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第41話 嫌だ
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「わっ……!」
ゴ・ゴッドゴブリンは盛大にすっ飛んでいった。猫族達からは反対の、僕を殴るために向いていた方角の壁に思い切り激突し、その面が崩壊。
崖崩れのように上の地面が雪崩れ込みゴ・ゴッドゴブリンは生き埋めになった。どの程度の傷を負わせられたかは詳しくはわからない。
転んで壁にぶつかった程度じゃSランクの魔物は死なないだろう。
「す、すごい……」
「あれって……」
「にゃあ、直感でわかる。おそらくSランクだった……」
「あの子が、一人で……」
猫族のみんながこちらを覗き込んでいる。どうやら今の衝撃波からはうまくやり過ごしたようだ。
ただ、まだ本体は倒し切れていないはず。僕は注意を喚起するために出来る限りの声を振り絞った。
「みっ……みなさん、まだ、まだ倒せたわけじゃないからっ……顔を引っ込めて、森の中へ……!」
「に、にゃあ、でも君、顔が血だらけだよ……!」
「助けにゃきゃ……」
そういえば崩れた岩のいくつかが額に当たったっけ。その時切れたのかも。
他のことに集中していたり、左手が痛いどころじゃ本来だったら済まされないような状況になっていると、その程度のこと気にならないもんなんだね。
それはとにかく、僕を助けたくても来て貰っちゃ困るんだ。顔を引っ込めてもらわなきゃ。
「ダメです、僕のことは、放っておいて……! まだ、まだ倒し切れてない可能性が……」
「グアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
瓦礫が吹き飛んだ。中から出てきたのは僕と同じように顔から血を垂れ流しているゴ・ゴッドゴブリン。やっぱり生きてたか。
ところどころ打傷はあるようだけど……こりゃ致命傷にも至ってないな。せいぜいどこか骨一本、折れてるか折れてないかだろう。
「ひっにゃっ……」
「ほ、ほんとに生きてた……」
「こ、殺されちゃう、あの子、あの子殺されちゃう……!」
騒いでいる猫族のことなんか目もくれず、ゴ・ゴッドゴブリンは僕の元に歩いてやってくる。
そして僕の横につき、その黄金の目で見下ろしてきた。よく見たら右目が潰れている。そっか、骨一本以上の成果はあったんだ。
「フゥー……フゥー……」
「はぁ……はぁ……」
「ヌフ……」
「ぐ、ぐあっ……!?」
僕の身体が急激に重くなった。潰れる、脳みそが。潰れる、肺が。呼吸……呼吸ができ……。
「ヌフ、フ……」
ゴ・ゴッドゴブリンは再び拳を握り込む。鉄色に輝き、即座に真っ赤になり、重力で空間が歪む。
その一撃をさっきのように僕目掛けて。今度は圧迫感で魔法なんか唱えられない状況にした上で。
……ああ、ゆっくりに見える。全部、全部がゆっくりだ。
そういえばこうやって死ぬ寸前って、なんか周りがゆっくり見えるらしい。まるで僕の速度魔法をかけたみたいに。本にそう書いてあった。
僕だけがこの状況で動けるような気がするけど、いかんせん身体がいうことを聞かない。惜しいな、これ魔法に活かせたりすればいいんだけど。
いや、僕は何を考えているんだ。それどころじゃないのに。
死んでしまったら強くなるもどうもない。どうしようもない。
……僕が死んだら?
僕が死んだらどうなるんだろう。
お父さん、お母さん、お姉ちゃんにベティ。家族だ。家族は僕のことずっと大好きでいてくれた。僕も大好きだ。
ずっと僕のことを信用してくれた。僕の夢も応援してくれた。
そうか、これが親不孝ってやつか。この一撃をくらったら遺体も残らないんじゃないだろうか。嫌だ……。
アテス。親友のアテス。
お互いに強くなろうって約束したのに、その約束は果たせなかったことになる。怒るだろうな。どれくらい怒るだろう。
きっと失望もされるに違いない。嫌だ……。
マスター。僕と意見が合う珍しい人。僕の力を買ってくれている人。その信頼に報いることができない。嫌だ……。
僕の最強になるという夢。まだかなえていない。というより始まったばかりだ。冒険者になってまだ一週間経ってないもの。嫌だ……。
次々と思い出が蘇ってくる。走馬灯ってやつだ。まだ14年しか生きてないからあっという間に見終わってしまった。嫌だ……。
嫌だ、嫌だ、死にたくない。まだ僕は生きなくちゃいけないんだ。こんなところで死んでたまるか。こいつに、こいつに反撃を!
「い……や……だ……っ!」
「フ!?」
<【特技強化・極】の効果が発動。
能力進化:【ネバーギブアップ・極】>
<【特技強化・極】の効果が発動。
能力進化:【高速詠唱・極】>
<【特技強化・極】の効果が発動。
能力取得:【無詠唱】
【無詠唱】取得に伴い、
能力消失:【脳内詠唱】
能力消失:【高速詠唱・極】>
どうやらネバーギブアップは『極』になると、一日一度ではなく、二度回復してくれるようだ。それも満タンまで。故に僕の魔力は一瞬で完全に回復しきった。
頭の中でゴ・ゴッドゴブリンに『ザ・スピダウン・デイ』をかけたイメージだけをする。もうわざわざ文字を考え、それを頭の中で読む必要もない。
「あ、は、ははは……」
ゴ・ゴッドゴブリンは再び動きが止まったように見えるほどゆっくりになった。その代わり僕の魔力ももう一回すっからかんだけど。まだ、まだ生きて……!
「ヌフ、ヌフフフフ!」
進化した直後のように再び嗤うゴ・ゴッドゴブリン。僕の目に少し影がかかった。なにか、おそらく大きめの瓦礫を頭のすぐ上に置いたようだ。
狙いはわかる。このまま重力魔法を強くして、それで僕の頭を押しつぶすつもりだ。
僕の能力も手伝ってくれた最後の最後の悪あがき。……それもダメだったか、やっぱ。
「ヌフ、ヌフフ、ヌフフフフフフフフフフフフ!」
岩の影が近づいてき________
「なにわろてんねん」
そう聞き覚えのある声が聞こえたと同時に、目の前が発光。そして轟音。おそらく雷が落ちた。……今日は快晴なのに。
感覚を一時的に失った耳と目。
それが元に戻り始め、僕の目の前に立っている人物が何者かを、理解させてくれる。ああ、この人は……!
「よぉワイの可愛い後輩をボコしてくれたな。覚悟……出来とるよなァ、おい?」
=====
(あとがき)
次の投稿は今日の午後10時です!
次の投稿のあとがきには連絡が……!
(非常に励みになりますので、もし良ければ感想やお気に入り登録などをよろしくお願いします!)
ゴ・ゴッドゴブリンは盛大にすっ飛んでいった。猫族達からは反対の、僕を殴るために向いていた方角の壁に思い切り激突し、その面が崩壊。
崖崩れのように上の地面が雪崩れ込みゴ・ゴッドゴブリンは生き埋めになった。どの程度の傷を負わせられたかは詳しくはわからない。
転んで壁にぶつかった程度じゃSランクの魔物は死なないだろう。
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猫族のみんながこちらを覗き込んでいる。どうやら今の衝撃波からはうまくやり過ごしたようだ。
ただ、まだ本体は倒し切れていないはず。僕は注意を喚起するために出来る限りの声を振り絞った。
「みっ……みなさん、まだ、まだ倒せたわけじゃないからっ……顔を引っ込めて、森の中へ……!」
「に、にゃあ、でも君、顔が血だらけだよ……!」
「助けにゃきゃ……」
そういえば崩れた岩のいくつかが額に当たったっけ。その時切れたのかも。
他のことに集中していたり、左手が痛いどころじゃ本来だったら済まされないような状況になっていると、その程度のこと気にならないもんなんだね。
それはとにかく、僕を助けたくても来て貰っちゃ困るんだ。顔を引っ込めてもらわなきゃ。
「ダメです、僕のことは、放っておいて……! まだ、まだ倒し切れてない可能性が……」
「グアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
瓦礫が吹き飛んだ。中から出てきたのは僕と同じように顔から血を垂れ流しているゴ・ゴッドゴブリン。やっぱり生きてたか。
ところどころ打傷はあるようだけど……こりゃ致命傷にも至ってないな。せいぜいどこか骨一本、折れてるか折れてないかだろう。
「ひっにゃっ……」
「ほ、ほんとに生きてた……」
「こ、殺されちゃう、あの子、あの子殺されちゃう……!」
騒いでいる猫族のことなんか目もくれず、ゴ・ゴッドゴブリンは僕の元に歩いてやってくる。
そして僕の横につき、その黄金の目で見下ろしてきた。よく見たら右目が潰れている。そっか、骨一本以上の成果はあったんだ。
「フゥー……フゥー……」
「はぁ……はぁ……」
「ヌフ……」
「ぐ、ぐあっ……!?」
僕の身体が急激に重くなった。潰れる、脳みそが。潰れる、肺が。呼吸……呼吸ができ……。
「ヌフ、フ……」
ゴ・ゴッドゴブリンは再び拳を握り込む。鉄色に輝き、即座に真っ赤になり、重力で空間が歪む。
その一撃をさっきのように僕目掛けて。今度は圧迫感で魔法なんか唱えられない状況にした上で。
……ああ、ゆっくりに見える。全部、全部がゆっくりだ。
そういえばこうやって死ぬ寸前って、なんか周りがゆっくり見えるらしい。まるで僕の速度魔法をかけたみたいに。本にそう書いてあった。
僕だけがこの状況で動けるような気がするけど、いかんせん身体がいうことを聞かない。惜しいな、これ魔法に活かせたりすればいいんだけど。
いや、僕は何を考えているんだ。それどころじゃないのに。
死んでしまったら強くなるもどうもない。どうしようもない。
……僕が死んだら?
僕が死んだらどうなるんだろう。
お父さん、お母さん、お姉ちゃんにベティ。家族だ。家族は僕のことずっと大好きでいてくれた。僕も大好きだ。
ずっと僕のことを信用してくれた。僕の夢も応援してくれた。
そうか、これが親不孝ってやつか。この一撃をくらったら遺体も残らないんじゃないだろうか。嫌だ……。
アテス。親友のアテス。
お互いに強くなろうって約束したのに、その約束は果たせなかったことになる。怒るだろうな。どれくらい怒るだろう。
きっと失望もされるに違いない。嫌だ……。
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僕の最強になるという夢。まだかなえていない。というより始まったばかりだ。冒険者になってまだ一週間経ってないもの。嫌だ……。
次々と思い出が蘇ってくる。走馬灯ってやつだ。まだ14年しか生きてないからあっという間に見終わってしまった。嫌だ……。
嫌だ、嫌だ、死にたくない。まだ僕は生きなくちゃいけないんだ。こんなところで死んでたまるか。こいつに、こいつに反撃を!
「い……や……だ……っ!」
「フ!?」
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能力進化:【ネバーギブアップ・極】>
<【特技強化・極】の効果が発動。
能力進化:【高速詠唱・極】>
<【特技強化・極】の効果が発動。
能力取得:【無詠唱】
【無詠唱】取得に伴い、
能力消失:【脳内詠唱】
能力消失:【高速詠唱・極】>
どうやらネバーギブアップは『極』になると、一日一度ではなく、二度回復してくれるようだ。それも満タンまで。故に僕の魔力は一瞬で完全に回復しきった。
頭の中でゴ・ゴッドゴブリンに『ザ・スピダウン・デイ』をかけたイメージだけをする。もうわざわざ文字を考え、それを頭の中で読む必要もない。
「あ、は、ははは……」
ゴ・ゴッドゴブリンは再び動きが止まったように見えるほどゆっくりになった。その代わり僕の魔力ももう一回すっからかんだけど。まだ、まだ生きて……!
「ヌフ、ヌフフフフ!」
進化した直後のように再び嗤うゴ・ゴッドゴブリン。僕の目に少し影がかかった。なにか、おそらく大きめの瓦礫を頭のすぐ上に置いたようだ。
狙いはわかる。このまま重力魔法を強くして、それで僕の頭を押しつぶすつもりだ。
僕の能力も手伝ってくれた最後の最後の悪あがき。……それもダメだったか、やっぱ。
「ヌフ、ヌフフ、ヌフフフフフフフフフフフフ!」
岩の影が近づいてき________
「なにわろてんねん」
そう聞き覚えのある声が聞こえたと同時に、目の前が発光。そして轟音。おそらく雷が落ちた。……今日は快晴なのに。
感覚を一時的に失った耳と目。
それが元に戻り始め、僕の目の前に立っている人物が何者かを、理解させてくれる。ああ、この人は……!
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