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感度は抜群①

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*宇髄side





ビクッ……



ビクビクッ……





ビクッ……





ビクッ……










身体を震わせるひなちゃんの目からはスーッと涙がこぼれ落ちてる。





よく頑張った……





ひなちゃんの脚をそっと撫でながら、時計を見るともう17時半をとっくにまわっていた。



治療を始めてから2時間以上。

蓮先生の手を握り締めながら、全身に力を込めながら、喘ぎながら……

ビクビクと何度も身体を震わせて、よくやくひなちゃんはイクことができた。



初めてイクのは相当怖かっただろう。

女の子はみんなそうだ。

何度も怖いって息を切らして涙目で訴えて、俺が医者でなければ、これが治療でなければ、きっと途中でやめて抱きしめてあげてたと思う。

久しぶりに医者として心を鬼にしなくちゃいけなくて、正直キツかった。





蓮「……ひなちゃん、身体が脱力し始めたけど、これは気失っちゃったね。今日はここで限界かな」


ひな「ハァ……ハァ……ハァ、ハァ……」





気を失ったまま、ひなちゃんはまだハァハァと全身で息をしてる。

そんなひなちゃんの頭を蓮先生は優しく撫でながら、目から流れる涙をそっと拭いている。





宇髄「はい……これ以上は体力が持たなくなると思います」


蓮「そうだね。イク時に僕の手を握りしめる力はすごかったよ。ひなちゃんは、小さな身体で本当によく頑張ったね。宇髄先生、どのくらい出せたかだけみてくれる?僕は聴診するから」


宇髄「はい」





と、俺はひなちゃんの膣を洗浄してから、エコーで子宮の分泌液がどのくらい出たか確認する。

その間に、蓮先生はひなちゃんの胸の音や血圧や体温を確認してくれてる。





……やっぱクリだけじゃ厳しいよなぁ。





今日、本当は指を入れて中の刺激もするつもりだった。

だが、いきなり指を入れて刺激すると、怖がったり痛がるだけで治療にならないだろうということで、まずはクリトリスを刺激して、感じる感覚やイク感覚を掴ませてから中を刺激しようと、すでに蓮先生や黒柱とは話し合っていた。



もともと、無意識にしろ五条に真っ赤な顔して反応するのを何度も見てたから、ひなちゃんの感度は悪くないだろうとは思ってた。

ただ、ここまで敏感なのはさすがに想定外。

初めてで、感じるまでにもイクまでにも相当時間はかかったものの、クリの刺激だけでここまでぐったりと気を失うほどの絶頂を迎えてしまった……。



それでも、クリトリスだけの刺激では、溜まった分泌液を出し切ることは出来てなかった。

相当なオーガズムを感じたはずで、愛液もかなり溢れ出ていたんだが……。





宇髄「蓮先生、今日出せたのは3割程度です。やはり中の刺激でもイかせないと……」


蓮「仕方ないね。でも、3割出せたなら僕としては予想以上だよ。今日はもう無理だからこのまま休ませて、明日、様子を見て次の治療の日を考えてあげて。あ、ひなちゃんご飯の時間にはもう起きないから点滴しといてあげてね」


宇髄「わかりました」


蓮「あとは1人で大丈夫かな?ひなちゃん部屋運べる?」


宇髄「工藤呼びますんで大丈夫です。蓮先生、ありがとうございました」


蓮「うん。そしたら、宇髄先生もお疲れ様。キツかったでしょ?ひなちゃん部屋連れて行ったらゆっくり休みなね」


宇髄「ありがとうございます……」










***



*五条side



~小児科医局~



16時を過ぎ、17時を過ぎ……。

ひなが治療に入ってから2時間経った。

まだ戻って来ないし、宇髄先生からの連絡もない。





神崎「ひなちゃん遅いね。手こずってるかな」





神崎先生も心配してくれている。





コンコンコン——





藤堂「ひなちゃんちょっと遅いね。大丈夫かな。」





藤堂先生も心配なのか医局に来てくれた。





五条「ひなが嫌がってるのか……それにしてもそろそろ帰って来てもいいんですけどね」





と、しばらくみんなで話していると、





コンコンコン——





工藤「お疲れ様です。ひなちゃん、部屋戻りました。ぐっすり寝てますけど、みんなで見に行きますか?」





工藤先生が報告に来てくれて、みんな揃ってひなの病室に行った。










「「宇髄先生、お疲れ様です」」





ひなの病室に入ると、宇髄先生が滅多に見ないほど疲れた顔だった。

ベッドの上では、ひながぐっすり眠ってる。





宇髄「みんな来たか。悪いな遅くなって。ひなちゃん、よく頑張ったよ」


五条「ひな……」





眠ってるひなの顔からは、辛かったことがよくわかる。

疲れ切ってて泣いたこともわかる。

俺はそっとひなの頭を撫でた。





五条「宇髄先生、ありがとうございました。お疲れじゃないですか?」


宇髄「あぁ、ちょっとな」





そう言って、宇髄先生は丸椅子に腰掛け、治療の様子を報告してくれた。










宇髄「——ということだ。さすがにちょっと心苦しかった。怖いって泣く子をイかせなきゃいけないんだ。イクのがどういうことかもわかってないのに淡々とだぞ。ひなちゃん辛かったと思うんだ。目が覚めたらどんな気持ちになるだろうな。次の治療もできるかどうか……」





と、宇髄先生がひなのお腹にそっと手を乗せる。



宇髄先生の話によると、今日はクリトリスの刺激だけで限界を迎えたそう。

分泌液も全部出しきれなかったから、もう一度治療して、今度はちゃんと中の刺激で出さないといけない。



それでもひなは……





五条「ひなは、今日ちゃんとイったんですね。感じることもできなかったら治療にならないしどうしようかと思ってたんで、それだけで少し安心しました……」


宇髄「あぁ。クリなんて触られるのすら初めてだったんだ。最初はどんな感じするか聞いても"触られてる感じ"としか言わないし、イクのも怖がるから無理かと思う瞬間もあったがな。でも、結果的に感度は悪くなかったぞ。というか良い、というか良すぎる……。そもそも、クリである程度感じさせて、できれば軽くイかせてから中を刺激するつもりだったのに、感じ始めたら急にとろんとした目でハァハァハァハァしてな。初めてでこんなぐったり気失うほどだ。ひなちゃんはめちゃくちゃ敏感だぞ。よかったな五条」


五条「いやっ、よ、よかったなってなんすか……」


藤堂「そりゃ、将来的にね。悠仁にとって喜ばしいことでしょ?」


五条「や、やめてください。ひなとそうなるかどうかは。ひなは俺のことお父さんって言ってたし……。仮にそうなれても、ひなは大切にしたいんです。そんな簡単に手を出すことは……」


神崎「五条先生、まさかひなちゃんが言ったことずっと気にしてたの?もう2年も前の話なのに(笑)」


工藤「大丈夫大丈夫。ひなちゃん別の男んとこ行ったりしないから。五条先生のこと好きじゃん?まだ恋心には気づいてなさそうだけど。あと、ひなちゃん大切にしたいなら、五条先生は酔っ払うと簡単に理性ぶっ飛ぶから気をつけなよ(笑)」


宇髄「あ、そうだ。それとな、ひなちゃんの感じるポイントもわかったぞ。ちょっといじめるくらいが意外と効くみたいだ。言葉責めとか好きだと思うから、ドSの五条にちょうどいい」





なっ……。

全くこの人はひなの寝てる前でなんてことを……。





五条「宇髄先生、ひなの前です……」


工藤「イった後なんだ。気絶してるに近いくらい眠ってるから大丈夫大丈夫。それに、もしこの会話聞いててもひなちゃんはわかんないでしょ(笑)」





工藤先生もマジで……。





藤堂「はいはい。みんな悠仁をいじめてあげないで~(笑)……ねぇ、悠仁。明日の回診一緒に来る?」


五条「いえ……ひなはまだ治療しなきゃいけないんです。俺に会って変に気が緩んで、治療やだって駄々こねるといけないので。主治医の藤堂先生と、担当医の宇髄先生にお任せします」


藤堂「うん。わかった」


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