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2章
レギーネちゃんは俺を好きなはずなのに…… ジーク視点
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【ジーク視点】
古代バルト神殿跡ダンジョン、中層――
中層に来て、パーティーメンバーたちは休憩していた。
他のヤツらは寝ている。
俺は番をしていた。
モンスターが来たら、他のヤツらを起こすことになっていた。
「さあて、俺のレギーネちゃんの様子を見るか……」
(いつものやるぞ……)
「メニュー画面、オープン!」
【メニュー画面を開きました】
どこからともなく機械的な声がすると、俺の目の前にメニュー画面が出てくる。
「アイテムボックスを選択……と」
画面に、俺の所持しているアイテムが表示される。
(はははっ! やっぱり俺が主人公だ)
「水晶玉を選択」
俺はアイテムボックスから水晶玉を取り出す。
手の中に、水晶玉が出てきた。
(このアイテムボックスは奪われなかった……)
クソアルフォンスに、イベントもヒロインも奪われたが……
アイテムボックスだけは、俺のものだ。
「……さて、俺のレギーネちゃんの様子を見るか」
こっそり好きな女の子を見るのは最高に幸せだ。
俺がやっているのは、盗撮じゃない。
俺はレギーネちゃんを愛しているから、見守っているだけだ。
前世じゃ、俺の愛を理解しない女ばっかりだった……
しかし、ここはいわゆる「エロゲ」の世界。
男の夢を実現した世界。
そして、俺は「エロゲ」の主人公だ。
ヒロインたちは、潜在的に俺に抱かれたがっているはず……
「よし。水晶玉、スイッチオン!」
(おっ! レギーネちゃんとリーセリアがいる!)
リーセリアも、アルフォンスに汚されたヒロインだ。
「俺が助けてあげないといけないな……」
ヒロインを救出するのは、主人公の使命だ。
(アルフォンスをぶっ殺した後に、必ず助け出してやるからな……っ!)
「きっとレギーネちゃんは、親友のリーセリアに恋愛相談をしたんだろう。それとも、俺からラブレターもらったことを自慢したのかな~~っ!」
俺はワクワクしながら、水晶玉を通してレギーネちゃんとリーセリアの映像を見た――
(な、なんだ。これは……)
愛するレギーネちゃんが、俺のことを「キモジーク」だと……
「お、俺がキモい……?」
レギーネちゃんは、俺のことを、
「キモい」
「キモい」
「キモい」
と、連呼している。
(聞き違いだろうか……? そうだよな……)
俺は水晶玉の映像を巻き戻す。
しかし――
「キモジーク」
「キモジーク」
「キモジーク」
レギーネちゃんは、たしかに俺を「キモジーク」と呼んでいる。
しかも、吐き捨てるような口調で。
まるで汚物を見るような目で。
信じられなかった。
これは嘘だ。
嘘だ。
噓だ、噓だ、嘘だ。
あり得ない……!
「俺はこのゲームの主人公だぞ……っ!」
リーセリアまで、俺を「気持ち悪い」と言ってやがる。
クソ……!
(俺的)負けヒロインのくせに……
「…………」
俺は息が止まりそうになる。
俺はレギーネちゃんを、真剣に愛していた。
オリヴィアのような巨乳ではないが、ケツが良くて好きだった……
ツンデレな性格も「かわいい」と思っていた。
だが……レギーネちゃんは、俺を、ジークを、主人公を、拒絶している。
「まるで前世の【三次元の女】と同じだ……」
三次元の女たちは、俺に冷たかった。
イケメンには全力で媚まくるくせに、俺は無視されて……
(俺はこんなに愛しているのに……っ!)
俺は前世のクソ女どもを思い出して、歯ぎしりしてしまう。
「エロゲのヒロインたちは……アイツらと違うはずなのに」
これじゃエロゲじゃない。
これは……現実?
(も、もしかして……俺は主人公じゃない……?)
いや、そんなことはない。
俺は主人公、ジーク・マインド。
エロゲハーレムの主人公だ。
俺は岩の間にある、水たまりを見る。
水面に、俺の顔が映る。
黒髪、黒目の、ジークの容姿。
間違いなく、ゲームの主人公のキャラデザだ。
「俺は主人公であって、主人公ではない……?」
水面に映る顔が、ぐるぐると回って見えてくる。
(俺は主人公のはずなのに……っ!)
いや、俺は主人公だ。
寝ているアルフォンスを見る。
(このまま呪い殺してやりたい……っ!)
そう思った時、俺は気づいてしまった。
まさに「ひらめき」「天啓」が来たのだ。
「そうか……アルフォンスの仕業か」
たぶん、こういうことだろう――
アルフォンスは、レギーネちゃんを監視していた。
そのおかげで、俺がレギーネちゃんにラブレターを渡したことを知った。
それでアルフォンスは、俺を絶望の淵に叩き込むために、レギーネちゃんを洗脳して……
たしかにレギーネちゃんは、少しお口が悪い。
だが、それは「ツンデレキャラ」だからだ。
すごく恥ずかしがり屋で、素直にジークへの「好き」を伝えられないだけだ。
実際、えっちシーンでは、「ツン」が消えて「デレ」まくる。
ジークの前だけで、特別に「ツン」を消す女の子なのだ。
そんな奥ゆかしい侯爵令嬢――
「アルフォンスが……俺のレギーネちゃんを汚した……」
絶対にそうに違いない……っ!
アルフォンスが【洗脳魔法】を使って、俺の愛するレギーネちゃんを操っているのだ。
(なんて卑劣なクソ野郎なんだ……っ!)
本当は「ジークを愛している」レギーネちゃんが、「キモジーク」なんて言うはずない。
レギーネちゃんは、そんな酷いことを言う女の子じゃない……っ!
「なんてかわいそうな女の子なんだ……」
アルフォンスに操られて、レギーネちゃんは苦しんでいる。
愛する主人公に向かって「キモい」と言わされるとは……!
(アルフォンス……貴様は外道だ!)
俺がレギーネちゃんを解放してやらないといけない。
「このダンジョン攻略が終わったら、必ず俺が助けに行くからね……」
俺は英雄らしく、ヒロインを救出する決意を固めた。
「さて……」
レギーネちゃんのお風呂シーンを見よう!
俺は水晶玉をタッチ操作する。
前世のスマホみたいに、保存した映像をファイルして再生できる。
――しゅるしゅる……
ブラウス、スカート、下着……と、一枚一枚、服を脱いでいき。
「…………おおおおおおっ! 発展途上の未成熟な胸がががが……っ!」
ヤバい。
思わず、叫び出しそうになる。
(はははっ! 羨ましいだろ! アルフォンス! レギーネちゃんの裸を見たのは俺が先だぞ!)
アルフォンスに勝った……っ!
「はあ、はあ、はあ~……っ! レギーネちゃんの【全部】が見えて……!!」
コソコソ……
俺は一人、レギーネちゃんと結ばれる。
「アルフォンス、ざまあみろ~~っ!」
古代バルト神殿跡ダンジョン、中層――
中層に来て、パーティーメンバーたちは休憩していた。
他のヤツらは寝ている。
俺は番をしていた。
モンスターが来たら、他のヤツらを起こすことになっていた。
「さあて、俺のレギーネちゃんの様子を見るか……」
(いつものやるぞ……)
「メニュー画面、オープン!」
【メニュー画面を開きました】
どこからともなく機械的な声がすると、俺の目の前にメニュー画面が出てくる。
「アイテムボックスを選択……と」
画面に、俺の所持しているアイテムが表示される。
(はははっ! やっぱり俺が主人公だ)
「水晶玉を選択」
俺はアイテムボックスから水晶玉を取り出す。
手の中に、水晶玉が出てきた。
(このアイテムボックスは奪われなかった……)
クソアルフォンスに、イベントもヒロインも奪われたが……
アイテムボックスだけは、俺のものだ。
「……さて、俺のレギーネちゃんの様子を見るか」
こっそり好きな女の子を見るのは最高に幸せだ。
俺がやっているのは、盗撮じゃない。
俺はレギーネちゃんを愛しているから、見守っているだけだ。
前世じゃ、俺の愛を理解しない女ばっかりだった……
しかし、ここはいわゆる「エロゲ」の世界。
男の夢を実現した世界。
そして、俺は「エロゲ」の主人公だ。
ヒロインたちは、潜在的に俺に抱かれたがっているはず……
「よし。水晶玉、スイッチオン!」
(おっ! レギーネちゃんとリーセリアがいる!)
リーセリアも、アルフォンスに汚されたヒロインだ。
「俺が助けてあげないといけないな……」
ヒロインを救出するのは、主人公の使命だ。
(アルフォンスをぶっ殺した後に、必ず助け出してやるからな……っ!)
「きっとレギーネちゃんは、親友のリーセリアに恋愛相談をしたんだろう。それとも、俺からラブレターもらったことを自慢したのかな~~っ!」
俺はワクワクしながら、水晶玉を通してレギーネちゃんとリーセリアの映像を見た――
(な、なんだ。これは……)
愛するレギーネちゃんが、俺のことを「キモジーク」だと……
「お、俺がキモい……?」
レギーネちゃんは、俺のことを、
「キモい」
「キモい」
「キモい」
と、連呼している。
(聞き違いだろうか……? そうだよな……)
俺は水晶玉の映像を巻き戻す。
しかし――
「キモジーク」
「キモジーク」
「キモジーク」
レギーネちゃんは、たしかに俺を「キモジーク」と呼んでいる。
しかも、吐き捨てるような口調で。
まるで汚物を見るような目で。
信じられなかった。
これは嘘だ。
嘘だ。
噓だ、噓だ、嘘だ。
あり得ない……!
「俺はこのゲームの主人公だぞ……っ!」
リーセリアまで、俺を「気持ち悪い」と言ってやがる。
クソ……!
(俺的)負けヒロインのくせに……
「…………」
俺は息が止まりそうになる。
俺はレギーネちゃんを、真剣に愛していた。
オリヴィアのような巨乳ではないが、ケツが良くて好きだった……
ツンデレな性格も「かわいい」と思っていた。
だが……レギーネちゃんは、俺を、ジークを、主人公を、拒絶している。
「まるで前世の【三次元の女】と同じだ……」
三次元の女たちは、俺に冷たかった。
イケメンには全力で媚まくるくせに、俺は無視されて……
(俺はこんなに愛しているのに……っ!)
俺は前世のクソ女どもを思い出して、歯ぎしりしてしまう。
「エロゲのヒロインたちは……アイツらと違うはずなのに」
これじゃエロゲじゃない。
これは……現実?
(も、もしかして……俺は主人公じゃない……?)
いや、そんなことはない。
俺は主人公、ジーク・マインド。
エロゲハーレムの主人公だ。
俺は岩の間にある、水たまりを見る。
水面に、俺の顔が映る。
黒髪、黒目の、ジークの容姿。
間違いなく、ゲームの主人公のキャラデザだ。
「俺は主人公であって、主人公ではない……?」
水面に映る顔が、ぐるぐると回って見えてくる。
(俺は主人公のはずなのに……っ!)
いや、俺は主人公だ。
寝ているアルフォンスを見る。
(このまま呪い殺してやりたい……っ!)
そう思った時、俺は気づいてしまった。
まさに「ひらめき」「天啓」が来たのだ。
「そうか……アルフォンスの仕業か」
たぶん、こういうことだろう――
アルフォンスは、レギーネちゃんを監視していた。
そのおかげで、俺がレギーネちゃんにラブレターを渡したことを知った。
それでアルフォンスは、俺を絶望の淵に叩き込むために、レギーネちゃんを洗脳して……
たしかにレギーネちゃんは、少しお口が悪い。
だが、それは「ツンデレキャラ」だからだ。
すごく恥ずかしがり屋で、素直にジークへの「好き」を伝えられないだけだ。
実際、えっちシーンでは、「ツン」が消えて「デレ」まくる。
ジークの前だけで、特別に「ツン」を消す女の子なのだ。
そんな奥ゆかしい侯爵令嬢――
「アルフォンスが……俺のレギーネちゃんを汚した……」
絶対にそうに違いない……っ!
アルフォンスが【洗脳魔法】を使って、俺の愛するレギーネちゃんを操っているのだ。
(なんて卑劣なクソ野郎なんだ……っ!)
本当は「ジークを愛している」レギーネちゃんが、「キモジーク」なんて言うはずない。
レギーネちゃんは、そんな酷いことを言う女の子じゃない……っ!
「なんてかわいそうな女の子なんだ……」
アルフォンスに操られて、レギーネちゃんは苦しんでいる。
愛する主人公に向かって「キモい」と言わされるとは……!
(アルフォンス……貴様は外道だ!)
俺がレギーネちゃんを解放してやらないといけない。
「このダンジョン攻略が終わったら、必ず俺が助けに行くからね……」
俺は英雄らしく、ヒロインを救出する決意を固めた。
「さて……」
レギーネちゃんのお風呂シーンを見よう!
俺は水晶玉をタッチ操作する。
前世のスマホみたいに、保存した映像をファイルして再生できる。
――しゅるしゅる……
ブラウス、スカート、下着……と、一枚一枚、服を脱いでいき。
「…………おおおおおおっ! 発展途上の未成熟な胸がががが……っ!」
ヤバい。
思わず、叫び出しそうになる。
(はははっ! 羨ましいだろ! アルフォンス! レギーネちゃんの裸を見たのは俺が先だぞ!)
アルフォンスに勝った……っ!
「はあ、はあ、はあ~……っ! レギーネちゃんの【全部】が見えて……!!」
コソコソ……
俺は一人、レギーネちゃんと結ばれる。
「アルフォンス、ざまあみろ~~っ!」
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