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後日談
告白はセックスの合間に①
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岡地は酒が弱い。ただ幸いにも悪酔いする前に意識が落ちるので吐いたことも二日酔いになったこともなかった。そのせいか飲むこと自体は嫌いではなく、椎原が「金曜だしビール買って帰るわー」と連絡するといそいそとツマミを用意する。岡地より遅く帰ってきた椎原に「おかえり」と声をかけたのも、台所からだった。
「まさか岡地の方が早く帰るとは」
「プレミアムフライデー」
「そうでした! 羨ましい! 月末締め作業つらい!」
「くっつくな」
世間では聞くことが少なくなったプレミアムフライデーだが、二人が働く会社では定時退勤日の一つとして設定したままだ。もちろん努力目標なので、総務の締め作業が重なると椎原は帰れない。
用意していたツマミを取り出そうと冷蔵庫を開ける岡地の腰に、椎原が後ろから手を回す。
「なんか作った?」
「お前の好きなやつあるぞ。チーズとナッツとはちみつ混ぜたやつ」
「おっ、おしゃれなやつ~。これ前作ってたとき、お前すげー音させながら無の表情でナッツ砕いてて怖かったなー」
「笑顔でやる方が怖いだろ」
「確かに」
普段からちょこちょこと晩酌する二人だが、週末の飲酒はやはり特別だ。結婚した当初からこの時間が椎原は大好きだったが、今はそのときと違い、先に飲み始めずに待っていた岡地に「俺の夫は料理上手だね」と愛おしげに言うようになった。
一緒にソファ前のローテーブルに食べ物を運んで、乾杯して飲み始める。早速クラッカーに岡地が作ったチーズの和え物を乗せて「うま~!」と椎原が言う。岡地はその顔をツマミにして酒を飲む。最初は和やかに話しながら飲み進め、仕事の話になれば「お前上司だろぉ、もうちょっと山浦くん大事にしろ」と絡んできた椎原に「平社員に何が分かる」と岡地が返してやや険悪になった。その後も冷蔵庫から連絡用ホワイトボードを剥がしてきて書きながら野球部の打順を考え始めたら考え方の違いでまた険悪になったりした。
「つーかこの間の試合でやたらストレート勝負させてきたときの」
「4回フルカウントのときか」
「そー。相手、スライダーに手出してこなかったから全然ストレートの必要性が分からなかったんだけど」
「お前のノーコンで歩かれたら面倒だから」
「は?」
「あそこでストレート勝負出来なきゃどうせ対した投手じゃねぇ」
「いや何煽ってきてんだ? お前どうせ早く試合終わらせたかっただけだろ!」
「ははっ! そりゃそうだろ、朝っぱらからダラダラやってられるか」
すぐ喧嘩する。
椎原と岡地が参加している早起き野球大会はその名称通り、朝の6時から試合が行われる。甲子園投手だった椎原が率いる会社の野球部は、企業部門では強豪だ。元々強かったが岡地と山浦が入部したことによってその強さを盤石にした。本職のキャッチャーが入ったことで椎原は投げるときの手加減がなくなり、山浦はスラッガーでいつもヒットを打った。強い。
大変良いことだが、勝ち進む分試合回数は多くなった。それを面倒くさがる岡地に椎原はいつもテンションが下がる。
「お前さあ、ここまで来たら優勝したいとか無いわけ?」
「ねぇな」
「すいませんねぇ、いつも大して好きじゃないことに付き合わせて」
岡地を野球部に入れたのは椎原だ。強引だった自覚はある。だから拗ねたように謝って岡地がいない方向にそっぽを向くと、「椎原」と岡地が呼ぶ。
言い合いなら良い。岡地は気にしない。口がたつ岡地が勝つからだ。でも拗ねられると弱い。
「お前は優勝したいんだろ」
「そうだよ」
「だったらいいじゃねぇか。付き合わせろよ」
「いーよもう、お前嫌味ばっかりじゃん」
「……本気でノーコンだと思ったわけじゃない」
椎原が岡地の方に視線を戻す。隣同士で座っている。岡地は椎原の視線に気づいていながらも、隣ではなく目の前の酒に視線を落としていた。
「お前が最近変化球に逃げるから、気持ちよく三振とらせてやろうとしただけだ」
岡地の嫌味が剥がれるまでに必要だったのは350ml缶2本に椎原が作った濃いめのハイボールが1杯。ふわふわと酔っ払っている夫を椎原は可愛いと思う。岡地は酔うとすぐデレるから、椎原はキレてもすぐ機嫌が戻る。
椎原が最近変化球ばかり投げているのは、言うならば岡地のためだ。椎原の本気の速度のストレートは、岡地には捕るのが難しい。球がこぼれたら岡地のミスだ。だから椎原はここぞというときはストレートを投げるのを止めていたのだが、岡地はそれを見抜いていた。本来の椎原はずっとストレートでも三振がとれる。力でねじ伏せるのは確かに楽しい。気持ちがいい。椎原は気持ちが良いことが好きだ。
「……何だ」
近づいてきた椎原を岡地は反射的に避け、何事かと聞く。聞くが、大体の予想はついていた。
「今も気持ちよくして」
その誘い文句は、岡地の予想通りだった。
椎原は岡地の肩に手を乗せ、顔を寄せる。キスをして岡地を押し倒そうとするが、なかなか倒れない。仕方なく強引に体を寄せて体重をかけて押し倒した。抵抗を続ける岡地に唇が離れる。
「はっ……やめろ、酔ってるときはやらねぇぞ」
「お前いつもそれ~、何で?」
岡地は酔ってるときにセックスするのが嫌いだ。椎原はいつも断られる。
「面倒なんだよ、いくの遅ぇし」
「うわ、おじさん、歳かな……遅漏……」
「うるせぇぞ、早漏が」
「うっせ。酔ってるとき、エロい気分にならん?」
「ならん」
岡地は口では散々言うけれど、キスをすればすぐに同じ口を開いて椎原を受け入れた。舌を絡ませてると椎原はどんどんエロい気分になっていくのだが、岡地は違うと言う。体を押し上げようとする力を押さえつけて、椎原は岡地の足の間に手を這わせた。柔らかい。
「えー、本当だ、勃ってない」
「お前の淫乱チンポと一緒にすんな」
「何その言い方、エロいんだけど」
岡地の言う通り、椎原のものは既に勃ってる。触らずともどうせそうだろうと岡地に言われ、椎原はその言い方も相まって少し照れる。ずっと期待していたのだ。
椎原は岡地に今日飲もうと連絡したときからずっとそのつもりだった。納期が迫ってる岡地は自分より帰るのが遅いだろうと、先にシャワーを浴びて準備をしておくつもりだったのだ。実際は岡地の方が帰るのが早く、後ろの準備は出来ていない。
別に挿入しなくても岡地とのそういう行為は気持ちがいいし、このまま強請り続ければ口でいかせてくれることを椎原は知ってる。でも何だか今日はそれがつまらなかった。酔ってる岡地は可愛い。出来れば自分がもっと可愛がりたい。
「あ」
この可愛い夫をもっと可愛がるためにはどうすればいいか。その方法を思いつき、椎原は声を上げたあと、ニッと笑った。
「あ?」
「いいよ、今日は俺がする。岡地は寝てるだけでいいよ」
「は? おい、何するつもりだ」
「へへっ、いいからいいから~」
「……これはどうするんだよ」
笑顔でいかにも怪しい言動をする椎原に嫌な予感がして、岡地は足で椎原の股間を押し上げた。
「咥えなくていいのか」
口でいかせてそれで終わり。それが岡地は一番楽だ。そしてどうせそれを強請られるだろうと思っていたから、自分から聞いた。椎原の決心が少し揺らぐ。
岡地のフェラは気持ちいい。気持ちよくして欲しい気持ちは確かにあるし、口調はいつものそれでも酔った表情と声でえっちなお誘いをしてきた岡地はやはりいつもより可愛い。でも椎原はぐっと我慢した。
「いい。俺がやる」
「……お前まさか」
尻に入れるつもりじゃないだろうな。そう明らかに言えば本当にそうするかもしれないと、岡地は椎原が察せられるギリギリで言葉を切る。
「あっ、違う違う、入れないよ!?」
岡地の言わんとしてることをきちんと察した椎原は慌てて否定する。
「とりあえず俺が口でしてやるって。移動しようぜ」
「お前のフェラで勃つ気がしない」
「んだとこら。言ってろよ」
椎原は性行為は出来るだけベッドでしたいと思っている。だからもう移動させようとしたのだが、岡地の売り言葉にムカついたのでそれを買うことにした。ここで先に勃たせてしまおうと、岡地のスラックスをくつろげる。
「お前のちんこをおかずにオナりながらやってやる。ちゃんと見てろよ」
自分のボトムとパンツを岡地に見せつけるように下げながら、椎原は岡地の股間に顔を近づける。腹にひっつくぐらい勃ってる自分のものを握り、岡地のものを咥えた。自分で擦りながら、喘ぎ声を漏らして、岡地のものを舐める。
「……くそ」
椎原の痴態にまんまと勃った。悪態づいて負けを認め、岡地は椎原に好きにさせることにした。
「まさか岡地の方が早く帰るとは」
「プレミアムフライデー」
「そうでした! 羨ましい! 月末締め作業つらい!」
「くっつくな」
世間では聞くことが少なくなったプレミアムフライデーだが、二人が働く会社では定時退勤日の一つとして設定したままだ。もちろん努力目標なので、総務の締め作業が重なると椎原は帰れない。
用意していたツマミを取り出そうと冷蔵庫を開ける岡地の腰に、椎原が後ろから手を回す。
「なんか作った?」
「お前の好きなやつあるぞ。チーズとナッツとはちみつ混ぜたやつ」
「おっ、おしゃれなやつ~。これ前作ってたとき、お前すげー音させながら無の表情でナッツ砕いてて怖かったなー」
「笑顔でやる方が怖いだろ」
「確かに」
普段からちょこちょこと晩酌する二人だが、週末の飲酒はやはり特別だ。結婚した当初からこの時間が椎原は大好きだったが、今はそのときと違い、先に飲み始めずに待っていた岡地に「俺の夫は料理上手だね」と愛おしげに言うようになった。
一緒にソファ前のローテーブルに食べ物を運んで、乾杯して飲み始める。早速クラッカーに岡地が作ったチーズの和え物を乗せて「うま~!」と椎原が言う。岡地はその顔をツマミにして酒を飲む。最初は和やかに話しながら飲み進め、仕事の話になれば「お前上司だろぉ、もうちょっと山浦くん大事にしろ」と絡んできた椎原に「平社員に何が分かる」と岡地が返してやや険悪になった。その後も冷蔵庫から連絡用ホワイトボードを剥がしてきて書きながら野球部の打順を考え始めたら考え方の違いでまた険悪になったりした。
「つーかこの間の試合でやたらストレート勝負させてきたときの」
「4回フルカウントのときか」
「そー。相手、スライダーに手出してこなかったから全然ストレートの必要性が分からなかったんだけど」
「お前のノーコンで歩かれたら面倒だから」
「は?」
「あそこでストレート勝負出来なきゃどうせ対した投手じゃねぇ」
「いや何煽ってきてんだ? お前どうせ早く試合終わらせたかっただけだろ!」
「ははっ! そりゃそうだろ、朝っぱらからダラダラやってられるか」
すぐ喧嘩する。
椎原と岡地が参加している早起き野球大会はその名称通り、朝の6時から試合が行われる。甲子園投手だった椎原が率いる会社の野球部は、企業部門では強豪だ。元々強かったが岡地と山浦が入部したことによってその強さを盤石にした。本職のキャッチャーが入ったことで椎原は投げるときの手加減がなくなり、山浦はスラッガーでいつもヒットを打った。強い。
大変良いことだが、勝ち進む分試合回数は多くなった。それを面倒くさがる岡地に椎原はいつもテンションが下がる。
「お前さあ、ここまで来たら優勝したいとか無いわけ?」
「ねぇな」
「すいませんねぇ、いつも大して好きじゃないことに付き合わせて」
岡地を野球部に入れたのは椎原だ。強引だった自覚はある。だから拗ねたように謝って岡地がいない方向にそっぽを向くと、「椎原」と岡地が呼ぶ。
言い合いなら良い。岡地は気にしない。口がたつ岡地が勝つからだ。でも拗ねられると弱い。
「お前は優勝したいんだろ」
「そうだよ」
「だったらいいじゃねぇか。付き合わせろよ」
「いーよもう、お前嫌味ばっかりじゃん」
「……本気でノーコンだと思ったわけじゃない」
椎原が岡地の方に視線を戻す。隣同士で座っている。岡地は椎原の視線に気づいていながらも、隣ではなく目の前の酒に視線を落としていた。
「お前が最近変化球に逃げるから、気持ちよく三振とらせてやろうとしただけだ」
岡地の嫌味が剥がれるまでに必要だったのは350ml缶2本に椎原が作った濃いめのハイボールが1杯。ふわふわと酔っ払っている夫を椎原は可愛いと思う。岡地は酔うとすぐデレるから、椎原はキレてもすぐ機嫌が戻る。
椎原が最近変化球ばかり投げているのは、言うならば岡地のためだ。椎原の本気の速度のストレートは、岡地には捕るのが難しい。球がこぼれたら岡地のミスだ。だから椎原はここぞというときはストレートを投げるのを止めていたのだが、岡地はそれを見抜いていた。本来の椎原はずっとストレートでも三振がとれる。力でねじ伏せるのは確かに楽しい。気持ちがいい。椎原は気持ちが良いことが好きだ。
「……何だ」
近づいてきた椎原を岡地は反射的に避け、何事かと聞く。聞くが、大体の予想はついていた。
「今も気持ちよくして」
その誘い文句は、岡地の予想通りだった。
椎原は岡地の肩に手を乗せ、顔を寄せる。キスをして岡地を押し倒そうとするが、なかなか倒れない。仕方なく強引に体を寄せて体重をかけて押し倒した。抵抗を続ける岡地に唇が離れる。
「はっ……やめろ、酔ってるときはやらねぇぞ」
「お前いつもそれ~、何で?」
岡地は酔ってるときにセックスするのが嫌いだ。椎原はいつも断られる。
「面倒なんだよ、いくの遅ぇし」
「うわ、おじさん、歳かな……遅漏……」
「うるせぇぞ、早漏が」
「うっせ。酔ってるとき、エロい気分にならん?」
「ならん」
岡地は口では散々言うけれど、キスをすればすぐに同じ口を開いて椎原を受け入れた。舌を絡ませてると椎原はどんどんエロい気分になっていくのだが、岡地は違うと言う。体を押し上げようとする力を押さえつけて、椎原は岡地の足の間に手を這わせた。柔らかい。
「えー、本当だ、勃ってない」
「お前の淫乱チンポと一緒にすんな」
「何その言い方、エロいんだけど」
岡地の言う通り、椎原のものは既に勃ってる。触らずともどうせそうだろうと岡地に言われ、椎原はその言い方も相まって少し照れる。ずっと期待していたのだ。
椎原は岡地に今日飲もうと連絡したときからずっとそのつもりだった。納期が迫ってる岡地は自分より帰るのが遅いだろうと、先にシャワーを浴びて準備をしておくつもりだったのだ。実際は岡地の方が帰るのが早く、後ろの準備は出来ていない。
別に挿入しなくても岡地とのそういう行為は気持ちがいいし、このまま強請り続ければ口でいかせてくれることを椎原は知ってる。でも何だか今日はそれがつまらなかった。酔ってる岡地は可愛い。出来れば自分がもっと可愛がりたい。
「あ」
この可愛い夫をもっと可愛がるためにはどうすればいいか。その方法を思いつき、椎原は声を上げたあと、ニッと笑った。
「あ?」
「いいよ、今日は俺がする。岡地は寝てるだけでいいよ」
「は? おい、何するつもりだ」
「へへっ、いいからいいから~」
「……これはどうするんだよ」
笑顔でいかにも怪しい言動をする椎原に嫌な予感がして、岡地は足で椎原の股間を押し上げた。
「咥えなくていいのか」
口でいかせてそれで終わり。それが岡地は一番楽だ。そしてどうせそれを強請られるだろうと思っていたから、自分から聞いた。椎原の決心が少し揺らぐ。
岡地のフェラは気持ちいい。気持ちよくして欲しい気持ちは確かにあるし、口調はいつものそれでも酔った表情と声でえっちなお誘いをしてきた岡地はやはりいつもより可愛い。でも椎原はぐっと我慢した。
「いい。俺がやる」
「……お前まさか」
尻に入れるつもりじゃないだろうな。そう明らかに言えば本当にそうするかもしれないと、岡地は椎原が察せられるギリギリで言葉を切る。
「あっ、違う違う、入れないよ!?」
岡地の言わんとしてることをきちんと察した椎原は慌てて否定する。
「とりあえず俺が口でしてやるって。移動しようぜ」
「お前のフェラで勃つ気がしない」
「んだとこら。言ってろよ」
椎原は性行為は出来るだけベッドでしたいと思っている。だからもう移動させようとしたのだが、岡地の売り言葉にムカついたのでそれを買うことにした。ここで先に勃たせてしまおうと、岡地のスラックスをくつろげる。
「お前のちんこをおかずにオナりながらやってやる。ちゃんと見てろよ」
自分のボトムとパンツを岡地に見せつけるように下げながら、椎原は岡地の股間に顔を近づける。腹にひっつくぐらい勃ってる自分のものを握り、岡地のものを咥えた。自分で擦りながら、喘ぎ声を漏らして、岡地のものを舐める。
「……くそ」
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