51 / 88
第二章 RLS-九つの世界-
51 ウィナリアの街3/3
しおりを挟む
「お待たせ。一応服だけ先に買ってきた。」
「お待たせしました。」
さっきまで『えっ?そんなに気になるの?(ピラッ♡)』みたいに色気スーパースプレッダー状態だったメリスとリーフが、普通の街人になって戻って来た。
穿いてない事を知ってる俺からすれば『おいおいこんな所で誘うとかなんてビッチちゃんなんだい君達はぁ♡』って感じの素晴らしい姿だったのに…こんなに着こんで…色々台無しじゃないか……
「あ…おかえりハァー…」
「いきなり溜息吐くとか失礼ね。ちょっとミュー、こっち来て。」
そう言って若干やる気が減った俺の手を引っ張ってギムリ達から離れた場所まで連れてこられた。
そして胸元を開いて見せてくれた。
RLSの中には無いと思っていたシースルー装備がメリスの胸元を飾っていた♡
先端のピンク色の装備も完全に自己主張するぐらいのスケ度合い♡このブラジャーを作った奴は良く判ってる。
今度この下着を売っていた店に連れて行ってもらって『シェフを呼べ♪』的な事をしてせめて握手をさせてもらおう♡
「いや~♡何コレ♡おぉっ?」
俺がメリスの胸元を覗き込んでいたらいきなり尻尾の先の方を71.3cmAカップサイズの微乳が優しく包み込んだ。
振り向くとリーフの服の裾の辺りから尻尾が入り込んでいて、
「メリスさん、気を付けないと…その…出てましたよ?ミューさんも他の人が居る所でそんな感じにならないで下さい。」
とりあえず怒られた。
なるほど…俺今メリスのシースルー装備内のピンク色の視覚誘導装置を見て握れん棒が飛び出したらしい。
それを他の連中に見られない様にわざわざ胸元に入れて隠してくれたと。
俺の姿を見ても特に変な顔をする訳では無いギムリとマルクスとフランの3人は頭の上にクエスチョンマークを浮かべてる様な顔で俺達の事を見てる。
「コソコソ なぁ俺の尻尾の先の事って他の連中は知らないのか?」
「コソコソ そんなのした事有る奴ぐらいしか知る訳無いでしょ?」
じゃぁ何でメリスとリーフはその事を知ってたんだろう?
俺の疑問が伝わったのかリーフが答えてくれた。
「コソコソ 実は私が売られていた場所で少し技術確認されていた所をメリスさん達が入ってきて見ちゃったんです♡」
「コソコソ 技術確認…そうか。」
あの口技とか貪欲なディープイン技術は経験が有ったからって事かぁ…
「コソコソ じゃぁこの状態なら俺が『今すぐ合体したいの♡』状態になってる事に気付かれないって事?」
「コソコソ その…私が大丈夫じゃなくなるかもしれないので出来れば早めにどこかに場所を取っていただければ…タスカリマス♡」
「コソコソ なんかその…ごめんね?まさか胸元見せたぐらいでミューがその気になるとか思わなかったから…」
胸元を恥ずかしそうに隠すメリスと俺の握れん棒を胸でふにゅんふにゅんしつつ隠してくれてるリーフ…
「オヤジ!お会計とかはまた今度って事にしてここらで1番良い部屋の宿を頼む!」
頭の中がメリスとリーフを抱く事しか考えられなくなった俺はそんな事を口走っていた。
「んっ?宿か?…そう言えばお前ら金がまったく無いと言うとったな。…ちょっと待っとれ。」
そう言ってカウンターの後ろに行き足元から金庫っぽい箱を出しそこそこ大きな袋を出してマルクスに持たせた。
「その封を見れば分かると思うがその袋には1,000,000リオン入っとる。まずは一部だけになるが先にその金を渡しておくから明日またここに来い。その時までにメリスとその嬢ちゃんに最高の装備を用意しておいてやる。」
そう言って金庫をまた足元に戻して店のドアの所に『Close』の札を掛けて裏に入って行った。
「マルクス、案内したらすぐに戻って手伝え!!フランは店を閉めておいてくれ!それと素材の現金化もすぐに動け!」
奥の方からそんな声が聞こえてきた。
「とりあえずこの辺りで1番の宿に連れて行ったら良いのか?」
俺に1,000,000リオン入った袋を渡しながらマルクスが聞いてきた。
「なぁメリス、そんな所に泊まっても大丈夫?」
「その金が有るなら大丈夫じゃないか?しかもその金額でもあの渡した素材の一部になるって事だろ?」
「たぶんですが裏で確認していた素材の中にアースドラゴンの幼生体となぜか極楽フェニックスの飾り羽が2本ほどありました。他にも色々初めて見た様な素材も混ざってましたのでそ1,000,000リオンは…本当にごく一部になるはずです。」
とりあえずマルクスがそんな情報を教えてくれたので特に金額は気しないで良いという事になり、街一番の宿に案内してもらう事にした。
そして握れん棒を胸元に隠してくれてるリーフに真後ろに付いてこられながら、腕を取って歩いてくれるメリスの85以上の胸の柔らかさを感じつつ総一郎に何度も匂いをかがれつつマルクスに案内された場所は、地方に出張した時に山の中にたまに存在していたお城レベルのラブホテルの様な佇まいを見せる建物だった。
ちなみにバルサ姉さんは俺の頭に乗ったら虫のアクセサリーレベルで動かない。
ただ、たまに近くでパチン!って音をさせていたから小さな虫を退治してくれていた様だ。
「ここがウィナリアの街で1番格式の高い宿になる。何かうちの店に確認する様な事があるようなら言伝をしてもらえれば俺が来るから。」
マルクスはそう言って帰って行った。
なんだか女2人を連れて歩きつつ一人に御奉仕させながらラブホテルに入る男になった気分♡
イマイチどんな奴なのか自分で言っていても分からないが、とにかくすごく王様気分に近い何かを感じつつ宿の門を潜った。
ちなみに宿の名前は『シャング・リラ・ウィナリア』だった。
なんとなく気持ち良くトリップ出来そうな名前だった♡
そしてその宿で1番お高い部屋を確認すると1泊300,000リオンという提示をされてさすがに目が覚めた。
1,000,000リオン持ってるとは言いつつも3日で使い切っても良いとはさすがに思えない。
と言う訳でその最高級な部屋はやめて、そこそこお高い部屋を借りて入り込み3時間ほどメリスとリーフの2人に相手してもらって楽しんだ♡
今回もリーフはすごく欲張りさんだったと言っておこう♪
メリスも初日以降段々と慣れてきた様で握れん棒君をとても愛おしそうな顔で可愛がってくれた♡
そろそろダブルの種族を探す頃かなぁ…
昼過ぎにウィナリアの街に入りギムリの店に行って素材を売って宿ではしゃぎまくってぐったりした頃にはいい加減腹も減ってきた。
ちなみに総一郎とバルサ姉さんは宿に連れて入ったら怒られたので、戻って行ったマルクスをわざわざもう1回呼んでもらって話をした所、ギムリの店の方で世話をしてくれる事になった。
マルクスは青い顔をしつつ総一郎とバルサ姉さんの綱を取って戻って行ったが…
一応店の人に危害を加えない様に総一郎とバルサ姉さんに言い含めておいたから大丈夫だと思うが…
「そう言えばメリス、リーフ、メシってどうする?自分達で肉を焼いて食べるか?」
ちなみにこの部屋には小さいながらもキッチンが付いてるしお風呂も部屋専用のものが付いてる。
キッチンは自由に使って良いし、お風呂に入りたい時は宿の人を呼べば魔法でお湯を準備してくれるらしい。
さすが1泊100,000リオン超えの部屋だね。
「んっ…今まだ動けない…ミュー何度もダメって言ったのに止めてくれないんだもん…」
メリスが少し恨めしそうな目で見てくるが…それはもっとしてくれって言うおねだりか?
「まぁそうは言われてもなぁ…そしたらリーフも…あ…」
リーフは色々撒き散らして荒い息を吐いてるだけの漏れ漏れ人形状態だった。
さすがにここで調理って無理かな?
今日の昼までのご飯の時にリーフの焼いてる方法を教えてもらいつつ俺も焼いてみたのだが、何が違うのか良く判らないがリーフが焼いた肉の方が美味かったんだよな…
おかげでメリスも俺もリーフの焼いたワイバーン肉に胃袋を掴まれてしまっていた。
「んっ…それなら肉を出して調理してもらえば良いんじゃない?」
「そんな事が出来るの?」
って言うか肉を取りに来させるならその大開放♡大歓迎♡状態はそろそろ打ち止めさせておこうな?
俺座ったままでも寝てる女性を楽しませられて気持ち良くなれるんだからね?
「ちょっ?!今はもうダメだってばぁ~~あぁ~ん♡」
とりあえずもう一回ほどメリスと楽しんでおいた♡
そしてメリスに怒られつつ俺だけ辻斬りな姿になって宿の人に会いに行くと持ち込みの素材を調理する事は可能だと言われた。
と言う訳で少し多めにワイバーン肉と野営隊の連中が夜中に狩ってくれていた中でもちょっと美味かったアクセラレートディアーの肉を一緒に出して見せたのだが、肉の匂いを嗅いで少しの間近くで両方の肉を確認した人が俺を待たせて1度奥に引っ込み、支配人みたいな人と一緒に戻ってきていきなり交渉が始まった。
「こちらのワイバーン肉とアクセラレートディアーの肉をうちの宿に卸して頂く事は出来ませんか?」
いきなりこんな事を言われた。
「ワイバーンの方は少しぐらいなら良いけど…アクセラレートディアーの方はあまり無いよ?」
確かメリスとリーフはアクセラレートディアーの肉を『良く分らないけど美味いから良いか?』って感じで調理していた。
少し肉自体に臭みが有ったのでそこらの森の中からハーブっぽい香草を取ってきて鍋に水と一緒に入れて煮込んでいたが。
「そうですか…ちなみにこのアクセラレートディアーの角は今手元にお持ちでしょうか?」
ん?なんか支配人が遠山の金四郎レベルの眼光を光らせつつ顔を近づけてきた。
なんだか嘘とか言ったら首でも撥ねられそう。
「名前は見てなかったけど…ちょいまってね。」
インベントリを開いてツノっぽい物が入ってる所を確認しつつ名前をチェックして行ったら『アクセラレートディアーの角』という片側1m程度のかなりかさばるのが6本ほど入ってた。
「これ?」
とりあえず角を2本引っ張り出すと支配人の顔が遊び人の金さんみたいな人好きする感じに笑顔になった。
「こちらです!やはりお持ちでしたか…しかもアースガルズから来られた方だったのですね。」
そう言えばインベントリ使えるのってアースガルズの人だけってメリスが言ってたな。
「まぁそうだけどそこらはナイショで頼むね。」
「畏まりました。それで…こちらは卸して頂けますか?」
「まぁ…肉もそこまで美味く感じなかったし角の事とか何も聞いてないからなぁ…相場とかまったく知らないんだけど?」
そう言うと支配人のサングラスのおっちゃん縁を光らせつつ説明してくれた。
どうもこのアクセラレートディアの肉と角にはかなり強力な回春効果が有るらしい。
角からスープを取り肉をそのスープで1昼夜煮込むと棺桶に入りそうな爺さんでも子作り出来る程の効果があるそうだ。
だから貴族などの子孫繁栄を第一に考えるような階層だとか王室などの女性…大奥のドロドロとした内部事情を知る辺りの人達の間ではとんでもない金額で取引される様なモノらしい。
ただ、買取などをする場所だとかそういう上流階級に伝のある様な場所にしかその情報が回ってないらしく狩って来る連中に出される報酬は若干高いというレベルに落ち着いてるそうだ。
どうもすこし昔に乱獲して数が極端に減った頃が有り、この地域の権力者が集まり話し合った結果その様に決まったそうだ。
「と言う訳で…もしこの角と肉を卸して頂けるようであれば、試食して頂くのと共に宿の方は今現在空いてる最高級の部屋に移動して頂いても構いません。どうでしょうか?もちろん宿代などは一切頂きませんが?」
ふむ…話を聞く限りでは悪くない取引な気がする。しかも角ってまだ4本ほどインベントリに入ってるし…
「そしたら…部屋を移るのと試食は了解した。それ以外に調理できる人を1人部屋に付けてもらえるかな?うちの料理番の子に色々教えてもらえるならそれでこの肉と角を渡すよ。」
俺の言葉を聞いて少しだけ計算した支配人はどこかの組の若頭の様なずる賢い顔をしつつ手を出してきた。
とりあえず交渉成立って事だな。
「お待たせしました。」
さっきまで『えっ?そんなに気になるの?(ピラッ♡)』みたいに色気スーパースプレッダー状態だったメリスとリーフが、普通の街人になって戻って来た。
穿いてない事を知ってる俺からすれば『おいおいこんな所で誘うとかなんてビッチちゃんなんだい君達はぁ♡』って感じの素晴らしい姿だったのに…こんなに着こんで…色々台無しじゃないか……
「あ…おかえりハァー…」
「いきなり溜息吐くとか失礼ね。ちょっとミュー、こっち来て。」
そう言って若干やる気が減った俺の手を引っ張ってギムリ達から離れた場所まで連れてこられた。
そして胸元を開いて見せてくれた。
RLSの中には無いと思っていたシースルー装備がメリスの胸元を飾っていた♡
先端のピンク色の装備も完全に自己主張するぐらいのスケ度合い♡このブラジャーを作った奴は良く判ってる。
今度この下着を売っていた店に連れて行ってもらって『シェフを呼べ♪』的な事をしてせめて握手をさせてもらおう♡
「いや~♡何コレ♡おぉっ?」
俺がメリスの胸元を覗き込んでいたらいきなり尻尾の先の方を71.3cmAカップサイズの微乳が優しく包み込んだ。
振り向くとリーフの服の裾の辺りから尻尾が入り込んでいて、
「メリスさん、気を付けないと…その…出てましたよ?ミューさんも他の人が居る所でそんな感じにならないで下さい。」
とりあえず怒られた。
なるほど…俺今メリスのシースルー装備内のピンク色の視覚誘導装置を見て握れん棒が飛び出したらしい。
それを他の連中に見られない様にわざわざ胸元に入れて隠してくれたと。
俺の姿を見ても特に変な顔をする訳では無いギムリとマルクスとフランの3人は頭の上にクエスチョンマークを浮かべてる様な顔で俺達の事を見てる。
「コソコソ なぁ俺の尻尾の先の事って他の連中は知らないのか?」
「コソコソ そんなのした事有る奴ぐらいしか知る訳無いでしょ?」
じゃぁ何でメリスとリーフはその事を知ってたんだろう?
俺の疑問が伝わったのかリーフが答えてくれた。
「コソコソ 実は私が売られていた場所で少し技術確認されていた所をメリスさん達が入ってきて見ちゃったんです♡」
「コソコソ 技術確認…そうか。」
あの口技とか貪欲なディープイン技術は経験が有ったからって事かぁ…
「コソコソ じゃぁこの状態なら俺が『今すぐ合体したいの♡』状態になってる事に気付かれないって事?」
「コソコソ その…私が大丈夫じゃなくなるかもしれないので出来れば早めにどこかに場所を取っていただければ…タスカリマス♡」
「コソコソ なんかその…ごめんね?まさか胸元見せたぐらいでミューがその気になるとか思わなかったから…」
胸元を恥ずかしそうに隠すメリスと俺の握れん棒を胸でふにゅんふにゅんしつつ隠してくれてるリーフ…
「オヤジ!お会計とかはまた今度って事にしてここらで1番良い部屋の宿を頼む!」
頭の中がメリスとリーフを抱く事しか考えられなくなった俺はそんな事を口走っていた。
「んっ?宿か?…そう言えばお前ら金がまったく無いと言うとったな。…ちょっと待っとれ。」
そう言ってカウンターの後ろに行き足元から金庫っぽい箱を出しそこそこ大きな袋を出してマルクスに持たせた。
「その封を見れば分かると思うがその袋には1,000,000リオン入っとる。まずは一部だけになるが先にその金を渡しておくから明日またここに来い。その時までにメリスとその嬢ちゃんに最高の装備を用意しておいてやる。」
そう言って金庫をまた足元に戻して店のドアの所に『Close』の札を掛けて裏に入って行った。
「マルクス、案内したらすぐに戻って手伝え!!フランは店を閉めておいてくれ!それと素材の現金化もすぐに動け!」
奥の方からそんな声が聞こえてきた。
「とりあえずこの辺りで1番の宿に連れて行ったら良いのか?」
俺に1,000,000リオン入った袋を渡しながらマルクスが聞いてきた。
「なぁメリス、そんな所に泊まっても大丈夫?」
「その金が有るなら大丈夫じゃないか?しかもその金額でもあの渡した素材の一部になるって事だろ?」
「たぶんですが裏で確認していた素材の中にアースドラゴンの幼生体となぜか極楽フェニックスの飾り羽が2本ほどありました。他にも色々初めて見た様な素材も混ざってましたのでそ1,000,000リオンは…本当にごく一部になるはずです。」
とりあえずマルクスがそんな情報を教えてくれたので特に金額は気しないで良いという事になり、街一番の宿に案内してもらう事にした。
そして握れん棒を胸元に隠してくれてるリーフに真後ろに付いてこられながら、腕を取って歩いてくれるメリスの85以上の胸の柔らかさを感じつつ総一郎に何度も匂いをかがれつつマルクスに案内された場所は、地方に出張した時に山の中にたまに存在していたお城レベルのラブホテルの様な佇まいを見せる建物だった。
ちなみにバルサ姉さんは俺の頭に乗ったら虫のアクセサリーレベルで動かない。
ただ、たまに近くでパチン!って音をさせていたから小さな虫を退治してくれていた様だ。
「ここがウィナリアの街で1番格式の高い宿になる。何かうちの店に確認する様な事があるようなら言伝をしてもらえれば俺が来るから。」
マルクスはそう言って帰って行った。
なんだか女2人を連れて歩きつつ一人に御奉仕させながらラブホテルに入る男になった気分♡
イマイチどんな奴なのか自分で言っていても分からないが、とにかくすごく王様気分に近い何かを感じつつ宿の門を潜った。
ちなみに宿の名前は『シャング・リラ・ウィナリア』だった。
なんとなく気持ち良くトリップ出来そうな名前だった♡
そしてその宿で1番お高い部屋を確認すると1泊300,000リオンという提示をされてさすがに目が覚めた。
1,000,000リオン持ってるとは言いつつも3日で使い切っても良いとはさすがに思えない。
と言う訳でその最高級な部屋はやめて、そこそこお高い部屋を借りて入り込み3時間ほどメリスとリーフの2人に相手してもらって楽しんだ♡
今回もリーフはすごく欲張りさんだったと言っておこう♪
メリスも初日以降段々と慣れてきた様で握れん棒君をとても愛おしそうな顔で可愛がってくれた♡
そろそろダブルの種族を探す頃かなぁ…
昼過ぎにウィナリアの街に入りギムリの店に行って素材を売って宿ではしゃぎまくってぐったりした頃にはいい加減腹も減ってきた。
ちなみに総一郎とバルサ姉さんは宿に連れて入ったら怒られたので、戻って行ったマルクスをわざわざもう1回呼んでもらって話をした所、ギムリの店の方で世話をしてくれる事になった。
マルクスは青い顔をしつつ総一郎とバルサ姉さんの綱を取って戻って行ったが…
一応店の人に危害を加えない様に総一郎とバルサ姉さんに言い含めておいたから大丈夫だと思うが…
「そう言えばメリス、リーフ、メシってどうする?自分達で肉を焼いて食べるか?」
ちなみにこの部屋には小さいながらもキッチンが付いてるしお風呂も部屋専用のものが付いてる。
キッチンは自由に使って良いし、お風呂に入りたい時は宿の人を呼べば魔法でお湯を準備してくれるらしい。
さすが1泊100,000リオン超えの部屋だね。
「んっ…今まだ動けない…ミュー何度もダメって言ったのに止めてくれないんだもん…」
メリスが少し恨めしそうな目で見てくるが…それはもっとしてくれって言うおねだりか?
「まぁそうは言われてもなぁ…そしたらリーフも…あ…」
リーフは色々撒き散らして荒い息を吐いてるだけの漏れ漏れ人形状態だった。
さすがにここで調理って無理かな?
今日の昼までのご飯の時にリーフの焼いてる方法を教えてもらいつつ俺も焼いてみたのだが、何が違うのか良く判らないがリーフが焼いた肉の方が美味かったんだよな…
おかげでメリスも俺もリーフの焼いたワイバーン肉に胃袋を掴まれてしまっていた。
「んっ…それなら肉を出して調理してもらえば良いんじゃない?」
「そんな事が出来るの?」
って言うか肉を取りに来させるならその大開放♡大歓迎♡状態はそろそろ打ち止めさせておこうな?
俺座ったままでも寝てる女性を楽しませられて気持ち良くなれるんだからね?
「ちょっ?!今はもうダメだってばぁ~~あぁ~ん♡」
とりあえずもう一回ほどメリスと楽しんでおいた♡
そしてメリスに怒られつつ俺だけ辻斬りな姿になって宿の人に会いに行くと持ち込みの素材を調理する事は可能だと言われた。
と言う訳で少し多めにワイバーン肉と野営隊の連中が夜中に狩ってくれていた中でもちょっと美味かったアクセラレートディアーの肉を一緒に出して見せたのだが、肉の匂いを嗅いで少しの間近くで両方の肉を確認した人が俺を待たせて1度奥に引っ込み、支配人みたいな人と一緒に戻ってきていきなり交渉が始まった。
「こちらのワイバーン肉とアクセラレートディアーの肉をうちの宿に卸して頂く事は出来ませんか?」
いきなりこんな事を言われた。
「ワイバーンの方は少しぐらいなら良いけど…アクセラレートディアーの方はあまり無いよ?」
確かメリスとリーフはアクセラレートディアーの肉を『良く分らないけど美味いから良いか?』って感じで調理していた。
少し肉自体に臭みが有ったのでそこらの森の中からハーブっぽい香草を取ってきて鍋に水と一緒に入れて煮込んでいたが。
「そうですか…ちなみにこのアクセラレートディアーの角は今手元にお持ちでしょうか?」
ん?なんか支配人が遠山の金四郎レベルの眼光を光らせつつ顔を近づけてきた。
なんだか嘘とか言ったら首でも撥ねられそう。
「名前は見てなかったけど…ちょいまってね。」
インベントリを開いてツノっぽい物が入ってる所を確認しつつ名前をチェックして行ったら『アクセラレートディアーの角』という片側1m程度のかなりかさばるのが6本ほど入ってた。
「これ?」
とりあえず角を2本引っ張り出すと支配人の顔が遊び人の金さんみたいな人好きする感じに笑顔になった。
「こちらです!やはりお持ちでしたか…しかもアースガルズから来られた方だったのですね。」
そう言えばインベントリ使えるのってアースガルズの人だけってメリスが言ってたな。
「まぁそうだけどそこらはナイショで頼むね。」
「畏まりました。それで…こちらは卸して頂けますか?」
「まぁ…肉もそこまで美味く感じなかったし角の事とか何も聞いてないからなぁ…相場とかまったく知らないんだけど?」
そう言うと支配人のサングラスのおっちゃん縁を光らせつつ説明してくれた。
どうもこのアクセラレートディアの肉と角にはかなり強力な回春効果が有るらしい。
角からスープを取り肉をそのスープで1昼夜煮込むと棺桶に入りそうな爺さんでも子作り出来る程の効果があるそうだ。
だから貴族などの子孫繁栄を第一に考えるような階層だとか王室などの女性…大奥のドロドロとした内部事情を知る辺りの人達の間ではとんでもない金額で取引される様なモノらしい。
ただ、買取などをする場所だとかそういう上流階級に伝のある様な場所にしかその情報が回ってないらしく狩って来る連中に出される報酬は若干高いというレベルに落ち着いてるそうだ。
どうもすこし昔に乱獲して数が極端に減った頃が有り、この地域の権力者が集まり話し合った結果その様に決まったそうだ。
「と言う訳で…もしこの角と肉を卸して頂けるようであれば、試食して頂くのと共に宿の方は今現在空いてる最高級の部屋に移動して頂いても構いません。どうでしょうか?もちろん宿代などは一切頂きませんが?」
ふむ…話を聞く限りでは悪くない取引な気がする。しかも角ってまだ4本ほどインベントリに入ってるし…
「そしたら…部屋を移るのと試食は了解した。それ以外に調理できる人を1人部屋に付けてもらえるかな?うちの料理番の子に色々教えてもらえるならそれでこの肉と角を渡すよ。」
俺の言葉を聞いて少しだけ計算した支配人はどこかの組の若頭の様なずる賢い顔をしつつ手を出してきた。
とりあえず交渉成立って事だな。
0
お気に入りに追加
333
あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる