106 / 171
ep 104 本当に好きな人
しおりを挟む大河 「浩介、こっち向けよw」
大河は意地悪そうに浩介に問いかける。
浩介 「…顔が見れねーんだ/////」
浩介は意地でも後ろを向こうとしない。
大河 「…わかった。ちょっとごめんなw」
大河は浩介の背中を押してベットに近づける。
浩介 「おっと?!……たいが?////……うぉッ?!?」
ザッシュ!! ボフっ!!
大河は浩介の両足を刈った。背中を向けた浩介の巨体が反回転してベットに倒れ込む。
浩介 「っ。。…ぇ。//////」
大河 「…やっと見えたw…真っ赤だなw」
大河は浩介の上に乗って笑う。
浩介 「た、たいが////!!」
浩介は下から大河に抱き、大河の胸筋に顔を埋める。
大河の身体が下に沈む。
大河 「浩介っ。く、くるし///」
浩介 「は!すまん、すまん!……つい////」
少し浩介は大河から離れる。
大河 「浩介の身体、やっぱ凄い。服の上からでも分かる。……実践向きだな。」
大河はあまりの完成度に圧倒された。
浩介 「…大河、お前自覚ねーかも知れねーけど、お前の身体の方がすげーんだぜぇ?」
大河 「……そうか?」
浩介 「瞬発力と持久力の塊みたいだ。触ったら分かる………もっと触っていいか?////」
大河 「いいよ。」
大河は優しく浩介を誘う。
浩介 「あ、あと!あとな!!……今日はな!!……甘えてもいいか?////」
大河は突拍子のない事を言う浩介を笑ってしまう。
大河 「ははっはw……いいぜ。俺も甘えたいしwどーぞ。浩介さんっ。」
浩介はもう一度大河を抱きしめると、ぐるっと回転した。
そして、再度大河の胸筋に顔を埋め頬ずりをしている。
浩介 「はぅー。。たいがぁ////。。俺のたいがぁ//// むちむち大河ぁ。。好きなんだょ。。…堪らねーんだょー////」
大河 「んっ////…すっごい変わりようだな///」
ガバッと顔を大河の胸筋から離れる浩介。
浩介 「言ったろ??俺はお前が好き過ぎて、甘えてーし、語尾も伸びちまうんだ。………たいがぁ////すきだぁ。…」
大河 「そんなに///」
浩介 「お前は?たいがはどーだ?/////」
大河 「ん?////……内緒だw」
浩介 「くそぉーー////…かっこいいなぉ、おい。…」
大河 「浩介さん…キスしていい?///」
浩介 「いいぜ!あと、こうすけだ!」
浩介は大河頬を撫でた。
浩介はジッと真っ直ぐ、大河を見つめている。
大河 「…ッ////やっぱ、無理ですなんかっ。」
浩介 「うそだろぉ。それは酷いぜぇ。たいがぁ。。嫌か?気持ち悪りーのかぁ…」
浩介は物凄く落ち込んでしまう。
大河 「さっきは勢いで出来たんだが……なんか////急に恥ずかしくなって////」
浩介 「そかっ。それなら仕方がないな。俺からしてやろー。」
落ち込んだと思えばすぐに立ち直ってしまう浩介である。
浩介 「するぜ。キス。」
大河 「ぅん。……ん。」
唇が触れるだけのキスをする。
浩介 「ん。…やわらけぇ/////」
大河 「気持ちいい。///」
舌も入れていない、ただのキス。
しかし、好意を持った者同士にはかなり甘美なものであるのだ。
次は大河が浩介の頬を撫でる。
浩介は撫でている大河の手に、自分の手を添えて目を細めて、頬擦りする。
大河は暑くなり、限界だった。
大河 「浩介、暑いから服脱ぎたい////」
浩介 「なら、俺も脱ぐぜ////!!」
2人は起き上がって上着に手をかける。
しかし大河は浩介が脱ぐ所が気になり見つめてしまっていた。
浩介 「ぷフーー。。。…?脱がないのか?」
首を傾げる浩介に大河は胸を締め付けられる。
この時大河は浩介の言っていた、胸の苦しさを味わい、理解してしまったのだ。
大河は無言で上着をぬぐ。
現れる、大河の肉体美。
色素が薄過ぎない健康的な肌。
しかし、胸元には三つ巴でできた一線の傷がある。
浩介は少し驚き、大河に近寄る。
浩介は低い声で大河に問いかける。
浩介 「これ。どうした。痛いか?」
かさぶたになったキズは触らず、周りを指でなぞる。
大河 「ッ///// 大丈夫。薄皮が剥けただけだ。修行でちょっとな…」
浩介 「お前に何かあったら俺は駄目になる。…会っても駄目になる。」
大河 「どっちも駄目じゃんw」
浩介 「あぁ。ダメだめになっちまうんだ。」
大河は浩介は本当に裏表がない人なのだと実感する。
大河自身も浩介のようになりたいと思ってしまうのだ。
大河 「浩介、何で最初にあった時、あんなに柄が悪かったんだ?」
浩介 「俺は自分より弱い奴は興味がねーからだw 」
大河 「でもあの時、俺を襲う様子だったじゃん。」
浩介 「俺はあの時本気で攻撃して、確かめたかったんだ。大河が俺より強いか。……あとは、一目惚れの出来心でw」
大河 「浩介、襲えよ////……ん。」
大河は立ったまま背伸びをして、浩介の首に手をかけ唇を奪い舌を入れる。
浩介は少しかがんで、ただ受け入れている。
ちゅ。ちゅぱ。じゅ。
長いキスが終わると浩介はすぐに答えた。
浩介 「ん。…俺は襲わねーよ。大河を守るんだからな。」
大河は浩介を直視出来なかった。
浩介は素直過ぎて、人間くさいためか大河は調子が全て狂っていくのだ。
浩介 「大河、このまま風呂はいろーぜ!!」
浩介は大河を腕を掴むが大河は拒んだ。
大河 「先に準備してーから、待っててくれ////」
浩介 「そか。待ってる。」
浩介は呆気なく諦めて大河の言う通りTVを見ながら待っている。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
ただΩというだけで。
さほり
BL
Ωというだけで、つらい過去を抱え自責の念とともに生きる36歳の津田。複雑な出生を持つ1歳半の律との日々は穏やかに流れるが、別れへの長いカウントダウンは始まっている。一方、無愛想なΩの部下を疎ましく思っていた乾は、ある事件から津田が気になって仕方がなくて……?
【オメガバース】 現代社会に、男女の他にα、β、Ωの「第ニの性」があり、男性も妊娠する設定です。αが発情期のΩのうなじを噛むことで、2人は番(つがい)になります。他は本編に説明を入れながら展開しています。
お表紙および挿絵は朔羽ゆき様にいただきました(^ ^)
Twitter @sakuhayuki_
*別PNにてエブリスタにも掲載中
君の為の不幸だったと貴方は言う
春目よーす
BL
「ボクを救って(狂わせて)くれたその人は、殺人鬼だった」
とある飲み屋街の隅で生きている少年はその日、運悪く、人が何者かによって殺された瞬間を目撃してしまう。
混乱と恐怖により逃げ惑う彼を救ったのは、不思議な雰囲気を持った妙齢の男だった。
紆余曲折あり、彼の提案で男と家族として共に暮らすことになった少年。
男のもとで平穏な暮らしを得た少年だったが、彼は知らなかった。
彼こそがあの日人を殺した犯人であること、あれが最初で最後の殺人ではなかったこと……そして。
「君は俺の理想だ。だからこそ、囚われてくれ、俺の檻に」
割とマイルド(当社比)にしていますが、流血・暴力・残酷描写注意。催眠洗脳、束縛監禁等の内容もあります。
一見物腰柔らかな優しいサラリーマンと体を売って生活していた孤独で寂しがり屋な少年のBLです。
優しいその人を本当に理解した時、彼は狂気を知った。
【R18】お嫁さんスライム娘が、ショタお婿さんといちゃらぶ子作りする話
みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。
前話
【R18】通りかかったショタ冒険者に襲い掛かったスライム娘が、敗北して繁殖させられる話
https://www.alphapolis.co.jp/novel/902071521/384412801
ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで
つぎのあなたの瞳の色は
墨尽(ぼくじん)
ファンタジー
【ブロマンス風ファンタジー】
病魔に蝕まれてなお、戦いを止めない主人公たつとら
そんなたつとらを支えるために、仲間たちが運命を共にするお話
〇あらすじ
人間を本能のまま襲う〈異形〉と呼ばれる魔物が蔓延る世界
世界一の大国であるウェリンク国の軍事育成学園に一人の男が赴任してきた
桁違いに強い彼は、世界の脅威をいとも簡単に撃退していく
その強さと反して、主人公が抱えている病魔は深刻だった
彼が死ぬのが先か、世界の脅威が去るのが先か
奮闘し続ける主人公の周りには、仲間たちが増えていく
そして次第に明かされる、主人公の強さの理由と世界の成り立ち
果たして彼の正体は
行きつく先にあるのは希望か絶望か
__________
主人公の過去と素性が世界の成り立ちに大きく関わってくるため、主人公が謎の人物設定になっています。
最初は学園モノですが、途中から変わります。
※ご注意ください (恋愛ものではないのですが、一読ください)
女性が男性に想いを寄せる描写もありますし、男性が男性に想いを寄せる描写もあります(BR要素)
しかしこの物語は、恋愛に発展することはありません
女性同士の恋愛の描写もあります
初心者ですので、誤字・脱字等お目汚しが多々あるかと思いますがご了承ください!
ボーダー×ボーダー
まさみ
BL
『学校に爆弾を仕掛けた』
「は?」
『とめてくれないか、俺を』
大晦日、家にかかってきた一本の電話が平凡な高校生・秋山透をトラブルに巻き込む。学校に爆弾を仕掛けたてこもった親友・麻生譲をとめるため透は走る。タイムリミットは0時、はたして彼は間に合うのか。タイムリミテッド学園ミステリ。
表紙:ダム穴様
愛人オメガは運命の恋に拾われる
リミル
BL
訳ありでオメガ嫌いのα(28)×愛人に捨てられた幸薄Ω(25)
(輸入雑貨屋の外国人オーナーα×税理士の卵Ω)
──運命なんか、信じない。
運命の番である両親の間に生まれた和泉 千歳は、アルファの誕生を望んでいた父親に、酷く嫌われていた。
オメガの千歳だけでなく、母親にも暴力を振るうようになり、二人は逃げ出した。アルファに恐怖を覚えるようになった千歳に、番になろうとプロポーズしてくれたのは、園田 拓海という男だった。
彼の秘書として、そして伴侶として愛を誓い合うものの、ある日、一方的に婚約解消を告げられる。
家もお金もない……行き倒れた千歳を救ったのは、五歳のユキ、そして親(?)であるレグルシュ ラドクリフというアルファだった。
とある過去がきっかけで、オメガ嫌いになったレグルシュは、千歳に嫌悪感を抱いているようで──。
運命を信じない二人が結ばれるまで。
※攻め受けともに過去あり
※物語に暴行・虐待行為を含みます
※上記の項目が苦手な方は、閲覧をお控えください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる