呪いから始まる恋

めぐみ

文字の大きさ
上 下
48 / 52

47

しおりを挟む
「あっ、あんっ♡あぁっ♡はぁ、あっ♡しゅご…っふか、い…っ♡」

「ふぅっ、は、あ…っ、こんな男の精通で興奮して…っ、まんこビクビク締め付けて…っ、いやらしい子だ。どうだ?使い古したペニスの味は…っ、こっちの方が気持ちよくて、興奮するだろ?」

「きもちぃ…っ、きもちぃです…ッ♡♡♡」

「君に甘えるのもいいが…っ、やっぱり俺の下で君を気持ちよく突いてあげるほうが性に合ってるな…っ」

勃起した胸の先端をちゅぱちゅぱと吸われながら下半身は混ざり合って気持ちよくて堪らない。お互いの熱くて汗で濡れた肌の感触と体の匂いが幸福感を掻き立てた。

「ん、ぁ…ッ♡ろ、くす…っ、さ、すき…ッ、すき、です…ッ♡ぁああッ、は、ぁあんっ♡」

「ん、ちゅぷ、んっ…は、あ…っ、俺は、愛してる…っ、きみがほしい…っ、なぁ、本当に…ダメか…っ?君と結婚したい…っ、君は俺の、運命…だから…ッ、君、ッ以外、考えられないんだ…」

胸から首筋、耳元に唇の位置を上げていって甘い息遣いと共に懇願するロックスさんの声色に脊髄が痺れる。

「そんな、すぐ…っ、こたえられない、です…っ」

「呪いが解けたら…っ、少しは考えてくれるか?蛇族の中で生活するのもいい気持ちはしないよな、だったら君の家で2人慎ましく暮らすのもいい」

ロックスさんの手のひらが私の手に重なってギュッと握られる。ロックスさんのひとつひとつ問題を解決するようで、逃げ場を無くす詰め方に彼の本気を感じさせられた。

「まって、くださ…ってばぁ…」

「不安なんだ…っ、森の中で過ごしていたから自覚はないだろうが…っ、君みたいな可愛い女の子、人の多いところに出てしまえば男が放っておくはずがない。」

「そ、そん、な…ッ、こと、あんっ♡あっ、ぁあっ♡」

「どうしてっ、そう、自覚がないんだ…っ、現に今、君が可愛くて堪らないから、俺が君に夢中になっているんだろう?」

ロックスさんは少し乱暴なくらいペニスを出し入れして、私の体に彼の気持ちを叩き込まれるようだった。私の愛液でベッタリ濡れたペニスがいやらしい水音を立てながら膣内をかき混ぜる。私が興奮しすぎているからか、それともロックスさんのピストンの勢いが激しいからか結合部は泡立って白く濁った愛液が漏れ出していた。

「ロックスさんが、わたしのこと、すきで、いてくれるのと…っ、ぁ、んぅっ♡一緒で、わたしも、ロックスさんのこと…っ、あ、ぁあッ♡ひ、ぃんっ♡♡すき、なの…っ、だから、安心して…っ?わたしも、いっしょ、だからぁ…っ♡♡♡」

「…っ、ほん、っと…可愛いな、俺の恋人は…ッ」

ロックスさんは上唇を舌で舐めながら興奮を隠さないように突き上げる。優しいお兄さんの彼はいない、甘さは残しつつも私が彼のものだと主張するような動きに男としての本能を思い知らされた。

「はぁ…っ、ぁ…ッ、もっと、言ってくれないか?俺のことを、好き…だと…っ」

「んっ、ぁ…っ、すき、すきです…っ、ほかの、女の子、みないで…っ、ほしい、こんなに…っ、わがままになっちゃう…っ、くらい、すきなの…ッ」

「そんなのわがままのうちに入らない、俺は…っ、君だけを見てる…っ、君が好きだ…っ、は、ぁ…ッ、」

彼の手を握り返してそう訴えるとロックスさんは欲しい言葉をくれながら、親指でクリトリスをグリグリと刺激した。興奮で剥け切ったそこはすっかり勃起して恥ずかしいくらいに触ってくれと主張している。

「クリトリス気持ちいいか?まんこぎゅって締まって…ペニスが搾り取られそうだ…っ、ぁあ…っ、ゴムがなければ…お望み通り熱い精液いっぱい注いでやれるのにな」

ロックスさんは楽しそうな声色でいやらしい言葉を浴びせる。彼の言葉に先日注がれた感覚を思い出して体が熱くなる。避妊具の存在が煩わしい。ロックスさんのおちんちんから熱い粘液が出される感覚がどれほど幸せで気持ちいいのかを知ってしまっている。

「そんな物欲しそうな目しないでくれ、俺もどれほど我慢しているか…っ、」

「ヒ、ンッ…あ、ごめ、なさ…っ、がまん、する…ッ、からぁ…」

「あぁ、そうだ…っ、呪いが解けたら…っ…存分に、交じり合おうな…君に、熱い体液注いで…、君との子供が欲しい…っ」

彼の明け透けな欲望に膣壁をキュンキュンさせてしまう私ももうどうかしているのだろう。ロックスさんの背中にしがみついてもっと刺激を求めるようにクリトリスを彼の指に押し付けて腰が動いてしまう。

「は、ぁ…ッ、いやらしい動きしちまって…ダメだろう?気持ちいい事してくれるからって、簡単に男誘うような動きしちゃ…?」

ロックスさんの指の腹がぐちゃぐちゃと濡れた音を立てながらクリトリスを扱く。加えて腰がゆっくりと押し付けられてペニスのカリ高が膣内を思い切り抉った。

ごりゅっ、ぐり、ぐりぐりぐりぐり…♡♡♡

「あっ、ぁあっ、ひ、ぁんっ♡♡♡あーっ、きも、ひぃっ、あんっ♡♡♡」

「腰くねらせて…たまらないな…っ、何回甘イキしてるんだ?俺も、そろそろ…ッ…我慢の、限界だ…ッ」

「してっ、ロックスさんの、すきに…っ、いっぱい、きもち、よくして…っ、もらったからぁ…っ、ア、んうっ♡」

「ふ、…っ、ンッ…俺の好きにしていいのか?本当に?」

彼の問いかけに答えるように彼の脚にすりすりと自分の脚を擦り付ける。するとロックスさんの唇が額に降りて繰り返し口付けをした。そのまま後頭部を撫でられて耳元で繰り返し「可愛い」と言われ続け体の芯がゾクゾクと震えた。彼の『好きにする』はやっぱり砂糖菓子のような甘やかしで、そのとろけるような甘さは一度味わえば抜け出せなくなる。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

聖女の辞め方〜庶民聖女は今日も元気に規律を破る〜

イセヤ レキ
恋愛
神殿による管理のもと、治癒の力を持った神に選ばれし聖女たちは、今日も健気に奉仕する。 ……というのは、庶民が抱く幻想だ。 神殿の内部は聖女とその護衛騎士が夜な夜な交わるほどに堕落し、寄付金次第で患者の優先順位をつけるよう腐敗している。 また、神殿は寄付金を目当てに、聖女たちは治癒の力が枯渇することを恐れて自らの力を出し惜しみし、人々を完治させることはないのである。 そんな中、元々庶民であるのに膨大な治癒力を持ったとして神殿に保護された聖女のシアナは、一刻も早く聖女を辞めるために、護衛騎士のウォリスを連れて、夜な夜な街に繰り出すのであった。 ※全17話、完結済 ※脇で本編に全く絡まない同性愛あります

親友に婚約者を奪われました。~私の犠牲の上に成り立つ関係なんて上手くいくわけがない~

四季
恋愛
私の犠牲の上に成り立つ関係なんて上手くいくわけがないのです。

【完結】何度時(とき)が戻っても、私を殺し続けた家族へ贈る言葉「みんな死んでください」

リオール
恋愛
「リリア、お前は要らない子だ」 「リリア、可愛いミリスの為に死んでくれ」 「リリア、お前が死んでも誰も悲しまないさ」  リリア  リリア  リリア  何度も名前を呼ばれた。  何度呼ばれても、けして目が合うことは無かった。  何度話しかけられても、彼らが見つめる視線の先はただ一人。  血の繋がらない、義理の妹ミリス。  父も母も兄も弟も。  誰も彼もが彼女を愛した。  実の娘である、妹である私ではなく。  真っ赤な他人のミリスを。  そして私は彼女の身代わりに死ぬのだ。  何度も何度も何度だって。苦しめられて殺されて。  そして、何度死んでも過去に戻る。繰り返される苦しみ、死の恐怖。私はけしてそこから逃れられない。  だけど、もういい、と思うの。  どうせ繰り返すならば、同じように生きなくて良いと思うの。  どうして貴方達だけ好き勝手生きてるの? どうして幸せになることが許されるの?  そんなこと、許さない。私が許さない。  もう何度目か数える事もしなかった時間の戻りを経て──私はようやく家族に告げる事が出来た。  最初で最後の贈り物。私から贈る、大切な言葉。 「お父様、お母様、兄弟にミリス」  みんなみんな 「死んでください」  どうぞ受け取ってくださいませ。 ※ダークシリアス基本に途中明るかったりもします ※他サイトにも掲載してます

【完結(続編)ほかに相手がいるのに】

もえこ
恋愛
恋愛小説大賞に参加中、投票いただけると嬉しいです。 遂に、杉崎への気持ちを完全に自覚した葉月。 理性に抗えずに杉崎と再び身体を重ねた葉月は、出張先から帰るまさにその日に、遠距離恋愛中である恋人の拓海が自身の自宅まで来ている事を知り、動揺する…。 拓海は空港まで迎えにくるというが… 男女間の性描写があるため、苦手な方は読むのをお控えください。 こちらは、既に公開・完結済みの「ほかに相手がいるのに」の続編となります。 よろしければそちらを先にご覧ください。

運命の選択が見えるのですが、どちらを選べば幸せになれますか? ~私の人生はバッドエンド率99.99%らしいです~

日之影ソラ
恋愛
第六王女として生を受けたアイリスには運命の選択肢が見える。選んだ選択肢で未来が大きく変わり、最悪の場合は死へ繋がってしまうのだが……彼女は何度も選択を間違え、死んではやり直してを繰り返していた。 女神様曰く、彼女の先祖が大罪を犯したせいで末代まで呪われてしまっているらしい。その呪いによって彼女の未来は、99.99%がバッドエンドに設定されていた。 婚約破棄、暗殺、病気、仲たがい。 あらゆる不幸が彼女を襲う。 果たしてアイリスは幸福な未来にたどり着けるのか? 選択肢を見る力を駆使して運命を切り開け!

異世界ざこぴぃ冒険たん―改訂版―

ざこぴぃ。
ファンタジー
 主人公のハルトが異世界へ転生し、神アリスと出会う。アリスより使命を受け、必死で生きぬく姿を描く物語。  ある夏の日、ハルトは廃校になった母校を訪れる。そこから始まるハルトの長い異世界生活。  神アリスに言い渡された使命とは……神の子を作ること。そしてハルトは国作りをすることを決意する。  無理難題を解決しようと頑張るが、どうしてもちょっぴりエッチなお話になってしまう冒険譚。   果たしてハルトは無事に神の子を作れるのか! そして、R15設定がR18になってしまうのか! 笑いと感動をお届けする王道ファンタジーです! 異世界雑魚ぴぃ冒険たん製作委員会 公開・2022.6.23 編集・2022.7.15 イラスト@takoyaki様・2022.7.22 完結 2022.9.1 編集・2023.1.27 改訂版・2024.9〜 全108話・28万文字

舞台装置は壊れました。

ひづき
恋愛
公爵令嬢は予定通り婚約者から破棄を言い渡された。 婚約者の隣に平民上がりの聖女がいることも予定通り。 『お前は未来の国王と王妃を舞台に押し上げるための装置に過ぎん。それをゆめゆめ忘れるな』 全てはセイレーンの父と王妃の書いた台本の筋書き通り─── ※一部過激な単語や設定があるため、R15(保険)とさせて頂きます 2020/10/30 お気に入り登録者数50超え、ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o))) 2020/11/08 舞台装置は壊れました。の続編に当たる『不確定要素は壊れました。』を公開したので、そちらも宜しくお願いします。

吸血鬼公爵に嫁いだ私は血を吸われることもなく、もふもふ堪能しながら溺愛されまくってます

リオール
恋愛
吸血鬼公爵に嫁ぐこととなったフィーリアラはとても嬉しかった。 金を食い潰すだけの両親に妹。売り飛ばすような形で自分を嫁に出そうとする家族にウンザリ! おまけに婚約者と妹の裏切りも発覚。こんな連中はこっちから捨ててやる!と家を出たのはいいけれど。 逃げるつもりが逃げれなくて恐る恐る吸血鬼の元へと嫁ぐのだった。 結果、血なんて吸われることもなく、吸血鬼公爵にひたすら愛されて愛されて溺愛されてイチャイチャしちゃって。 いつの間にか実家にざまぁしてました。 そんなイチャラブざまぁコメディ?なお話しです。R15は保険です。 ===== 2020/12月某日 第二部を執筆中でしたが、続きが書けそうにないので、一旦非公開にして第一部で完結と致しました。 楽しみにしていただいてた方、申し訳ありません。 また何かの形で公開出来たらいいのですが…完全に未定です。 お読みいただきありがとうございました。

処理中です...