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第拾参話 衝突
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「これはこれは……探す手間が省けて何より」
菊と蘭の目の前には不適な笑みを溢し、白い毛並みを靡かせながら立ちはだかる虎の姿をした妖がいた。
「……この見世の招かれざるお客様……って感じかな」
「がっははははは。貴様、なかなかに面白い奴だな。ふぅむ……、狐、というのはいけ好かないが……俺の愛玩にでもしてやろうか」
「……っ!貴様っ!」
蘭は込み上げる怒りを表情に出しながら威嚇をしていた。
「……蘭、相手にするだけ無駄だよ。さ、ここから出よう」
菊が足を進めようとしたが、それよりも先に虎が距離詰めて来た。二人の顔を下から覗き込むようにまじまじと見つめ、何かを感じ取った虎は鋭く目を細めた。
「お前……、あの時俺たちが取り逃がしたガキだな」
「……は?」
「あん?覚えてねぇのか?俺たち虎一族が、唯一取り逃がしたオメガのガキ……。まさかここで働いていたとはなぁ。今日は運がついてる」
「蘭……、お前は先に逃げるんだ」
菊は蘭の耳元でそう囁いた。だが――。
「そんなことできるわけないじゃん!」
反発するように答えた蘭の声は思いの外大きく、虎の妖がギロリと二人の姿を捉えた。
「おいっ、何をこそこそと話してたんだ?」
「貴様には関係ない!」
蘭も負けじと虎を睨み付けながら言い返した。
「ほぅ……。威勢がいいのは母親譲りなんだな。……思い出すぜ……お前の両親の死に様を。がははははははは」
――俺の両親はこいつに殺された……?いつ……?……くっそ……何にも思い出せねぇ!
頭を抱えながら必死に記憶を遡ろうするも、思い出せない事に蘭は腹を立てていた。その様子を隣で見ていた菊は、優しい声で話し掛けた。
「蘭、事の全ては華小路さんが知ってるよ。……だから、この場から一刻も早く逃げるんだ!」
「……はっ?兄さん何言ってんの?……兄さんも一緒に逃げるだろ?」
「今の私では、お前の足手まといになる。……ここは私に任せて……お逃げ!」
「んなことできるわけないじゃん!」
「……っ!」
蘭は、菊の腕を絶対に離すまいと力を込めて掴んだ。
「俺、ぜってぇに兄さんを離さないから」
「……はは……こんな時くらい、言う事を聞いて欲しいけどね……。ま、それがお前のいいところなんだよな。……わかったよ。にしても、虎一族か……、僕とはかなり相性が悪いんだよね……どうしたものか」
「おめぇら、仲良くいちゃついてんじゃねぇよ。……この俺も混ぜろ!」
虎の妖がさらに距離を詰めようとした時だった――。
「おいっ!この変態野郎っ!誰のもんに手ぇ出そうとしてんだ?」
部屋の入り口に寄り掛かるようして腕を組みながら声を掛けたのは、――叶夜だった。虎の妖は、声のする方へと振り返り、叶夜の姿を目にした途端、全身の毛を逆撫でながら怒りを露わにするように怒鳴り声を上げた。
「貴様っ!」
「あぁ……見世先に居た二匹は仲良く伸びてんぞ」
「狼ごときがっ!」
虎の妖は鋭い爪を叶夜に向けながら跳びかかった。だが叶夜はすんなりと攻撃を避け、素早く背後へと回り込み背中に一蹴した。
「……ぐはっ」
「てめぇの動きは見え見えなんだよ。でかい図体の虎が、小回りの利く俺に敵うはずがないだろうがよ」
「くそがっ!この俺を怒らせた責任、きちんと取ってもらうからな!」
「……っ!てんめぇ!見世壊す気かっ!」
「んなこと、どうでもいい!」
「……ったく、血の気の多い奴はこれだから……。おい!菊に蘭、巻き込まれる前に早くこっから逃げろ!」
「けどっ!月影は?」
「おうおう、俺を心配してくれてんのか……嬉しい事言ってくれるぜ」
虎の妖が両手を天に翳しながら何やら呪文を唱えていると、黒い霧が虎を覆い始め、渦を巻くように広がり始めた。
その様子を心配そうに見ていた蘭が叫んだ。
「このままだとここにいる全員、巻き込まれるぞ」
「んなこと、この俺がさせるかよ!……神楽っ!そこの二人を連れて出ろ」
叶夜がそう言った途端、どこからともなく一人の男性が現れ、菊と蘭を両脇に抱えるとその場から離れた。
「ちょっ!……月影!」
遠ざかる声を背に、叶夜は少しだけ口角を上げ「またな」とだけ呟き、目の前で妖術を繰り出そうとしている虎に向かって跳びかかった。
❖❖❖
「ちょっ!どこのどなたか知りませんけど、いい加減離してください!」
「……」
「なっ!人の話聞いてますぅ?」
「……」
「んもうっ!」
抵抗することを諦めた蘭は反対側で抱えられている菊の方を見た。ぐったりとしている姿から、相当な労力を使ったんだろうな、と思い声をかけずに揺られていた。
どのくらい揺られていたのか定かではないが、蘭が目を覚ますと見覚えのない天井が目に入り、慌てて起き上がった。
「……!?ここは!?」
「起きたかい」
隣から聞こえてきたのは、心配そうに蘭の顔を覗き込む華小路の優しい声だった。
「……陽兄……。兄さんは?」
「菊なら隣の部屋で手当てを受けているよ」
「月影様は?」
「彼は……」
「……っ!……俺のせいだ。……いざって時に俺は役に立てない……!……くそっ!」
蘭は己を責めるように、自身の拳で何度も何度も布団を叩いた。
「……あのさ、俺……生きてるんだけど」
どこか聞き覚えのある声に、蘭は手を止め顔を上げた。部屋の隅っこで胡坐をかきながら、蘭の方を見つめる叶夜の姿がそこにはあった。
「……え?」
「勝手に死なせないでくんないかな」
「……、……へっ!?」
――俺の目の前にいるのは本当に月影叶夜なのだろうか……。
「蘭っ!おい、蘭っ!」
名前を呼ばれていることに気が付かずにいると、目と鼻の先に叶夜の整った顔があり、驚いた拍子に蘭はのけ反った。
「うわああああああっ」
「ちょっ……大丈夫かよ」
蘭は、床に頭をぶつける寸前に叶夜に支えられ、痛みを伴うことはなかった――。が、再び至近距離に叶夜の顔があり、蘭の顔はみるみるうちに赤くなっていった。
「なんだ、今度は熱でもあるのか?」
「……っ!ねぇよ!」
「ここは叶夜に任せるとして、私は菊の見舞いにでも行くよ」
「え?……陽兄……待ってよ」
「あとは頼んだよ、叶夜」
「おぅ!」
ゆったりとした足取りで立ち上がった華小路はにこやかに微笑みながら部屋を出た。
しばらく沈黙のまま互いに顔を見つめ合う状態が続き、思わず目線を逸らしてしまった蘭の態度に、叶夜は思う事があったのか、嬉しそうな表情で言った。
「……相変わらず可愛い奴だな。ま、俺はお前が何ともなくて安心したよ」
起き上がろうとする蘭の身体を支えながら、叶夜は布団の上で胡坐をかいた。
「……そう言えば、兄さんと俺を抱えていた人は……?」
「あぁ、神楽か。あいつは俺の執事兼付き人だ」
「……へぇ。助けてもらったお礼を言いたいんだけど……今はどちらに?」
「今は青薔薇の掃除の手伝いに行ってる。俺から伝えておくよ」
「……わかった。で、月影……その怪我……」
蘭は、叶夜の身体の至る所に包帯が巻かれている姿を心配そうな表情で尋ねた。
「まぁあれだ、大した怪我じゃないんだけど……」
「大した怪我じゃんか!あの時の虎にやられたんでしょ!……なんでそんな無茶するのさ」
「……許せなかったんだよ。……あんなやつに、あんなオメガを道具にしようとする奴らに、お前を奪われたくなかったんだよ!」
「……月影」
「……悪い、取り乱した」
しゅんとする叶夜の背後では、同じようにへなへなとする黒い尻尾が見えた。
「……これからは、あんまり無茶をしないで欲しい」
「蘭……、わかったよ、約束する」
ほっと胸を撫でおろした蘭は、にこやかに笑みを浮かべる叶夜の頬に優しく口付けた。
「……ちゅ」
「……、……、……っ!?」
蘭のまさかの行動に、叶夜は驚いたまま何も言えずにしばらく固まっていた。
「今のは……その……助けてくれたお礼……みたいなもんだから。……深い意味はないからな!」
「蘭~」
「うぜぇ、絡んでくるな!」
部屋の中から聞こえてくる二人のじゃれ合う光景が目に浮かび、どこか安心した様子の華小路は覚悟を決めたように菊が眠る部屋へと向かった。
菊と蘭の目の前には不適な笑みを溢し、白い毛並みを靡かせながら立ちはだかる虎の姿をした妖がいた。
「……この見世の招かれざるお客様……って感じかな」
「がっははははは。貴様、なかなかに面白い奴だな。ふぅむ……、狐、というのはいけ好かないが……俺の愛玩にでもしてやろうか」
「……っ!貴様っ!」
蘭は込み上げる怒りを表情に出しながら威嚇をしていた。
「……蘭、相手にするだけ無駄だよ。さ、ここから出よう」
菊が足を進めようとしたが、それよりも先に虎が距離詰めて来た。二人の顔を下から覗き込むようにまじまじと見つめ、何かを感じ取った虎は鋭く目を細めた。
「お前……、あの時俺たちが取り逃がしたガキだな」
「……は?」
「あん?覚えてねぇのか?俺たち虎一族が、唯一取り逃がしたオメガのガキ……。まさかここで働いていたとはなぁ。今日は運がついてる」
「蘭……、お前は先に逃げるんだ」
菊は蘭の耳元でそう囁いた。だが――。
「そんなことできるわけないじゃん!」
反発するように答えた蘭の声は思いの外大きく、虎の妖がギロリと二人の姿を捉えた。
「おいっ、何をこそこそと話してたんだ?」
「貴様には関係ない!」
蘭も負けじと虎を睨み付けながら言い返した。
「ほぅ……。威勢がいいのは母親譲りなんだな。……思い出すぜ……お前の両親の死に様を。がははははははは」
――俺の両親はこいつに殺された……?いつ……?……くっそ……何にも思い出せねぇ!
頭を抱えながら必死に記憶を遡ろうするも、思い出せない事に蘭は腹を立てていた。その様子を隣で見ていた菊は、優しい声で話し掛けた。
「蘭、事の全ては華小路さんが知ってるよ。……だから、この場から一刻も早く逃げるんだ!」
「……はっ?兄さん何言ってんの?……兄さんも一緒に逃げるだろ?」
「今の私では、お前の足手まといになる。……ここは私に任せて……お逃げ!」
「んなことできるわけないじゃん!」
「……っ!」
蘭は、菊の腕を絶対に離すまいと力を込めて掴んだ。
「俺、ぜってぇに兄さんを離さないから」
「……はは……こんな時くらい、言う事を聞いて欲しいけどね……。ま、それがお前のいいところなんだよな。……わかったよ。にしても、虎一族か……、僕とはかなり相性が悪いんだよね……どうしたものか」
「おめぇら、仲良くいちゃついてんじゃねぇよ。……この俺も混ぜろ!」
虎の妖がさらに距離を詰めようとした時だった――。
「おいっ!この変態野郎っ!誰のもんに手ぇ出そうとしてんだ?」
部屋の入り口に寄り掛かるようして腕を組みながら声を掛けたのは、――叶夜だった。虎の妖は、声のする方へと振り返り、叶夜の姿を目にした途端、全身の毛を逆撫でながら怒りを露わにするように怒鳴り声を上げた。
「貴様っ!」
「あぁ……見世先に居た二匹は仲良く伸びてんぞ」
「狼ごときがっ!」
虎の妖は鋭い爪を叶夜に向けながら跳びかかった。だが叶夜はすんなりと攻撃を避け、素早く背後へと回り込み背中に一蹴した。
「……ぐはっ」
「てめぇの動きは見え見えなんだよ。でかい図体の虎が、小回りの利く俺に敵うはずがないだろうがよ」
「くそがっ!この俺を怒らせた責任、きちんと取ってもらうからな!」
「……っ!てんめぇ!見世壊す気かっ!」
「んなこと、どうでもいい!」
「……ったく、血の気の多い奴はこれだから……。おい!菊に蘭、巻き込まれる前に早くこっから逃げろ!」
「けどっ!月影は?」
「おうおう、俺を心配してくれてんのか……嬉しい事言ってくれるぜ」
虎の妖が両手を天に翳しながら何やら呪文を唱えていると、黒い霧が虎を覆い始め、渦を巻くように広がり始めた。
その様子を心配そうに見ていた蘭が叫んだ。
「このままだとここにいる全員、巻き込まれるぞ」
「んなこと、この俺がさせるかよ!……神楽っ!そこの二人を連れて出ろ」
叶夜がそう言った途端、どこからともなく一人の男性が現れ、菊と蘭を両脇に抱えるとその場から離れた。
「ちょっ!……月影!」
遠ざかる声を背に、叶夜は少しだけ口角を上げ「またな」とだけ呟き、目の前で妖術を繰り出そうとしている虎に向かって跳びかかった。
❖❖❖
「ちょっ!どこのどなたか知りませんけど、いい加減離してください!」
「……」
「なっ!人の話聞いてますぅ?」
「……」
「んもうっ!」
抵抗することを諦めた蘭は反対側で抱えられている菊の方を見た。ぐったりとしている姿から、相当な労力を使ったんだろうな、と思い声をかけずに揺られていた。
どのくらい揺られていたのか定かではないが、蘭が目を覚ますと見覚えのない天井が目に入り、慌てて起き上がった。
「……!?ここは!?」
「起きたかい」
隣から聞こえてきたのは、心配そうに蘭の顔を覗き込む華小路の優しい声だった。
「……陽兄……。兄さんは?」
「菊なら隣の部屋で手当てを受けているよ」
「月影様は?」
「彼は……」
「……っ!……俺のせいだ。……いざって時に俺は役に立てない……!……くそっ!」
蘭は己を責めるように、自身の拳で何度も何度も布団を叩いた。
「……あのさ、俺……生きてるんだけど」
どこか聞き覚えのある声に、蘭は手を止め顔を上げた。部屋の隅っこで胡坐をかきながら、蘭の方を見つめる叶夜の姿がそこにはあった。
「……え?」
「勝手に死なせないでくんないかな」
「……、……へっ!?」
――俺の目の前にいるのは本当に月影叶夜なのだろうか……。
「蘭っ!おい、蘭っ!」
名前を呼ばれていることに気が付かずにいると、目と鼻の先に叶夜の整った顔があり、驚いた拍子に蘭はのけ反った。
「うわああああああっ」
「ちょっ……大丈夫かよ」
蘭は、床に頭をぶつける寸前に叶夜に支えられ、痛みを伴うことはなかった――。が、再び至近距離に叶夜の顔があり、蘭の顔はみるみるうちに赤くなっていった。
「なんだ、今度は熱でもあるのか?」
「……っ!ねぇよ!」
「ここは叶夜に任せるとして、私は菊の見舞いにでも行くよ」
「え?……陽兄……待ってよ」
「あとは頼んだよ、叶夜」
「おぅ!」
ゆったりとした足取りで立ち上がった華小路はにこやかに微笑みながら部屋を出た。
しばらく沈黙のまま互いに顔を見つめ合う状態が続き、思わず目線を逸らしてしまった蘭の態度に、叶夜は思う事があったのか、嬉しそうな表情で言った。
「……相変わらず可愛い奴だな。ま、俺はお前が何ともなくて安心したよ」
起き上がろうとする蘭の身体を支えながら、叶夜は布団の上で胡坐をかいた。
「……そう言えば、兄さんと俺を抱えていた人は……?」
「あぁ、神楽か。あいつは俺の執事兼付き人だ」
「……へぇ。助けてもらったお礼を言いたいんだけど……今はどちらに?」
「今は青薔薇の掃除の手伝いに行ってる。俺から伝えておくよ」
「……わかった。で、月影……その怪我……」
蘭は、叶夜の身体の至る所に包帯が巻かれている姿を心配そうな表情で尋ねた。
「まぁあれだ、大した怪我じゃないんだけど……」
「大した怪我じゃんか!あの時の虎にやられたんでしょ!……なんでそんな無茶するのさ」
「……許せなかったんだよ。……あんなやつに、あんなオメガを道具にしようとする奴らに、お前を奪われたくなかったんだよ!」
「……月影」
「……悪い、取り乱した」
しゅんとする叶夜の背後では、同じようにへなへなとする黒い尻尾が見えた。
「……これからは、あんまり無茶をしないで欲しい」
「蘭……、わかったよ、約束する」
ほっと胸を撫でおろした蘭は、にこやかに笑みを浮かべる叶夜の頬に優しく口付けた。
「……ちゅ」
「……、……、……っ!?」
蘭のまさかの行動に、叶夜は驚いたまま何も言えずにしばらく固まっていた。
「今のは……その……助けてくれたお礼……みたいなもんだから。……深い意味はないからな!」
「蘭~」
「うぜぇ、絡んでくるな!」
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