蘭と蕾

伊東悠香

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2章

4話 噂(3)

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 噂は私が我慢すれば済む事だろうと思って、水上くんに相談した以外では外に相談する事はしなかった。
 マーくんは特に私の事を神経質な程心配してくれているから、簡単にこの事を打ち明けるのは気がひけた。それでなくても、ここのところ彼の体調が思わしくなくて心配している。
「大丈夫?どうしたの?」
 食事中に急にスプーンを持つ手を離して頭を押さえる事が時々ある。
「いや、何か……色々考えすぎて頭が痛いんだよね」
「マーくんは一人で何でもやろうとするから駄目だよ。私みたいに開き直って“なるようになるさ”的な事も必要だよ」
 そう言うと、彼はクスッと笑って「それもそうだね」なんて言った。

 美咲さんからのラブコールは相変わらずで、彼女の中ではマーくんが理想の王子様とでも言える存在のようだ。
「美咲さんて、マーくんの何が好きであんなに入れ込んでるの?」
 何となくそれが気になって、彼にダイレクトに質問してみた。
 そして、その答えが結構気が抜けるものだったからビックリした。
「顔が好みなんだってさ。あと、それなりの大学に通ってるのもプラスだとか」
「え、顔が好み?その程度であそこまで熱が入るものなの?」
 私はかなりの脱力感に襲われた。
 もちろんマーくんは綺麗な顔をしているし、素敵な人だと思う。でも……私は、彼がこの顔じゃなくても好きになったと思う。何ていうか……魂ごと好きっていうか、自己犠牲し過ぎて自分を殺してしまうような無茶な性格も愛しいし。時々うっかりなミスをして必要以上に照れてたりする姿も好きだ。
 朝起きて、ボサボサの頭で歯磨きしている姿も好きだし。
 時々酔ったまま床に寝そべっていくら起こしても起きない時とか「困った人ですねえ」なんて言って掛け布団を持ってきて一緒に床に寝るのも好きだ。

 要するに、私はマーくんがマーくんである事が好き。
 この世に一人の正臣くんが大好きなのであって、フェイスは二の次なのだ。
 いくら整った顔をしていても、中身が幻滅する人だったら私は好きになったりはしなかった。

 美咲さんの「愛」は「自己愛」なんだな……と思った。
 彼の幸せを望む人の行動では無い。マーくんの困っている気持ちを汲み取ろうという努力が全く見えない。
 それどころか、私が一緒に暮らす事で弟を使ってライバルを潰す事すらいとわないという恐ろしい一面も見せている。
 美咲さんが高村先輩のお姉さんだという事は、水上くんの探偵ぶりによってあっさり判明した。
 思った通り、彼がそれとなく学校全体に噂を振りまいているらしい。
 まあ、学生は単純だから、そういうゴシップなネタには飛びつく。私を心から信用してくれているクラスメイトは数人出てきていて「あんな噂に一瞬でも揺れてごめんね」と謝ってきてくれた。
 私にはそれだけで十分。
 敵が百人いても水上くんを含めた数人の友達が味方になってくれていると思うだけで勇気が持てる。お昼休みは孤独になりがちだったけど、特におしゃべりしたい気分にもならないから、読みきれていない文庫本の読破に挑戦したりしている。


 4月になって、私も高校3年だ。
 進学する事をほぼ諦めていた私だけど、マーくんが何か将来の為に手に職をつけられるような学校には一応行った方がいいだろうと提案してくれた。
「俺も結構悩んだんだけど、今、教員免許をとるコースに入ってるんだ。枠は狭いけど、大学を卒業したら教師になりたい。人にものを教えるのは嫌いじゃないんだ」
 学費の問題は大きな課題だったけど、割のいいアルバイトをしながら二人でひっそり生活すれば何とかなるだろうという計算だ。
 私が学校に行っている間は、マーくんが就職して援助してくれると約束してくれた。
 どこまでも彼は私の為に気を使ってくれる。
「無理しないで。何か……頑張り過ぎてる気がする」
 顔色の優れないマーくんを見ていて、私は心配になる。
 最初の頃は照れて一緒のベッドに入るのも遠慮してたんだけど、最近では彼の隣で眠るのが何よりも私を幸せにしてくれる。
 人のぬくもりを感じて眠るって幸せだね。

 色々不安な事があるけど、マーくんが隣にいてくれるなら、どんな苦難も乗り越えられる。
 どこからこの確信が生まれてくるのか不思議だけど……とにかく私は彼さえいれば強く生きられる人間なのだ。
 こんな私を見ていて、蘭はとうとう「蕾には負けた」と言った。
 私の身の周りに起きている事を色々知って、自分なら逃げ出してるかもしれないと言った。

「マーくんを好きな気持ちは蕾に負けて無いつもりだったけど……正直、負けた」

 先日外で少しお茶をした時に言われた言葉だ。
 私が学校で嫌がらせにあっている事とか、美咲さんの尋常じゃ無いストーカー行為を聞いて震え上がっている。
「私も先生と付き合ってるっていうので罪悪感の中で生活してるの、しんどい事もあるけど。今の所外からの攻撃にはさらされてないから…蕾がどれぐらい大変なのか本当の意味で理解してあげられない…ごめんね」
 蘭なりにも悩みはあるようだったけど、お父さんの衝撃的な裏切りの他にも問題を背負い過ぎている私とマーくんの生活の事は相当心配してくれた。
「私はわりと吹っ切れてるんだけどね、マーくんがすごく体調悪いみたいで心配」
 私はここ最近頭痛を訴え続けているマーくんの事をつい口にしてしまった。
「病院には行ってるの?」
「行って欲しいんだけど、彼…病院嫌いだから。行ってないみたい」
「引っ張ってでも連れて行った方がいいよ。頭痛って色々原因があるけど、時々深刻な問題が潜んでる場合があるから」
 そう聞かされると、すごく不安になる。
 今マーくんが何か大事に至るような事があったら、それこそ私の生きる希望が消えてしまう。
「そうだね、無理を押してでも彼を病院に連れて行くよ」
 こんな会話をしたのが数日前だった。

 毎日のように「病院行くから、保険証持ってね」って促すんだけど…彼は勉強をしたくて時間がもったいないとか言って全然相手にしてくれない。
 頭が痛い人が勉強をしたって集中力が続かないと思うんだけど、病院に行き慣れて無い人っていうのは…本当に病院を嫌う。
 私は心配しながらも、黙って学校に向かった。
 でも、朝から嫌な予感がしていた。規則正しく生きているマーくんが、朝起きられないと言って午前の授業を休むと言ったのだ。
「具合悪かったら携帯に電話してね」
「うん」
「じゃあ行ってくるね」
 私がそう言って部屋を出ようとしたところで、彼は一度私を呼びとめた。
「どうしたの?」
「ん……なんか蕾からキスされたい」
 こんな甘えた彼を見るのは非常にめずらしくて。私は、結構ビックリした。
「ええと……どういうキスがいいのかな」
「どこでもいいよ、蕾を直接感じたいだけ」
 枕に頭を埋めたまま、彼は力無く笑っている。
「朝からこういうのは、かなり苦手なのですが、じゃあ……頑張ります」
 私は色気の無い前置きをして、彼の頬に優しくキスをした。
「……」
 マーくんはまだ不満そうだった。
 これが駄目なら…やっぱり唇へのキスしか無いのではないでしょうか。
 かなり躊躇したけど、マーくんが本当に弱々しく私を求めているのが分かったから、愛しさの方が羞恥心を乗り越えた。
 そっと彼の顔に自分の顔を近づけて、なるべく優しくキスをした。
「これで……どうかな?少しは元気になった?」
「うん。すごく元気になった」
 優しく笑って、彼はそのまま「行ってらっしゃい」と言って布団を頭からかぶった。
 彼なりに、相当恥ずかしかったのだろう。


 私の気持ちはかなり上向いていた。
 マーくんが私にキスを求めるほどに、頼ってくれているのが嬉しかった。
 何があっても、マーくんは私が守るんだ!なんて、まるで私の方がお姉さんみたいな気分にさせられてしまう。

 こんなに浮かれた気持ちで学校に行った私だけど、私に思いもかけない連絡が入ったのは1間目の授業を受けている時だった。
 携帯に「今日は大学を休む」というメールが入っていて、マーくんの様子が気になっていた矢先だった。

「朝比奈さん、ちょっと来てくれる?」
 担任に呼ばれて廊下に出ると、マーくんが病院に運ばれたという情報を聞いた。
「え?」
「お兄さんがしきりにあなたの名前を呼んでいたみたいで。とにかく急いで病院へ行ってあげてくれる?M駅から数分の赤十字病院に運ばれたみたいだから」
 それを聞いたと同時に、私は教室にカバンだけをとりに戻って、急いで病院へ向かった。
 朝の異変を見て、私はすぐに彼を病院へ引っ張らなかった事を後悔していた。ただの風邪とか…その程度だと思っていた。
 

 病院に到着すると、マーくんは今のところ集中治療室で容体を診られている状態らしかった。
「どういう病気なんですか?」
 治療室から一度出てきたドクターにそう聞くと、彼は落ち着いた調子で言った。
「簡単に言いますと、耳下腺が腫れ起きる炎症の病気です。すぐに手当をすればよかったのですが、かなり我慢したようですね……」
 そこまで言って、一度彼は言葉を切った。
 何か不安になる要素があるんだろうか。
「何か、心配な事があるんですか?」
「お会いになった時にショックを受けられるかもしれません」
 そう聞かされて、私は驚いた。
 いったい、何にショックを受けるというのか。私はどんな彼でも受け入れて看病するつもりだ。
「言って下さい。何にショックを受けるんですか?」
「……顔面神経麻痺が出てるんです」
「顔面?」
 どうやら、神経を犯されてしまったせいで、顔の片側だけが歪むという現象が出てしまったようなのだ。
 治療は根気のいるもので、西洋医学だけでは即座にそれを戻してやる事は難しいと言う。

 あの、綺麗に整ったマーくんの顔が……。
 確かにショックだった。でも、命に別状が無いと聞いただけでとりあえずホッとした。

「症状は相当前から出ていたはずですので…どうしてもっと早く病院にいらっしゃらなかったのか…それだけが悔やまれますね」
 ドクターから言われた言葉で、これが一番つらかった。
 病院嫌いだった彼を、強引に治療に行かせなかったのが彼をここまで悪くした原因。
 病気なんかあまりしない人だったから、私も安心していた。

 落ち込む私を見て、ドクターは言葉を付け加えた。

「時間はかかりますが、手術、鍼、リハビリを繰り返す事で以前とほぼ変わらないところmで戻す事が可能かと思いますから…そんなに悲観しないでくださいね」
「はい…分かりました」

 私は戸籍が別になってしまっているから、入院の手続きとか…色々細かいものは田舎にいるお母さんを呼ぶしかなかった。
 出来れば、これ以上お母さんがショックを受ける事はしたくなかったけど…仕方が無い。
 私は、可能な限り冷静に状態を説明して、入院の手続きをお願いしたいという事をお母さんに伝えた。電話の向こうでもお母さんがショックを受けているのが分かった。
「蕾…ごめんね、あなたにばかりつらい思いをさせて」
「いいの。私はマーくんの命が助かってくれただけで嬉しいんだから…早く元気になるように応援するだけ」
 私の案外気丈な言葉を聞いて、お母さんも少し落ち着いたようだ。
 とりあえず…一番衝撃を受けるのはマーくん自身だろうから、私はなるべく普通に彼と接する努力をしなくてはいけない。
 そう思って、私は朝キスをした優しいマーくんの顔がやや苦痛で歪んでいるのを見て…一人で少しだけ泣いた。


 どんな彼でも私は、マーくんを愛し貫く決意だ。
 顔面麻痺なんて、表面的な事だ。彼の中身が変わった訳じゃない。私が愛しているのは…彼の心なのだから…大丈夫。
 今まで以上に好きになるから。
 今まで以上に…マーくんにベッタリになるんだから。

 そう思って、私はその晩…彼の寝ているベッドの脇に設置された簡易ベッドでうたた寝した。
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