上 下
11 / 61
隙間時間に僕の頭を整理しよう。

眠れないから、彼女について考えてみよう。

しおりを挟む

彼女のことを考えようとして、目を閉じた・・・のは、一瞬だった。

頭の中に現れた膨大な照れと恥ずかしさで目を開いた。

駄目だ。

考えようとすると、悶える。

完全に悶える。

なんだこれ、黒歴史を思い出す時のような恥ずかしさ。

はーーー、なんだこれ。

こうして、グラグラと揺れる想いに気が付いた。

会いたくない。しばらく会いたくない。

会いたい。凄く会いたい。

まぁ、理由はわかってきている。

会いたい理由はともかく、会いなくない理由だ。


僕は、以前も述べたが自分が嫌いだ。

そして、それが伸びに伸びてかわからんが、人の記憶に残ることをひどく嫌っている。

それもあって、写真を撮られることが大嫌いだった。(僕の肖像権を侵害しないでください。切実に。)


彼女に会うと、自分の中の反省や、後悔が他の人より多く見受けられる。

これは、単純に良く見られたいからだろう。カッコ付けたいんだな。

だが、難儀なことに僕はこの反省や後悔が重なると黒歴史を思い出すような恥ずかしさに襲われる。この反動が大きすぎると、悲しいかな、僕は連絡を断ちたくなる。会話履歴を消したくなる。なんなら、アカウントごとブロックしたくなる。

僕は、この流れを過去2回行なっている。些細なことなら、2回以上だ。数えきれない。

そして、この流れをわかっているからこそ、会いたくないのだ。

一緒にいて楽しいのはわかる。しかし、2人で会いたくない。僕を壁の花にしてくれ(違う)。

僕は基本的に会話の中心になりたくない。アドリブは墓穴を掘りやすい。そして、僕は墓穴を掘ったら爆死しやすい。それもあって、極力喋らない。口は災いの元、と言う言葉が心に染みついているんだろう。(何があったんだろうな、過去の僕・・・。)
だからだ。一緒に居たいが、会話をしなければいけなくなる。それが、僕には憂鬱で仕方がない。

君の話を聞くのは好きだ。
だが、僕は話したくない。

なんだこれ、傲慢。

人には向き不向きがあると言うが、僕は極端すぎる。

あぁ、そろそろ眠くなってきた。
いい傾向だ…寝よう。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

子宮頸がんになりまして

☆よこやん☆
エッセイ・ノンフィクション
がんが見つかったのは30歳。さあこれから結婚、出産を本格的に考え始めた矢先の出来事でした。 今若い世代から増えている子宮頸がん。 当時の闘病、心情などを描いていきます。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

Breathe 〜僕の生きてきた時間〜

いろすどりあ
エッセイ・ノンフィクション
この物語は事実に基づいたフィクションです。 『僕』はごく平凡な家庭に生まれ、ごく普通の生活を送ってきた。…あの時までは。 幸せな日々を送ることができますように…

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

処理中です...