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レッドシャドウ 田中赤斗(たなか せきと)編

11 秘密の公園

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 口づけを交わすともっと感情が深まっていくのをお互い感じる。赤斗は自分の感情に戸惑いを感じつつも喜びを得ている。もちろん茉莉もだ。

「とっておきの場所があるんだ」
「とっておき?」
「うん。俺だけが知ってる秘密の場所。来てくれる?」
「はい。赤斗さんとなら、どこでも」

にっこり笑んで赤斗は茉莉の手を取りベンチを立った。そして茂みの奥深くに彼女を連れて行く。
静かに歩いていると、たまに茂みが鳴り、木の枝が揺れ、恋人たちの息遣いが感じられた。

茉莉は手をひかれながら、自分もこれから赤斗と結ばれるのかと思い身体が熱くなってくる。

「着いたよ」
「あ、こんなところが……」

着いた場所は一本の大木があり、その周囲を茂みが緑の壁のように囲んでいる。下草は短く柔らかい。

「茉莉ちゃん……」

いつもの優しい赤斗の目がとても真剣で茉莉はごくりと息をのむ。茉莉は大木を背にする。目を閉じてまた口づけを交わすと、今度の口づけはさっきベンチで交わしたものより激しい。

「んっ、うっ、ふぅっ」

まるで貪られるような口づけに茉莉も興奮してしまい、同じように激しく吸い付き舌を絡めた。

「嬉しいよ。君がそんなに応じてくれるなんて」
「あ、赤斗さん……」

口づけを交わしていると茉莉の胸に甘い疼きが感じられた。いつの間にか胸のところだけボタンが外され、下着もずらされ、赤斗が揉みしだきながら、同時に指の間に乳首を挟んでいる。

「あ、あ、あっ」
「感じやすいんだね」

返事をする間もなく唇をふさがれ、今度は太腿を撫でられショーツの上から赤斗の指先が敏感な場所をなぞり始めた。

「あんっ、や、あ、んっ」
「もう濡れてるんだ」
「え、うそ、や、だっ」

赤斗の嬉しそうな顔に茉莉は恥ずかしいが抵抗することはない。

「ほら、俺もこんなになっちゃった」

茉莉の手を赤斗は自分の股間に持ってこさせる。硬いジーンズからでもわかるほど大きく熱くなっている。

「お、おおき、い」
「こんなに我慢できないのって初めてだ」
「わ、私もです」
「いいの?」

こくりと頷く茉莉に赤斗はそっと座らせ、ポケットからコンドームを取り出す。

「ちゃんと、つけるから安心して」
「は、はい。用意がいいんですね」
「うん。何度か明るい恋人計画キャンペーンと称して、ここにいるカップルに配ったこともあるんだ」
「へえ」
「心配で愛し合えないと可哀想だしね」
「さすが赤斗さん!」
「まさか、自分で使うことになるとは思わなかったんだけどね」

なんて紳士なんだろうと茉莉はうっとりとして赤斗を見つめる。赤斗はシャツを脱ぎ、地面に敷き茉莉を横たわらせる。
引き締まった小麦色の肌は月の下でも健康的で精悍だ。

「そこに、手をついて……」
「はい……」

茉莉はうつ伏せになって手をつき、四つん這いになる。その背中を覆いかぶさるように赤斗が包み込む。

「後ろからでも平気?」
「た、たぶん……」
「どうして、動物ってこの格好だと思う?」
「あ、ん、わか、りません」

優しく小さな胸を揉みしだかれながら喘ぐ茉莉は、それでも懸命に赤斗の話を聞く。

「この格好だと、メスは何かあったら逃げられるからね」
「う、ん、そう、なんですか」
「俺は何があっても茉莉ちゃんを守るよ」
「は、いっ、あんっ」

屋外なのにこんなに安心感がある行為があるだろうかと茉莉は感動する。愛撫もそこそこなのに気持ちをすっかり出してしまった開放感のせいか、はやく繋がりたいという思いが強い。

「せき、とさん、もう、きて……」
「茉莉ちゃん……」

赤斗は茉莉のショーツを下げてしまわず少し下げ、濡れて光る夜露のような柔らかい花園へ強く起立したものをあてがう。

「挿れるね……」
「は、い……」

ゆっくりと腰を進め全て納めてしまうと二人に満足感が広がる。

「う、き、気持ちいい、よ」
「あ、わ、私、も……」
「うご、くね」

茉莉に覆いかぶさって周囲から隠すように守る様にしたまま腰を動かす。

「うっ、ふううぅっ、ううっ、や、んっ」

遠くから聞こえていた荒い息遣いが、今はもう茉莉の耳に直接流れてくる。赤斗の荒い息と時折、耐えるようなうめき声に茉莉はもっと身体が熱くなる。
交尾のような情交に黙々と身を熱くしていたが、赤斗の言葉でこれは恋人同士のセックスなのだと実感する。

「あ、あと、この格好だとね。茉莉ちゃんをもっと気持ち、よく、してあげられる、と思う」

身体を少し起こした赤斗は茉莉の乳首をやさしくねじりながら、もう片手で小さく突起した花芽をいじり始める。

「くうぅうっ、そ、こ、だ、めぇっっ」
「つらい? 嫌かな?」
「ち、がうっ、き、もち、よくて、声、でちゃ、うぅ、あ、ん」
「そっか、よかった。出しても大丈夫だよ、声」
「あ、ん、やんっ」
「そっか、じゃ、こうしようか」

乳首をいじっていた指先を茉莉の口に含ませる。

「噛んでもいい、よ」
「ふっ、くふっ、うううっ」

花芽をいじる指先が回転を速くする。赤斗はじらしたりせず、率直な快感を手早く茉莉に与える。

「い、ちゃ、うぅぅうっ」
「イって……」
「くうううっ!」
「あ、き、きもち、いいよ」

赤斗の指を軽く噛みながら茉莉は絶頂を得てのけぞる。痙攣するような振動がおさまるとまた赤斗はゆっくり動き出した。

「ああ、すごい。君の中熱くうねってて、俺ももう……」
「あん、せ、きと、さん、き、きもち、いいっ」

何度も快感の波が寄せては返す。
月が2人の過ごす木の天辺に上ったころ二人の行為は終わりを告げた。


月光に照らされながら、赤斗は裸体の胸の上に茉莉の頭をのせ、髪を撫でる。

「また茉莉ちゃんのつくった肉じゃが食べたいな」
「はい! いつでも作ります」

嬉しそうな茉莉の顔を引き寄せ、また唇を重ねる。

「君に出会えて、とても幸せだよ」

もう薬の効果は切れているはずなのに、赤斗は自分の気持ちがはっきりし、言葉に出した。

「私も心からそう思ってます」

幸せな気持ちで二人はまた抱擁を交わし合う。

「この公園にいるカップルはみんなこんな幸せな気持ちなんでしょうか」

茉莉の質問に赤斗は少し考えて答える。

「うーん。そうだといいね。俺はとても幸せだし」

ただの緑の芝生と茂みがあるだけの場所なのに、美しい花園に居るような気分になる。
環境に優しい2人は植物を痛めていないか、ゴミを落としていないかをチェックして帰ることにした。


****************

 2人が結ばれて恋人同士になっても公園の巡回は怠らなかった。
しかし秘密の茂みで結ばれるうちに、赤斗はもっと長く茉莉と過ごしたいと思うと、屋外に限界があることに気づく。

「なあ黒彦、どうすればいいと思う?」
「屋内ですればいいだけだろう」
「うーん。そんな身も蓋もない言い方しなくてもいいだろう」
「テントでも張ればどうだ」
「テントだと屋外って感じじゃないよなあ」
「終わったらテントに入ればいいだろう」
「うーん」
「あ! あれ、あれがあった」
「ん? なに?」
「ミラーシールド」
「ああ! あれかあ!」

ミラーシールドとは周囲に擬態して紛れ込めるだけでなく、暑さ寒さ対策も出来る優れものの装備だ。

「でも、それ着てたら出来ないよな」
「そうだなあ。スプレータイプでも開発してみるか? 肌にスプレーしてガードする、今色々流行っているようだしな」
「さすが黒彦だな。よし、こんど開発みんなでしてみよう。そうだ虫刺されガード機能もつけよう」

元化学者たちなので、開発研究には前向きだった。

2人のやり取りを我慢して聞いていたが、とうとう堪えられず桃香は発言する。

「あ、あの。茉莉ちゃんはそれでいいんですか?」
「ん? ああ茉莉も一緒に楽しんでくれているよ」
「ほんとかなあ。赤斗さんに合わせてるだけじゃないですか?」
「え……。そうなのかな……」

少ししょげる赤斗に桃香はきつかったのかなと心配する。

「あ、すみません。二人の事なのに。でも、ちょっとやっぱり茉莉ちゃんは女の子なので心配だったんです」
「そうだよね。桃香ちゃんの言う通りかも。茉莉は俺に遠慮してるのかもしれない」

やっぱり赤斗は優しくて紳士だと桃香は感心する。

「赤斗、お前はなんで外がいいんだ?」
「んー。開放感かな。やっぱり自然が好きなんだよな」
「あっ、あの。あれはどうでしょうか。屋内でプラネタリウムになる装置ありますよね」

赤斗と黒彦は顔を見合わせて同時に叫ぶ。

「「ホログラフィー!」」
「ホログラフィー?」
「桃香ちゃん、なかなかいいアイデアだよ!」
「うむ。戦隊ごっこでも使えるな」
「?」

興奮した二人は立体映像で屋内の景色を色々なものに変える話を始める。
どうやらまずはアルプス山脈の麓を映像で起こすらしい。

「どうだ、コロッセオのど真ん中とか」
「ははっ、それは戦いの場所にしないか?」
「ああ、それもそうだなあ」

えっちなことで、どうしてあんなに話が盛り上がれるのか桃香には不思議だった。

「ちょっと配達いってきまーす」

盛り上がっている男二人を置いて桃香は雑誌の配達に出かけることにした。変な二人だと思いながらも桃香は少し部屋の中の景色が変わることに関心が湧く。

「外でかあ……」

黒彦と抱き合うときの景色を想像してみたが、自分には景色を見る余裕はないだろうなと、何も思い浮かばなかった。


赤斗編終わり

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