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第二部
第64話 俺達と五つの宝箱 後編
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「まあ、決めるのは他のを見てからでも遅くないさ。とりあえず保留にして、残りのやつ鑑定してもいいか?」
「うん、お願いしますっ」
今のお願いの仕方、可愛かったな……。
よし、まずは『トレジア』と括り紐の色以外はほぼ一緒なこの巻物から鑑定するとしようか。
-----
「迷宮内の地図 トメロア」<宝具>
ダンジョン内で魔力を3消費して発動することができる。そのダンジョンの道筋を表示する。
表示したダンジョンから出た場合、この地図は白紙に戻り、また別のダンジョンでの再使用が可能となる。
-----
おお、普通に便利なやつだった。
これがあれば、今回の中距離ダンジョンみたいに分かれ道が沢山あっても、ゴールまで道に迷わずスピーディーに行けるのだろう。
隠し部屋や宝箱、罠の場所も表示してくれるのだろうか?
んー、や。そこまでは書かれてないからな、あくまで道だけだと考えた方が良さそうだ。
まあ、『ラボス』があるから俺たちにとってはどっちでも構わないな。
そして、今回のダンジョン攻略で入手したモノ、そのラストの鑑定を飾るのが黒く禍々しい雰囲気を放っている鍵だ。
……デザインがどことなく、パンドラの箱に似ているような気がするが、まさか呪われたアイテムとかじゃないだろうな?
だとしたら大変だが、とにかく鑑定してしまおう。
-----
「解呪の黒鍵【Ⅲ】」<宝具>
このアイテムは三度使用すると効果をなくし、消滅する。
鍵を手に所持した状態で『呪われし箱』に近づいた場合、専用の魔法陣が現れる。
その魔法陣にこのアイテムを挿し込むことで、その『呪われし箱』の呪いは消滅する。
-----
なるほど、悪くない。禍々しい雰囲気もなんとなく納得がいった。
……うん。悪くはないんだけどー、な?
いやー、ここまで俺にとって不必要なアイテムってのも珍しいんじゃないだろうか。
俺ならパンドラの箱は開け放題だからな。
ああ、でも札以外にも「回数制限がある宝具もある」ということが知れたから、全くの無意味でもなかったか?
とにかく、この宝箱から出た実用的なの物は新しい地図だけか。
今回はマジで俺の取り分がほとんどなかったな。ま、全然いいさ、紳士は無駄な欲をかかないもんだ。
俺はまとめてロナに報告した。
「そんな感じだが、どうする?」
「うーんと、『トメロア』って地図はザンが持っててよ。その方がいいと思うな。カギの方はそれこそ売っちゃっていいんじゃないかな? 私達には要らないけど、他の誰かには必要だもん」
「ま、俺もそれがいいと思うぜ」
そうなれば、残る問題はもう一枚の『トレジア』をどうするかだな。
ロナは売ったほうがいいと思っていて、俺はただなんとなく勿体ないと思ってるだけ。
それならロナの意見に従った方が良さそうな気がする。
……ああ、いや、そもそも俺は何事もレディ優先のジェントルマン。彼女がそうしたいというのなら、それに従うべきだったか。
それに、俺が地図をもう一枚あった方がいいとやんわり考える理由も、いつかロナと別れる時が来るかも知れない……と頑なに、未だに、頭の片隅で考えてしまっているからだろう。
ネガティブな意見なんて、最初からない方がいいよな。
ただ、これを直接ロナに告げるわけにはいかないから、ちょっとぼかして考えが変わったことを言おう。
「あー、そうだ。もう一個売ったほうが良さそうな宝具が出たなら、もう一枚のトレジアもついでにそうしたほうが賢そうだな。どうだロナ、それで」
「やっぱり売ることにしたんだ? うん、私もそれがいいと思うな」
じゃあ出てきた宝石三種類と、宝具二つをいつもの黄色い屋根の店に持っていけば……あ、いや、だめだ。
クレバーに考えて流石に個人の店で宝具二つの買取は無理がありすぎる。
あの店には宝石だけ持っていって、宝具のやり取りをしてくれる店を不動産屋の時みたいに紹介してもらうのがベストだろう。
「よし、そうと決まればとりあえずいつもの店に宝石だけ売りに行ってくるぜ。宝具は金額的に無理だろうから、あのおっちゃんに別のいい店がないかも訊いてくる。……ロナはこのあとどうする?」
「え⁉︎ 私も一緒に行くんじゃないの?」
非常に驚いた様子でロナはそう言った。
たしかに今まではずっと一緒に行動してきたが……それはダンジョンからの帰りに直行したり、ランチの後に向かったりしていたからで、今回は別に二人で行く意味はないだろうに、な。
俺は売りに行って、ロナは好きなことしたほうが効率は良いに決まってる。
しかし彼女のその黄色い目をクリっとまあるくした、キョトンとした表情を見るに、俺と動くことそのものが彼女の中では極々当たり前のことになっているみたいだ。
そういえばそもそも、出会ってから二人離れて別行動したことが風呂などを除けば一回か二回しかなかったか……?
俺と『ヘレストロイア』の個人的な話に混ざったくらいだもんなぁ。
……ああ、俺ってずっとロナといるんだな。
いやー、いいのかなぁ。へへへ。
こんな美女といつも一緒にいられるなんて。目の保養が過ぎるぞ。そのうち目玉が潤いすぎて宝石になるんじゃないか?
ま、なんにせよロナがそのつもりなら俺はそれに従うだけだ。
「じゃあそうしようか。なに、気にしないでくれよ。俺が売りに行ってる間にロナは屋台巡りとかして、自由に過ごしてもらおうと思っただけなんだ」
「ん……そうだとしても、やっぱり私も一緒に行くよ。ところでさ、ザン」
「なんだ?」
「その前に私のステータス見なくていいの?」
「あー」
昨日は結局、それすらも疲れてて後回しにしたんだ。
今まで別に忘れてたわけじゃない。ランチの最中にでも見せてもらおうかと思っていたんだ。
でも、ロナが今提案してきたならタイミングに乗っかって、その言葉に甘えた方がいいな。
=====
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ダンジョン内で魔力を3消費して発動することができる。そのダンジョンの道筋を表示する。
表示したダンジョンから出た場合、この地図は白紙に戻り、また別のダンジョンでの再使用が可能となる。
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おお、普通に便利なやつだった。
これがあれば、今回の中距離ダンジョンみたいに分かれ道が沢山あっても、ゴールまで道に迷わずスピーディーに行けるのだろう。
隠し部屋や宝箱、罠の場所も表示してくれるのだろうか?
んー、や。そこまでは書かれてないからな、あくまで道だけだと考えた方が良さそうだ。
まあ、『ラボス』があるから俺たちにとってはどっちでも構わないな。
そして、今回のダンジョン攻略で入手したモノ、そのラストの鑑定を飾るのが黒く禍々しい雰囲気を放っている鍵だ。
……デザインがどことなく、パンドラの箱に似ているような気がするが、まさか呪われたアイテムとかじゃないだろうな?
だとしたら大変だが、とにかく鑑定してしまおう。
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「解呪の黒鍵【Ⅲ】」<宝具>
このアイテムは三度使用すると効果をなくし、消滅する。
鍵を手に所持した状態で『呪われし箱』に近づいた場合、専用の魔法陣が現れる。
その魔法陣にこのアイテムを挿し込むことで、その『呪われし箱』の呪いは消滅する。
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なるほど、悪くない。禍々しい雰囲気もなんとなく納得がいった。
……うん。悪くはないんだけどー、な?
いやー、ここまで俺にとって不必要なアイテムってのも珍しいんじゃないだろうか。
俺ならパンドラの箱は開け放題だからな。
ああ、でも札以外にも「回数制限がある宝具もある」ということが知れたから、全くの無意味でもなかったか?
とにかく、この宝箱から出た実用的なの物は新しい地図だけか。
今回はマジで俺の取り分がほとんどなかったな。ま、全然いいさ、紳士は無駄な欲をかかないもんだ。
俺はまとめてロナに報告した。
「そんな感じだが、どうする?」
「うーんと、『トメロア』って地図はザンが持っててよ。その方がいいと思うな。カギの方はそれこそ売っちゃっていいんじゃないかな? 私達には要らないけど、他の誰かには必要だもん」
「ま、俺もそれがいいと思うぜ」
そうなれば、残る問題はもう一枚の『トレジア』をどうするかだな。
ロナは売ったほうがいいと思っていて、俺はただなんとなく勿体ないと思ってるだけ。
それならロナの意見に従った方が良さそうな気がする。
……ああ、いや、そもそも俺は何事もレディ優先のジェントルマン。彼女がそうしたいというのなら、それに従うべきだったか。
それに、俺が地図をもう一枚あった方がいいとやんわり考える理由も、いつかロナと別れる時が来るかも知れない……と頑なに、未だに、頭の片隅で考えてしまっているからだろう。
ネガティブな意見なんて、最初からない方がいいよな。
ただ、これを直接ロナに告げるわけにはいかないから、ちょっとぼかして考えが変わったことを言おう。
「あー、そうだ。もう一個売ったほうが良さそうな宝具が出たなら、もう一枚のトレジアもついでにそうしたほうが賢そうだな。どうだロナ、それで」
「やっぱり売ることにしたんだ? うん、私もそれがいいと思うな」
じゃあ出てきた宝石三種類と、宝具二つをいつもの黄色い屋根の店に持っていけば……あ、いや、だめだ。
クレバーに考えて流石に個人の店で宝具二つの買取は無理がありすぎる。
あの店には宝石だけ持っていって、宝具のやり取りをしてくれる店を不動産屋の時みたいに紹介してもらうのがベストだろう。
「よし、そうと決まればとりあえずいつもの店に宝石だけ売りに行ってくるぜ。宝具は金額的に無理だろうから、あのおっちゃんに別のいい店がないかも訊いてくる。……ロナはこのあとどうする?」
「え⁉︎ 私も一緒に行くんじゃないの?」
非常に驚いた様子でロナはそう言った。
たしかに今まではずっと一緒に行動してきたが……それはダンジョンからの帰りに直行したり、ランチの後に向かったりしていたからで、今回は別に二人で行く意味はないだろうに、な。
俺は売りに行って、ロナは好きなことしたほうが効率は良いに決まってる。
しかし彼女のその黄色い目をクリっとまあるくした、キョトンとした表情を見るに、俺と動くことそのものが彼女の中では極々当たり前のことになっているみたいだ。
そういえばそもそも、出会ってから二人離れて別行動したことが風呂などを除けば一回か二回しかなかったか……?
俺と『ヘレストロイア』の個人的な話に混ざったくらいだもんなぁ。
……ああ、俺ってずっとロナといるんだな。
いやー、いいのかなぁ。へへへ。
こんな美女といつも一緒にいられるなんて。目の保養が過ぎるぞ。そのうち目玉が潤いすぎて宝石になるんじゃないか?
ま、なんにせよロナがそのつもりなら俺はそれに従うだけだ。
「じゃあそうしようか。なに、気にしないでくれよ。俺が売りに行ってる間にロナは屋台巡りとかして、自由に過ごしてもらおうと思っただけなんだ」
「ん……そうだとしても、やっぱり私も一緒に行くよ。ところでさ、ザン」
「なんだ?」
「その前に私のステータス見なくていいの?」
「あー」
昨日は結局、それすらも疲れてて後回しにしたんだ。
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