144 / 378
143話 私、ピンチです。 2
しおりを挟む
【ヤッタンダゾ! ミタ?】
ケルは尾を振り、嬉しそうに双子の姉妹の方を振り向きながら報告をした。ロモンとリンネは本当に驚いた表情で、ケルの頭を撫でる。
【すごいよケル! ゴロゴの魔法を使えるようになってたんだね!】
【いつの間に覚えたの? ぼく達が王都に行く時はまだ使えてなかったよね?】
そう聞かれたケルは自慢気な顔をして二人に答える。
【ミンナ ノ マホウ ノ トックン ヲ オイラハズットミタンダゾ! ソウシタラ デンキダケ ダスコトガデキタンダゾ! フタリガイナクナッテカラダケド!】
【えらーい!】
【エッヘンナンダゾ! ズット、キモチヨクネテタワケジャナインダゾ!】
撫でてくれていた手をケルは舐めた。
舐められた手を、くすぐったいと言ってリンネは微笑みながら引っ込める。
【オイラハ…オイラハ…ツヨク ナラナキャ イケナインダゾ! アノトキ、アノトキ、ロモン ヲ マモレナカッタ。ソウナラナイヨウ二】
かわいいがとても真剣な表情でケルはロマンを見据えた。ロモンはそれが嬉しくて、思わずニッコリしてしまう。
【うん…ありがとう!】
【ロモン ノ トコロニキタラ、コノムレデ オス ナノハ 、オイラダケ二 ナルンダゾ! オンナノコ ヲ マモルノハ、オトコダッテキマッテルンダゾ!】
アイリスまで守るつもりでいるケルは、覚悟を決めたようにそう言った。
【ケルー…!】
【ゾ!】
ケルはロモンによって抱き上げられた。
抱かれるのが好きなケルは全く抵抗しない。
ロモンがケルの身体をその細い腕で包み込み、きちんと抱く体制ができたところで。
グゥ~
と、誰かのお腹の音が鳴った。
【ゾ…! ゴメンナサイ、オイラナンダゾ!】
【そういえばお昼ご飯まだだね!】
【アイリスちゃんにお弁当作って貰えば良かったね】
いい天気なのに、と少し残念そうにリンネはいう。
【まあいいや! 仲魔も入れるお店探してそこで食べよう!】
【それがいいね。そういえばいつのまにか王都の南口まで来てたんだ。どこかいいお店あったかな?】
【オイラ、オソトガ ウレシクテ ハシリスギタンダゾ!】
低級の魔物を追いかけ回し、走りに走った2人と1匹は普段出入りしている入り口とは別の方向に来てしまっていた。そんなことは別に大きなことではないので、そのまま王都内に入り良い店を探した。
◆◆◆
【オニク オイシカッタンダゾ! ソレニシテモ フタリトモ アイカワラズ イイタベップリナンダゾ!】
【今日はそれなりに控えめだよ】
【うんうん、チキンステーキ3皿とパン半斤食べただけだからね】
そんな大食いで店内を賑わせた二人は、まだまだ胃袋に余裕がある。
【オイラハ オナカ ポンポン ナンダゾ! ……ゾ?】
何かに気がついたようにケルは建物が密集している地帯を見つめる。
【……コレハナンノ ニオイナンダゾ?】
【どうしたの?】
【ナンカ、オカシナ ニオイガ スルンダゾ】
鼻をすんすんと動かし、ケルはその謎の匂いを可能とし続ける。しばらく嗅いだと思ったら、また首をかしげた。
【……サカナ ノ ニオイ?】
【え? ここは海じゃないよ?】
【ウミ…? カハ、ワカラナイケレド、トニカク、サカナクサインダゾ】
【私たちにはわからないよね?】
【うん】
これが犬の魔物の嗅覚かと二人は感心した。
しかしそれよりも気になるのが、ケルが不思議がっているにおいだ。
【ケル、お魚屋さんのにおいじゃない?】
【チガウ、チガウンダゾ。オサカナヤサン ノ オサカハ シンデルンダゾ。コレハ…シンセン? ッテ コトバ ガ タダシイ ノカゾ?】
ケルはそのにおいがするであろう報告に地面を嗅ぎながら向かって行く。ロモンとリンネもその正体が気になるため、行為を止めずにただ後ろをついていった。
【………ゾ!?】
驚いたように突然足を止めるケル。
【どうしたの?】
【シンセン ナ ニオイノナカ 二 アイリス ノ ニンゲン ノ トキノ ニオイガ スルンダゾ!】
【えっ!?】
ケルはさらににおいを嗅ぎつづけるかのように見えたが、それを中断し、唐突に走り出した。
【ど、どうしたのケル!?】
スピードで追いつくリンネが、ケルの進行を妨げてから問う。
【アブナインダゾ! アイリス ガ オボレソウナンダゾ! タスケナキャナンダゾ!】
「溺れそう? アイリスちゃん…が? わかった、とりあえず行こう」
「はぁ…はぁ…うん、行こう!」
2人はケルが慌てて向かう方向に、後ろからついていった。
◆◆◆
「そういえばキスがまだじゃないか」
私の胸を弄っていた途中でそんなこと言い出す。
「うんうん、まずはキスだね」
私はただ黙った。今、痛みだけなら回復して来てるのに、変なこと言って腹を殴られ、チャンスを無駄にしてしまっては意味がない。耐えるんだ、私。
あと数秒…!
「……アイリスちゃん、ファーストキスは済ませたかい?」
「ま……だ……」
とりあえず、まだ喋りにくという演技だけはしておく。
…もしかしたらファーストキスを奪われるのに間に合わないかもしれない。好きな人とキスしたかった…こんな無駄に強い強姦魔じゃなくて。
こいつがこんな人だなんて知ってたら、無視を決め込んだのに。
……ん?
そういえば私、ロモンちゃんとリンネちゃんとキスしてたか。それがファーストキスだったってことにしておいて……はぁ…。
「じゃあ…いただくよ」
私の顎を乱暴に持ち上げ、顔を近づけてくる。
少なくともイケメンであるとは思っていたこの顔が、今はただただにくい。そして怖い。怖くてたまらない。
「ハァ…ハァ……」
数センチ。
あと数センチで奪われる。
荒すぎる獣の息遣いが不快。
…でも、なんとか間に合ったわね。脱出する準備が完成したわ。
ひとまず私はこの獣の足に、私の足を軽く引っ掛けた。
顔を途中で止めて、ニヤリと笑ってくる。
「その気になったのかい? 俺としては嫌がって泣き叫んでくれた方が万々歳なんだけど。ああ、いいこと教えてあげよう。君がこの先、どうなるかだけど__________」
ボン_____。
なにか変態的なこと言おうとしたのでしょう。
そんな油断した瞬間に、私は自分の手首の周りを爆発させた。
「おわっ!?」
思わず相手は拘束していた手を離す。
さらに驚いてよろけてくれるから、私はとっさに腕を掴み、絡ませておいた足で払い、転ばせた。
さすがの防御力でも体制を崩せたら転ばせられる。
その間に私は急いでうしろに下がり、とりあえず回復魔法をかける。……危なかったわね。
よかった、キスを奪われなくて。
「くくく…やるねぇ。うまいうまい。俺が硬いからこう…重さを利用して転ばせるみたいな技をかけたんでしょ? さすがはアイリスちゃんだ」
相手が起き上がっている最中に、私はできる限りの補助魔法をかけておく。
これでいつでも逃げられるわ。
逃げたらまずお城にかけこんで__________
「まあでも良くやったよ」
「え?」
相手は即座に立ち上がり、飛び蹴りをしてくる。
だけど私なら回避できなくはない。とりあえず横にいなして_____。
「はい捕まえた」
「!?」
そう、いなせるはずだった。
でも気がついたら私はよくわからない赤い甲類みたいなものに下着を引っ掛け、掴まれていた。
「さてと」
…ボディブロー。
私の骨が折れる音がした。
#######
次の投稿は5/20です!
ケルは尾を振り、嬉しそうに双子の姉妹の方を振り向きながら報告をした。ロモンとリンネは本当に驚いた表情で、ケルの頭を撫でる。
【すごいよケル! ゴロゴの魔法を使えるようになってたんだね!】
【いつの間に覚えたの? ぼく達が王都に行く時はまだ使えてなかったよね?】
そう聞かれたケルは自慢気な顔をして二人に答える。
【ミンナ ノ マホウ ノ トックン ヲ オイラハズットミタンダゾ! ソウシタラ デンキダケ ダスコトガデキタンダゾ! フタリガイナクナッテカラダケド!】
【えらーい!】
【エッヘンナンダゾ! ズット、キモチヨクネテタワケジャナインダゾ!】
撫でてくれていた手をケルは舐めた。
舐められた手を、くすぐったいと言ってリンネは微笑みながら引っ込める。
【オイラハ…オイラハ…ツヨク ナラナキャ イケナインダゾ! アノトキ、アノトキ、ロモン ヲ マモレナカッタ。ソウナラナイヨウ二】
かわいいがとても真剣な表情でケルはロマンを見据えた。ロモンはそれが嬉しくて、思わずニッコリしてしまう。
【うん…ありがとう!】
【ロモン ノ トコロニキタラ、コノムレデ オス ナノハ 、オイラダケ二 ナルンダゾ! オンナノコ ヲ マモルノハ、オトコダッテキマッテルンダゾ!】
アイリスまで守るつもりでいるケルは、覚悟を決めたようにそう言った。
【ケルー…!】
【ゾ!】
ケルはロモンによって抱き上げられた。
抱かれるのが好きなケルは全く抵抗しない。
ロモンがケルの身体をその細い腕で包み込み、きちんと抱く体制ができたところで。
グゥ~
と、誰かのお腹の音が鳴った。
【ゾ…! ゴメンナサイ、オイラナンダゾ!】
【そういえばお昼ご飯まだだね!】
【アイリスちゃんにお弁当作って貰えば良かったね】
いい天気なのに、と少し残念そうにリンネはいう。
【まあいいや! 仲魔も入れるお店探してそこで食べよう!】
【それがいいね。そういえばいつのまにか王都の南口まで来てたんだ。どこかいいお店あったかな?】
【オイラ、オソトガ ウレシクテ ハシリスギタンダゾ!】
低級の魔物を追いかけ回し、走りに走った2人と1匹は普段出入りしている入り口とは別の方向に来てしまっていた。そんなことは別に大きなことではないので、そのまま王都内に入り良い店を探した。
◆◆◆
【オニク オイシカッタンダゾ! ソレニシテモ フタリトモ アイカワラズ イイタベップリナンダゾ!】
【今日はそれなりに控えめだよ】
【うんうん、チキンステーキ3皿とパン半斤食べただけだからね】
そんな大食いで店内を賑わせた二人は、まだまだ胃袋に余裕がある。
【オイラハ オナカ ポンポン ナンダゾ! ……ゾ?】
何かに気がついたようにケルは建物が密集している地帯を見つめる。
【……コレハナンノ ニオイナンダゾ?】
【どうしたの?】
【ナンカ、オカシナ ニオイガ スルンダゾ】
鼻をすんすんと動かし、ケルはその謎の匂いを可能とし続ける。しばらく嗅いだと思ったら、また首をかしげた。
【……サカナ ノ ニオイ?】
【え? ここは海じゃないよ?】
【ウミ…? カハ、ワカラナイケレド、トニカク、サカナクサインダゾ】
【私たちにはわからないよね?】
【うん】
これが犬の魔物の嗅覚かと二人は感心した。
しかしそれよりも気になるのが、ケルが不思議がっているにおいだ。
【ケル、お魚屋さんのにおいじゃない?】
【チガウ、チガウンダゾ。オサカナヤサン ノ オサカハ シンデルンダゾ。コレハ…シンセン? ッテ コトバ ガ タダシイ ノカゾ?】
ケルはそのにおいがするであろう報告に地面を嗅ぎながら向かって行く。ロモンとリンネもその正体が気になるため、行為を止めずにただ後ろをついていった。
【………ゾ!?】
驚いたように突然足を止めるケル。
【どうしたの?】
【シンセン ナ ニオイノナカ 二 アイリス ノ ニンゲン ノ トキノ ニオイガ スルンダゾ!】
【えっ!?】
ケルはさらににおいを嗅ぎつづけるかのように見えたが、それを中断し、唐突に走り出した。
【ど、どうしたのケル!?】
スピードで追いつくリンネが、ケルの進行を妨げてから問う。
【アブナインダゾ! アイリス ガ オボレソウナンダゾ! タスケナキャナンダゾ!】
「溺れそう? アイリスちゃん…が? わかった、とりあえず行こう」
「はぁ…はぁ…うん、行こう!」
2人はケルが慌てて向かう方向に、後ろからついていった。
◆◆◆
「そういえばキスがまだじゃないか」
私の胸を弄っていた途中でそんなこと言い出す。
「うんうん、まずはキスだね」
私はただ黙った。今、痛みだけなら回復して来てるのに、変なこと言って腹を殴られ、チャンスを無駄にしてしまっては意味がない。耐えるんだ、私。
あと数秒…!
「……アイリスちゃん、ファーストキスは済ませたかい?」
「ま……だ……」
とりあえず、まだ喋りにくという演技だけはしておく。
…もしかしたらファーストキスを奪われるのに間に合わないかもしれない。好きな人とキスしたかった…こんな無駄に強い強姦魔じゃなくて。
こいつがこんな人だなんて知ってたら、無視を決め込んだのに。
……ん?
そういえば私、ロモンちゃんとリンネちゃんとキスしてたか。それがファーストキスだったってことにしておいて……はぁ…。
「じゃあ…いただくよ」
私の顎を乱暴に持ち上げ、顔を近づけてくる。
少なくともイケメンであるとは思っていたこの顔が、今はただただにくい。そして怖い。怖くてたまらない。
「ハァ…ハァ……」
数センチ。
あと数センチで奪われる。
荒すぎる獣の息遣いが不快。
…でも、なんとか間に合ったわね。脱出する準備が完成したわ。
ひとまず私はこの獣の足に、私の足を軽く引っ掛けた。
顔を途中で止めて、ニヤリと笑ってくる。
「その気になったのかい? 俺としては嫌がって泣き叫んでくれた方が万々歳なんだけど。ああ、いいこと教えてあげよう。君がこの先、どうなるかだけど__________」
ボン_____。
なにか変態的なこと言おうとしたのでしょう。
そんな油断した瞬間に、私は自分の手首の周りを爆発させた。
「おわっ!?」
思わず相手は拘束していた手を離す。
さらに驚いてよろけてくれるから、私はとっさに腕を掴み、絡ませておいた足で払い、転ばせた。
さすがの防御力でも体制を崩せたら転ばせられる。
その間に私は急いでうしろに下がり、とりあえず回復魔法をかける。……危なかったわね。
よかった、キスを奪われなくて。
「くくく…やるねぇ。うまいうまい。俺が硬いからこう…重さを利用して転ばせるみたいな技をかけたんでしょ? さすがはアイリスちゃんだ」
相手が起き上がっている最中に、私はできる限りの補助魔法をかけておく。
これでいつでも逃げられるわ。
逃げたらまずお城にかけこんで__________
「まあでも良くやったよ」
「え?」
相手は即座に立ち上がり、飛び蹴りをしてくる。
だけど私なら回避できなくはない。とりあえず横にいなして_____。
「はい捕まえた」
「!?」
そう、いなせるはずだった。
でも気がついたら私はよくわからない赤い甲類みたいなものに下着を引っ掛け、掴まれていた。
「さてと」
…ボディブロー。
私の骨が折れる音がした。
#######
次の投稿は5/20です!
0
お気に入りに追加
1,775
あなたにおすすめの小説
家族と移住した先で隠しキャラ拾いました
狭山ひびき@バカふり160万部突破
恋愛
「はい、ちゅーもーっく! 本日わたしは、とうとう王太子殿下から婚約破棄をされました! これがその証拠です!」
ヴィルヘルミーネ・フェルゼンシュタインは、そう言って家族に王太子から届いた手紙を見せた。
「「「やっぱりかー」」」
すぐさま合いの手を入れる家族は、前世から家族である。
日本で死んで、この世界――前世でヴィルヘルミーネがはまっていた乙女ゲームの世界に転生したのだ。
しかも、ヴィルヘルミーネは悪役令嬢、そして家族は当然悪役令嬢の家族として。
ゆえに、王太子から婚約破棄を突きつけられることもわかっていた。
前世の記憶を取り戻した一年前から準備に準備を重ね、婚約破棄後の身の振り方を決めていたヴィルヘルミーネたちは慌てず、こう宣言した。
「船に乗ってシュティリエ国へ逃亡するぞー!」「「「おー!」」」
前世も今も、実に能天気な家族たちは、こうして断罪される前にそそくさと海を挟んだ隣国シュティリエ国へ逃亡したのである。
そして、シュティリエ国へ逃亡し、新しい生活をはじめた矢先、ヴィルヘルミーネは庭先で真っ黒い兎を見つけて保護をする。
まさかこの兎が、乙女ゲームのラスボスであるとは気づかづに――
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
追放された引きこもり聖女は女神様の加護で快適な旅を満喫中
四馬㋟
ファンタジー
幸福をもたらす聖女として民に崇められ、何不自由のない暮らしを送るアネーシャ。19歳になった年、本物の聖女が現れたという理由で神殿を追い出されてしまう。しかし月の女神の姿を見、声を聞くことができるアネーシャは、正真正銘本物の聖女で――孤児院育ちゆえに頼るあてもなく、途方に暮れるアネーシャに、女神は告げる。『大丈夫大丈夫、あたしがついてるから』「……軽っ」かくして、女二人のぶらり旅……もとい巡礼の旅が始まる。
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
絶対婚約いたしません。させられました。案の定、婚約破棄されました
toyjoy11
ファンタジー
婚約破棄ものではあるのだけど、どちらかと言うと反乱もの。
残酷シーンが多く含まれます。
誰も高位貴族が婚約者になりたがらない第一王子と婚約者になったミルフィーユ・レモナンド侯爵令嬢。
両親に
「絶対アレと婚約しません。もしも、させるんでしたら、私は、クーデターを起こしてやります。」
と宣言した彼女は有言実行をするのだった。
一応、転生者ではあるものの元10歳児。チートはありません。
4/5 21時完結予定。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる