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act1 激甘悪夢のはじまり
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しおりを挟む「痛くないか?…ったく、初めてならもっといい男にあげるべきだろ」
聞いたこともない彼の優しい声に呆気にとられていると指を引き抜いて、その指を目の前で舐めるものだから顔が熱くなる。
「や、やめてよ…っ」
「ん?自分のマン汁舐められて恥ずかしいのか?これからもっと恥ずかしいことすんのに?」
その言葉の意味は身をもって理解することになる。エリスさんの腕が私の脚を持ち上げて足の付け根に顔を埋めた。
「ひ、ぁ…っ?!や、やぁあッ!」
「綺麗なピンクして…ほんとに処女なんだな…」
舌が器用に皮を剥いて中のクリトリスを舐め回した。とても舐めるようなところではない箇所を舐められて目の前の光景に目を疑った。いつもの意地悪な態度とは裏腹にねっとりと丹念に舐められてシーツにしがみつきながら身悶える。
「あーあぁ、舐めても舐めても…マン汁溢れてくる」
「あ、ぅう…っ、は、ずかし…ひ、んっ!も、いい、から…っ、いれ、て…っ」
「いっつも恥ずかしげもなく、俺の体に熱烈な視線向けてるやつが…、舐められて真っ赤になってんのたまんねぇな…簡単にやめるわけねぇだろ?」
しまいにはそこにふぅと息を吹きかけられてそれに反応する自分が恥ずかしくてたまらない。それに抗おうと彼の髪を掴んでも、ただ掴むだけに終わってしまってろくに抵抗できなかった。それを面白がってわざと音を立てて吸い付くものだからこの男は心底意地が悪いと改めて実感した。
「やだやだやたやだっ!はず…っ、かしい!」
「ふ、ははっ、ほんっと…可愛いなァ。まんこも…ヒクヒクしてきてちんぽ欲しがってる、指も挿れて慣らしてやるからな…」
エリスさんは追い打ちをかけるように舐めながら再び膣に指を差し込んだ。太くて男らしい力仕事をしている人の無骨な指がお腹の中をゆっくりと広げていく。
「あぁ…いいな、この感触…クリ舐めたらまんこ少し広がってきたな…一気に2本目挿れるぞ?」
「あっ、ん、んぅ…っや、ぁあっ!」
「愛液が溢れ出して指ヌコヌコするたびヤラシイ音すんなァ…」
抜き差しされるたびに愛液がお尻をつたってシーツを汚していく。その時も舌の動きは緩むことなくそれどころから激しくなっていく。ジュルジュルといやらしい音を立てて貪るように舌で愛撫され、感覚の鋭いそこの刺激に体を震わせた。
「ひ、あ…ッ!んっ、あっ?!ひ、ぁあんっ!!」
「じゅるっ、くちゅっ、ちゅ、ちゅるっ…ンッ、はぁっ、お、おーおー、すっげぇまんこの締め付け…クリトリスヒクヒクしてる、イったか?」
「あっ、やぁっ!ゆる、してぇっ…も、やだぁっ!ひ、あァッ!!!」
体をびくんびくんと痙攣させてもエリスさんは膣内の指の動きを止めてくれない。体はギュンギュンと指を締め付けて彼の体を離すまいとする。
「おいおい、そんな締め付けても指からはザーメン出ないぞ?」
「エリ、ス…っさ、んあっ!アッ♡ひ、いんっ!へんっ♡変になるっ♡♡♡」
頭の中がバカになったみたいに媚びるような甘ったるい声で喘ぎ散らしてしまう。この変な感覚を気持ちいい感覚と捉えて彼の手で上り詰めた。
「へんにっ、なれよ…っ、お前のイき顔っ、めちゃくちゃに可愛いからな…っ、ちゃんと見ててやる」
「へ、あ…っ?!」
そう言って前髪をかき上げた彼の顔は驚くほど整っていて錯覚でも起こしているのかと思った。透き通るようなターコイズブルーの瞳がキラキラと輝いて、改めて彼の顔の全貌を見ると一級品の美青年だった。あんなに粗暴な口調と態度なのに本に出てくる王子様のような美貌にマジマジと見てしまう。
「エ、エリスさん…なんですか?」
「あ?あぁ…この目か?出してると周囲からジロジロ見られて胸糞わりぃから普段は髪で隠してんだが…」
彼は不機嫌そうにそう答えた。恐らく周囲が見ているのは彼があまりにも美しいからなんだろうが本人には全くその自覚が無いようだ。何というか勿体無い人だ。
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