首輪

ソラ

文字の大きさ
上 下
3 / 5

3

しおりを挟む
「ぁああああぁあーッ!!」

その瞬間、青年は一際大きく叫んで跳ねた。
オナホールで根元まで包んでやったペニスがいつになくびくびくと震えている。
飽きもせず再度出せずにイッたらしい。

「相変わらず、清々しいまでに変態だ」

淫蕩ぶりを鼻で笑い、男は青年の手錠を解いた。
涙と涎でぐちゃぐちゃの顔を緩ませ、迷わず青年の両手は下肢へ伸びる。

ぐちぐちっにちゃ
くちゅ…ぐちぐちぐち!

「あーッぁああ!ぁん!あ!あ!イイぃい…ッこれ、これぇっ凄いよぉおッ!」

スイッチボタンが強を示すバイブを右手で抜き差しし、左手はシリコン素材のオナホールを抽挿する。
既に音源がどちらか判らない。
乱れた下半身から、引っ切り無しにはしたない水音が漏れた。
あんあんと泣き叫ぶ青年の声は、幾ら社長室が防音加工されていようと流石に危惧を抱く程よく響く。
羞恥心すらただの媚薬に過ぎない男のペットには、もう理性というものは残っていないだろう。
男は眼を眇め、節操の無い青年に『躾』を施す事にした。
快楽を追う事に夢中な彼の口元に、いきり立った自身を差し出す。

「ンぁ…あっ…?」

赤黒いそれが視界に入ったからか、先走りを零す男臭い匂いに多少我に返ったのか、青年がぼんやりとこちらを見上げた。
男は構わず、彼の後頭部を掴むと無理矢理咥内にペニスを捩込んだ。

「んぶっ!?んっんーッ!」
「舐めろ。一から命令し直さないと、うちのペットは雌犬にもなれないのか?」

冷淡な声で命じる。
青年は特に逆らう事なく、男自身に舌を這わせた。
最初こそ恐る恐るといった風だったが、嗅ぎ慣れた匂いに当てられたのか自ら進んで喉奥まで咥え込み、ちゅうちゅうと吸引する。

「んぐぅ…ッん、んっ、んぁ…ぁくっン、ぶちゅ…ッくち、むちゅっ」

ぐちょぐちょぐちっ
くちゅっくちゅくちゅ

口淫する間もオナニーの手は止めず、寧ろ余計激しさを増していた。
透明な淫液を纏った左手は忙しなく性器を上下し、M字に開いた脚の付け根は前立腺からずれる事なく彼を苛む。
男は青年に頓着せず、腰を振りたくった。

「んんーッ!んぐっぶ、くちゅ…ぺちゃっぐちゅ、ンぁあん…っ」
「喘いでいる暇があるなら、奉仕したらどうだ?」

気持ち良さそうに理性の溶けた瞳で上目遣いに見上げられると、股間のものはどんどん膨らんでいく。
躊躇いなく剛直を叩き込み、そのまま喉奥目掛けて射精した。
しおりを挟む

処理中です...