ベアりんぐ奇譚詩編集

ベアりんぐ

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昼過ぎのしらせ

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P-012「昼過ぎのしらせ」

 私が今いる場所は時間の揺蕩う場所だ。だから、朝も昼も夜もない。

 けれど、この詩からは暖かい昼下がりの気配がする。

 私も、早く戻らなければならない。












       @












焦燥と後悔を

安息と希望を

ゆったりと過ごすあなたは

驚きをもって気づくだろう

照る山に風を見て

煌めく海に鳥あり

おやすみ

ただいま

間を知らせよう

君達にお知らせ

針だけが進んでいく

僕はきっと止まるさ

朝焼けとチャイムを通って

気づけば星が瞬いていくの

ありがとう

今日も一日












       @












 ゆっくりして、寝転んで。

 こうして気づけば星が輝き、放射冷却で涼しくなりだす。

 私も、その世界にーー


: 昼下がり、感受を求めし少女の手記
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