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第一部
◇ 第一部 キャラ設定集 その3
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第三回はザンの前に敵として立ちはだかった大物狩りとボス魔物2体の紹介です。
また、後半には現段階での、Sランク程の強さを持つ人物達同士の強さ比較を公開します。
=====
〔《大物狩り》〕
性別:男 種族:山羊族
本名:バメット (苗字なし)
二つ名:《大物狩り》
年齢:20代 身長:172cm
体型:筋肉はあるが痩せている。
目の色:黄色/眼が四角い
髪色:白/ストレートボブ
レベル:☆5-中盤
強さ指標:Sランク-中位
成長タイプ:防御抜きバランス型(3:1:3:3)
所属:???
=説明=
Aランク~Sランクにあたる強さを持つ人間を襲って周り、王都で話題になった強盗犯。
狙った人物の強さや、その宝具ばかり奪っていくことから、《大物狩り》と呼ばれるようになった危険人物。
その正体は山羊族の男性であり、一般人に紛れて活動していた。
当初はフード付きのローブを被って正体を隠していたが、斬の手によって本名と共に暴かれることとなる。
ザンと同じように、自信の身体に複数の呪いを抱えており、能力によってそれを逆利用している。
また、瞬間移動できる宝具、認識阻害をする宝具なども掛け合わせ、初見殺し&不意打ち特化の戦法を用いる。
無論、呪いなので本人もその効果の影響を受けており、その呪い全てが魔力欠乏の症状を起こす、あるいはその症状を悪化させるというものである。
しかしそれらを『魔欠耐性・Ⅴ』で半ば無かったことにしているので、実質、自前の魔力が使えないこと以外の影響はない。
また魔力に関しても『魔石吸収』の能力と、身体にくくりつけてある魔石の棒で補っている。
加えて、仮に呪いの力を使わなかったとしても元々Sランクの強さを有しているため純粋に強い。
ちなみに呪われた後で『魔欠耐性』や現在の強さを手に入れている。
普段は丁寧な口調で喋り、時たまに山羊族らしく「メェ」と言葉に含ませる。しかし、同種族のまともな人間からすれば、彼のその言葉の使い方は違和感が残るものとなっている。
(現実で例えるなら、現地の人がエセ方言を聞くのと似たような感覚になる)
彼が襲撃の途中でザンを煽った理由は、実はかなりイラついていたから。
当社の計画であった、通行人をテキトーに危機に合わせ、優しいと評判の『ヘレストロイア』の《銀靴の魔女》を自ら誘き出し、一人になったところで殺すというものを邪魔されたのが効いた。
本編内では、四人まとめて狩れるキッカケを作ったザンに対して皮肉を込めた感謝を述べていたが、本当はもっと慎重に襲う予定だったのでそれを狂わされたことに対して憤慨していた。
また、AランクからSランクの人間を襲い続けていたものの、殺すつもりで全員襲ってたのに、今まで誰一人として死なせることができなかったこともイラつきの遠因である。
高ランクの人間は装備なども充実しているため、本人を弱らせるだけでは大怪我を負わせるか気絶させるので精一杯だったのである。
そう、彼の戦闘面での欠点の一つは火力不足であった。それを補うために魔導爆弾も用意していた。その調達経路は現在は不明。
既に宝具をいくつか有しているのにもかかわらず、狩りをしていた理由なども分からぬまま。まだまだ、謎多き人物である。
趣味は裸で過ごすこと、好物はクレープの生地のみ、酒。
最近の悩みは捕まるまでに誰も殺せなかったこと。
=能力pickuUP=
・『複製呪与』
自身の呪いをコピーし、対象にペーストする能力。発動には専用の魔力の塊を当てる必要がある。効果持続は二十四時間。
彼の場合、強制的に魔力を欠乏させる【魔渇の呪い】、魔力欠乏の症状を並みの耐性では耐えられないほど悪化させる【悪化の呪い】、症状に苦しめば苦しむほどステータスも下がる【心身一体の呪い】を押し付けており、この能力を発動するだけで、相手の無力化とステータス弱体化を同時に行えていた。
=宝具pickUP=
・「夜宴の角槍 サバート」
薄黄色をした片手サイズの馬上槍を基に、禍々しい黒紫色の紋様が施された宝具。
基本性能として装備者の闇属性の効果を特大アップさせ、夜の間はそれが二倍になる。
さらに、自分の目に見える範囲内のありとあらゆる物体を同時に一つまで、自由自在に『召喚』という形で動かすことできるようになる。つまりこれこそが、瞬間移動が可能な宝具の正体である。
ロナの「ヒューロ」と同等の強力な効果を持つ、俗に言う大当たりの宝具であるが、これは他人から奪ったものではない。しかし、《大物狩り》本人が自力で手に入れたものでもない。
・「闇密の黒紋 ワルプルギス」
邪悪なほどに真っ黒な紙切れ。同色で複雑な模様が施されている。
基本性能として所有者の闇属性の効果を極大アップさせる。
また、所有者の扱う魔法や宝具、術技、能力の発動に、この宝具を通して追加の魔力を払うことで認識を阻害(見えなくする、探知できなくする)効果をつける。
人は直接隠すことができないが、間接的になら可能。
この宝具を用いて、《大物狩り》は以下のようなことを行なった。
・自身のローブに認識阻害をつけ半透明人間になってザンたちの会話の盗み聞き。
・魔力の塊を飛ばさないと効果を発揮しない『複製呪与』の、その魔力の塊を見えなくする。
・バリアを貼れる盾の宝具「バリアラル」と併用し、内側を見えなくするドーム状の壁を作り出して、周囲からターゲットを隔離。
なお、この宝具は「サバート」と同様の入手経路で手に入れた代物である。
〔 猪の頭の戦士 〕
性別:雄
魔物名:パンクボアタウロス・ジェネラル
立場:ダンジョンの隠し部屋の裏ボス
見た目:猪の脚、薄朱色の肌のゴリマッチョの上半身、猪の頭に猪に合わせて作られた甲冑、長く白い髭、いくつかのトゲ付き防具。
強さ指標:Sランク-中~上位
=説明=
ザン達が遭遇した二体目のダンジョンの隠し部屋の裏ボス(以降、こういった存在はEXボスと略称する)。
カタコトの少しやんちゃな老兵みたいな喋り方で言葉を発する。
ザンとロナに瞬殺されたが、本来はEXボスとして相応しい強さを持つ魔物。とはいえ、EXボス全体の強さとしてはちょうど真ん中くらい。
身体を自由自在に巨大化・縮小させることができる能力を持つ(縮小は元の大きさ以下にはならない)。
加えて自身の得物であった「バイルトン」も一緒に巨大化させて振り回すという、「大きさ」を利用した戦法を得意とする。
腕だけ巨大化などといった芸当も可能。
見た目の通りの攻撃力はもちろんのこと、防御力も非常に優れており、生半可な攻撃は効かない。
なお、この魔物と遭遇したのはザン達が初めてではなく、他の討伐成功者も過去に存在する。しかし、討伐に失敗し殺されてしまった人間の数の方が多いようだ。
=魔法pickUP=
・[ハドルオン=バイゼン]
巨大化するということはマトが大きくなるということであり、相手から大技を当てられやすい。それを補うためにこの魔法が使われる。
Sランクの中でもとりわけ強力なEXボスの魔物の防御力が数十倍になるため、一度につき一回限りではあるが、この世のありとあらゆる攻撃が効かなくなるとも言える。
〔 緑の骨の剣士 〕
性別:男
魔物名:ムーンナイト・ボーンウォズ
本名:???
立場:EXボス
見た目:緑色の骸骨、黒と金の貴族の衣装、羽付き帽子
レベル:☆6-終盤 (レベルの限界は☆7到達まで)
強さ指標:Sランク-最上位
成長タイプ:速度型(2:1:5:2)
=説明=
ザン達が一番最初に倒したEXボス。
どこか異様に人間くさいところがある。
最弱のステータスを移されてもなお、己の技術と宝具の効果だけで戦い抜いてみせた。それが現在のザンの戦い方のヒントともなった。
もし弱体化されなければ途方もない強さを誇っていた。
EXボスの中でも最強の一角であり、もし仮に世に解き放たれて仕舞えば、(性格が紳士なので実際には行わないものの)小国の一つや二つ、一人で、一晩で滅ぼすことなど容易である。
この世界にはSランクまでしか基準が存在しないが、もしそれより上のランクが設けられた場合、確実にそれに該当する。
そのため実は普通のSランクの魔物よりも貰える経験値が多い。これは例外中の例外である。
戦法は不明だが、光と風を織り交ぜ速さを活かした攻撃を繰り出すのはたしかである。
なお、この魔物と遭遇して生きて帰ってこれた者はザンとロナしかいない。故に彼に由来する宝具もその二人しか所持していない。
=術技pickUP=
・〈月光風斬〉
この魔物はこの技を、考えられる限り最高の状態で放つことができる。それもほぼ無制限に。
なお、習得している究極術技は他にも沢山ある様子。
=宝具pickUP=
・「夜風の剣 ヒューロ」
彼の愛剣。自身を人類で初めて倒してみせた初々しい剣士の少女に託した。ちなみに託さなかったら倒れた時に一緒に消えていた。
(バイルトン含め、EXボスの装備品は本体から奪ったりして手に入れないと倒した時に消える。)
とはいえ、ダンジョンの産物なので、もし仮に別の人間が彼と遭遇したら再び所持していることだろう。手に入れることはまず不可能だが……。
・「月夜の帽子 ルナル」
彼のお気に入りの帽子。なにか自分と通じるものを感じ、また効果もピッタリだったため、己の呪いと戦う精神が強くて面白い少年に託した。
~「第一部」強さ比較コーナー~
・第一部に登場した、強さ指標がSランクに相当する人物達の強さを比較していきます。
第一部最強の座は一体どのキャラのもとに……!
○《大物狩り》
vs.猪の頭の戦士 → △
〔結果は猪の優勢。しかし単独で勝てる可能性はある。呪いが効きにくいのが厳しいか〕
vs.ヘレストロイアの四人のうち一人 → ○
〔全員に対して余裕を残して勝てる。ただし、不意打ちが失敗したらドロシアとブリギオにはちょっとだけ時間がかかる〕
vs.ヘレストロイア全員 → ○
〔相性の問題で勝てる。単純な強さならあちらが上。本編の場合、ザンがいなかったら全員宝具を奪われて意識不明の重傷となっていた〕
vs.緑の骨の剣士 → ×
〔呪いも効かないし、瞬殺される〕
○「猪の頭の戦士」
vs.ヘレストロイアの四人のうち一人 → △
〔人によっては倒される。なお二人以上になるとあちらの優勢〕
vs.ヘレストロイア全員 → ×
〔特に危なげなく、完封に近い形で討伐される〕
vs. 緑の骨の剣士 → ×
〔ハドルオン・バイゼンの多用で他のキャラより多少は持つものの、そのうち倒される〕
○「緑の骨の剣士」
vs. ヘレストロイア一人~全員 → ○
〔どのような状況であろうとも瞬時に全滅させられる〕
※なお、本編でも仮にザン一人なら彼に勝てなかった。宝具を操る現在の状態だったとしても。
=結果=
相性で変わるものの、純粋な強さのみならば、
「緑の骨の剣士」>>>「ヘレストロイア全員」>「大物狩り」>「猪の頭の戦士」>「ヘレストロイア個人」
であり、「緑の骨の剣士」が現状一番強い。
=====
今回も閲覧ありがとうございます!
ひとまず、キャラクター紹介はこの辺にしたいと思います。
次回からは、第二部の構想が固まるまで閑話を掲載してゆきます。
ちなみに私の一番のお気に入りのキャラクターは緑の骨の剣士です(扱いでバレたかもしれませんが……)。
前々回あたりの後書きで書いた、たいあっぷという他サイトで掲載しているプロのイラストレーターさんが手がけた挿絵の中に彼の一枚絵が入っているのですが、かっこよすぎて涙がでたんですよ。
見て欲しいなぁ……是非とも見てほしい、私はそう思っております。
それはさておき、非常に励みになりますので、もし良ければ感想やお気に入り登録などをよろしくお願いします!
また、後半には現段階での、Sランク程の強さを持つ人物達同士の強さ比較を公開します。
=====
〔《大物狩り》〕
性別:男 種族:山羊族
本名:バメット (苗字なし)
二つ名:《大物狩り》
年齢:20代 身長:172cm
体型:筋肉はあるが痩せている。
目の色:黄色/眼が四角い
髪色:白/ストレートボブ
レベル:☆5-中盤
強さ指標:Sランク-中位
成長タイプ:防御抜きバランス型(3:1:3:3)
所属:???
=説明=
Aランク~Sランクにあたる強さを持つ人間を襲って周り、王都で話題になった強盗犯。
狙った人物の強さや、その宝具ばかり奪っていくことから、《大物狩り》と呼ばれるようになった危険人物。
その正体は山羊族の男性であり、一般人に紛れて活動していた。
当初はフード付きのローブを被って正体を隠していたが、斬の手によって本名と共に暴かれることとなる。
ザンと同じように、自信の身体に複数の呪いを抱えており、能力によってそれを逆利用している。
また、瞬間移動できる宝具、認識阻害をする宝具なども掛け合わせ、初見殺し&不意打ち特化の戦法を用いる。
無論、呪いなので本人もその効果の影響を受けており、その呪い全てが魔力欠乏の症状を起こす、あるいはその症状を悪化させるというものである。
しかしそれらを『魔欠耐性・Ⅴ』で半ば無かったことにしているので、実質、自前の魔力が使えないこと以外の影響はない。
また魔力に関しても『魔石吸収』の能力と、身体にくくりつけてある魔石の棒で補っている。
加えて、仮に呪いの力を使わなかったとしても元々Sランクの強さを有しているため純粋に強い。
ちなみに呪われた後で『魔欠耐性』や現在の強さを手に入れている。
普段は丁寧な口調で喋り、時たまに山羊族らしく「メェ」と言葉に含ませる。しかし、同種族のまともな人間からすれば、彼のその言葉の使い方は違和感が残るものとなっている。
(現実で例えるなら、現地の人がエセ方言を聞くのと似たような感覚になる)
彼が襲撃の途中でザンを煽った理由は、実はかなりイラついていたから。
当社の計画であった、通行人をテキトーに危機に合わせ、優しいと評判の『ヘレストロイア』の《銀靴の魔女》を自ら誘き出し、一人になったところで殺すというものを邪魔されたのが効いた。
本編内では、四人まとめて狩れるキッカケを作ったザンに対して皮肉を込めた感謝を述べていたが、本当はもっと慎重に襲う予定だったのでそれを狂わされたことに対して憤慨していた。
また、AランクからSランクの人間を襲い続けていたものの、殺すつもりで全員襲ってたのに、今まで誰一人として死なせることができなかったこともイラつきの遠因である。
高ランクの人間は装備なども充実しているため、本人を弱らせるだけでは大怪我を負わせるか気絶させるので精一杯だったのである。
そう、彼の戦闘面での欠点の一つは火力不足であった。それを補うために魔導爆弾も用意していた。その調達経路は現在は不明。
既に宝具をいくつか有しているのにもかかわらず、狩りをしていた理由なども分からぬまま。まだまだ、謎多き人物である。
趣味は裸で過ごすこと、好物はクレープの生地のみ、酒。
最近の悩みは捕まるまでに誰も殺せなかったこと。
=能力pickuUP=
・『複製呪与』
自身の呪いをコピーし、対象にペーストする能力。発動には専用の魔力の塊を当てる必要がある。効果持続は二十四時間。
彼の場合、強制的に魔力を欠乏させる【魔渇の呪い】、魔力欠乏の症状を並みの耐性では耐えられないほど悪化させる【悪化の呪い】、症状に苦しめば苦しむほどステータスも下がる【心身一体の呪い】を押し付けており、この能力を発動するだけで、相手の無力化とステータス弱体化を同時に行えていた。
=宝具pickUP=
・「夜宴の角槍 サバート」
薄黄色をした片手サイズの馬上槍を基に、禍々しい黒紫色の紋様が施された宝具。
基本性能として装備者の闇属性の効果を特大アップさせ、夜の間はそれが二倍になる。
さらに、自分の目に見える範囲内のありとあらゆる物体を同時に一つまで、自由自在に『召喚』という形で動かすことできるようになる。つまりこれこそが、瞬間移動が可能な宝具の正体である。
ロナの「ヒューロ」と同等の強力な効果を持つ、俗に言う大当たりの宝具であるが、これは他人から奪ったものではない。しかし、《大物狩り》本人が自力で手に入れたものでもない。
・「闇密の黒紋 ワルプルギス」
邪悪なほどに真っ黒な紙切れ。同色で複雑な模様が施されている。
基本性能として所有者の闇属性の効果を極大アップさせる。
また、所有者の扱う魔法や宝具、術技、能力の発動に、この宝具を通して追加の魔力を払うことで認識を阻害(見えなくする、探知できなくする)効果をつける。
人は直接隠すことができないが、間接的になら可能。
この宝具を用いて、《大物狩り》は以下のようなことを行なった。
・自身のローブに認識阻害をつけ半透明人間になってザンたちの会話の盗み聞き。
・魔力の塊を飛ばさないと効果を発揮しない『複製呪与』の、その魔力の塊を見えなくする。
・バリアを貼れる盾の宝具「バリアラル」と併用し、内側を見えなくするドーム状の壁を作り出して、周囲からターゲットを隔離。
なお、この宝具は「サバート」と同様の入手経路で手に入れた代物である。
〔 猪の頭の戦士 〕
性別:雄
魔物名:パンクボアタウロス・ジェネラル
立場:ダンジョンの隠し部屋の裏ボス
見た目:猪の脚、薄朱色の肌のゴリマッチョの上半身、猪の頭に猪に合わせて作られた甲冑、長く白い髭、いくつかのトゲ付き防具。
強さ指標:Sランク-中~上位
=説明=
ザン達が遭遇した二体目のダンジョンの隠し部屋の裏ボス(以降、こういった存在はEXボスと略称する)。
カタコトの少しやんちゃな老兵みたいな喋り方で言葉を発する。
ザンとロナに瞬殺されたが、本来はEXボスとして相応しい強さを持つ魔物。とはいえ、EXボス全体の強さとしてはちょうど真ん中くらい。
身体を自由自在に巨大化・縮小させることができる能力を持つ(縮小は元の大きさ以下にはならない)。
加えて自身の得物であった「バイルトン」も一緒に巨大化させて振り回すという、「大きさ」を利用した戦法を得意とする。
腕だけ巨大化などといった芸当も可能。
見た目の通りの攻撃力はもちろんのこと、防御力も非常に優れており、生半可な攻撃は効かない。
なお、この魔物と遭遇したのはザン達が初めてではなく、他の討伐成功者も過去に存在する。しかし、討伐に失敗し殺されてしまった人間の数の方が多いようだ。
=魔法pickUP=
・[ハドルオン=バイゼン]
巨大化するということはマトが大きくなるということであり、相手から大技を当てられやすい。それを補うためにこの魔法が使われる。
Sランクの中でもとりわけ強力なEXボスの魔物の防御力が数十倍になるため、一度につき一回限りではあるが、この世のありとあらゆる攻撃が効かなくなるとも言える。
〔 緑の骨の剣士 〕
性別:男
魔物名:ムーンナイト・ボーンウォズ
本名:???
立場:EXボス
見た目:緑色の骸骨、黒と金の貴族の衣装、羽付き帽子
レベル:☆6-終盤 (レベルの限界は☆7到達まで)
強さ指標:Sランク-最上位
成長タイプ:速度型(2:1:5:2)
=説明=
ザン達が一番最初に倒したEXボス。
どこか異様に人間くさいところがある。
最弱のステータスを移されてもなお、己の技術と宝具の効果だけで戦い抜いてみせた。それが現在のザンの戦い方のヒントともなった。
もし弱体化されなければ途方もない強さを誇っていた。
EXボスの中でも最強の一角であり、もし仮に世に解き放たれて仕舞えば、(性格が紳士なので実際には行わないものの)小国の一つや二つ、一人で、一晩で滅ぼすことなど容易である。
この世界にはSランクまでしか基準が存在しないが、もしそれより上のランクが設けられた場合、確実にそれに該当する。
そのため実は普通のSランクの魔物よりも貰える経験値が多い。これは例外中の例外である。
戦法は不明だが、光と風を織り交ぜ速さを活かした攻撃を繰り出すのはたしかである。
なお、この魔物と遭遇して生きて帰ってこれた者はザンとロナしかいない。故に彼に由来する宝具もその二人しか所持していない。
=術技pickUP=
・〈月光風斬〉
この魔物はこの技を、考えられる限り最高の状態で放つことができる。それもほぼ無制限に。
なお、習得している究極術技は他にも沢山ある様子。
=宝具pickUP=
・「夜風の剣 ヒューロ」
彼の愛剣。自身を人類で初めて倒してみせた初々しい剣士の少女に託した。ちなみに託さなかったら倒れた時に一緒に消えていた。
(バイルトン含め、EXボスの装備品は本体から奪ったりして手に入れないと倒した時に消える。)
とはいえ、ダンジョンの産物なので、もし仮に別の人間が彼と遭遇したら再び所持していることだろう。手に入れることはまず不可能だが……。
・「月夜の帽子 ルナル」
彼のお気に入りの帽子。なにか自分と通じるものを感じ、また効果もピッタリだったため、己の呪いと戦う精神が強くて面白い少年に託した。
~「第一部」強さ比較コーナー~
・第一部に登場した、強さ指標がSランクに相当する人物達の強さを比較していきます。
第一部最強の座は一体どのキャラのもとに……!
○《大物狩り》
vs.猪の頭の戦士 → △
〔結果は猪の優勢。しかし単独で勝てる可能性はある。呪いが効きにくいのが厳しいか〕
vs.ヘレストロイアの四人のうち一人 → ○
〔全員に対して余裕を残して勝てる。ただし、不意打ちが失敗したらドロシアとブリギオにはちょっとだけ時間がかかる〕
vs.ヘレストロイア全員 → ○
〔相性の問題で勝てる。単純な強さならあちらが上。本編の場合、ザンがいなかったら全員宝具を奪われて意識不明の重傷となっていた〕
vs.緑の骨の剣士 → ×
〔呪いも効かないし、瞬殺される〕
○「猪の頭の戦士」
vs.ヘレストロイアの四人のうち一人 → △
〔人によっては倒される。なお二人以上になるとあちらの優勢〕
vs.ヘレストロイア全員 → ×
〔特に危なげなく、完封に近い形で討伐される〕
vs. 緑の骨の剣士 → ×
〔ハドルオン・バイゼンの多用で他のキャラより多少は持つものの、そのうち倒される〕
○「緑の骨の剣士」
vs. ヘレストロイア一人~全員 → ○
〔どのような状況であろうとも瞬時に全滅させられる〕
※なお、本編でも仮にザン一人なら彼に勝てなかった。宝具を操る現在の状態だったとしても。
=結果=
相性で変わるものの、純粋な強さのみならば、
「緑の骨の剣士」>>>「ヘレストロイア全員」>「大物狩り」>「猪の頭の戦士」>「ヘレストロイア個人」
であり、「緑の骨の剣士」が現状一番強い。
=====
今回も閲覧ありがとうございます!
ひとまず、キャラクター紹介はこの辺にしたいと思います。
次回からは、第二部の構想が固まるまで閑話を掲載してゆきます。
ちなみに私の一番のお気に入りのキャラクターは緑の骨の剣士です(扱いでバレたかもしれませんが……)。
前々回あたりの後書きで書いた、たいあっぷという他サイトで掲載しているプロのイラストレーターさんが手がけた挿絵の中に彼の一枚絵が入っているのですが、かっこよすぎて涙がでたんですよ。
見て欲しいなぁ……是非とも見てほしい、私はそう思っております。
それはさておき、非常に励みになりますので、もし良ければ感想やお気に入り登録などをよろしくお願いします!
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