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「良い。こんなの全然大丈夫だ」
「パーティーのあとすぐに兵士に言ったそうじゃないか。もう言ったんだから意地をはらなくてもいいでしょ」
困り顔で近ずきながら言う。パーティーのあとに確かに言った。だが取り合って貰えなかった。あの兵士一応報告はしていたようだ。
「いやもう痛くなくなった」
ぶっきらぼうに牢屋に唯一ある窓を見上げる。愚弟だけには何としても言いたくなかった。
「ふーん、そうなんだ。じゃあ大丈夫そうだね」
愚弟は背を向ける。ふうっとバレなかったことにほっとしつつ体の力を抜き牢屋の壁に寄りかかる。汚いがないよりはマシだ。
息を抜いたのも一瞬その瞬間、愚弟がいつの間にか俺の足の近くにいて患部を触っている。
「いたたたたたたたいたいいたい」
「やっぱり痛いんじゃないか。嘘はダメだよ」
涙目になりながら睨む。
「服めくるよ」
「やめろ」
服をめくり見ようとする手を止めようとするが1週間前から水しか胃に入れてない俺の力などすぐに片手で抑えられめくられる。
自分でもめくっていなかったが足は大きく腫れ青紫に変色していた。
「これは酷いね。他にも怪我はある?」
「ない」
ぷいっと空を見て答える。実は俺に恨みがある兵士達に蹴られたり殴られたりした傷が服の下にある。挫いた足が予想以上に悪化しているのもそのせいもあるだろう。愚弟にはバレたくない。もう1つバレてしまったのだ。隠し通したい。
「パーティーのあとすぐに兵士に言ったそうじゃないか。もう言ったんだから意地をはらなくてもいいでしょ」
困り顔で近ずきながら言う。パーティーのあとに確かに言った。だが取り合って貰えなかった。あの兵士一応報告はしていたようだ。
「いやもう痛くなくなった」
ぶっきらぼうに牢屋に唯一ある窓を見上げる。愚弟だけには何としても言いたくなかった。
「ふーん、そうなんだ。じゃあ大丈夫そうだね」
愚弟は背を向ける。ふうっとバレなかったことにほっとしつつ体の力を抜き牢屋の壁に寄りかかる。汚いがないよりはマシだ。
息を抜いたのも一瞬その瞬間、愚弟がいつの間にか俺の足の近くにいて患部を触っている。
「いたたたたたたたいたいいたい」
「やっぱり痛いんじゃないか。嘘はダメだよ」
涙目になりながら睨む。
「服めくるよ」
「やめろ」
服をめくり見ようとする手を止めようとするが1週間前から水しか胃に入れてない俺の力などすぐに片手で抑えられめくられる。
自分でもめくっていなかったが足は大きく腫れ青紫に変色していた。
「これは酷いね。他にも怪我はある?」
「ない」
ぷいっと空を見て答える。実は俺に恨みがある兵士達に蹴られたり殴られたりした傷が服の下にある。挫いた足が予想以上に悪化しているのもそのせいもあるだろう。愚弟にはバレたくない。もう1つバレてしまったのだ。隠し通したい。
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