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第一部
第20話 俺達のルール
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「え、は? なに……? 住む……? ど、どういうことだ?」
「あー、うーんとね……?」
ロナという超美少女が発した、俺と一緒に住むため……という衝撃的なワードが脳内にベッタリと張り付いてリピートされる。くっ、とりあえず落ち着くんだ、紳士よ!
内心困惑する俺に対し、ロナは尻尾を軽くパタパタさせながら詳しい説明をし始めた。
まず、こうして宿を借りて生活しているままだと彼女の剣や武術を鍛錬できる場所が無い。だからそう言ったことができる地下室や庭付きの家が欲しいのだそう。
たしかに、本来ならギルドにそういう設備が整ってるものだが、俺たちの場合はフリーなため個人で用意する必要がある。
次に、俺達の趣味。
昨日、寝るまでたっぷり二人で雑談していたが、その内容が(やはりというべきか)食べることが趣味のロナと、調理することが趣味の俺とで共通している、食事に関することが大半を占めていた。
そしてその中で、俺はロナに料理を振る舞いたいし、ロナは料理を食べたいという結論に至ったんだ。そのお互いの欲望を存分に満たすのなら一軒家がいいだろうという理屈だ。
ただそれだけなら買わずとも借家を借りればいいだけなのだが、どうせ大金が手に入りやすい状況。背伸びして、自分たちが気兼ねなく使える家を土地ごと買う……なんてこと目指してもいいだろうとロナは考えたようだ。
ここまで聞いて、この提案に対して俺は……男女二人組であることを踏まえなかったら大いに賛成したいと思った。
何も俺の趣味は料理だけじゃない。紅茶用の茶葉など、何か有用な植物を育てたりもしたい。借家じゃそう自由にできないだろう。となると家は確かにほしい。
そして正直なところ。
この話はロナが自ら俺と同居すると言っていることになる。彼女のような美しく可愛らしい少女と同じ場所に住むだなんてまるで夢みたいだ。是非ともそうしたい。
……紳士としては嫁入り前の無垢なレディと同居するなんて大問題なんだが、むしろよく考えたら今とあんまり状況変わらないし。
それにこれが重要なのだが、仲間同士でシェアハウスってのはロナ曰くそう珍しいことじゃないようだ。たしかに俺もそのような話を聞いたことがそこそこある。
だからロナは俺と一緒に住むだなんてすんなり言い出せたんだろう。なら、もういいんじゃないだろうか。仲間内で珍しい話じゃないなら納得だ、うん。いいよね?
それと、これは俺個人の考えだが。もし仮に改めてこのコンビが解散になり土地と家のような財産を分けることになってしまったとしても、その時はその時で、うまく金に換算し直して分与すればいいだけの話だろう。クールにクレバーに。
……総合的に考えてこの案は。
「ど、どうかな?」
「……じ、実にいいと思うぜ! ああ、是非、それも目標にしよう!」
「やった、ありがとう!」
しかし俺と同じ空間に居たからこそ、さっき大変なことになったばっかりだろうに。ロナのああいったことに長い時間は狼狽えない心の強さ、紳士として見習った方がいいのかもな……。
「じゃ、さっそく目標二つとも書いて……と。とりあえず活動内容はこんなものでいいだろうか」
「うん、そうだね!」
『活動内容はフリーのダンジョン攻略家』『目標一つ目はロナを星五まで到達させること』『目標二つ目は家を買うこと』……と。今後何かこの項目に追加する可能性もあるし、逆に結構高い目標なためその両方諦めなければならない可能性もある。
だが、何にせよこういったものがきちんと存在するだけで十分に気は引き締められるようだ。
「それで、もう一つ決めたいことあるんだよねっ?」
ロナが俺の顔を真っ直ぐ眺めながらそう言った。気が引き締まっていて、この話をし始める前よりキリッとした表情をしている。なんだかエレガントさが上がったんじゃ無いだろうか。てなわけで、向こうから訊いてくれたことだし次の内容に移ろう。
「二つ目は、俺達なりのルールを決めようって話なんだ」
「ルール……?」
「なに、そんな難しく考えなくていい。俺達は仲良し友人コンビだが、今さっきちゃんと仕事内容を決めたように、ビジネスパートナーでもあるわけだ。少しでも金が絡まってくるなら何か問題が起こる前に対処しやすくした方がいい、だろ?」
「なるほど、そうだね!」
紳士な俺と、恩人を疑わない無垢なロナというお互いの性格も相まって、金や宝具の取り分で争ってるような姿を全く想像できないが、気を付けておいたほうがいいのはたしかだ。
「さて、じゃあまず最初のルールは……初めに話し合ったことでいいか」
「私はザンに心配されるような不用心なことしないで、ザンは私に心配されるような無茶なことをしない、だね」
「ああ。二つまとめて『注意すべきことはお互いきちんと注意しあう』ってのでいいな」
「うん」
注意されたのにさっそく一緒に住むとかロナが言っていたことは、今は置いておこう。人はすぐ変われるものじゃない。
俺は二枚目の羊皮紙の頭に『俺とロナのルール』と記入し、その下に箇条書きの一つ目として今決めた内容を書き込んだ。
ルールにしては少しふんわりしているが、あくまで俺たちは友人コンビ。友情部分を薄れさせてしまうほど厳しくてもいけない。このくらいがちょうどいいか。
「次に金とアイテムのことだが……まあ、モノは手にいれ次第、昨日みたいにその都度話し合って決めるってことでいいか」
「うんうん」
「それで、金はどうする? 家を買うんだし、コンビ共同の貯金みたいなのを設けた方がいいだろう?」
「うんうん!」
「となると……」
それからロナとよくよく話し合った結果、金の分け方はとりあえず貯金三割、残り七割を半分ずつってことになった。ただ、これは昨日のダンジョン攻略みたいに二人で共同して作業したことで得られた収入での話。
個人で何かしらの活動をして金を得た場合は、全てがその当人の取り分であること前提の上で、巨額の場合は一旦話し合うって形にすることにした。
この財産的な内容の二つの項目を『俺とロナのルール』に書き込む。三つの決まり事がズラリと並んだ。
「よし、ルールもこんなものでいいか。あんまり決めても仕方ないしな。今のところは。何かあればその都度注意して、そして増やせばいい」
「そうだね」
ルールが増えるとするなら、例えば二人の恋愛に関することとかだろう。これは男女ペアだからそのうち避けては通れなくなると昨日から考えている。
だがなにも、新鮮で楽しい雰囲気の時にドロドロとした話をし合わなくてもいいんじゃないか、というのが紳士なりの考えだ。
俺は出来上がった二枚の表を眺める。
「うん、中々良く、俺達の今後が決まったな」
「一緒に頑張ろうね!」
「ああ! 改めてよろしく頼むぜロナ」
俺はロナに右手を差し出した。ロナは満面の笑みを浮かべながらその握手に応じる。
「えへへ……」
「……それで、今日はどうする? まだ一日始まったばかりだが」
「今日もダンジョンに行きたい! 今すっごくやる気に溢れてるし、なにより昨日手に入れた術技や武器を試したいの」
「たしかにせっかくダンジョン攻略頑張るって目標立てたし、色々練習もしたいし、行くしかないよな」
こうして、俺達は今日もダンジョン攻略に向かうことになった……が。
しかしまあ、よくあんな下着姿を見てしまってギクシャクした空気からこんな希望に満ち溢れた雰囲気に変えられたものだ。
元から活動内容とルールを決める予定だったとはいえ、そのたった二つの話でここまであのハプニングを和らげられるとは。さすがは俺、と言っていいのだろうか。
……結局、半裸を見てしまったことに対しての詫びを態度で示していないな。せめて今日のランチとディナーは俺の奢りということにするか。十万ベルくらい吹き飛びそうだが、仕方あるまい。
=====
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ロナという超美少女が発した、俺と一緒に住むため……という衝撃的なワードが脳内にベッタリと張り付いてリピートされる。くっ、とりあえず落ち着くんだ、紳士よ!
内心困惑する俺に対し、ロナは尻尾を軽くパタパタさせながら詳しい説明をし始めた。
まず、こうして宿を借りて生活しているままだと彼女の剣や武術を鍛錬できる場所が無い。だからそう言ったことができる地下室や庭付きの家が欲しいのだそう。
たしかに、本来ならギルドにそういう設備が整ってるものだが、俺たちの場合はフリーなため個人で用意する必要がある。
次に、俺達の趣味。
昨日、寝るまでたっぷり二人で雑談していたが、その内容が(やはりというべきか)食べることが趣味のロナと、調理することが趣味の俺とで共通している、食事に関することが大半を占めていた。
そしてその中で、俺はロナに料理を振る舞いたいし、ロナは料理を食べたいという結論に至ったんだ。そのお互いの欲望を存分に満たすのなら一軒家がいいだろうという理屈だ。
ただそれだけなら買わずとも借家を借りればいいだけなのだが、どうせ大金が手に入りやすい状況。背伸びして、自分たちが気兼ねなく使える家を土地ごと買う……なんてこと目指してもいいだろうとロナは考えたようだ。
ここまで聞いて、この提案に対して俺は……男女二人組であることを踏まえなかったら大いに賛成したいと思った。
何も俺の趣味は料理だけじゃない。紅茶用の茶葉など、何か有用な植物を育てたりもしたい。借家じゃそう自由にできないだろう。となると家は確かにほしい。
そして正直なところ。
この話はロナが自ら俺と同居すると言っていることになる。彼女のような美しく可愛らしい少女と同じ場所に住むだなんてまるで夢みたいだ。是非ともそうしたい。
……紳士としては嫁入り前の無垢なレディと同居するなんて大問題なんだが、むしろよく考えたら今とあんまり状況変わらないし。
それにこれが重要なのだが、仲間同士でシェアハウスってのはロナ曰くそう珍しいことじゃないようだ。たしかに俺もそのような話を聞いたことがそこそこある。
だからロナは俺と一緒に住むだなんてすんなり言い出せたんだろう。なら、もういいんじゃないだろうか。仲間内で珍しい話じゃないなら納得だ、うん。いいよね?
それと、これは俺個人の考えだが。もし仮に改めてこのコンビが解散になり土地と家のような財産を分けることになってしまったとしても、その時はその時で、うまく金に換算し直して分与すればいいだけの話だろう。クールにクレバーに。
……総合的に考えてこの案は。
「ど、どうかな?」
「……じ、実にいいと思うぜ! ああ、是非、それも目標にしよう!」
「やった、ありがとう!」
しかし俺と同じ空間に居たからこそ、さっき大変なことになったばっかりだろうに。ロナのああいったことに長い時間は狼狽えない心の強さ、紳士として見習った方がいいのかもな……。
「じゃ、さっそく目標二つとも書いて……と。とりあえず活動内容はこんなものでいいだろうか」
「うん、そうだね!」
『活動内容はフリーのダンジョン攻略家』『目標一つ目はロナを星五まで到達させること』『目標二つ目は家を買うこと』……と。今後何かこの項目に追加する可能性もあるし、逆に結構高い目標なためその両方諦めなければならない可能性もある。
だが、何にせよこういったものがきちんと存在するだけで十分に気は引き締められるようだ。
「それで、もう一つ決めたいことあるんだよねっ?」
ロナが俺の顔を真っ直ぐ眺めながらそう言った。気が引き締まっていて、この話をし始める前よりキリッとした表情をしている。なんだかエレガントさが上がったんじゃ無いだろうか。てなわけで、向こうから訊いてくれたことだし次の内容に移ろう。
「二つ目は、俺達なりのルールを決めようって話なんだ」
「ルール……?」
「なに、そんな難しく考えなくていい。俺達は仲良し友人コンビだが、今さっきちゃんと仕事内容を決めたように、ビジネスパートナーでもあるわけだ。少しでも金が絡まってくるなら何か問題が起こる前に対処しやすくした方がいい、だろ?」
「なるほど、そうだね!」
紳士な俺と、恩人を疑わない無垢なロナというお互いの性格も相まって、金や宝具の取り分で争ってるような姿を全く想像できないが、気を付けておいたほうがいいのはたしかだ。
「さて、じゃあまず最初のルールは……初めに話し合ったことでいいか」
「私はザンに心配されるような不用心なことしないで、ザンは私に心配されるような無茶なことをしない、だね」
「ああ。二つまとめて『注意すべきことはお互いきちんと注意しあう』ってのでいいな」
「うん」
注意されたのにさっそく一緒に住むとかロナが言っていたことは、今は置いておこう。人はすぐ変われるものじゃない。
俺は二枚目の羊皮紙の頭に『俺とロナのルール』と記入し、その下に箇条書きの一つ目として今決めた内容を書き込んだ。
ルールにしては少しふんわりしているが、あくまで俺たちは友人コンビ。友情部分を薄れさせてしまうほど厳しくてもいけない。このくらいがちょうどいいか。
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「うんうん」
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「となると……」
それからロナとよくよく話し合った結果、金の分け方はとりあえず貯金三割、残り七割を半分ずつってことになった。ただ、これは昨日のダンジョン攻略みたいに二人で共同して作業したことで得られた収入での話。
個人で何かしらの活動をして金を得た場合は、全てがその当人の取り分であること前提の上で、巨額の場合は一旦話し合うって形にすることにした。
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ルールが増えるとするなら、例えば二人の恋愛に関することとかだろう。これは男女ペアだからそのうち避けては通れなくなると昨日から考えている。
だがなにも、新鮮で楽しい雰囲気の時にドロドロとした話をし合わなくてもいいんじゃないか、というのが紳士なりの考えだ。
俺は出来上がった二枚の表を眺める。
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「たしかにせっかくダンジョン攻略頑張るって目標立てたし、色々練習もしたいし、行くしかないよな」
こうして、俺達は今日もダンジョン攻略に向かうことになった……が。
しかしまあ、よくあんな下着姿を見てしまってギクシャクした空気からこんな希望に満ち溢れた雰囲気に変えられたものだ。
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