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第2章 女装をしない女装男子にはラブラブなんて程遠い【真琴編】
痛いよ…秋桐…。
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ひと通り遊園地で遊び時刻はもう5時になって居た…。結構、遊んだ…朝の10時から来て…今は、5時…。
まぁ、夢の遊園地だし!
絽紀がお土産を見たいと言ったので外のベンチでそんなことを考えながら絽紀を待っていると急に俺の前に人がたった。
「真、琴さん…?」
「…秋桐!」
俺、今女装してないし男姿見せた事ないのに…気付いてくれたんだ!
やばい、嬉しい。
「やっぱり!真琴さんでしたね!良かったぁ~間違えたらどうしょうかと思もいました~。」
「よく気付いたね!俺、結構いつもと違うのに。」
そう言うと、秋桐は得意そうに
「だって、仕草とか雰囲気とか、覚えちゃいましたから!」
と言う。
「…嬉しい。」
正直に俺が言うと秋桐は真っ赤になった。
俺が幸せな気分を味わっていると、絽紀がお土産の袋を持って不思議そうに俺に近付く。
「あれれ?真琴、お友達?」
やばい、一瞬忘れてたけどこいつと一緒に来てたんだ…。
秋桐は、少し驚いたような顔をしてから自己紹介をしだした。
「……ぁっ、僕片岡 秋桐です。真琴さんとは…ぇっと…」
(不味い。もし、秋桐が俺と恋人同士だって言ったらなんか駄目な気がする!)
ニコニコした笑顔のまま秋桐の自己紹介を聞いている絽紀を見てそう思った。
だから、秋桐の言葉を遮るように
「秋桐とは、ただの友達だから!俺とは違う学校で、朔弥がらみの友達なの!そうなの!」
と必死に友達を強調する。
絽紀は、少し首を傾げながら
「ふぅん…そう、なんだ…。あっ僕はね奏多 絽紀よろしくね?」
と自己紹介をする。
秋桐は、悲しい顔をしてから俯いて小さく、小さく俺にぎりぎり聞こえるくらいの声で
「…やっぱり…僕じゃ…かしい…ですか…。」
と言った。
「秋…桐…?」
俺が声を掛けると絽紀がいる事を忘れたみたいに秋桐が急にバッと俺を見て、でも何かを堪える様に小さく
「やっぱり、恥ずかしいですか…?」
涙目になりながら、俺にいう。
その言葉で、俺が秋桐と恋人と言うのが恥ずかしくてわざと友達と言っていたと秋桐に解釈されたんだと理解した。
「ぁ…ちが!」
俺がそれを否定しょうとした時秋桐を呼ぶ女の声がした…。
「片岡くーん、一緒に観覧車乗ろぉ~よぉ。」
秋桐の後ろを見ると4、5人の女子が秋桐を待っようにしてたっていた。
(女と、来てたんだ…。)
俺だって、絽紀と来てた…けど、絽紀は恋愛対象じゃないし、ある意味脅されてたし…。
でも…秋桐は女が恋愛対象だし…明らかに遊びに来た感じだった。
胸が掴まれた様にギュッと痛んだ。
秋桐は、女の呼び掛けに気付き涙を堪えて気合いを入れる様に頬をパチンと叩いて俺に笑顔を見せて
「呼んでるんで、行きますね。」
そう言って俺に背を向けて走って行った。
その笑顔が絽紀の笑顔みたいに貼り付いていて…俺に背を向けて走って行く姿にもう届かなくなるんじゃないか…そう思って胸が苦しくなって、悲しくなった…。
まぁ、夢の遊園地だし!
絽紀がお土産を見たいと言ったので外のベンチでそんなことを考えながら絽紀を待っていると急に俺の前に人がたった。
「真、琴さん…?」
「…秋桐!」
俺、今女装してないし男姿見せた事ないのに…気付いてくれたんだ!
やばい、嬉しい。
「やっぱり!真琴さんでしたね!良かったぁ~間違えたらどうしょうかと思もいました~。」
「よく気付いたね!俺、結構いつもと違うのに。」
そう言うと、秋桐は得意そうに
「だって、仕草とか雰囲気とか、覚えちゃいましたから!」
と言う。
「…嬉しい。」
正直に俺が言うと秋桐は真っ赤になった。
俺が幸せな気分を味わっていると、絽紀がお土産の袋を持って不思議そうに俺に近付く。
「あれれ?真琴、お友達?」
やばい、一瞬忘れてたけどこいつと一緒に来てたんだ…。
秋桐は、少し驚いたような顔をしてから自己紹介をしだした。
「……ぁっ、僕片岡 秋桐です。真琴さんとは…ぇっと…」
(不味い。もし、秋桐が俺と恋人同士だって言ったらなんか駄目な気がする!)
ニコニコした笑顔のまま秋桐の自己紹介を聞いている絽紀を見てそう思った。
だから、秋桐の言葉を遮るように
「秋桐とは、ただの友達だから!俺とは違う学校で、朔弥がらみの友達なの!そうなの!」
と必死に友達を強調する。
絽紀は、少し首を傾げながら
「ふぅん…そう、なんだ…。あっ僕はね奏多 絽紀よろしくね?」
と自己紹介をする。
秋桐は、悲しい顔をしてから俯いて小さく、小さく俺にぎりぎり聞こえるくらいの声で
「…やっぱり…僕じゃ…かしい…ですか…。」
と言った。
「秋…桐…?」
俺が声を掛けると絽紀がいる事を忘れたみたいに秋桐が急にバッと俺を見て、でも何かを堪える様に小さく
「やっぱり、恥ずかしいですか…?」
涙目になりながら、俺にいう。
その言葉で、俺が秋桐と恋人と言うのが恥ずかしくてわざと友達と言っていたと秋桐に解釈されたんだと理解した。
「ぁ…ちが!」
俺がそれを否定しょうとした時秋桐を呼ぶ女の声がした…。
「片岡くーん、一緒に観覧車乗ろぉ~よぉ。」
秋桐の後ろを見ると4、5人の女子が秋桐を待っようにしてたっていた。
(女と、来てたんだ…。)
俺だって、絽紀と来てた…けど、絽紀は恋愛対象じゃないし、ある意味脅されてたし…。
でも…秋桐は女が恋愛対象だし…明らかに遊びに来た感じだった。
胸が掴まれた様にギュッと痛んだ。
秋桐は、女の呼び掛けに気付き涙を堪えて気合いを入れる様に頬をパチンと叩いて俺に笑顔を見せて
「呼んでるんで、行きますね。」
そう言って俺に背を向けて走って行った。
その笑顔が絽紀の笑顔みたいに貼り付いていて…俺に背を向けて走って行く姿にもう届かなくなるんじゃないか…そう思って胸が苦しくなって、悲しくなった…。
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