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Nick Robertson

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私は荷物を置いた。
まだ確認したいことはあるんだ。
私はお金の作り方を聞いた。
人かモンスターを倒す。
すると、相手の金は自分に渡される、または道具が手に入る。
簡単な話だった。
私は早速出かけようとした。
洞窟の中はどうなっているのだろう。
しかし一度負ければ手持ちの全額を失うのだ。
持って行かなかったらまた、道具がなくなる。
この剣良いやつらしいけど。
死守したほうがよさそう?どうしようか。
私はその時何かひらめいた。
こうすればいいんだ。
私は街の方に走って行った。

少しして、私は洞窟の入り口に来ていた。
ランプをつける。
中に入る。
湿った空気が肌に触る。
私はゆっくり進み始める。
なかなか奥に進めた頃、黒い鳥が天井から襲ってきた。
うわ、コウモリでかっ。
そいつは口をバカっと開けて火を吹いてきた。
おい、ちょっとそれはずるいぞ。
人はそんなことできないんだかっ…
私は倒された。
ふっと目がさめると布団に寝ている。
「あ、ここは?」
「簡易ベッド室?布団室?保健室って呼んでもいいわ」
「ああ、そうですか。、、ここどこ?」
「ここで昨日あんた寮に止まってたんでしょう?名前はサンパルト」
ああ、ここね。
私は起き上がって布団から出てくる。
「どうもありがとうございました」
「なんのなんの」
私はのこのこ出る。
本当に痛くなかったなあ、何が何だか分からなかった。
所持金は、やっぱり無くなっている。
「へへへ」私は笑ってしまう。
私は洞窟に行く前に銀行に寄ったのだ。
そして、1円だけとってきて洞窟に入ったのだ。
だから私は1円しか失っていないことになる。
みんなこのやり方知らないのかなあ。聞いたところではそんなことしているような気はしなかったな。
頭を使わないと。
私は宿屋へ行く。
「あら、どうしたの?」キコが言う。
「あっは、負けちゃった」私が笑う。
「まあ、成功した人がいないんだからねえ」
「いないの?」
「今まではね。」
へえ。
「でもいつもレベル上げしてる人ならいつか勝てるかも」
「それはないよ」
「ん」
キコが言うには、一日たつとレベルは1に戻るらしい。
レベルはやっぱりその日に触れた人の数だった。
1人に対しては何回触っても1レベルだけ上がる。
そこで誰かが1日の初めに集まってレベルを一斉に上げることを思いついたらしい。
レベルではないが、ここの世界?世界のここ、にいればいるだけデータがたまって優遇されるそうだ。例えばここに来てから2年経っている人だけの大会とか。
私はまた洞窟へ行く。1円持って。
コウモリにまたやられる。
いつも天井に張り付いてやがる。
私は3円目で覚悟した。
走り込んで進む。
いろんなことを試せばいい。
そう、試せば。
コウモリは舞い降りてきた。
でもその時私はもう奥にいる。
コウモリは追っかけてきた。
レベル上げていてもダメだな。
すぐに捕まりそうだ。
コウモリは火を吹いてきた。
私は横の岩陰に飛び込んでかわす。
コウモリはキイキイ言いながら回り込んでまた火炎放射だ。
私は逃げた。
追いかけてくる。
これでは剣も使えない。
投げるか?だめだ、失敗したら天井に突き刺さって取れなくなる。お高いのに。
私は急ブレーキをかけて体の向きを変える。
またさっきの岩へ走っていく。
コウモリもついてくる。
コウモリが飛びながら火を吹いた、その時。
私は岩を素早くよじ登って蹴るようにして跳ねた。
コウモリはこちらに飛んできている。
私は背中にうまく手をかけた。
コウモリに乗ったのだ。
コウモリは暴れるが、私が掴んでいられるくらいには体が大きくどうしようもない。
背中に火は吹けないし。
私はここで剣を取り出した。
終わりだあ。
しかし私はあることに気がついてしまった。
コウモリを切るとこの高さから下へ落ちることになる。
だ、大丈夫かなあ。
私の背を2個集めたような高さだ。いけるか。
でもこんなことしていても仕方ないので、刺した。
コウモリは消える。
「あばばば」
私は落ちる。
「あらら」
足から落ちたらどんと振動は来るけれど大丈夫なんだね。
コウモリが消えたあたりから大量の金と装備がでてきた。
うわ、すご。
すごいけど。
私はそれをみんな捨てた。
200万円あるし、この剣と服よりいいものないから。
剣はもちろん、この服もオシャレでいいだろう?宝石がキラキラ。

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