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第伍話 覚悟
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「叶夜様、こちらが頼まれていた書類です」
「あぁ」
叶夜は、部屋へと入って来た執事から書類を受け取りその場で目を通した。
「……なるほど、な」
「いかがされましたか」
「いや……なんでもない」
一通り目を通した書類を机の上に置き、叶夜は手を組みながら執事に言った。
「……いい頃合いだ。陽斗に交渉してみるか」
「何をお考えなのか分かりかねますが、程々にお願いいたします」
少し呆れるように答えた執事は、主に一礼し部屋を後にした。
「蘭……、俺は絶対にお前を手に入れる」
❖❖❖
小鳥の囀りと差し込む朝日の眩しさで目を醒ました蘭は、起き上がりながら伸びをした。見世で客人の相手をしない蘭たちは、一つの部屋で布団を敷き詰め寝ている。起きる時間はだいたい一緒だが、その中でも蘭は一番に目を覚まし、朝の支度を始める。誰かに言われるでもなく自ら進んで行う姿は、下の者たちにとって良い刺激となっている。
「蘭っ!」
見世先を箒で掃いていると、後ろから大きめの声で名前を呼ぶ二歳年下の楓の姿があった。
「楓。おはよ」
「……おはよ、って呑気過ぎんだろ!」
「起こさなかったこと、根に持ってんの?」
「起こして、って昨日約束したのに……。起きたら蘭の姿がなくてめちゃくちゃ焦ったし」
「……ごめん。起こそうとは思ってたんだけど、気持ちよさそうに寝てたから……起こせなかった」
「もぅ~!遠慮はなし、って言ったのに」
「わかったわかった。次からはちゃんと起こすって」
ぽかぽかと背中を叩く楓を宥めるように、蘭は彼の頭に手を置き優しく撫でた。
掃き掃除を終えた二人は、道具を仕舞った足で厨房へと向かった。厨房が近づくにつれ、ご飯の炊けた香りと味噌汁の匂いが廊下に立ち込めていた。
「はぁ……。この旨そうな匂いは空腹感を倍増させるぞ」
「ははは。楓はいつでもお腹減ってるじゃん」
「なっ!……否定できないところが……無償に悔しい」
「俺たちも早く行こっ!」
「おぅ」
廊下を突き進み、厨房の中へと入ろうとした時――。
「蘭、ちょっといいかな」
おっとりとした口調で蘭の名前を呼んだのは、楼主の華小路だった。
「華小路さん……」
「ここはいいから行け」
「……終わったら手伝うから」
楓に背中を押された蘭は振り返りながらそう言い残し、楼主の部屋へと踵を返した。
「……失礼します」
「どうぞ」
部屋へ入ると、華小路が気に入って焚く白檀の香りがした。
「さぁ、座って」
先に部屋へと入っていた華小路が促すように座布団を差し出した。蘭は言われるがまま、華小路の目の前へと腰を下ろした。
「あの……俺、何か粗相でもした?」
「何か思い当たることでもあるのかい?」
「……いや……それがないんだけど」
「ふふふ」
真剣な表情で考え込む蘭の姿を見て、華小路は笑わずにはいられなかった。
「なっ……ちょっ!陽兄、笑うなんてひどくない!?」
「お前の真剣な表情があんまりにも可愛くてつい……ふふふ」
いつもは表情を一切変えない華小路――。だが、時折見せる幼子のように笑う姿を目の前に、蘭はしばらく彼から目を離せないでいた。
「……陽兄、俺に何か話があったんじゃないの?」
「そうだね」
その一言でいつも通りの表情へと戻った華小路は、蘭の瞳を真っ直ぐ見据え話し始めた。
「お前の初夜の相手が決まったよ」
「……えっ?」
――初夜の相手って……、陽兄……何言ってんの?
「いずれはこの日が来る、と私も覚悟はしていたんだけどね……。お前の初めての相手には申し分ない人だよ」
――何勝手に決めてんだよっ!俺の気持ちは無視かよ!
驚き、怒り……なんとも言えない複雑な気持ちが蘭を襲った。何かを言い返そうとするも、ふと頭を過ったのは昨晩の浴室での菊との会話――。
『あの人は僕たちのことを道具にしか思っていないよ』
――そう言えば菊兄が言ってたな……。俺たちは所詮、金を稼ぐための道具……。人間や妖の欲求を満たすための道具でしかない……。この【青薔薇】からは逃げられないんだ……。
込み上げてきたものが不思議なくらい、すぅと落ちていった。
「蘭?」
返事がないことを気にかけた華小路が、蘭の顔を覗き込んだ。
「……陽兄」
「なんだい」
「俺の初めての相手って……どんな人なの」
意を決した蘭の瞳は、キラキラと輝いているようにも見え、一瞬だけ華小路は見惚れてしまった。
「……陽兄?」
「あ、あぁ……。お前の初めての相手については教えられないんだ。ただ……そうだね……。向こうが大層お前を気に入っている、とだけ言っておこうか」
――俺の事を知っている……?客を相手にしていない俺との接点なんてないはず……。
考え込む蘭だったが、いくら考えても答えは出ず諦める事にした。
「初夜の日なんだけど、五日後に、と向こうには伝えてある。見世の世話役もその日まででいいからね。あ、あと初夜当日の朝にでも、またここに来てくれないかい。話しておくことがあるから」
「わかっ……、わかりました」
「うん。それじゃあ今日もよろしくね」
話し終えた華小路は身体を机の方へと向き直り、置かれていた書類の整理に取り掛かった。
蘭は華小路の後ろ姿に一礼し、部屋を出た。
静まり返った室内――。吹き込む風で書類が捲れる音を聴きながら華小路は一人考え込んでいた。
――花蓮……。私は間違っていないだろうか……。
❖❖❖
五日後――。
いつもよりも朝早くに目が覚めた蘭は、周りですやすやと眠る弟分たちの寝顔を見ていた。
――こいつらとも今日でお別れか……。なんでだろうな、今なら菊兄の気持ちがわかるかも……。
部屋全体を見渡し、蘭は小声で「今までありがとう」と呟き、自身が使っていた布団を抱えながら部屋を後にした。
――今日も変わらず良い天気だな……。
物干し棹に布団を掛けながら蘭は天を仰いだ。
「いつもよりも早いね」
蘭が振り返るとそこには、はだけた寝衣を正しながら歩いてくる菊の姿があった。
「……菊兄こそ早いんじゃない」
「うん。馴染み客の鼾が煩いのと、なんだか寝付けなくてね」
「そっか」
「……今夜が初夜なんだってね」
「華小路さんから聞いたの?」
「うん。……見世が始まる前に、下の子たちにも言うらしいよ」
「……そっか」
しばらく流れる沈黙の間――。
朝の静かな風音に二人して耳を澄ませている中、菊が独り言のように話し始めた。
「僕も初めて客を取るって知らされたとき、足抜けしようかなぁ……なんて考えたりもした。けど、そんな勇気はさらさらなくって気づいたら夜になってた。頭ではわかってても、実際に行為をするってなったら怖気づいてしまってた。でも、そんな僕の事を思ってなのか、華小路さんは気を利かしてくれてたんだ。僕が役目を果たせるように、ね。今となってはその方も大事な馴染み客の一人なんだよ。……だから、きっと蘭の相手も選んでくれてるよ」
穏やかな口調で話す菊の声は、今の蘭にとって心地の良いものだった。
――陽兄は俺たちの事をよく見ている。だから大丈夫だと信じよう……。
「菊兄……ありがとう」
蘭はその一言だけ伝え、支度をするために宛がわれた一人部屋へと向かうことにした。
部屋へ入ると、机の上に置かれた箱が目に入って来た。
――なんだあの箱……。
疑問に思いながら近くまで行くと、箱の上に『蘭へ 贈り物』と書かれた紙が貼られていた。
何が入っているのかと気になり、蓋を開けると――。
『今夜、これを身に纏った君に会えるのを楽しみにしている』とだけ書かれた葉書とともに、黒を基調とした着物が入れられていた。
――綺麗な着物……。こんな高そうな着物を貰ってもいいのか!?……これを俺にくれる人って、一体どんな人なんだろう。
恐る恐る着物に触れると、なんとも言い難い触り心地に感嘆の息が漏れた。
「気に入ったかい」
背後の気配に気づかなかった蘭は、一瞬だけびくりとしたが、声の主が華小路とわかり安心したように答えた。
「……陽兄、驚かさないでくれる?」
「そんなつもりはなかったんだけど……悪いことをしたね」
「……まぁ、いいけど」
「蘭。少しだけいいかい?」
「どうぞ」
蘭は一旦箱を閉め、華小路の方へと身体を向きなおした。初めての個室には座布団はなく、蘭がどうするべきか悩んでいると、その様子を見ていた華小路は「お構いなく」と言い、畳の上で直に正座をした。
「さて、男妓として今夜客人を迎えるにあたり、お前に話しておくことがある。心して聞きなさい」
華小路の表情はこれまでになく厳しく、蘭も身が引き締まるような気持ちとなり、緊張した面持ちで華小路から話される内容を待っていた。
「あぁ」
叶夜は、部屋へと入って来た執事から書類を受け取りその場で目を通した。
「……なるほど、な」
「いかがされましたか」
「いや……なんでもない」
一通り目を通した書類を机の上に置き、叶夜は手を組みながら執事に言った。
「……いい頃合いだ。陽斗に交渉してみるか」
「何をお考えなのか分かりかねますが、程々にお願いいたします」
少し呆れるように答えた執事は、主に一礼し部屋を後にした。
「蘭……、俺は絶対にお前を手に入れる」
❖❖❖
小鳥の囀りと差し込む朝日の眩しさで目を醒ました蘭は、起き上がりながら伸びをした。見世で客人の相手をしない蘭たちは、一つの部屋で布団を敷き詰め寝ている。起きる時間はだいたい一緒だが、その中でも蘭は一番に目を覚まし、朝の支度を始める。誰かに言われるでもなく自ら進んで行う姿は、下の者たちにとって良い刺激となっている。
「蘭っ!」
見世先を箒で掃いていると、後ろから大きめの声で名前を呼ぶ二歳年下の楓の姿があった。
「楓。おはよ」
「……おはよ、って呑気過ぎんだろ!」
「起こさなかったこと、根に持ってんの?」
「起こして、って昨日約束したのに……。起きたら蘭の姿がなくてめちゃくちゃ焦ったし」
「……ごめん。起こそうとは思ってたんだけど、気持ちよさそうに寝てたから……起こせなかった」
「もぅ~!遠慮はなし、って言ったのに」
「わかったわかった。次からはちゃんと起こすって」
ぽかぽかと背中を叩く楓を宥めるように、蘭は彼の頭に手を置き優しく撫でた。
掃き掃除を終えた二人は、道具を仕舞った足で厨房へと向かった。厨房が近づくにつれ、ご飯の炊けた香りと味噌汁の匂いが廊下に立ち込めていた。
「はぁ……。この旨そうな匂いは空腹感を倍増させるぞ」
「ははは。楓はいつでもお腹減ってるじゃん」
「なっ!……否定できないところが……無償に悔しい」
「俺たちも早く行こっ!」
「おぅ」
廊下を突き進み、厨房の中へと入ろうとした時――。
「蘭、ちょっといいかな」
おっとりとした口調で蘭の名前を呼んだのは、楼主の華小路だった。
「華小路さん……」
「ここはいいから行け」
「……終わったら手伝うから」
楓に背中を押された蘭は振り返りながらそう言い残し、楼主の部屋へと踵を返した。
「……失礼します」
「どうぞ」
部屋へ入ると、華小路が気に入って焚く白檀の香りがした。
「さぁ、座って」
先に部屋へと入っていた華小路が促すように座布団を差し出した。蘭は言われるがまま、華小路の目の前へと腰を下ろした。
「あの……俺、何か粗相でもした?」
「何か思い当たることでもあるのかい?」
「……いや……それがないんだけど」
「ふふふ」
真剣な表情で考え込む蘭の姿を見て、華小路は笑わずにはいられなかった。
「なっ……ちょっ!陽兄、笑うなんてひどくない!?」
「お前の真剣な表情があんまりにも可愛くてつい……ふふふ」
いつもは表情を一切変えない華小路――。だが、時折見せる幼子のように笑う姿を目の前に、蘭はしばらく彼から目を離せないでいた。
「……陽兄、俺に何か話があったんじゃないの?」
「そうだね」
その一言でいつも通りの表情へと戻った華小路は、蘭の瞳を真っ直ぐ見据え話し始めた。
「お前の初夜の相手が決まったよ」
「……えっ?」
――初夜の相手って……、陽兄……何言ってんの?
「いずれはこの日が来る、と私も覚悟はしていたんだけどね……。お前の初めての相手には申し分ない人だよ」
――何勝手に決めてんだよっ!俺の気持ちは無視かよ!
驚き、怒り……なんとも言えない複雑な気持ちが蘭を襲った。何かを言い返そうとするも、ふと頭を過ったのは昨晩の浴室での菊との会話――。
『あの人は僕たちのことを道具にしか思っていないよ』
――そう言えば菊兄が言ってたな……。俺たちは所詮、金を稼ぐための道具……。人間や妖の欲求を満たすための道具でしかない……。この【青薔薇】からは逃げられないんだ……。
込み上げてきたものが不思議なくらい、すぅと落ちていった。
「蘭?」
返事がないことを気にかけた華小路が、蘭の顔を覗き込んだ。
「……陽兄」
「なんだい」
「俺の初めての相手って……どんな人なの」
意を決した蘭の瞳は、キラキラと輝いているようにも見え、一瞬だけ華小路は見惚れてしまった。
「……陽兄?」
「あ、あぁ……。お前の初めての相手については教えられないんだ。ただ……そうだね……。向こうが大層お前を気に入っている、とだけ言っておこうか」
――俺の事を知っている……?客を相手にしていない俺との接点なんてないはず……。
考え込む蘭だったが、いくら考えても答えは出ず諦める事にした。
「初夜の日なんだけど、五日後に、と向こうには伝えてある。見世の世話役もその日まででいいからね。あ、あと初夜当日の朝にでも、またここに来てくれないかい。話しておくことがあるから」
「わかっ……、わかりました」
「うん。それじゃあ今日もよろしくね」
話し終えた華小路は身体を机の方へと向き直り、置かれていた書類の整理に取り掛かった。
蘭は華小路の後ろ姿に一礼し、部屋を出た。
静まり返った室内――。吹き込む風で書類が捲れる音を聴きながら華小路は一人考え込んでいた。
――花蓮……。私は間違っていないだろうか……。
❖❖❖
五日後――。
いつもよりも朝早くに目が覚めた蘭は、周りですやすやと眠る弟分たちの寝顔を見ていた。
――こいつらとも今日でお別れか……。なんでだろうな、今なら菊兄の気持ちがわかるかも……。
部屋全体を見渡し、蘭は小声で「今までありがとう」と呟き、自身が使っていた布団を抱えながら部屋を後にした。
――今日も変わらず良い天気だな……。
物干し棹に布団を掛けながら蘭は天を仰いだ。
「いつもよりも早いね」
蘭が振り返るとそこには、はだけた寝衣を正しながら歩いてくる菊の姿があった。
「……菊兄こそ早いんじゃない」
「うん。馴染み客の鼾が煩いのと、なんだか寝付けなくてね」
「そっか」
「……今夜が初夜なんだってね」
「華小路さんから聞いたの?」
「うん。……見世が始まる前に、下の子たちにも言うらしいよ」
「……そっか」
しばらく流れる沈黙の間――。
朝の静かな風音に二人して耳を澄ませている中、菊が独り言のように話し始めた。
「僕も初めて客を取るって知らされたとき、足抜けしようかなぁ……なんて考えたりもした。けど、そんな勇気はさらさらなくって気づいたら夜になってた。頭ではわかってても、実際に行為をするってなったら怖気づいてしまってた。でも、そんな僕の事を思ってなのか、華小路さんは気を利かしてくれてたんだ。僕が役目を果たせるように、ね。今となってはその方も大事な馴染み客の一人なんだよ。……だから、きっと蘭の相手も選んでくれてるよ」
穏やかな口調で話す菊の声は、今の蘭にとって心地の良いものだった。
――陽兄は俺たちの事をよく見ている。だから大丈夫だと信じよう……。
「菊兄……ありがとう」
蘭はその一言だけ伝え、支度をするために宛がわれた一人部屋へと向かうことにした。
部屋へ入ると、机の上に置かれた箱が目に入って来た。
――なんだあの箱……。
疑問に思いながら近くまで行くと、箱の上に『蘭へ 贈り物』と書かれた紙が貼られていた。
何が入っているのかと気になり、蓋を開けると――。
『今夜、これを身に纏った君に会えるのを楽しみにしている』とだけ書かれた葉書とともに、黒を基調とした着物が入れられていた。
――綺麗な着物……。こんな高そうな着物を貰ってもいいのか!?……これを俺にくれる人って、一体どんな人なんだろう。
恐る恐る着物に触れると、なんとも言い難い触り心地に感嘆の息が漏れた。
「気に入ったかい」
背後の気配に気づかなかった蘭は、一瞬だけびくりとしたが、声の主が華小路とわかり安心したように答えた。
「……陽兄、驚かさないでくれる?」
「そんなつもりはなかったんだけど……悪いことをしたね」
「……まぁ、いいけど」
「蘭。少しだけいいかい?」
「どうぞ」
蘭は一旦箱を閉め、華小路の方へと身体を向きなおした。初めての個室には座布団はなく、蘭がどうするべきか悩んでいると、その様子を見ていた華小路は「お構いなく」と言い、畳の上で直に正座をした。
「さて、男妓として今夜客人を迎えるにあたり、お前に話しておくことがある。心して聞きなさい」
華小路の表情はこれまでになく厳しく、蘭も身が引き締まるような気持ちとなり、緊張した面持ちで華小路から話される内容を待っていた。
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