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58 ついに……
しおりを挟む「これにてロック陛下とシェリル様の結婚式を始める」
結婚式。
それも王宮で開催することになったのだ。
私はこの日のために今できる力を全て使って新しいウェディングドレスをデザインした。
当日までお披露目することはなかったのだが、ようやく公の場で公開した。
「「「「「「「おおおおぉぉぉーーーーー……!!」」」」」」」
物凄い拍手と歓声に迎えられ、一歩一歩ロック様の元へ近づいていく。
やがてロック様と並ぶ。
「あぁ……あまりにも美しい……綺麗だよシェリル」
「ふふ……嬉しいですロック様!」
ついに……ついに私の夢が叶った!
もちろんロック様と正式に結婚したことも当然嬉しいのだが、他にも実はあった。
「シェリルのそのウェディングドレスも素敵だ! これも後で五着買いたい」
「これだけはダメです。私専用の大事なドレスなので。誰にも売りませんし、今日だけの特別仕様です」
私の渾身の作品を自分で着て、最愛の人に褒めてもらう夢が今、叶った。
ロック様、これからずっと、ずっとあなたの側でお供します!
--------------------------
【後書き】
最終話、メチャクチャ短くて申し訳ございません!!!!
どうしても最終話はウェディングドレスを強調したかった……とだけ言っておきます。
新作『旦那に愛人がいると知ってから』
今月も沢山書いて、執筆の勉強をしていきたいと思います。
応援宜しくお願い致します。
最終話まで読んでいただき、長いお付き合いありがとうございました!
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