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隙間時間に僕の頭を整理しよう。
眠れないから、彼女について考えてみよう。
しおりを挟む彼女のことを考えようとして、目を閉じた・・・のは、一瞬だった。
頭の中に現れた膨大な照れと恥ずかしさで目を開いた。
駄目だ。
考えようとすると、悶える。
完全に悶える。
なんだこれ、黒歴史を思い出す時のような恥ずかしさ。
はーーー、なんだこれ。
こうして、グラグラと揺れる想いに気が付いた。
会いたくない。しばらく会いたくない。
会いたい。凄く会いたい。
まぁ、理由はわかってきている。
会いたい理由はともかく、会いなくない理由だ。
僕は、以前も述べたが自分が嫌いだ。
そして、それが伸びに伸びてかわからんが、人の記憶に残ることをひどく嫌っている。
それもあって、写真を撮られることが大嫌いだった。(僕の肖像権を侵害しないでください。切実に。)
彼女に会うと、自分の中の反省や、後悔が他の人より多く見受けられる。
これは、単純に良く見られたいからだろう。カッコ付けたいんだな。
だが、難儀なことに僕はこの反省や後悔が重なると黒歴史を思い出すような恥ずかしさに襲われる。この反動が大きすぎると、悲しいかな、僕は連絡を断ちたくなる。会話履歴を消したくなる。なんなら、アカウントごとブロックしたくなる。
僕は、この流れを過去2回行なっている。些細なことなら、2回以上だ。数えきれない。
そして、この流れをわかっているからこそ、会いたくないのだ。
一緒にいて楽しいのはわかる。しかし、2人で会いたくない。僕を壁の花にしてくれ(違う)。
僕は基本的に会話の中心になりたくない。アドリブは墓穴を掘りやすい。そして、僕は墓穴を掘ったら爆死しやすい。それもあって、極力喋らない。口は災いの元、と言う言葉が心に染みついているんだろう。(何があったんだろうな、過去の僕・・・。)
だからだ。一緒に居たいが、会話をしなければいけなくなる。それが、僕には憂鬱で仕方がない。
君の話を聞くのは好きだ。
だが、僕は話したくない。
なんだこれ、傲慢。
人には向き不向きがあると言うが、僕は極端すぎる。
あぁ、そろそろ眠くなってきた。
いい傾向だ…寝よう。
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