洪鐘祭でキス

壺の蓋政五郎

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洪鐘祭でキス 3

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「困らせないで欲しい。先生もキスは初めてだったんだ」
 正直に告白した。女から寄って行くような色男が口づけも初体験だったことに雅恵は以外だった。女遊びなどするような男でないことはよく分かる。だが恋人ぐらいはいそうな気がしていた。
「先生は付き合っている人はいないんですか?」
 雅恵は意を決して訊いてみた。答えを待つ間心臓が破裂しそうだった。
「いない、これまでもいない。考えたことがないんだ」
 期待していた答えではなかった。いたけど別れたと訊きたかった。それでも今現在交際中と暴露されるよりずっといい。両親は相馬との縁談を勧めるのは必至、雅恵もそれに乗じてしまいたい。
「それじゃ明日」
 雅恵は頷いた。相馬が歩き出した。
「先生、お祭りの後、洪鐘に残って。あのキスの正体を確かめたいの」
 雅恵は言って駆け出した。交番の前を走り去る。
「雅恵ちゃん」
 高橋巡査が雅恵の後ろ姿に声を掛けた。

 パンデミックで三年間先延ばしされた洪鐘祭は地元住民、特に神輿氏子会の強い希望で開催が決まった。パンデミック禍で中止も過っていたが2023年10月29日の日曜日と決定し、それに向けて動き出した。残された時間は半年である。祭りの準備もさることながら宣伝が後手に回っていた。
「上町の自治会で洪鐘祭のことを話したけど知っているのは俺等関係者だけだよ。大丈夫か?」
 上町をまとめる内海康介が消防団の集まりで心配した。
「うちだってそうだよ、商店会と氏子会だけで盛り上がっている。他は誰も知らないよ」
 下町の実行委員長である真崎が同情した。
「残り半年で周知出来るのかな。そもそも警察は鎌倉街道を一時閉鎖してくれるのか?手続きは間に合うのか?それが出来なきゃどうにもならないぞ。八雲神社の例大祭より規模が劣るんじゃやらない方がいい」
 内海の意見に同調する声が多い。
「三年間延期されたんだから止めちゃえばよかったんだ。どうせ誰も興味がねえんだからよ」
 消防団のベテラン矢島が吐き捨てた。
「それを言っちゃあおしめえよ矢島さん。みんなやる気無くしますよ」
 団長の後藤が言った。消防団で後藤より年上は矢島だけである。
「じゃあどうすんだ?山ノ内のお祭りは八雲神社の例大祭だけでいいんだよ。それだってやっと集まる程度だ。氏子のカミさん連中は盆踊りの運営も兼ねている。これ以上町のために働かせてどうする?みんなこの町嫌って出ていくぞ」
 氏子会や町の行事に協力的なのが街道沿いの商店と地元職人である。新たに移り住んだ者達は鎌倉独特の風情や歴史絵巻的な行事に魅かれ、憧れ移り住んだがそれに参加する意思はない。あくまでも独特の空間の中に居て満足している。
「そうだ矢島さんの言う通りだ。うちの奴も洪鐘祭が決まった時に『えーっやるの?』って呆れてたよ。もう二~三年パンデミックが続けばよかったなんて愚痴こぼしてた」
 上町の実行委員で副団長の森直樹は家族の犠牲を盾に矢島に同調した。
「野郎連中はいいよまだ、飲んで騒いでのご褒美付きだからよ。おっかあ連中は俺等のご褒美中もご奉仕してんだぞ。こんなおっかあを見ていたら娘連中はこの町出ていくぞ」
 矢島が森の援護を受けてさらに突っ込んだ。矢島の妻は5年前に持病が悪化して亡くなった。生前は町内の行事に率先して協力してた。『忙しい、忙しい』と家族のことより町内のことを優先した。そんな妻を見ていた矢島だから分かる価値観である。それを全員が知っているだけに矢島の言葉には重みもある。またそこに遠慮も生じていた。
「矢島さんの意見はよく理解出来ます。でも決まったことはしっかりやりましょうよ。上も下もそれぞれの自治会で決めたんですから」
 下町で氏子会にも参加している長谷川誠二が矢島に遠慮している諸先輩を出し抜いて発言した。長谷川は消防団で一番若い、それに地元出身ではない。高校生の時に引っ越してきた。サラリーマン家庭に育って当初は祭りに興味もなかった。しかし神輿を担ぐ一人の娘に一目ぼれした。そして大学二年の夏に会長宅を訪れ神輿会に入った。その付き合いで消防団にまで入るはめになってしまった。
「長谷川、お前山ノ内に来て何年だ?」
「今年で四年目です」
 初めての例大祭参加は四年前だった。入会した年に一度担いでパンデミックで3年間中止となった。長谷川は今年で大学を卒業した。論文は山ノ内の地域と文化を題材にした。
「お前んちの親は例大祭に来たことがあるか?」
「親は関係ありません。僕が参加したくて入りました」
「そんな奴に何が分かる?ここにいるみんなは街道沿いの商店か寺社に携わる職人の末裔だよ。参加したくて参加してんじゃない。この町の街道沿いに生まれてしまったから参加するんだよ。宿命なんだよ。好き嫌いで祭りに参加していない、この町で長男に生まれた宿命を背負っているんだ。伝統行事を繋いでいくことが義務付けられているんだ。嫁もそうだ。その中で生活するしか選択肢はない。うちの嫁も仕事を持っていたが辞めざるを得なかった。どっちを取るか、やはり家族が生きている町のしきたりに軍配を上げたんだよ。そんなことお前に分かるか?」
 分かるかと問われて分かるわけがない。そもそも動機が一目惚れである。しかし参加してその重要性に気が付いた。今は誰よりもこの地を愛し、祭りを愛している。ただ矢島から特有の事情を語られると反論しにくい。地域内で発生する絶対的な概念には太刀打ち出来ない。矢島が正論とするならば長谷川の議論は薄っぺらなその場限りの口ごたえでしかない。
「矢島さん、それじゃ長谷川が可哀そうだ。こいつは地元出身じゃないが地元以上に熱いよ。こいつぐらい山ノ内のために走り回っているのはいないよ。こいつは就職もしていない、何故か?山ノ内のために働きたいから大企業を断ったんだよ。俺は誰が何と言おうとこれからの山ノ内は長谷川を置いて他に居ないと考えている。うちの倅も長谷川を指示している。刷新しないとそれこそこの町駄目になりそうな気がする」
 団長の後藤が長谷川を援護した。
「そうかい、団長がそう言うならそうすればいいさ。俺は洪鐘祭からおりる」
 矢島は立ち上がり分団小屋を出た。
「まずいよ団長、矢島さんああ言ってるけど上町内では洪鐘祭への協力を呼びかけている第一人者ですよ。あの人がおりたら上町はまとまらないよ」
 内海が心配した。
「僕行って来ます」
 長谷川が飛び出した。
「長谷川、待て」
 後藤の声を尻目に駆け出した。
「矢島さん」
 ポケットに手を突っ込む矢島の背中に声を掛けた。矢島が振り向いて止まった。その時踏切が鳴った。湘南新宿ラインの上り電車が通過していく。
「何だ、まだ言い足りねえか?」
 矢島は長谷川を睨み付けた。電車と踏み切り音で声が聞こえない。
「出しゃばってすいませんでした」
 長谷川の謝罪も聞こえない。
「なーに?」
 矢島が耳に手を当てた。長谷川は息を吸って大声を出す。電車が行き過ぎた。
「さっきは出しゃばったこと言ってすいませんでした」
 長谷川が頭を下げた。長谷川の声だけが踏切の両サイドで待つ観光客の耳に届いた。外国人が二人を見ている。矢島が笑った。
「お前、街道沿いでこの光景見ている人達は俺がお前を虐めているみたいに見えてるよ」
 行き過ぎる観光客が追い越しざまに矢島をチラ見している。
「すいません」
 また頭を下げた。
「時間はあるのか?」
「はい」
「俺んちで一杯やっていくか?」
「はい」
 長谷川は嬉しかった。踏切を渡り路地を左に曲がると矢島の家はある。
「おい、若い男連れて来たぞ」
 矢島が玄関で声を掛けた。
「あら、こんないい男がうちに来るなんて初めてだわ」
 矢島の妻は五年前に亡くなった。その妹良子が一緒に暮らしている。
「ちょっと支度してくれ」
「はい」
「いや、僕はすぐにお暇しますのでお構いなく」
「いいから上がんなさい」
 急な客にも嫌な顔を見せない良子に申し訳なかった。さっき中華大幸で矢島が言ってたことを想い出した。この町の街道沿いに生まれてしまった宿命とはこういうことかもしれないと感じた。
「そこに座れや」
 居間も和室である。古い家でフローリングの部屋はない。
「立派な家ですね」
「古いだけだ」
 すぐにビールが運ばれた。
「紹介しとく、分団で一番若い長谷川誠二君だ」
 矢島が紹介すると良子は正座した。
「矢島の義理の妹で良子です、よろしくお願いします」
 長谷川も慌てて座り直し頭を下げた。
「勘違いするなよ。女房が生きている時から同居してんだ」
 矢島はおかしな関係と疑われたくなかった。
「長谷川君はどこに住んでるの?」
「はい、郵便局の先です」
「高級マンションだよな、億ションだろ?」
 確かに億ションだが「はい」と返事をするのは生意気そうな気がしたので曖昧に頷いた。
「いいわねえ、快適でしょ。うちなんか広いだけで古いから使い勝手が悪くて大変よ」
 良子がビールを注ぎながら言った。そしてお善に料理が運ばれる。
「良子さん、こんなにしてもらったら困ります。急にそれも手ぶらでお邪魔して」
「いいのよ遠慮しない。そう言うとこなのよここは」
 良子は離婚し姉を頼りこの家に転がり込んだ。矢島は何も言わずに受け入れた。以来ずっとこうしてきた。姉の行動を見よう見まねでいつの日か自分が姉のように振る舞うようになっていた。
「矢島さんご家族は?」
「両親は死んだ。倅が三人いるがこの家には戻らない。みんな独立して都会暮らしだ」
 ビールを煽った。
「何を飲む?酒か焼酎か、言っとくが高級ウイスキーはねえぞ」
「矢島さんに合わせます」
「そうか、日本酒だってよ。新潟のいいの冷やしてあったろ」
 矢島が台所の良子に言った。『は~い』と距離がある部屋から聞こえた。
 
生徒の間では進学組と就職組の二つに分かれていた。愛は迷っていた。担任からは短大を勧められていた。短大に行ってどうなるのか考えてみたが先が見えない。
「先生、あたし進学してもいいことない気がする」
 愛は担任の加山に相談した。
「そんなことはないさ、進学すれば勉強する。勉強する時間が増えると言うことは頭が良くなる。頭が良けりゃ上手く生きていける。お前の人生バラ色だ」
 数学の教師の割にはっきりした答えを出さない。
「あたしの人生決まっているもの。婿さんを貰って家を継ぐの。贅沢しなければ家賃収入で生活出来るからそれでいいの。ほとんどの時間を山ノ内の子供達に囃子を教えたりボランティアしたりして生涯を送るの。そんな暮らしに大学は必要ですか?」
 現実的な愛の考えに加山は笑った。
「お前さあ、もう少しやりたいこととかないのか。なりたい職業とか、もっと大きく言うと夢とかないのか?」
「ありません、うちのおばあちゃんみたいに生きたいんです」
「それはそれでいいけどもう少し色々経験してからでもいいんじゃないか。大学に行けば色んな人と出遭える。この世界から飛び出してもっと大きな世界で羽ばたくんだよ。恋もするだろうし失恋もする。そうやって大人になって行くんだ」
「お父さんが言ってました。山ノ内は人材の宝庫だって。ここにいれば色んな奴に出遭える。一癖も二癖もある連中と付き合っているから俺は隙がない男に育ったんだって」
「それはお父さんの自慢じゃなくて嘆きじゃないのか。まあいい、じっくり考えて短大に行く方向に決めよう」
 加山は面倒臭くなりまとめに掛かった。
「愛どうするの短大?」
 親友の真矢里美が愛の机に座った。里見は戸塚から通っている。八百屋の娘である。
「加山総裁が短大に行けって、里美は?」
 担任の加山は元総理大臣に似ていることから総裁と渾名が付いていた。
「大学行くよ。色んな事やりたい」
「ふ~ん。いいね、夢があって」
「それが夢がないのよ、それを探しに行くのよ」
 愛は里美が羨ましかった。夢を探す夢がある。自分は婿を取り先祖が残してくれたアパート経営でいいと決めている。得意の囃子を子供等に教えて祭りをもっと賑やかにしたい。
「あっ、ヒットした」
 愛はSNSで相馬哲也を捜していた。祖母の雅恵から長崎出身で両親は教会で働いていたと聞いていた。長崎県で教会に勤めていた人を知っているとツイートされた。
「信用しない方がいいよ」
 里見が用心深くするよう注意した。〔長崎の何処ですか?〕〔平戸です〕
「間違いないわ、おばあちゃんの元カレの知り合いだよ」
 愛は鞄に教科書を詰め込んで自宅に走った。走れば10分と掛からない。里美も愛を追う。
「お母さんおばあちゃんは?」
「神社に草むしりに行ったよ」
 鞄を縁側に投げ捨て八雲神社に向かう。
「おばさんあたしも」
 里美も愛の鞄の横に並べて置いた。鎌倉街道を大船方面に走った。北鎌入口の信号を超えて路地を右折した。人だけが渡れる北鎌倉第一踏切を渡る。愛が渡り始めると踏切が鳴り出した。愛が渡り切ると同時に遮断機が下りた。里美が鎌倉街道から路地に入る。上り電車が踏切を通過する。電車の下から里美の足が見える。空足を踏んでいる。
「先に行くよ」
 聞こえるわけがないが黙って行きたくなかった。線路沿いを北鎌駅方向に走る。石段を上り切りダウンした。
「ここでダウンしたんじゃ走って来た甲斐がないじゃない」
 里美は最上段に腰を下ろした。愛は立ち上がり社殿を一周した。雅恵の姿はない。
「愛」
 稲荷社の裏から声がした。走り回る二人を見つけて声を掛けた。
「おばあちゃん」
 愛が駆け寄る。里美も追い掛ける。
「その石踏んじゃ駄目」
 愛が里美に言った。足元の平たい大きな石を見て立ち止まった。清明石である。通称びっこ石と呼ばれて言る。
「いいんだよ、里美ちゃんはびっこ石の伝説を知らないだろう。知らないで踏んだら足が丈夫になるし、知っていて踏んだらびっこになるんだよ」
「ほんとですか?あたしはどっち?踏む手前でおばあちゃんに教えてもらった」
「いいよ、神様のおまけだよ。里美ちゃん踏んで足が丈夫になるよう拝みなさい」
 里美は両足で飛び乗った。手を合わせた。
「えっ、この神社の神様は誰?」
「素盞嗚命(すさのおのみこと)だよ」
 愛が教えた。里美はブツブツと口の中で祈った。
「どうしたんだい慌てて」
 雅恵が額に大汗を掻いている愛に訊いた。
「おばあちゃん、いたんだよ」
「誰が」
「元カレ」
「相馬先生かい?」
「相馬先生の知り合い」
「どこに?」
「長崎の平戸」
 雅恵は驚いた。長崎だけなら怪しい、しかし平戸と聞くとずっと近付いたような気がした。
「その人に遇ったのかい?」
「まだ、ネット上だけ。だけど間違いないと思うよ」
 雅恵も信じたい。せめて相馬先生との関係だけでも知りたい。
「どこの誰だか分からない人じゃねえ」
「だから急いで来たの。これから連絡するから、おばあちゃんに確認して欲しいの」
 ツイートしながら感触を掴みたい。ただの嘘吐きならすぐにばれる。〔ライン繋がりますか?〕雅恵の投稿にツイートした『平戸の漁師』に投げかけた。〔OK〕ラインが繋がる。
「こっからはおばあちゃんが聞いて」
 雅恵は垂れた前髪を姐さん被りの中に差し込んだ。
「恥ずかしいよう」
「見えないもんね」
 里美が笑った。
〔相馬哲也さんとはどういう関係ですか?〕〔私の先生です〕〔いつ頃ですか?〕雅恵の言葉を愛がラインした。〔私が18の時でした。もう60年も前のことです〕相馬の両親は教師である。戦中教育を恥じて二人共教師を辞めた。そして教会の手伝いをしていた。貧しい毎日だったと聞いている。
「おばあちゃん、60年前に18だとこの人おばあちゃんと同じ齢だよたぶん」
〔相馬哲也さんとはそれ以来ですか?〕〔20年ぐらい教会にいました。お母さんが亡くなり教会を出ました〕
「ああっ」
 雅恵は涙が溢れた。〔相馬哲也さんはどこに行ったか分かりませんか?〕〔先生は旅好きでした。あの時も旅に出ると言って教会を出ました。それ切りです〕〔また連絡してもいいですか?〕〔どうぞ。年寄りですから暇つぶしの相手になってください〕平戸の漁師がラインを閉じた。雅恵は姐さん被りをずらして顔を覆っていた。溢れる涙が手拭いに染みた。里美が雅恵の背中を擦っている。
「咳じゃないんだから」
 愛が言うと可笑しくなった。雅恵が笑いだす。

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