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1話 3度目の浮気発覚①
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「明くん、社長がお呼びだ。行きたまえ」
「はい」
俺は部長にやる気のなさそうに返事をする。そんな返事に部長は眉をひそめながらも何も言わずについてくる。
俺は平社員のサラリーマンだ。言わずと知れた大企業イベ株式会社に勤めている。実力で入ったわけではない。コネ入社だ。大企業がコネ入社をして大丈夫なのかというのもあるが今まではそんなことは全くなく今回が異例の初めてだ。それでも仕事をすればいい。だが俺は面倒なことは一切やりたくなかったから仕事はほっておいてネットサーフィンをして定時になったら真っ先に出社という自堕落な生活を送っていた。そんな俺は自分の実力で入ってきちんと働いている奴らと当然そりが合うわけもなく遠巻きにひそひそされていた。上司も俺に何も言えないのは理由だある。それはコネの相手が社長だからだ。社長様様だぜ。
社長室のドアをノックもせずに耳をほじりながら開ける。ついてきた部長はノックをしない俺をたしなめるように少し声を出して抑えた。
「なんですか?」
「明ノックをしなさい。部長はさがっていいよ。ありがとう」
ドアは自分の重さで勝手にしまる。しまったのを確認して社長の机の前にあるソファーにドカッと座った。横暴な態度でも何も言われない。
「そこはお座りくださいと言ったらすわるんだ」
「かず、そんな小言いいから用は?」
かずはあきらめたようにため息をつく。
「また浮気をしただろう?」
「はい」
俺は部長にやる気のなさそうに返事をする。そんな返事に部長は眉をひそめながらも何も言わずについてくる。
俺は平社員のサラリーマンだ。言わずと知れた大企業イベ株式会社に勤めている。実力で入ったわけではない。コネ入社だ。大企業がコネ入社をして大丈夫なのかというのもあるが今まではそんなことは全くなく今回が異例の初めてだ。それでも仕事をすればいい。だが俺は面倒なことは一切やりたくなかったから仕事はほっておいてネットサーフィンをして定時になったら真っ先に出社という自堕落な生活を送っていた。そんな俺は自分の実力で入ってきちんと働いている奴らと当然そりが合うわけもなく遠巻きにひそひそされていた。上司も俺に何も言えないのは理由だある。それはコネの相手が社長だからだ。社長様様だぜ。
社長室のドアをノックもせずに耳をほじりながら開ける。ついてきた部長はノックをしない俺をたしなめるように少し声を出して抑えた。
「なんですか?」
「明ノックをしなさい。部長はさがっていいよ。ありがとう」
ドアは自分の重さで勝手にしまる。しまったのを確認して社長の机の前にあるソファーにドカッと座った。横暴な態度でも何も言われない。
「そこはお座りくださいと言ったらすわるんだ」
「かず、そんな小言いいから用は?」
かずはあきらめたようにため息をつく。
「また浮気をしただろう?」
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