないがその存在感は人ならざるものだと肌のピリピリする感覚が伝えている。

「……来たか。その顔つき……いや、もう何も言うまい」

「うん……これで良いんだ」

「そうか……それで其方は何という名じゃ?」

「えーと、貴女は神社の管理人さん……かしら~?村地文香と言います~何だか倫太郎がお世話になってるみたいでありがとうございます~」

「おお、村地家の者であったか。ワシは……まあ、そんな所じゃな。こちらこそ倫太郎には世話になっておるぞ。色々とな」

「そうだったんですか~?倫太郎もこの村に沢山知り合いが出来たみたいで嬉しいです~」

神の存在感にも怯えず主婦みたいな会話をする文香に驚いてしまった。
何故文香にも見えるのか聞いてみると如何やら願いを叶える瞬間だけは他の人間にも見えるが叶えた後は思い出せなくなるらしい。
そのせいで信者達も書籍でしか無知乃の事が分からないから廃れてしまったのだろう。
話している無知乃も少々歳が離れているのを疑問視していたが自分が良く知っている村地家の人間だからという事で認めてもらった。

そして今こそ願いを叶えて貰う時。
2人で手を繋いで無知乃の前に座る。
無知乃の全身が輝き始め理解不能な言葉を紡ぎ出した。
おそらく無知乃にしか分からない未知の言語なのだろう。
この光は俺にしか見えないのか文香は少し困ったような顔で眺めている。
視界が光に包まれ何も見えなくなる瞬間文香と俺の繋いでいた小指に赤い糸が結ばれていた気がした……。

「………………やっとか」

⁉︎謎の声が聞こえたと同時に急に頭痛が激化する。
あまりの痛みに手を離してしまったが2人には気づかれていない。
これは儀式の影響か⁉︎

「ここまで手を貸してやって美味しい思いもさせてやった……文香や杏奈の身体もな。もう十分だろ?今度は代わりに俺が楽しむ番だ」

だ、誰だ……お前は……喋ろうとしたが声が出ない。
意識が消える寸前、俺は白衣を着た男の姿を見た気がしたがもう意味は無かった。

光が消えて元の境内に戻ると再び暗く静かな空間に戻った。
無知乃の存在感も消えて先程の神の如き雰囲気は無くなり死にかけの人間めいて青ざめ倒れ込んだ。
文香がまた意識を失っているのを確認した俺は神社に刺さっていた杭を引き抜くと無知乃に近づきしゃがみ込む。

「……無知乃」

「お、おお……糸が結ばれておる。成功したようじゃな……。その糸が繋がっている限りお主と番は末永く愛し合えるじゃろう……」

「ああ、そうみたいだな。よくやってくれた。ありがとう」

「ああ、今本当に良い気分なのじゃ……。奪うしか出来ない神として生きてきたワシが何かを残して去る事が出来る。それも好きな男の為にな……」

「……」

「ああ、もう潮時か。倫太郎、どうかその子と幸せにな。偶にはワシの事も思い出して貰えば……それで……幸せ……」

「いや、長いぞ。早く消えてくれ」

ゆっくりと輪郭が薄れてきた無知乃が言い切る瞬間俺は手に持っていた銀の杭を突き立てた。
無知乃が苦痛と驚愕に満ちた顔で目を見開き此方を見返す。
やはり前回と同じで願いを叶えた後の休眠状態は人よりも弱くなるんだな。

「がぁ……な、何故、じゃ。倫太郎……わ、ワシはお前が……」

「いや、俺はもう倫太郎とかいうガキじゃ無いんでね。覚えてるか?前回願いを叶えて貰ったんだけどな」

「……お、お前は、なんじゃと……今まで、何故忘れて……おったのじゃ……」

「そう願ったからかな。さてそろそろ邪魔者は消えてもらおうか。夫婦の時間だからな」

「待て!その体を倫太郎に……!倫太……」

何か言おうとしていたがいい加減面倒なので杭を捻りこむ。
願いを叶えて力を使い果たした無知乃は消え去った。
俺は先程まで暖かさが残っていた筈の場所を足で踏み躙ると振り返った。
儀式の影響が終わり文香が目を覚ましている。
……しかしいつ見ても若々しく美しい顔だ。
それでいて体型は俺好みの巨乳巨尻。
漸くの間手放してしまっていたがこれで再び俺の物だ。

「大丈夫か?文香……叔母さん。いきなり気を失ったら心配したぞ」

「う、ううん、何でもないわ~それより何で私こんな所にいるのかしら~?倫太郎と来たのは覚えてるんだけど~」

「ああ、それは告白する為だよ。……好きだ、文香。俺とこの村で生きて欲しい」

「……?ち、ちょっと~倫太郎、おふざけかしら~?いつもと何だか雰囲気が違うし……叔母さんだから良いけどそんな事女の子に軽々しく言うのはダメなのよ?」

ふざけているのだと勘違いしてあわあわしている文香を無視して抱き締める。
と同時にカバンから洗脳薬が入った注射器を取り出した。
昨日の夜ガキが寝込んでから僅かな時間の間に作っておいた物だ。

「冗談じゃない。俺は文香叔母さんが一人の女として好きなんだ。恋人として付き合いたいと思ってる」

「……嘘じゃ無いのね。倫太郎に好きになってもらって私嬉しいわ。杏奈の面倒も見られない駄目な叔母だと思われてるかもって心配だったから。ありがとうね。……でもやっぱり私達は叔母と甥っ子の関係なのよ。歳だって離れてるし付き合うのは世間が許さないわ」

「………………………………」

「ね?辛いかもしれないけど分かってちょうだい。私にはもう亡くなっちゃったけど……それでもあの人が私の旦那様なの。大丈夫よ、倫太郎ならすぐに好きになってくれる人がいるわ。例えば……」

「……分かってなかったんだな。まあ、しょうがないか。そう言う真面目な所も好きだったぜ」

「えっ、どうし……」

文香の首に洗脳薬を注入する。
すぐに体の力が抜けてそのまま倒れ込んでしまった。
筋肉弛緩剤も混ぜておいて良かった。
無駄に抵抗して文香の身体に傷がついたら困る。

「倫太郎、何を……注射したの……か、体が……」

「懐かしいなあ……そう言えばお前に告白したのもこの神社だったな。その時キスするのを拒んだから適当に作った薬で眠らせて処女奪ったんだっけ。俺の最高の思い出だよ」

「神社で……まさか、貴方なの?大愚(おおく)さん……?」

「ああ、そうだよ。数年ぶりだな。死んだ旦那に出会えて嬉しいだろう?俺も嬉しいよ」

「え、ええ……でも、その体は……」

「倫太郎とかいうガキのさ。もう一度お前と付き合いたいから貰ったんだ。若くていい肉体だよ」

「そん、なの……よ、良くない、わ……」

「……はぁ、昔から生真面目過ぎる奴だ。だから今の俺の告白もフッたんだよな。まあいいさまた俺好みに直してやるよ……」

薬の影響で文香の意識が消えていく。
驚愕と恐怖の表情のまま気絶した文香にキスをした。
キスの味はあの時とまるで変わらない恋の味だった……。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


俺の夏休みは終わり穂兵歩村を去った。
俺はすぐに倫太郎の両親に文香の家に住むと説得する。
洗脳薬の効果もあり素直に話を聞いてもらう事が出来た。

それからは中学に通いながら文香と事実婚の様に過ごす生活の日々だ。
村の住人達も最初は甥と叔母の関係だと思っていた様だが俺が遊びに行った後はすぐに俺達が付き合っているのだと気づいてくれた。
現に今俺の子供を孕んでいる文香と村に買い物に来ても誰も違和感を覚えず祝福してくれている。
村人共にお祝いの品を貰って幸せそうな文香を見るとこっちも幸せになってくる。
協力者も増えたからか薬の製造も順調で言う事無しだ。

……しかしここまで上手くいくとはなあ。
柔らかい文香の手を握っているとつい昔を思い出す。
俺が患者を新薬の実験台にしていた事がバレて隠蔽工作をアイツに頼み辺境の村まで逃げてきた時の事だ。
無医者村だった穂兵歩村に医者として働き始めた俺は暫くの間真面目に働き続けてきたお陰か村の信頼を得られるまでになった。
そんな時そろそろ新しい薬の実験を始めようと思い立ちいい隠れ家を探していた俺は神主の男を洗脳した際良い事を聞く。
そしてあまり使われていない神社を下見していた時あの神とやらに遭遇したんだったな。

「……何だコイツは?村にこんな女がいたか?」

「お、お主ワシが見えるのか⁉︎おお!久々に話が出来る人間に会えたぞ!」

話して見るとそいつは無知乃と名乗る神らしい。
精神がイカれた憐れな病人かと思っていたがそいつが地面に一瞬で花を咲かせた事やそれが副作用もほぼ無い新しい薬の素材になる事から俺は考えを改めた。
無知乃は存在を保つのに男の精力が必要。
俺は村を実験台にするのに薬が必要。

新たに開発した人間に命令を与える洗脳薬を使い村人達から性知識を剥奪した。
その後女は俺の玩具にして男どもは無知乃を維持する為の生贄にする。
何人かは死んだがどうでもいい。
そんな実験と楽しい日々を続けていると患者としてやってきたある女が気に入ってきた。
それが文香だ。

彼女は薬に耐性があるのかどんな薬を使っても副作用を起こさない上性格も優しく村一番……いや世界で一番の美人だ。
洗脳薬を使えば一瞬で俺の物に出来ただろうが敢えて使わず地道に口説き親の畑を手伝う等努力を重ね……遂に告白を受け止めてもらった。
その時の花火に照らされながら頬を赤らめる文香に我慢の限界が来てついレイプしてしまった時に杏奈も妊娠したんだったな。
あの時は誤魔化すのが大変だった……。

そして杏奈が産まれる。
あの瞬間は忘れられない。
文香の特性を継いだ子供が産まれた喜びは。

こんな幸せな日々がいつまでも続くのだと思っていたがそうは上手くいかなかった。
杏奈と俺に病気が見つかったのだ。
不治の病でどうしようもなかった。
治療法を見つけるには時間が足りない。

無知乃に頼めないか聞いてみたがそれを治すには力が足りないだと。
散々生贄を捧げた癖に使えない神だ。
今思い出しても腹が立ってくる。
徐々に弱ってくる心身と杏奈に耐えられなくなった俺は考えた末遂に一か八かの賭けに出た。
それが転生だ。

「無知乃、俺から最後の頼みがある。聞いてくれるか」

「頼みか?よいよい聞いてやるぞえ。お主にはたんまり贄を貰っておるからなあ。……あの精通したばかりの小学生は最高じゃった喃♡吸い過ぎて死んでしまったのが誠残念じゃ……で内容は?」

「……俺はもうすぐ死ぬだろう。だが文香と杏奈を残しては死ねない。だから俺を近い未来転生する形で文香ともう一度付き合わせてくれ」

「な、何?転生?いや、流石にそれはワシの範囲外じゃが……」

「お前は縁繋ぎの神なのだろう。そう言った形ならば願いも叶えられるはずだ。現に俺が翻訳したあの書物には生まれ変わって再び夫婦となった村人がいたぞ」

「うーむ、昔の事はあまり思い出せぬのじゃが……まあ良いか。出来るかは分からぬがやってやろうぞ」

こうして俺は転生してまた文香に出会う覚悟を決めた。
いずれ使うであろう薬の製造方法や道具を家に残し無知乃に関わる情報をまとめたサイトを作っておいた。
体調悪化の為探せなかった杏奈の治療薬の材料も書き残した辺りで力尽きた俺は力を振り絞り神社へ向かう。
そこで俺は無知乃に願いを叶えてもらい……儀式が終了すると同時に銀の杭を打ち込んだ。

「がっは……な、何故じゃ、こんな事を……」

「万が一俺以外に願いを叶えられては困るんでね……都合のいい道具には暫く寝ててもらおうか。なあにまたすぐ会えるだろうよ。あんたが神様ならな」

「この……恩知らず……が……」

無知乃が倒れ再び石棺で休眠状態になった所で俺の意識は消えた。
次に目を覚ますとそこは穂兵歩村に向かう電車の中だった。
成功したのだ、転生に。

どうやら俺は文香の姉の息子……つまり甥の身体に転生してしまったらしい。
しかも意識があるのはこのガキの寝ている間だけ。
これでは何も出来ない生き地獄だ。
しかしある程度ならこのガキの思考を操れる事に気づいた俺は早速俺の知識や人格を覚えさせながら杏奈の治療に考えを向かわせた。

途中俺の杏奈や文香に手を出した時はコイツを殺してやろうかと憤慨したがあと少しで俺の物になる身体だと思い返し必死に堪える。
そして遂に再び無知乃を復活させて文香との縁を繋ぐ事が出来た瞬間主人格を乗っ取る事が出来た。
あの時の願いはまだ有効だった様で何よりだ。
最初は喚いていた倫太郎ももう消滅したのかもう何も言わない。
これでまた幸せな日々の始まりだ。

村での買い物が終わり散歩ついでに神社跡地に寄っていく。
地下にあった石棺の残骸を村全域に撒いた後更地にしたので何もないが静かな花畑が僅かに残っていた。
過去を思い出して興奮した俺は此処でまたあの時の再現をしようと考えた。

「文香……お腹の子供は安定しているんだっけ?」

「ええ~新しいお医者様に見てもらったら16週目ですって~お腹もぽっこりしてきちゃったわ~……でも何で妊娠したのかしら~キスも杏奈としかしてないのに不思議だわ~」

「あはは、そうだね……そうだちょっと赤ちゃんの様子見たいから下着脱いでそこで足広げてくれる?」

「……そうね。旦那様の命令なら逆らえないわ~」

文香はショーツを脱ぎ捨て白いワンピースをめくり上げると俺が敷いた上着の上に寝転んだ。
妊娠線が浮き出たボテ腹と黒く色づいた乳首が丸見えになる。
だが性器は散々使ってやったのにしっかり絞まっているのが調教と薬の効果を確認出来る。
ピンク色の肛門には太いバイブが突き刺さりうねうねと蠢いている。
安定期に入るまではアナルだけしか愛撫出来なかったが漸く妻をしっかり愛してやれそうだ。

「どうだ?それを挿れて村を歩いた感想は」

「何だかお尻の中が熱くなってきちゃって……さっきいつも買い物してる商店で頭が真っ白になっちゃったわ~♡でもおばあちゃん達には気づかれなかったわよ~」

「だろうな。そいつらはもう薬で洗脳しておいたから。……もう濡れてるから前戯は要らないな?」

薄ピンク色に染まった一本スジの小陰唇を指で広げる。
アナルを責められ続けたからか膣中は愛液が糸を引いて指にへばりついている。
未だに締まりを維持している性器を指で楽しんだ後陰茎を取り出した。

「文香……好きだ。あの時みたいに返事してくれ」

「……本当?私も……貴方の事が気になってて……でも私男の人とお付き合いした事が無かったから不安だったの……でも好きになってくれて嬉しい。私でよければよろこんほぉぉぉ♡」

やはり歳を取っても好きな女の告白は股間に効く。
我慢汁で濡れた陰茎を話が終わる前にぶちこんだ。
以前と変わらず俺の陰茎ぴったりに調教された膣全体が締め付けてくる最高の女体を我が物にした征服感を味わいながらピストンを開始した。
体が若返っているからか激しく腰を動かしても苦しくないのも楽しい。

「あっ♡あん♡いきなりっなんてっ♡でも男らしくて素敵よっ♡それでこそ私が好きな旦那様だわ~♡」

「ああ、こんなに俺の事が好きな女がいると我慢出来なくてなっ!」

「嬉しいっ♡もっと強く愛してぇ♡好きよ♡大愚さん♡」

腰を振りながらデカい胸を揉みしだいていると乳輪から母乳が噴き出てきた。
これも妊娠した際のホルモンを増やす薬の効果だな。
吸い付いて舌でぷっくりした乳首を舐め回すと本来の母乳とは違った甘ったるい味が口いっぱいに広がる。
最高のミルクサーバーだ。乳房が伸びる程強く吸い出してやると妻が嬌声をあげる。

「うぅん♡まだ産んでないのにおっぱい出ちゃってる♡だめぇ♡赤ちゃんのだから飲まないでぇ♡」

「大丈夫だ、俺が、幾らでも出る様にしてやるからな。また孕ませてやるぞっ!」

「そ、それならもっとおっぱい吸って♡旦那様の吸い方、気持ち良すぎて私っ、もうイっちゃうから♡思いっきり吸い出して♡」

「ああ、俺もイキそうだ……杏奈を孕んだ時みたいにイケっ!」

両方の乳首をつねりあげ口に運び乳房を吸いつくさんばかりに舐め回しながら膣内に射精した。
文香も潮か尿か分からない液体を噴き出しながら全身を痙攣。
肛門からバイブがぶぼっと音を立てて放り出されてその快楽でまた絶頂したのを膣の締まりで感じた。
快楽と妻を気持ちよくさせられた達成感を味わいながら俺達は暫く抜かず離れずキスを交わしながら抱き合うだけの肉になる。
夏の夕方の風が火照った体に気持ちよく過ぎて行った。

「貴方……また会えて良かったわ……これからも私と杏奈の事ずっと愛してね……♡」

「ああ、必ず俺がお前達を守る。これからも一緒だ………………文香、そろそろ帰る時間だな。家に帰るから『叔母』に戻ってくれ」

「……はい………………ん?あれ~ここ何処かしら~私寝ちゃってたの……り、倫太郎?何で抱きついてるの~?」

「……何って文香叔母さんが妊娠してお腹周りが苦しいマッサージしてくれって言ったんじゃないかー。気持ち良さそうに寝てたんだよ」

「そ、そうだったの……いつも使ってる白くて臭いオイルがかかってるし気持ち良さで一杯だからちゃんとマッサージしてくれたみたいね~ありがとう~」

「いや、良いんだよ。これも務めみたいなもんだからさ。そろそろ杏奈ちゃんがお腹空かせてるだろうから帰ろうか」

文香に洗脳をかけ直し「叔母さん」の人格に戻すと俺達の家に帰る。
精液と汗に塗れた文香に風呂を譲ると俺は地下に行こうとして……物置の前に立つ杏奈と目があった。

「倫太郎君お帰り~♪ママと買い物行ってきてくれたの?ありがとねえ♪」

「ああ、文香叔母さんなら風呂場だよ。僕はこれから物置の掃除をしようと思って……」

話の途中で杏奈が俺に抱きついてきた。
俺は無表情で受け止める。

「掃除なら杏奈も手伝ってあげるよ♪1人じゃ大変でしょ?」

「……ああ、そうだな。杏奈。あの時みたいに実験室と器具の掃除を頼もうか。お前のメンテナンスも久しぶりだしな」

「…………?何?倫太郎君。まるでパパみたいな言い方……」

「みたい、じゃあない。今の俺は村地大愚だよ」

抱き締めるフリをして俺に刺そうとしていた注射器を取り上げる。
どうやら俺を倫太郎と勘違いして始末しにきた様だな。全く。
だが無知な娘を導くのも父親の勤めだ。

「嘘よ、パパは死んだもの……倫太郎がパパな訳ないじゃない!」

「何を話せば信用するんだ?あの手帳や資料に書いてない事か?」

「…………パパと私の初体験。誰にも見せないし教えないって約束したでしょ。パパの全ての資料を漁ったけど何処にも書いてなかったし。ちゃんと明細に話さないと殺すわ」

「8年前、お前の誕生日に少し早い生理が来た時に地下室を案内してそこのソファーで愛し合ったな。何もわからないまま俺のチンコにむしゃぶりついた姿は最高に愛らしかったぞ」

「………………」

「その後筋肉弛緩剤や媚薬を使って広げたお前の割れ目を処女喪失させてやった。誕生日プレゼントの熊のぬいぐるみを抱きながら痛みと圧迫感に耐える顔に何度もキスしてやったなあー……杏奈、これでも疑うか?」

「……本当なの?見た目は倫太郎君だけど……パパ、なの?」

「何度も同じことを言わせるな……姿形は変わったが俺はお前達の父親だ。……ただいま、杏奈」

「……パパ!」

愛娘が泣きながら抱き着いてくる。
今度は愛するものに行う心からの抱擁で俺も嬉しくなってきた。

「何で倫太郎君の姿なのか分からないけど……そんなのどうでもいい!またパパと一緒に過ごせるのね⁉︎」

「ああ、ずっと一緒だ。それに俺にはこの村……いや日本全てを薬の力で支配する野望もあるがその為には最高の助手がいる。前々から製薬の全てを教えてきた杏奈が必要だからな」

「うん、パパの為なら杏奈何でもやるよ♪やったー!今日はお祝いだね!」

「おいおい……まあ、そうだな。実験室の片付けが終わったら2人でご馳走を作ってママをびっくりさせてやろうか。妻に料理を作るのも生前ぶりだしな」

「その後はいつもみたいに乱行パーティしましょ♪楽しみー!」

笑顔で俺の手を引く杏奈と一緒に暗い物置の中に入っていく。
一瞬涙が出てきたが埃のせいだろうか。

兎に角まだまだやる事は山積みだ。
この村を支配した後は俺が代表となる製薬会社を作り俺を追放した世界への復讐を開始する。
名前は……村地製薬にしよう。
愛しい妻と娘の苗字を世界に刻み込むのだ。

俺は高笑いをあげた。
まだ声変わりしていない子供の声が深い地下に響いて消えていった……。
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