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256話 早めの帰還でございます!
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夜のギルド。
私はひょっこり顔を出した。雰囲気はいつもと変わらない。ガーベラさんは既に居て飲み物を飲んでいた。たぶんもう、ギルドの職員から私が来れないことは聞いてるはず。
私が居ない時のガーベラさんがどんな行動をするのかこのまま入り口付近で息を潜めて観察したいところだけど、私は割と目立つみたいだから誰かにすぐ見つかってしまう可能性が高い。
変なことはせずに早く話しかけて、いつも通りすごそう。
「はぁ……」
「おいおい、今日はアイリスちゃんが居ないからってあからさまにデカイ溜息つくなよ」
「でも俺の一日の中で一番の楽しみって、ここでアイリスに会えることだから」
私が近づく前に、他の冒険者の知人が彼に近づいて隣で飲み始めた。にしても、一日の楽しみが私だなんて。とても嬉しい。
ガーベラさんは私にまだ気がつかないみたいだけれど、友人は私のことに今気がついたみたい。顔をニンマリとさせ、ガーベラさんのほうに向き直った。
「ガーベラ、お前、アイリスちゃんのどこが好きなんだ?」
「そりゃ、普段は真面目だけど……」
「おっと、性格の話じゃない。容姿の方だ。」
「ああ、そっちね」
本人の前でなんてこと訊くの。しかもガーベラさん、真面目に考えてるし。……ハプニングだったけど、私の下着姿までなら彼は見たことがある。
男性だからやっぱり胸とか興味あるのかしら。本当は恥ずかしいけど、その熱意によってはもっと関係が深くなった頃に好きなとこを触らせてあげたりしなくもない。
いや、どのみち最後には全てを委ねることになるだろうけど。……ああ、なんだか恥ずかしくなってきた。
「顔は除く。可愛いのはわかりきってるからな」
「首や腕、足とかすらっとしてて綺麗で好きかな」
「一番は?」
「肩から鎖骨らへん」
「ほほう、悪かねぇ、悪かねぇぞ」
な、なるほど。細みを感じられる部分が好みなのね。
肩とか鎖骨とか、腕や足や首ねぇ。肩だししてる服とか着てみようかしら? 胸の谷間を出すよりは平気だと思うけど、そこを彼が見てると思うと意識しちゃうし、ドキドキする。
「悪くはないけどよ、パイオツとかケツは?」
「普通に好きだよ。でもあからさまに見てると、アイリスは勘付くから」
「あー、アイリスちゃんは清楚中の清楚だからな」
こう言ってるってことは私が気がつかないうちに見てることもあるってことなのかな。でもちら見するくらいのこと、彼女なのに激しく嫌がってたら愛想つかれちゃいそう。頑張って気にしないことにしよう。
私の話をしてる男二人の元に、親しいお姉さん冒険者があきれた表情でやってきた。
「あんたらさぁ……」
「一度でいいからアイリスちゃんもこのくらい露出してる服着てほしいよな」
「別に私は着たくて着てるだけだし。それより本人いるのにその話するのはどうなのよ」
「え、本人?」
ガーベラさんがやっと私の方を振り向いた。目を見開いて絶句してる。友人の方は面白がって笑っていた。
「な、なんで……」
「思ったより用事が早く済んだんじゃないのー」
「やっぱり気がついてて質問したのね」
「この二人はからかいがいがあるからな」
「ほら、私たちはずらかるよ。どうせ二人で話し合うんだろうし」
「へいへい」
ガーベラさん以外は席を離れた。二人に気を遣わせておいて話しかけないわけにもいかないので、私はガーベラさんの元まで向かう。すぐそばに来ても、ガーベラさんは絶句したまま私のことを見つめていた。
「あの実は用事が数時間で済んじゃいまして」
「あ、うん」
「とりあえずいつもみたいにお話ししましょうか」
お話しすると言っても、さっきの話題をそらせるほどのネタがない。それに一部始終聞いていたことはバレてる。としたらあの話題のまま話をするしかない。
「すいません、お話し聞いちゃってました……」
「なんか、ごめん」
「な、なにも謝らなくていいんですよ。好きな箇所があるのはとても嬉しいで……あっ」
「ん?」
私はふと考えた。好きならばそこを見せてあげればガーベラさんは喜んでくれるんじゃないかと。
そうよ、首や鎖骨くらいなら恥ずかしがることだってないんだもの。
今日来てる服は長袖だし、ロングスカートだし、襟元は幅が狭いからガーベラさんが私の好きなところがほとんど全部隠れてしまってる。だから自分から見せつけなきゃいけないけど、たまにはこういうのも悪くないと思うわ、たぶん。
「えっとガーベラさん」
「な、なにかある? どうしたの?」
「よ、よく見ていて下さい」
私は首元のリボンを解き、服のボタンを2つだけ開けて広げてみせた。肩までとはいかないけど、鎖骨と首は十分見れるはず。ちょっと涼しい格好してるだけなのに意識されてると思うと顔から火が出そうになる。
彼はどんな反応をするんだろう。
「………」
「………」
無言。でもたしかに私のことは見てくれている。でもそろそろしまわなきゃ。ガーベラさん以外の人に見られるのは意図してないし。
「……どうでした?」
「綺麗だよ」
ガーベラさんはそう答えた。予想の範疇である返答だけど正直かなり嬉しい。勇気を出して正解だったかも。
「ありがとうございます」
「こちらこそありがとう」
今後は首回りが開けてる服を着る頻度、高くしよう。
「あー、ところでアイリス、用事ってなんだったの? ギルドマスターから用事とだけ伝えられたんだけど、まさか魔王軍の幹部討伐とかじゃ」
「その通りですよ」
「そうか」
ガーベラさんは少し悲しそうな表情を浮かべた。心配してくれてるんだろう。この世の中でも指折りで危ない存在と戦ってるわけだから恋人としては気になるところなんだと思う。
「アイリスに大きな怪我がないならいいんだよ」
「それは大丈夫です! それに実は今回、ジーゼフお爺様が戦闘に参加なされて……」
「あっという間に終わったのか。だから予定より早く帰って来たんだ」
「そうそう、そうです」
おじいさんがどれだけ凄かったかを事細かく伝えた。仲魔のクロさんの強さだけでなく、魔物や人間関係なく強制的に中に入り込めるそのイレギュラーさも。
「じゃあ俺も最初に会った時、ステータスを見られてるなんてことも」
「いえ、普通は相手に許可を取るそうですから大丈夫だと思いますよ」
「そうか、よかった」
何か知られたくないことでもあるのかな? でもステータスなんて普通なら恋人でも踏み込めないような超プライベートな部分だからどんな秘密があったとしても別に構わないんだけど。
ちなみに私は元々魔物だし、ロモンちゃん達に見られまくってるからそんなのはない。
「それにしてもSSランクの魔物かぁ」
「戦った場合、私なんかじゃ手も足も出ない。それほど力の差を感じました。普通種らしいですが」
「そうか……じゃあSSランクの亜種や超越種だとどうなるんだろう」
「予想もつきませんね」
きっととんでもなく強いはず。逆に強いということしかわからない。私はその強さまで到達できるのかしら。ロモンちゃんは敏腕だし、到達できる可能性は十分あるとしても何年も先のはず。とするとその前にロモンちゃんの元を離れて、私はこの人と……。
「ところでアイリス」
「ひゃ、ひゃいっ!」
「明日は予定開いてる?」
「開いてます、開いてますよ。そう言うと思って開けておきました」
「そっか」
やった、デートだ。
首回りが開いててお洒落な服ってあったっけ。
#####
次の投稿は10/1です!
それと、個人的な都合により、次回は2話同時投稿します。
(いままでカクヨムさんで一話多く投稿してきましたが、統一することにしました)
また、9/25(明日)はとても重大な発表をするので、できるだけ私の近況を見てくれるとありがたいです。
↑本当にこれは見てくれるとありがたいです。
↑お願いします!
私はひょっこり顔を出した。雰囲気はいつもと変わらない。ガーベラさんは既に居て飲み物を飲んでいた。たぶんもう、ギルドの職員から私が来れないことは聞いてるはず。
私が居ない時のガーベラさんがどんな行動をするのかこのまま入り口付近で息を潜めて観察したいところだけど、私は割と目立つみたいだから誰かにすぐ見つかってしまう可能性が高い。
変なことはせずに早く話しかけて、いつも通りすごそう。
「はぁ……」
「おいおい、今日はアイリスちゃんが居ないからってあからさまにデカイ溜息つくなよ」
「でも俺の一日の中で一番の楽しみって、ここでアイリスに会えることだから」
私が近づく前に、他の冒険者の知人が彼に近づいて隣で飲み始めた。にしても、一日の楽しみが私だなんて。とても嬉しい。
ガーベラさんは私にまだ気がつかないみたいだけれど、友人は私のことに今気がついたみたい。顔をニンマリとさせ、ガーベラさんのほうに向き直った。
「ガーベラ、お前、アイリスちゃんのどこが好きなんだ?」
「そりゃ、普段は真面目だけど……」
「おっと、性格の話じゃない。容姿の方だ。」
「ああ、そっちね」
本人の前でなんてこと訊くの。しかもガーベラさん、真面目に考えてるし。……ハプニングだったけど、私の下着姿までなら彼は見たことがある。
男性だからやっぱり胸とか興味あるのかしら。本当は恥ずかしいけど、その熱意によってはもっと関係が深くなった頃に好きなとこを触らせてあげたりしなくもない。
いや、どのみち最後には全てを委ねることになるだろうけど。……ああ、なんだか恥ずかしくなってきた。
「顔は除く。可愛いのはわかりきってるからな」
「首や腕、足とかすらっとしてて綺麗で好きかな」
「一番は?」
「肩から鎖骨らへん」
「ほほう、悪かねぇ、悪かねぇぞ」
な、なるほど。細みを感じられる部分が好みなのね。
肩とか鎖骨とか、腕や足や首ねぇ。肩だししてる服とか着てみようかしら? 胸の谷間を出すよりは平気だと思うけど、そこを彼が見てると思うと意識しちゃうし、ドキドキする。
「悪くはないけどよ、パイオツとかケツは?」
「普通に好きだよ。でもあからさまに見てると、アイリスは勘付くから」
「あー、アイリスちゃんは清楚中の清楚だからな」
こう言ってるってことは私が気がつかないうちに見てることもあるってことなのかな。でもちら見するくらいのこと、彼女なのに激しく嫌がってたら愛想つかれちゃいそう。頑張って気にしないことにしよう。
私の話をしてる男二人の元に、親しいお姉さん冒険者があきれた表情でやってきた。
「あんたらさぁ……」
「一度でいいからアイリスちゃんもこのくらい露出してる服着てほしいよな」
「別に私は着たくて着てるだけだし。それより本人いるのにその話するのはどうなのよ」
「え、本人?」
ガーベラさんがやっと私の方を振り向いた。目を見開いて絶句してる。友人の方は面白がって笑っていた。
「な、なんで……」
「思ったより用事が早く済んだんじゃないのー」
「やっぱり気がついてて質問したのね」
「この二人はからかいがいがあるからな」
「ほら、私たちはずらかるよ。どうせ二人で話し合うんだろうし」
「へいへい」
ガーベラさん以外は席を離れた。二人に気を遣わせておいて話しかけないわけにもいかないので、私はガーベラさんの元まで向かう。すぐそばに来ても、ガーベラさんは絶句したまま私のことを見つめていた。
「あの実は用事が数時間で済んじゃいまして」
「あ、うん」
「とりあえずいつもみたいにお話ししましょうか」
お話しすると言っても、さっきの話題をそらせるほどのネタがない。それに一部始終聞いていたことはバレてる。としたらあの話題のまま話をするしかない。
「すいません、お話し聞いちゃってました……」
「なんか、ごめん」
「な、なにも謝らなくていいんですよ。好きな箇所があるのはとても嬉しいで……あっ」
「ん?」
私はふと考えた。好きならばそこを見せてあげればガーベラさんは喜んでくれるんじゃないかと。
そうよ、首や鎖骨くらいなら恥ずかしがることだってないんだもの。
今日来てる服は長袖だし、ロングスカートだし、襟元は幅が狭いからガーベラさんが私の好きなところがほとんど全部隠れてしまってる。だから自分から見せつけなきゃいけないけど、たまにはこういうのも悪くないと思うわ、たぶん。
「えっとガーベラさん」
「な、なにかある? どうしたの?」
「よ、よく見ていて下さい」
私は首元のリボンを解き、服のボタンを2つだけ開けて広げてみせた。肩までとはいかないけど、鎖骨と首は十分見れるはず。ちょっと涼しい格好してるだけなのに意識されてると思うと顔から火が出そうになる。
彼はどんな反応をするんだろう。
「………」
「………」
無言。でもたしかに私のことは見てくれている。でもそろそろしまわなきゃ。ガーベラさん以外の人に見られるのは意図してないし。
「……どうでした?」
「綺麗だよ」
ガーベラさんはそう答えた。予想の範疇である返答だけど正直かなり嬉しい。勇気を出して正解だったかも。
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「こちらこそありがとう」
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「あー、ところでアイリス、用事ってなんだったの? ギルドマスターから用事とだけ伝えられたんだけど、まさか魔王軍の幹部討伐とかじゃ」
「その通りですよ」
「そうか」
ガーベラさんは少し悲しそうな表情を浮かべた。心配してくれてるんだろう。この世の中でも指折りで危ない存在と戦ってるわけだから恋人としては気になるところなんだと思う。
「アイリスに大きな怪我がないならいいんだよ」
「それは大丈夫です! それに実は今回、ジーゼフお爺様が戦闘に参加なされて……」
「あっという間に終わったのか。だから予定より早く帰って来たんだ」
「そうそう、そうです」
おじいさんがどれだけ凄かったかを事細かく伝えた。仲魔のクロさんの強さだけでなく、魔物や人間関係なく強制的に中に入り込めるそのイレギュラーさも。
「じゃあ俺も最初に会った時、ステータスを見られてるなんてことも」
「いえ、普通は相手に許可を取るそうですから大丈夫だと思いますよ」
「そうか、よかった」
何か知られたくないことでもあるのかな? でもステータスなんて普通なら恋人でも踏み込めないような超プライベートな部分だからどんな秘密があったとしても別に構わないんだけど。
ちなみに私は元々魔物だし、ロモンちゃん達に見られまくってるからそんなのはない。
「それにしてもSSランクの魔物かぁ」
「戦った場合、私なんかじゃ手も足も出ない。それほど力の差を感じました。普通種らしいですが」
「そうか……じゃあSSランクの亜種や超越種だとどうなるんだろう」
「予想もつきませんね」
きっととんでもなく強いはず。逆に強いということしかわからない。私はその強さまで到達できるのかしら。ロモンちゃんは敏腕だし、到達できる可能性は十分あるとしても何年も先のはず。とするとその前にロモンちゃんの元を離れて、私はこの人と……。
「ところでアイリス」
「ひゃ、ひゃいっ!」
「明日は予定開いてる?」
「開いてます、開いてますよ。そう言うと思って開けておきました」
「そっか」
やった、デートだ。
首回りが開いててお洒落な服ってあったっけ。
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次の投稿は10/1です!
それと、個人的な都合により、次回は2話同時投稿します。
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