剛柔なお前の為。

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ep 53

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大河 「何やってんの?…次俺だけぜ?w」

翔吾 「え?兄ちゃんもあるの?!」

大河 「はーやくw、あ、あとベッドギア外していいぞ」


大河は指に薬をぬった。

翔吾すぐに暑苦しいベッドギアを外す。


翔吾 「あっちー!!!」


翔磨 「翔吾はやくこーい!はじめるぞ!!」

翔吾 「わかってる。」


翔吾もスポーツドリンクを飲み干すとリングにあがる。



翔磨 「1つ、アドバイスだ。翔吾、大河の間合いには入らないこをオススメするぜw」



翔吾 「???分かった。」


そしてまた、開始のブザーがなる。

大河はにジリジリと近づく。


翔吾 (まだ、この距離は届かねーだろ…避ける事を考えろ。) 

二人の距離は翔磨の腕二本分くらいになったとき。


大河 「届くかな?」

大河はぐんと前進して、翔吾の懐に入った。


翔磨 「馬鹿!!入るなっていったろ!!」

翔吾 「?!ぇ…早?!」

サッ!と左手を首に手をつけた。
翔吾は固まってしまっている。

大河 「…次、2個目…」

翔吾 「クソッ!」
手をひじで払い除ける。

大河 「次は、3個目だな…」

翔吾 「?!やべっ」

大河は手を引き際に翔吾の頬につけていた。

とにかく距離を取らなければと後ろに一気さがる。

翔磨 「ちげー!!そっちじゃねー!!」

大河は見事に、翔吾はリングの端に誘導されていたのだ、しかしとき既に遅し。

翔吾 「んぐ?!?!」

大河は翔吾のほっぺを片手で握った。

翔吾は意地になり大河の片手を掴むと、初めて大河の足を払った。

大河 「?!っと。」

大河の身体が一瞬浮いた。

その場にいた全員が「うぉー!!!」と叫ぶ

しかし大河は床に手をつき逆立ちをしてグンっと一気に片腕で跳ね上げた。

翔吾も反動で大河のほうに倒れたとき

ビーーーと終了のベルがなる。

「すげー!動きだったな!!」
「レベルが高すぎる…」

等、周りの人間は興奮状態だった。

大河はTシャツをたぐし上げて滴る汗をふく。

身体がほてり、筋肉が酸素をうまく取り込んでいるので、いつもより、むっちりしている。

先程大河に飲み物をくれた人達が、大河の肉体を隠すようにタオルを渡す。


翔磨は翔吾の顔をみてわらっている。

翔磨 「だーはっはっはっ!っwwwwお前熊みたいになってるぞ!!殺す気かwww」

翔吾は自分の顔を鏡でみると頬に白い腺が入り、髭が生えたようになっていたのだ。

翔吾 「なんだよこれ!!/////」

とゴシゴシとタオルで吹き上げる。
すると大河が寄ってくる。

大河 「翔吾が出足払いするのはびっくりしたぜ!!…で、何が足りないか、わかったか?」

翔吾 「………多分、踏み込み?」

翔磨 「その通りだ!お前は筋肉はしっかりしているが、足の指の力がないだからスピードで大河に負ける。」

翔吾 「…どうすればいい?」

大河 「簡単なのは反復横跳び。だけど、それだけじゃ駄目だ。翔磨兄ちゃんに教えてもらえー、俺は飯の準備だ!!んじゃ!そゆことで」

翔磨 「ぇ、俺に投げるのかよ。」

大河 「飯、いらねーの?」

翔磨 翔吾 「「いる!!!」」

大河は田中さんやジムの人
「お疲れ様でしたっ!」というと、そそくさと二階に上がっていった。

翔磨 「ん。これ壁になげて、自分でとれ。ひとまず10分」

と言ってテニスボールを2つなげた。

翔吾 「これだけ?…」

翔磨 「これだけと思うか、これ以上やると思うのかはお前次第だ!wでもぶっちゃけ、効き目はあるぞ、俺もやってたし。」


翔吾 「まじで?!」

翔磨 「まじだ。…明日は多分組み手だな。…ま、頑張れ。」

翔吾 「……やるしかねーな。」


翔吾はただ、自分を鼓舞してひたすら踏み込みを鍛えた。


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