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息抜き番外編
マコデレラ5
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「お嬢さん。お困りですか?」
(ひぇっ、イケメンだ…。)
彼は、颯爽とマコデレラの前に手を差し出しました。
「宜しければ、会場までエスコートさせて下さい。」
多少イケメンに押されつつもマコデレラはその手を取りました。
「お名前を、お聞きしても?」
歩きながらイケメンが聞きます。
(答えたほうがいいんだよな…いや、でも!絶対喋ったら男だってバレる!)
そう思ったマコデレラはつかまれた手をそっと握ってから、首を横に振りもう片方の手の人差し指を口に添えました。
「っ、そう、ですか。それは残念です。……ですが、あなたとはまた逢えそうな気がします。その時は、もう一度聞いていいですか?」
(……もう、会う事は無いだろうしこれ以上会話を続けられても困るしな……。)
マコデレラは頷きました。
「ありがとう。……そうだ、一曲踊りませんか?」
イケメンはそう言ってマコデレラを引き寄せる様に手を引いた。
「っ!」
「踊って、頂けますか?」
驚いたマコデレラを至近距離で見下ろしながらイケメンは笑顔で言いいました。マコデレラは、抵抗できずに頷くことしかできませんでした。
踊り終わると、マコデレラの手を引くイケメンとは別の手がありました。
「君は…。っ、どうしてこんな所に……!」
「、…。」(兄さん……)
そこには、豪華な衣装に身を包んだ兄がいたのでした。
(ひぇっ、イケメンだ…。)
彼は、颯爽とマコデレラの前に手を差し出しました。
「宜しければ、会場までエスコートさせて下さい。」
多少イケメンに押されつつもマコデレラはその手を取りました。
「お名前を、お聞きしても?」
歩きながらイケメンが聞きます。
(答えたほうがいいんだよな…いや、でも!絶対喋ったら男だってバレる!)
そう思ったマコデレラはつかまれた手をそっと握ってから、首を横に振りもう片方の手の人差し指を口に添えました。
「っ、そう、ですか。それは残念です。……ですが、あなたとはまた逢えそうな気がします。その時は、もう一度聞いていいですか?」
(……もう、会う事は無いだろうしこれ以上会話を続けられても困るしな……。)
マコデレラは頷きました。
「ありがとう。……そうだ、一曲踊りませんか?」
イケメンはそう言ってマコデレラを引き寄せる様に手を引いた。
「っ!」
「踊って、頂けますか?」
驚いたマコデレラを至近距離で見下ろしながらイケメンは笑顔で言いいました。マコデレラは、抵抗できずに頷くことしかできませんでした。
踊り終わると、マコデレラの手を引くイケメンとは別の手がありました。
「君は…。っ、どうしてこんな所に……!」
「、…。」(兄さん……)
そこには、豪華な衣装に身を包んだ兄がいたのでした。
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