5 / 8
4話
しおりを挟む
俺はピンチを迎えていた。膀胱が。先ほどから危険を示していたがもう限界だ。でもペットシーツにするのには抵抗がある。人間用のトイレに行こうとすればサイコパスの兄のことだ。俺の首を絞めるだろうし何かされるに違いない。ペットシーツを握る手に力が入る。もう我慢をしすぎて立てなくなっていた。足を交互に擦り付け涙もたまっていく。やめてくれるわけがないのに兄に帰ってきてくれと懇願してしまう。
「~~」
言い争いが聞こえる。誰か来たのか。俺は兄の期待にも応えられなくて死ぬ運命なのか。死ぬのを覚悟していたにも関わらず怖くなってからだが震える。
兄の部屋の扉が開く。扉を開いたのは兄ではなかった。赤い髪色をしてさわやかなイケメン顔をしている男だった。後ろにいる兄も開く一瞬だが困ったような顔をしていたような気がする。気のせいだろう。兄がそんな顔をするわけがない。
赤い髪色の人は漏れそうと俺が言ったのを聞き逃さず、兄に指導しながら手際よく俺を人間用のトイレに連れて行ってくれた。なんとか漏らさなくてすんだことを感謝する。あの人は神様だ。
「~~」
言い争いが聞こえる。誰か来たのか。俺は兄の期待にも応えられなくて死ぬ運命なのか。死ぬのを覚悟していたにも関わらず怖くなってからだが震える。
兄の部屋の扉が開く。扉を開いたのは兄ではなかった。赤い髪色をしてさわやかなイケメン顔をしている男だった。後ろにいる兄も開く一瞬だが困ったような顔をしていたような気がする。気のせいだろう。兄がそんな顔をするわけがない。
赤い髪色の人は漏れそうと俺が言ったのを聞き逃さず、兄に指導しながら手際よく俺を人間用のトイレに連れて行ってくれた。なんとか漏らさなくてすんだことを感謝する。あの人は神様だ。
0
お気に入りに追加
112
あなたにおすすめの小説
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
ある日、義弟に突然「兄ちゃんが主人公で総受けとかウケるwww俺は絶対好きにならn…好き…」…いや、お前もかーい。
彩ノ華
BL
ある日、突然義弟からこの世界はBL小説の世界だと言われ俺はその中の〝主人公〟なのだとか…。
『兄ちゃんが主人公で総受けとかウケるwww俺は絶対好きにならないwww』
と笑っていたお前だが…
いや、お前もやないかい。
イケメン義弟×無自覚たらし兄
※ゆるゆる投稿
※素人作品
【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。
山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。
お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。
サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。
俺の義兄弟が凄いんだが
kogyoku
BL
母親の再婚で俺に兄弟ができたんだがそれがどいつもこいつもハイスペックで、その上転校することになって俺の平凡な日常はいったいどこへ・・・
初投稿です。感想などお待ちしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる