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「アスモデウス様ぁ!」
女性特有の甲高い声に、僕は思わず足を止めて、視線を向けてしまった。
眩暈がするほどに美しいリャナンシーたちに囲まれているのは、我が君の寵愛も厚いアスモデウス卿だ。豊満な乳房を押し付けられても、涼しげに笑んでいるアスモデウス卿はすごい。
「アスモデウス様、最近遊んでくださらないから寂しいんです……今日はお時間ありまして?」
「私だって、アスモデウス様とご一緒したいのに!」
このような光景は、別に珍しいものでもない。何故なら、アスモデウス卿は中位以下の同胞からとても慕われているからだ。
《魔族》は、見目よりも実力を重視する為、自分よりも低い力量の同胞を見下す風潮が強い。
そんな中、アスモデウス卿は「気持ちイイことが好きだから」と、力量に限らず好ましいと思った同胞には、ご自分から積極的に声をおかけになる。力が弱いからと見下すこともない。
加えて、アスモデウス卿は見目も良いし、実力だってある。魔術の才だけなら、随一と専らの噂だ。我が君の寵愛も厚い。そりゃあ、お近づきになりたいって思うだろう。
「……と、いつまでものんびりしてられないな」
我が君の住まう──王麾下の将たちも住んでいるけれど──城を掃除するのが僕の役目だ。
僕たちのような力が弱い同胞は、掃除や城内の見回り、或いは将たちのお手伝いをしている。
あんまりのんびりしていたら、今日の仕事が終わらないかもしれない。回れ右をして────鼻をぶつけた。何かに。…………誰かに。
「大丈夫か?」
将の誰かだったらどうしよう……!
恐る恐る見上げて、別の意味で心臓が竦み上がった。金色の髪、青い瞳。厳格な雰囲気を漂わせるその人────ベリト卿を視界に認め、よりにもよってこの人とぶつかってしまうなんて、と一瞬で血の気が失せた。
「よ、よそ見をしておりました! 申し訳ございません!」
「いや、俺の方こそすまなかった」
ベリト卿は、僕らの中でも異端の同胞だ。何せ、元はニンゲンだと言う。アスモデウス卿が、彼を《魔族》に変えてしまったのだ。
アスモデウス卿のお考えは分からないけど、我が君はアスモデウス卿をさほどお咎めにならなかったし、ベリト卿を排斥するつもりがないどころか、将校の地位をお与えになった。
一部の方々は不満を露わにしたものの、当のアスモデウス卿とベリト卿が黙らせてしまった。物理的に。
僕らのような中位以下の同胞が敵う訳ないし、異を唱えるつもりもないけど、どう接したら良いか分からないから、ちょっと避けたいよね……と同僚と話したのはつい昨日のこと。
「……あの男は」
不快感を隠そうともしない低い声に、僕は慌てて頭を下げた。中位程度の分際でぶつかりやがって、とかそういうことだろうか!?
叱責を覚悟して歯を食い縛っていたけれど、予想に反してベリト卿は僕の横をすり抜ける。
あれ? こっそり目で追いかけると、ベリト卿はリャナンシーに囲まれているアスモデウス卿のもとへと向かっていた。
「アスモデウス」
「ベリトじゃーん。どーしたの? 鍛練は終わり?」
「……こんなところで何をしてる」
「ベリトが鍛練してるの見るのも飽きちゃったから、面白いことないかなあって」
「その結果が、これか」
「俺って人気者だからねぇ」
あ、アスモデウス卿、ベリト卿の機嫌が地を這うほどに下がっていることにお気付きでない!?
ベリト卿の不快感に呼応するように放たれる魔力の圧がとてつもないのですが!?
リャナンシーたちなんて、麗しい顔を青くさせ、ぱっと散ってしまった。
僕も逃げたいんだけど、恐怖のあまりに足に力が入らない。生まれて六十年、短い生涯だったなぁ……。
「誤解されたら困るから言っとくけど、俺から声をかけた訳じゃないよ~」
「だが、足を止めた時点で誘いに応えても良いと思っただろう」
「お茶会程度だったら付き合っても良いかなあ、と思ったのは否定しないけどねぇ」
「尻軽め」
「もう、妬かない妬かない」
アスモデウス卿の腕が、ベリト卿の首へと回る。あっと思うよりも早く、お二人の唇が重なった。
珍しい、と言うよりも初めて目にした光景に、僕は先ほどまでと違った意味で身を強張らせた。
アスモデウス卿は性に奔放な御方だけど、第三者と遭遇するような廊下や共有エリアで事を為さらない分別はきちんと有している。それこそ、キスをしている様だって目撃したことはない。
見てはいけないような気がして、慌てて物陰に身を潜める。ただ、怖いもの見たさでその場を離れることはできなかった。
「……おまえの手のひらの上で転がされている気がしてならないんだが」
「奇遇だねぇ。俺も、ベリトの為にらしくないことをしてる自覚があるなぁ」
「俺の為?」
「そこはそれ、言わぬが花ってやつ。閨への誘い文句も、遠回しの方が唆られるでしょ~?」
「……その割りには、おまえの口から聞くのは直接的な表現ばかりな気がするんだが、俺の気の所為だろうか」
「ベリトへの愛情過多が故だから許してほしいなあ」
「ああ言えばこう言うな、おまえは」
キスこそしていなかったけど、アスモデウス卿はベリト卿の首に腕を回したままだし、ベリト卿は片腕をアスモデウス卿の腰に回している。
そ、その、お二人はそういう関係ってことで良いんでしょうか!?
なんでアスモデウス卿がニンゲンなんかを同胞に変えたのかと思ったけど、そういう理由なら仕方がないと言うか、我が君だって責めるに責められないよね!?
「まあ、浮気じゃないから許してほしいなあ? リャナンシーたちに限った話じゃなくて、力の弱い同胞が何を不満に思ってるか聞く機会って中々ないんだよね」
…………え?
アスモデウス卿の腕が緩み、ベリト卿の腕も解かれる。壁に寄りかかったアスモデウス卿は、苦笑を浮かべていた。
「お父様は割りとその辺に疎いって言うか、『不平不満があるなら実力で改善せよ』って繊細さの欠片もないことしか言わないからねぇ」
「……つまり、アスモデウスが代わりに耳を傾けている、と?」
「そうそう。お父様の意見も一理はあるんだけど、相応の努力をしていて、それでも実力で敵わない場合もあるでしょ。無慈悲に切り捨てるのもいかがなものじゃない?」
まあ、細かいことはアシュタロス卿に丸投げしちゃってるけど、とアスモデウス卿がころころと笑う。
「以前から《魔族》も人間も大差はないと思ってはいたが、最近ますます思うようになったな……」
「上と下に挟まれるところにいると大変なのはどこも一緒かもねぇ」
「それと、おまえが勤勉というか、下の者にも配慮しているのはかなり意外なんだが」
「んふふ。褒めても良いんだよー?」
そ、そうなんだ……。アスモデウス卿が、僕らのことも気にかけてくださっていたなんて。
僕は今日まで知らなかったけど、例えばさっきのリャナンシーたちは知っていたんだろうか。知っていたから、アスモデウス卿を慕って傍へ寄っていたのだろうか。
「いつから、こういうことをやっていたんだ?」
「んん? そう言われると……いつからだろ?」
「……勇者リツに言われたからやり出した、か?」
「いやいや。リツは逆にこういう細かいこと気付かないボンクラだったから、それはないなあ。アシュタロスくんに相談されて、『そういえば』みたいな流れで話したような……というか、なんでそんなこと気になるの?」
「いや、少し気になっただけだ」
ふうん? とアスモデウス卿が不思議そうに小首を傾げる。
僕は勇者リツと会ったことはないから分からないけど、もしかしてベリト卿は勇者リツに嫉妬しているんじゃ……?
だ、だって、アスモデウス卿とはそういう関係なんだろうし、アスモデウス卿と我が君が勇者リツを特別視していることは、《魔族》の中では常識みたいなものだし。
好いてる相手が別の誰かを思っていたら、やっぱり良い気分にはならないような……。
でも、アスモデウス卿がそういう機微に疎いとも思えないし、やっぱり違うのかな。
「まあいいや。今日の予定はもう済んだ?」
「あ、ああ」
「じゃあ部屋に戻ってセックスしよっか!」
「……《魔族》になってからと言うもの、爛れた生活を送っている気がしてならないんだが」
「ええ? じゃあベリトは俺の身体に触れたくないワケ?」
「…………そうは、言っていない、が」
「あっは! 素直でよろしい!」
ああ。でも、あんな風に笑うアスモデウス卿を見たのは初めてかもしれない。愉しくて仕方がないという顔で笑うことはあっても、あんな風に嬉しくて仕方がない、なんて顔。
僕ら下々の同胞のことまで考えてくださるアスモデウス卿と、アスモデウス卿にとって特別なベリト卿がいつまでも仲睦まじいと良いなあ、と思った。
女性特有の甲高い声に、僕は思わず足を止めて、視線を向けてしまった。
眩暈がするほどに美しいリャナンシーたちに囲まれているのは、我が君の寵愛も厚いアスモデウス卿だ。豊満な乳房を押し付けられても、涼しげに笑んでいるアスモデウス卿はすごい。
「アスモデウス様、最近遊んでくださらないから寂しいんです……今日はお時間ありまして?」
「私だって、アスモデウス様とご一緒したいのに!」
このような光景は、別に珍しいものでもない。何故なら、アスモデウス卿は中位以下の同胞からとても慕われているからだ。
《魔族》は、見目よりも実力を重視する為、自分よりも低い力量の同胞を見下す風潮が強い。
そんな中、アスモデウス卿は「気持ちイイことが好きだから」と、力量に限らず好ましいと思った同胞には、ご自分から積極的に声をおかけになる。力が弱いからと見下すこともない。
加えて、アスモデウス卿は見目も良いし、実力だってある。魔術の才だけなら、随一と専らの噂だ。我が君の寵愛も厚い。そりゃあ、お近づきになりたいって思うだろう。
「……と、いつまでものんびりしてられないな」
我が君の住まう──王麾下の将たちも住んでいるけれど──城を掃除するのが僕の役目だ。
僕たちのような力が弱い同胞は、掃除や城内の見回り、或いは将たちのお手伝いをしている。
あんまりのんびりしていたら、今日の仕事が終わらないかもしれない。回れ右をして────鼻をぶつけた。何かに。…………誰かに。
「大丈夫か?」
将の誰かだったらどうしよう……!
恐る恐る見上げて、別の意味で心臓が竦み上がった。金色の髪、青い瞳。厳格な雰囲気を漂わせるその人────ベリト卿を視界に認め、よりにもよってこの人とぶつかってしまうなんて、と一瞬で血の気が失せた。
「よ、よそ見をしておりました! 申し訳ございません!」
「いや、俺の方こそすまなかった」
ベリト卿は、僕らの中でも異端の同胞だ。何せ、元はニンゲンだと言う。アスモデウス卿が、彼を《魔族》に変えてしまったのだ。
アスモデウス卿のお考えは分からないけど、我が君はアスモデウス卿をさほどお咎めにならなかったし、ベリト卿を排斥するつもりがないどころか、将校の地位をお与えになった。
一部の方々は不満を露わにしたものの、当のアスモデウス卿とベリト卿が黙らせてしまった。物理的に。
僕らのような中位以下の同胞が敵う訳ないし、異を唱えるつもりもないけど、どう接したら良いか分からないから、ちょっと避けたいよね……と同僚と話したのはつい昨日のこと。
「……あの男は」
不快感を隠そうともしない低い声に、僕は慌てて頭を下げた。中位程度の分際でぶつかりやがって、とかそういうことだろうか!?
叱責を覚悟して歯を食い縛っていたけれど、予想に反してベリト卿は僕の横をすり抜ける。
あれ? こっそり目で追いかけると、ベリト卿はリャナンシーに囲まれているアスモデウス卿のもとへと向かっていた。
「アスモデウス」
「ベリトじゃーん。どーしたの? 鍛練は終わり?」
「……こんなところで何をしてる」
「ベリトが鍛練してるの見るのも飽きちゃったから、面白いことないかなあって」
「その結果が、これか」
「俺って人気者だからねぇ」
あ、アスモデウス卿、ベリト卿の機嫌が地を這うほどに下がっていることにお気付きでない!?
ベリト卿の不快感に呼応するように放たれる魔力の圧がとてつもないのですが!?
リャナンシーたちなんて、麗しい顔を青くさせ、ぱっと散ってしまった。
僕も逃げたいんだけど、恐怖のあまりに足に力が入らない。生まれて六十年、短い生涯だったなぁ……。
「誤解されたら困るから言っとくけど、俺から声をかけた訳じゃないよ~」
「だが、足を止めた時点で誘いに応えても良いと思っただろう」
「お茶会程度だったら付き合っても良いかなあ、と思ったのは否定しないけどねぇ」
「尻軽め」
「もう、妬かない妬かない」
アスモデウス卿の腕が、ベリト卿の首へと回る。あっと思うよりも早く、お二人の唇が重なった。
珍しい、と言うよりも初めて目にした光景に、僕は先ほどまでと違った意味で身を強張らせた。
アスモデウス卿は性に奔放な御方だけど、第三者と遭遇するような廊下や共有エリアで事を為さらない分別はきちんと有している。それこそ、キスをしている様だって目撃したことはない。
見てはいけないような気がして、慌てて物陰に身を潜める。ただ、怖いもの見たさでその場を離れることはできなかった。
「……おまえの手のひらの上で転がされている気がしてならないんだが」
「奇遇だねぇ。俺も、ベリトの為にらしくないことをしてる自覚があるなぁ」
「俺の為?」
「そこはそれ、言わぬが花ってやつ。閨への誘い文句も、遠回しの方が唆られるでしょ~?」
「……その割りには、おまえの口から聞くのは直接的な表現ばかりな気がするんだが、俺の気の所為だろうか」
「ベリトへの愛情過多が故だから許してほしいなあ」
「ああ言えばこう言うな、おまえは」
キスこそしていなかったけど、アスモデウス卿はベリト卿の首に腕を回したままだし、ベリト卿は片腕をアスモデウス卿の腰に回している。
そ、その、お二人はそういう関係ってことで良いんでしょうか!?
なんでアスモデウス卿がニンゲンなんかを同胞に変えたのかと思ったけど、そういう理由なら仕方がないと言うか、我が君だって責めるに責められないよね!?
「まあ、浮気じゃないから許してほしいなあ? リャナンシーたちに限った話じゃなくて、力の弱い同胞が何を不満に思ってるか聞く機会って中々ないんだよね」
…………え?
アスモデウス卿の腕が緩み、ベリト卿の腕も解かれる。壁に寄りかかったアスモデウス卿は、苦笑を浮かべていた。
「お父様は割りとその辺に疎いって言うか、『不平不満があるなら実力で改善せよ』って繊細さの欠片もないことしか言わないからねぇ」
「……つまり、アスモデウスが代わりに耳を傾けている、と?」
「そうそう。お父様の意見も一理はあるんだけど、相応の努力をしていて、それでも実力で敵わない場合もあるでしょ。無慈悲に切り捨てるのもいかがなものじゃない?」
まあ、細かいことはアシュタロス卿に丸投げしちゃってるけど、とアスモデウス卿がころころと笑う。
「以前から《魔族》も人間も大差はないと思ってはいたが、最近ますます思うようになったな……」
「上と下に挟まれるところにいると大変なのはどこも一緒かもねぇ」
「それと、おまえが勤勉というか、下の者にも配慮しているのはかなり意外なんだが」
「んふふ。褒めても良いんだよー?」
そ、そうなんだ……。アスモデウス卿が、僕らのことも気にかけてくださっていたなんて。
僕は今日まで知らなかったけど、例えばさっきのリャナンシーたちは知っていたんだろうか。知っていたから、アスモデウス卿を慕って傍へ寄っていたのだろうか。
「いつから、こういうことをやっていたんだ?」
「んん? そう言われると……いつからだろ?」
「……勇者リツに言われたからやり出した、か?」
「いやいや。リツは逆にこういう細かいこと気付かないボンクラだったから、それはないなあ。アシュタロスくんに相談されて、『そういえば』みたいな流れで話したような……というか、なんでそんなこと気になるの?」
「いや、少し気になっただけだ」
ふうん? とアスモデウス卿が不思議そうに小首を傾げる。
僕は勇者リツと会ったことはないから分からないけど、もしかしてベリト卿は勇者リツに嫉妬しているんじゃ……?
だ、だって、アスモデウス卿とはそういう関係なんだろうし、アスモデウス卿と我が君が勇者リツを特別視していることは、《魔族》の中では常識みたいなものだし。
好いてる相手が別の誰かを思っていたら、やっぱり良い気分にはならないような……。
でも、アスモデウス卿がそういう機微に疎いとも思えないし、やっぱり違うのかな。
「まあいいや。今日の予定はもう済んだ?」
「あ、ああ」
「じゃあ部屋に戻ってセックスしよっか!」
「……《魔族》になってからと言うもの、爛れた生活を送っている気がしてならないんだが」
「ええ? じゃあベリトは俺の身体に触れたくないワケ?」
「…………そうは、言っていない、が」
「あっは! 素直でよろしい!」
ああ。でも、あんな風に笑うアスモデウス卿を見たのは初めてかもしれない。愉しくて仕方がないという顔で笑うことはあっても、あんな風に嬉しくて仕方がない、なんて顔。
僕ら下々の同胞のことまで考えてくださるアスモデウス卿と、アスモデウス卿にとって特別なベリト卿がいつまでも仲睦まじいと良いなあ、と思った。
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